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BLAME!

私的新刊ラッシュも大体落ち着きましたので、ここいらで満を持して・・・日本が世界に誇るエンターテイメント、マンガカルチャーのトップに君臨する(大げさ?)弐瓶勉氏の作品などについてぶつぶつ言い始めようかなぁと思います。エヘ。

今でこそ弐瓶作品をきゃあきゃあ言って追っかけている私ですが、そもそもの出会いは弐瓶氏の超傑作ハードSF「BLAME!」第10巻(最終巻)が、新刊として店頭に並ぶ頃でした。今思えば、初見で「BLAME!」を最後まで通して読めたワケで、それはそれで良かったのかも?

Blame7 Blame8 Blame10

このどう見てもタダゴトではないカッコ良過ぎる表紙。10巻までしかないなら全然追いつくねってことで、適当に1~4巻あたりを購入して帰ったのが運のツキ・・・私のマンガというものに対する常識は、「重力子放射線射出装置」で完全にぶっ壊されたワケです。

大まかなストーリーは、めったにしゃべらない主人公・霧亥(キリイ)が、無作為に成長を続ける超巨大都市空間(太陽系レベル!)の中「ネット端末遺伝子」を探して放浪しまくるというもの。ネット端末遺伝子が見つかって「ネットスフィア」に接続できればこの世界のカオス化を止められるってことなんですが、ネット端末遺伝子を持たない人間を排除する存在である「セーフガード」とか、種族が存続する為には世界がカオス状態であることが不可欠な「珪素生物」とかが出てきては邪魔をするため、寡黙なヒーロー霧亥くんは無敵の武器である「重力子放射線射出装置」を使って弐瓶作品の顔とも言える超巨大建築物ごとコイツラをぶっとばします。

しかし、このような物語の流れが大体掴めるのも、2巻の終わりくらいになってから。説明らしい説明がほとんどないかわりに、登場するのは上記に挙げたようなやたらSF的でよく分かんないけどカッコ良い単語たち。そして都市やクリーチャー達のあまりにも個性的なデザインと、読む人をつき放すかのような全く予想もしない展開。4巻まで読み終えるころには、すっかり「BLAME!」のトリコになっていました。

弐瓶氏いわく「人間より建物や化物を描いてる時の方が楽しい」そうですけど、人間キャラ(ほとんど人間じゃないけど)もとっても魅力的だと思うのです。人形のように華奢な手足の描き方やサナカンの悲しげな表情とか好きだし、ほとんど感情を出さなかった登場人物達が、物語後半、時折感情を見せるところなどはとても感動的。好きなシーンはいっぱいあるけど、特に挙げるなら第9巻のLOG.51「並列蓄電槽群」の霧亥が復活するシーンでしょうか。セリフは全くないのに、途方もない時間と距離を旅してきた霧亥のえも言われぬ怒りがビシビシ伝わってきます。

それにしても、こんなブログ日記じゃ「BLAME!」の魅力は全くもって伝えきれません・・・というか看てください!って感じです。(アバラ上巻5Pヨリ)そして、この世界観と謎と弐瓶氏の絵のトリコとなって、繰り返し読むほかありません・・・読み返すたび新たな発見があり想像力をかきたてられること間違いなし!

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コメント

やっぱおもろいんだ。
私も本屋で気になってたんだよね~
買おうか買うまいかなやんでそのとき財布が微妙だったので一泊置いたのでした。

投稿: えす | 2006年6月23日 (金) 16時09分

えす様

おもろいなんてもんじゃないッスよ。
一見の価値アリアリ。
超ハードコアなSF世界を堪能して下さい♪

投稿: kenko | 2006年6月23日 (金) 16時53分

ハードなSF世界は、以下で堪能しまくれ!!!
http://www.youtube.com/watch.php?v=vad476uNHqE

哀戦士たちに涙。

投稿: 碇シンジ | 2006年6月24日 (土) 09時25分

碇シンジ様

こ、個人的には…
がんたんくの姿勢の良さに特別涙しました。
貴重な映像提供ありがとうございます。

投稿: kenko | 2006年6月25日 (日) 23時23分

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「大地って何だ?」 時代も判らないほど遠い未来。 世界は高度に発達したネットワークと、惑星を丸ごと覆うほど巨大な超構造都市メガストラクチャーによって構成されている。 メガストラクチャーに住む人間達は、ある厄災によりネットワークにアクセスする能力を失ってしまう。 能力を失った人間達は不法居住者としてセーフガードに排除されていく・・・ 主人公である霧亥(キリイ)はネットに接続する能力であるネット端末遺伝子を求... [続きを読む]

受信: 2007年1月20日 (土) 22時09分

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