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BLAME!and so on

Andsoon_2 

弐瓶たんのこともたまには書かにゃ。

「BLAME!and so on」は、「BLAME!」連載終了後2003年に出版された弐瓶勉唯一の画集であります。

「BLAME!」「NOiSE」関連のイラスト・デッサン画などはもちろんのこと、

弐瓶氏がアメコミデビューしちゃったX-MEN WOLVERINE LEGENDS「SNIKT!」のカバーイラストや、

Snikt1

STUDIO VOICE誌に掲載された弐瓶氏お得意の架空巨大建築物シリーズ「MEGALOMANIA」

Megaro

ギレルモ・デル・トロ監督たってのお願いで、映画「ヘルボーイ」用に描き下ろしたKARL KROENENのイラスト

Hellboy

などなどなど~!・・・が収録されており、ファンにとってはありがた過ぎる濃ゆ~い内容となっているのであります。

大きめで上質な紙に印刷された弐瓶氏の作品を眺められるのはもちろん至上のヨロコビなのですが、なにより目からウロコが落ちたのは、ちっちゃい字でミッチリと書かれた「BLAME!」設定資料集。

読者に対し、とてもじゃないけど親切とは言えない謎だらけな「BLAME!」の世界設定が、不親切過ぎるコメツブ以下の文字で4ページに渡り収録されているのですが、いや~もうこれが、メチャンコ興味深い。購入した当時、カスミ目になりながら必死で読みました。

例えば基本的なところだと、<世界の形状とサイズ>

この世界はほぼ太陽系すべてに及び、すでに少なくとも木星軌道面までは階層都市化されている。材料は太陽系の惑星のほぼ全て。これはいわゆる「ダイソン・スフィア」を彷彿とさせる状況である。

どーりで霧亥が徒歩とはいえ何千年も放浪しても、端っこに辿り着かないハズです。てゆーかこういうのって、SF小説をたくさん読んでいたり、そっち方面に詳しい人にとってはよくある設定なのかもしれないけど、こちとらほとんど素人なのでそんなこと想像も付きませんでした。大体宇宙物理学者のフリーマン・ダイソン博士って誰?

とにもかくにも、弐瓶氏が「BLAME!解説」で言っているように、

「BLAME!はもともと大きな世界の片隅で起こった小さなエピソードを切り取って見せただけ。あの世界では日常的に起こっている事件の一つだ」

というのがよく分かりました。

他に面白いのは、最後の方に載せられたエンキ・ビラル氏との対談と、ギレルモ・デル・トロ氏との対談。

ビラル氏との対談は、もともとビラルファンである弐瓶氏のはしゃいでる感じが伝わってきて大変微笑ましいのですが、対デル・トロの方は、歴然とトーンダウンしているのが分かります。どちらかと言うとデル・トロ氏が弐瓶ファンで、ホントは映画「ヘルボーイ」のビジュアルスタッフとして弐瓶氏に参加してほしかったようなんですけど、連載を抱えていて多忙だった為お断りしたらしい。それで上記に挙げたイラストを1枚だけ描いて送ったところ、後で銀行口座に思わぬ大金が振り込まれていて驚いた、ということです。思わぬ大金っていったいいくらくらいなのだ。庶民には全く想像がつかん~

もともとデル・トロ監督の「ブレイド2」は大好きだし、「ヘルボーイ」も楽しみにしていたので当然劇場にて鑑賞しました。エンドロールに「TSUTOMU NIHEI」の文字を見つけ地味に喜んだりして。確か寺田克也氏も参加していたんですよね。デル・トロはマンガオタクなのだなー。

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コメント

こんにちわ 『BLAME!』を書店で見かけて全10巻を購入しましたが、謎がそのままで終わってしまったので、記事を読ませていただいて資料集を買ってみようと思いました(^◇^)。

投稿: コン猿君 | 2006年12月 3日 (日) 17時59分

コン猿君様

初めまして!
コメントありがとうございます!

>『BLAME!』を書店で見かけて全10巻を購入しました

それはきっと運命に違いありません。
果てしなく続く、超巨大建築物の世界にようこそ!

謎でしょ?何もかもが。
でもその謎がめちゃんこ奥深くて、もうむちゃくちゃハマってしまうんですよ~
画集に掲載されている設定資料集を読んでもすべてが解明されるわけではありませんが、
もし興味がおありなら購入してみても損はないと思います。
しかしこの『BLAME!and so on』、amazonでは既に在庫がなかったり、
ネットオークションなどでもやや高額の値がついたりしているようです。
お近くの書店に偶然置いてあったりすればいいんですけど・・・
もしかしたら手に入れるのはちょっと難しいかもしれません。。。

投稿: kenko | 2006年12月 4日 (月) 00時40分

お返事ありがとうございました。

ご指摘の通り書店は10店ほどまわったのですが、『バイオメガ』すらなくて設定資料集は影も形も無く・・・

アマゾンでは6000円と高額な数字が・・・

なので『ABARA』と『NOIZE』を購入して禁断症状を抑えております(^_^;)

2作品ともやはりグレードが高く、一枚の絵をじっと見ていても飽きません。

恐らくアニメ化とかは絶対出来ないと思いますが、むしろ実写などで観てみたいものです⇒更に無理かもですね・・・

投稿: コン猿君 | 2006年12月 7日 (木) 23時57分

コン猿君様

うが~!
やっぱりありませんでしたかぁ…
私の住んでる所とか田舎なので、ずーっと売れ残っているのがひょっこり置いてある場合とかあるんですけど、さすがにもうないかもしれませんねぇ。。。

バイオメガもヤンマガでの連載が中断し講談社から1巻が発売された後、1年以上の月日を経て最近になってようやくウルジャンで再スタートしたというややこしい経緯がありますから、1巻の再版はこれまたオトナの事情がありそうな気がします。

せっかく弐瓶作品を気に入って頂いてるようなのに、なんだか申し訳ないですわ…って、
単なる一ファンであるのに思っちゃうw

>2作品ともやはりグレードが高く、一枚の絵をじっと見ていても飽きません。

そうでしょそうでしょ!セリフはなくとも一コマ一コマが濃いですから!
心ゆくまで眺めて下さいませ☆

ちなみにアニメあります。
ネット配信されたものですが、一応DVD化されています。(たった37分)
しかしこのアニメ、ファンの間では非常に評判が悪いのであまりおすすめできませんw
実写化するなら、日本でもハリウッドでもなくヨーロッパ方面でやってほしいなぁ!

弐瓶さんのこととなるとついつい長くなってしまいゴメンナサイ!

投稿: kenko | 2006年12月 8日 (金) 11時27分

kenko様

お返事とこちらに遊びに来ていただきましてありがとうございました(^◇^)。

設定資料集は気長に探してみたいと思います。

DVDがあるのは知りませんでした!
が、とりあえず観ないでおきますね。

それでは・・・

投稿: コン猿君 | 2006年12月 8日 (金) 20時08分

コン猿君様

こんばんは☆

画集もバイオメガも、いつか再版される日がきっと来る・・・ハズ~!!

最近映画の記事ばっかり書いてますが、
弐瓶作品やその他マンガについてもボチボチ書いていくつもりです。
ぜひまたおいで下さいませ~

投稿: kenko | 2006年12月10日 (日) 00時46分

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