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アタゴオル玉手箱

アタゴオルCGアニメ映画化?!マッ!マジですか?!

全然知りませんでした・・・。しかも10月14日より全国ロードショーなのに、なんで広島だけ11月11日なんよ?(広島弁)チクショー

ますむらひろし氏のマンガ「アタゴオル玉手箱」には並々ならぬ思い入れがあります。まだ純真無垢な乙女であった頃、どれだけ読み返したことか。

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アタゴオルとは・・・

小さなユートピア、ヨネザアド大陸の一地域がアタゴオルです。色とりどりの花が咲き乱れ、巨大な葉っぱが天空に向け生い茂り、夜ともなれば満点の星が煌いている桃源卿。
ここでは猫たちは立って歩き、人間と何の違和感を感じることなく、ともに暮らしています。会話を交わし、アタゴオル文字という独自の文字を使い、猫たち、人間たちの理想的な関係が築かれています。
度々起こる不思議な現象、事件を住人みんなで解決していく。気持ちのいい不思議の連続こそがアタゴオルです。
映画「アタゴオルは猫の森」公式サイトより) 

大体そんな感じです。

そして主人公は破天荒なデブネコ・ヒデヨシ。音楽とマグロとイカ(その他食べられるもの全て)と酒をこよなく愛する、煩悩のカタマリのようなヤツです。ボンゴ叩きのセンスは天才的ですが、その歌声は破壊的。ハッキリ言って常識の通じないムチャクチャなネコだけど、これがなぜか憎めなくて、アタゴオルの森になくてはならない存在。そしてヒデヨシのこの他にはない特異過ぎるキャラこそが、アタゴオルをただのメルヘンな世界ではなくしています。(今思うと、猫版ジャック・ブラックみたいなヤツだ)

しかし、彼をとりまく仲間達は、名前はヘンだけど割りと真っ当な人が多いです。テンプラ(人間・♂ ハーモニカ吹き)、ツキミ姫(人間?♀ 不思議な能力有り)、パンツ(♂ネコ 冷静沈着)、唐あげ親方(♂ネコ バイオリン弾き)などなど。

一番印象的なエピソードは、第4巻に登場する「ハリガネ草の午後」。

持つ人の心の波で揺れるというハリガネ草。子供の頃はよく揺れるけど、年をとるにつれて揺れなくなるという・・・。(ちなみにヒデヨシは激しく揺れまくり)

ハリガネ草を揺らすことのできた者は、空に浮かぶ「雲のピアノ」と一体化して、その素晴らしい音楽を聴くことができるのだ。

そして、雲のピアノの奏でる旋律を聴きながら、ツキミ姫が言う最後のセリフ。

「この音を聴いていると、なんだか分かってくるね・・・ハリガネ草の葉を揺らし、このステキな音色が聞ける方法・・・」

「ツキミ姫!どうすればいいんですか」

「それはね。

夢の世界からけっして降りないことよ」

ここでいつもブワっと涙がこみ上げていた14歳の私。

人並みに社会に揉まれ、すっかりオトナになった現在の私からしてみれば、「おいおい!14歳の私!あんたまだまだダイジョウブだよ。イケてるよ。何も失ってないよ~」って声をかけてあげたいくらいですが、当時の私は私なりに、何か感じるものがあったのでしょうね。

主に80年代後半に描かれた「アタゴオル玉手箱」(全9巻)。本当に大好きだったのですが、8巻、9巻あたりになってくると、絵柄やお話がなぜか私の好きなアタゴオルではなくなってきて、いつのまにかますむら氏の新刊が出ても買って読まなくなりました。その後、出版社や掲載誌をかえ、タイトルも「アタゴオル」「アタゴオルは猫の森」などと変わりつつ、今も続いているようです。今回の映画化も、現在連載中の「アタゴオルは猫の森」がベースなのでしょう。

他に、ますむらひろし氏の作品で当時好きだったのは、「コスモス楽園記」(やはり立ってしゃべるネコが出てきます)、「ペンギン草紙」「オーロラ放送局」(こちらはペンギンがしゃべります)、「夢降るラビットタウン」(ウサギとガイコツがしゃべります)、後は映画化もされたネコ版「銀河鉄道の夜」かな。あぁ、懐かしい。「BLAME!」みたいなマンガばっかり読んでいる私にも、かつてこんな時代があったのだー

CGアニメ版アタゴオルの予告篇を観るかぎり、ちょっぴり微妙・・・な印象はありますが、ノスタルジックな気分に浸りつつ、きっと劇場に足を運んでしまうと思います。

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