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2007年1月

幸せのちから

Thepursuitofhappyness

なかなか名前を覚えられない、ジェイデン・クリストファー・サイア・スミスくんに胸キュゥン♪

<あらすじ>

1981年サンフランシスコ。クリス・ガードナー(ウィル・スミス)は高級医療機器を売るセールスマンの仕事をしていたが、思ったほど機器は売れず家賃の支払いもままならない生活を送っていた。そんな夫に愛想を尽かした妻リンダ(タンディ・ニュートン)はついにクリスのもとを去り、自宅からも立ち退きを命じられる。クリスは息子クリストファー(ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス)と共に安モーテルに引越し、一流証券会社の研修生となって、半年後に一人だけ採用となる正社員への道に最後の望みを託す。幸せのちから公式サイト

実の親子共演が話題のウィル・スミスとジェイデン・クリストファー・サイア・スミスくん(長い)、それぞれのナチュラルな演技が大変素晴らしかったです。特に今回映画初出演とは思えないジェイデン・クリストファー・サイア・スミスくん(長いっつの)のあまりのキュートさに、心をワシヅカミにされてしまった方は少なくないのではないでしょうか。ちっちゃいくせにハンサムなお顔、さらにいっちょまえのアフロヘアーで愛くるしさ倍増。あーもうかわいい。

以下ネタバレ含みます↓

月にたった1台売れれば、それなりに暮らせるハズの骨密度測り器。しかし時代が早過ぎたのか思ったほどには売れず、奥さんには怒られっぱなし、観ているこっちも「あんたがバカばっかやってるからじゃん!」と思わず主人公クリスにツッコみたくなってしまう前半部分は、正直なかなか感情移入できませんでした。

でもちょっと待って。その”バカ”をやっていなければ、やがて掴み取る”幸せ”はなかったワケで。一流証券会社に出入りするエリートサラリーマン達の笑顔を見て「あんな風になりたい」と思い、実際に行動に移してしまうその純粋で真っ直ぐな気持ちこそ、「どうせ私なんか・・・」などとつい後ろ向きになってしまいがちな自分みたいな人間が見習うべき部分なのではなかろうか。

クリスの人並み外れた努力や忍耐、とんでもなく強い意志。どれもこれもスゴ過ぎて急には真似できないけれど、もしも自分にも守るべき存在があったなら、きっとそんな悠長なことは言ってられない・・・坂道だって全速力で走るのだ!!(ホントに?)

最後に。(いつになくアッサリしてますが)例のごとく”泣ける映画”的宣伝をされてしまっている今作。別に泣きたくて映画を観に行ってるんじゃないけれど、個人的にどこら辺で「うっ」ときたかを一応挙げてみますと、

①クリスが社長さんに「5ドル貸して」と言われて、彼にとってはとっても貴重な5ドル札を泣きそうな顔で差し出すシーン。(あまりにもミジメで・・・)

②クリストファーが「いいパパだ」と言って、クリスの頬を触るシーン。(うぅ。。。)

③研修の結果を知らされるシーン。(い~いお顔でした!)

そんな感じです。

ちなみに私のお友達は、「クリストファーが”daddy!”(dad?)って言うだけで泣けてくる」と言っていました。恐るべし、ジェイデン・クリストファー・サイア・スミスくん。将来が楽しみだわ☆

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マリー・アントワネット

Marieantoinette

レディースデーに観に行ってみたらば、んまあ隅から隅まで女性に埋め尽くされていてビビりました。しかも若い女子率高し。確かに女の子ならこの映画のメルヘンなビジュアルはたまらんし、イチ女子として描かれているマリーの心情にも素直に共感できるかも?

<あらすじ>

14歳のオーストリア皇女アントワーヌ(キルスティン・ダンスト)は、同盟関係を強めるためフランス王太子ルイ・オーギュスト(ジェイソン・シュワルツマン)のもとへ嫁ぐことに。しかしヴェルサイユ宮殿での王太子妃マリー・アントワネットとしての生活は、陰口の絶えないとりまき達に監視される窮屈な日々だったのだった。期待される世継ぎにもなかなか恵まれず、マリーはオシャレや遊びに贅沢三昧の限りを尽くすようになっていく。マリー・アントワネット公式サイト

カンヌでの評価はいまひとつだったらしい今作。当時、食糧難のどん底にあったフランス国民を全くと言っていいほど登場させず、ちょっとやり過ぎなくらいのマリーのおバカセレブっぷりを描ききったことがいけなかったのでしょうか。しかし個人的には、その徹底したマリー視点が逆に好印象で。

今までにない現代風味のキュートなマリー・アントワネットを演じるのは、ソフィア・コッポラ監督のデビュー作『ヴァージン・スーサイズ』でお馴染みのキルスティン・ダンスト。絶世の美女・・・ってワケでもない彼女だけど、そんな普通の女の子っぽさが今回の役柄にはピッタリ。パステルカラーが大変お似合いで、とってもかわいらしかったです。けっこうセリフが少なめだったような気がするんですけど、ちょっとした表情や仕草や着ている衣装などから、その時その時のマリーの心情が伝わってきました。

特にお気に入りのシーンは、プティ・トリアノンでナチュラルな素材のドレスを着た母マリーと幼いマリー・テレーズ、綿菓子みたいな子羊ちゃんのシーン。ハッとするほどに美しくて、すっかり癒されちゃった。逆に、デッカイ頭に小鳥さんやお船を乗っけたヘアスタイルにはさすがに笑っちゃいましたが。

ヅカファンの人にとっては聖地であるらしいヴェルサイユ宮殿で、実際にロケを行ったこともこの映画の売りのひとつ。むかしむかしヨーロッパを旅した際、そういや行ってみたんでした。1日かけても見尽くせなかった広大な敷地、絢爛豪華な建築物やその内装は、ピンク色の大理石で統一されたグラン・トリアノンとか、正にこの映画にたくさん登場するケーキやお菓子みたいなイメージ。中世のお話であることにとらわれず、本物のヴェルサイユの背景にカラフルポップな衣装を持ってきたそのセンス、はっきり言って脱帽です。意表を突く音楽のセレクションがこれまたグッジョブ。フランス王朝のお話にブリティッシュロックがこんなにもマッチするなんて到底思いつきませんもの。

悲劇的なマリー・アントワネットの最期を極力描いていないのも、印象的なラストカットもストイックでイイ。ビッチなアーシア・アルジェント姐さんが見られたこともおいしかったデス☆

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それでもボクはやってない

Soreboku

隣りに座っていた年配のご夫婦。劇場が明るくなってすぐ、ご主人の方が奥様に「恐ろしい映画だったね」とおっしゃっていたのが印象的でした。

<あらすじ>

フリーターの金子徹平(加瀬亮)は、会社の面接に向かうため通勤ラッシュの電車に乗っていた。駅のホームに降り立った彼は、女子中学生から痴漢行為を問いただされる。駅事務所、警察署、そして検察庁でも一貫して無実を訴え続ける徹平はついに起訴され、法廷で全面的に争うことになるのだが・・・それでもボクはやってない公式サイト

周防正行監督、前作『Shall We ダンス?』からなんと11年ぶりの監督作品ってのにまずビックリ。リチャード・ギア主演のリメイク版がわりと最近だったから、そんなに久々って感じはしないのだけど。今作のメイキングをたまたま見たのですが、撮影初日に「まず俺に”よーいかっちんスタート!”の練習させて!」「10年ぶりのオッケーだーははは」なんて言って朗らかに笑う周防さん、ちょっとカワイイ♪

とある痴漢冤罪事件を伝える新聞記事に感心を持ち、3年に及ぶ取材を続けてきたという周防監督。「知ってしまった人は、キチンと伝えないといけないことだ」という初めての使命感に駆られてメガホンを取られたとのこと。法廷のシーンばかりでなく、留置所での扱われ方や検察庁の取調べなど、これまでの映画やドラマでは見たこともないくらい詳細な描写がとても興味深かったです。

上映時間の長さを感じさせない、緊迫した143分。物語はわりと淡々と進んで行くのに、気が付いたら食い入るように画面に見入ってしまってました。法廷のシーンなんて、実際その場にいて傍聴しているかのような臨場感。被告人、証人、弁護人、検事、そして裁判官。やりとりされる言葉のひとつひとつを、近年稀に見る集中力でもって必死で聞きましたです。人の記憶というのは先入観や思い込みも相俟って当てにならない上に、日本語の言い回しときたらなんと曖昧で複雑なことか・・・。

無実なんだから有罪になるはずがない、という誰もが当たり前のように思っていることが、実は当たり前でないという衝撃。平凡に暮らしていた日々をある日突然理不尽なやり方で奪われてしまった徹平の絶望を、とてもリアルに演じた加瀬亮さんには今回も魅了されました。彼、どこにでもいそうでいない稀有な俳優さんですね。暗さを秘めた目力がすんごい。この役を演じるにあたっては「成長しないことを心がけた」そうで、無実を主張する徹平に感情移入しつつも、「ほんとにやってないのだろうか」とつい心のどこかで疑ってしまうような挙動不審さが絶妙でした。

この映画を観た世の中の男性は「あんな目には会いたくない」という方が殆どだと思うのだけど、一応女子のはしくれである自分としては、痴漢行為を受けた女性の屈辱的な思いとか、あるいは「もしも身近な人が痴漢冤罪事件に巻き込まれてしまったら?」という場合の方がやはりなんとなく想像しやすいです。身近な人、と言って真っ先に思い浮かぶのはうちのダンナ殿なワケで。”240%の乗車率”なんて私達の生活圏ではありえないけれど、一応「満員電車に乗る時は、女性の方を向いて乗ったり、挙動不審な動きをしたりしないように!!」と、クギをさしておきました。

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戦翅甲蟲・天蛾

Suzumega_1 

”せんしかっちゅう すずめが”ですって。ヨメナイヨ!!

『BIOMEGA』と同じく1月19日発売の「ヤングガンガン」に掲載されている、”業界屈指のSF作家”弐瓶勉が描くフルカラー読み切り作品でございます。

ヤングガンガンなんて雑誌があることすら知らなかったけど、女子中学生が裸同然のカッコで表紙を飾るそれを若干ためらいつつも当然お買い上げ。

10Pほどの短いお話で、しょっぱなから”妖蟲兵器 天蛾部隊”と”暴虐の怨敵”とが宇宙空間で派手に戦いまくっているのですが、単純な自分としてはすぐにガンダムを連想してしまいました。”赤い彗星”も登場しますし・・・

てか思いがけない”あの名詞”に興奮しました!!・・・もしやア○ラと何か関係が?

”天蛾(すずめが)”っていうくらいだから蛾をモチーフにしているのだろうと思い調べてみたら、いたいた!スズメガちゃん。画像を拾ってきて貼ってやろうと思いつつ、正直どいつもこいつもあまり気持ちのいいビジュアルではない中、まぁギリギリ許せるかな・・・って感じのこのコは、その名もずばりベニスズメ(スズメガ科)↓

Benisuzume

スズメガちゃんの特徴は高速で飛行することらしく、種類によっては時速50km以上の速度で移動したりもするらしい。あんまり速いもんだからハチやハチドリに間違われたりもするんだそうな。ふーん。やっぱその”高速移動”ってトコがポイントなんでしょうか。

『天蛾』を真っ先に楽しみつつ、せっかくなので他のヤングガンガン掲載作品もチラっと読んでみましたところ、個人的には『天体戦士サンレッド』がイイ線いってると思いました。ヤングガンガンの公式サイトには、”究極の世知辛ヒーローコミック!!”って書いてありました。気になる方はこちらをどうぞ。↓

『天体戦士サンレッド』ヤングガンガン公式サイト

脱線し過ぎて何について書いてんだか分かんなくなっちゃったけど、読み切りと言いつつ思わせぶりな終わり方の『天蛾』、いつか続きが読めるといいな!

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BIOMEGA1,2巻ゲット!!!

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1月19日発売の新装版『BIOMEGA』1、2巻、よ~うやく!ゲットいたしましたぞな。

関連記事はコチラコチラに。

広島ではけっこう大きめの書店だったので、新刊コーナーにうずたかく積まれているかと思いきや・・・、なんかフツーに棚に2冊ずつ収まってたんですけど。2冊ずつって・・・少なっ!広島というこの僻地において、入荷当日に売れまくってそうなったとも思えず。その程度の扱いなのね・・・。一瞬置いてないのかと思って焦ったじゃないかよぅ~

ヤンマガ版『BIOMEGA』1巻のラストで、非常に気になるバックショットのみの登場であった彼女↓

Nisyu

UJ版の1巻ではカットされていますが、おしゃべりな熊のコズロフ君と共に2巻の表紙を堂々と飾っておられます。カックイーーー!!!ひゅ~ひゅ~

いや~しつこいようですが、『アバラ』が出版されて1年も経っていないというのに、よもやこうしてバイオメガの続きを読める日が来ようとは。しかも2巻の第1話でいきなり、見開きカラーページにドドーンと”東亜重工本社”ですよ?この胸の高鳴りをどう処理したらイイんでございますか。知らない人には「本社が何?」って感じでしょうけども。

本格的再起動の第1話、気合いが入りまくってました。造一君VS戦闘機2機のシーンのあまりのカッコ良さと突拍子もなさに込み上げる笑いを押さえ切れず。この気持ちの高揚感を分かりやすく例えるならば、遊園地で絶叫マシーンに乗った時、めっちゃコワいのになぜか笑えてしょうがない、みたいな感じ?・・・うーん、例えがショボ過ぎるか。

ヤンマガ時代には、巡回査察員が強すぎたせいか、何かとしてやられがちだった主人公・庚造一。ウルジャンに移ってからの彼は、怒りも相俟ってかぶっ飛ばしまくってます。ドンドン進んで、ドンドンやっつけます。次から次へと登場する魅力的な敵キャラも、あっちゅう間に退場しちゃったりして。最速は丁五宇だけどね・・・

そしてやはり一番の要注目キャラは、しゃべって戦う熊さんコズロフ・Л・グレブネフ。弐瓶さん曰く、「あのキャラ最初は人間だったのに、いきなり熊にしちゃったんだよ。なんで熊にしたんだろう?」とのこと。きっと、なんとなく熊にしちゃったのと同じイキオイで、熊の手に鉤爪付けたり、熊にゲロ吐かせたり、熊にハチミツを与えたりしていらっしゃるのでしょう。こんなにもハードコアなSFマンガでありながら、弐瓶さんのおちゃめさが如実に見受けられるのも『BIOMEGA』の魅力のひとつなのです。熊ちゃんバンザイ!!

長い休載期間を経て、掲載誌も週間誌から月刊誌に変わり、今の弐瓶さんはノリにノリまくっているとお見受けいたしました。『BLAME!』3、4巻あたりの怒涛のイキオイを『BIOMEGA』2巻に感じます。『アバラ』の阿由多(那由多?)みたいに、「アヒャヒャヒャヒャ!」とか笑いながら描いてんじゃないかと勝手に想像。

ウルジャンを買えば続きが読めるワケだけど、例のごとく3巻が発売されるまで待ちまくっちゃいますよ。この調子なら半年後くらいにはまたお祭りモードに突入できそうです。

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弐瓶祭り☆

本日1月19日は、愛してやまない弐瓶たんの最新作、『BIOMEGA』1、2巻同時発売の日なのです♪いやっほーぃ

しかしながら、地方ってコトで発売日翌日でないと購入できないので(ちっ)、気を紛らわす為に拾ってきたシビレル画像を貼り貼りしちゃうのだ。

定番だけどやっぱカッコいーん↓

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バケモノならなんぼでも描けるそうな↓

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この後いったいどうなったのか・・・↓

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もうドッキドキ☆待ちきれませんっ(←逆効果?)

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ラッキーナンバー7

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ジョシュ・ハートネット、ブルース・ウィリス、ルーシー・リュー、モーガン・フリーマン、ベン・キングズレー、スタンリー・トゥッチ。好きな俳優さんばっかじゃん!ルーシー・リュー以外。豪華俳優陣だけでも興味をそそられるのに、やたらスタイリッシュでどんなストーリーなのかさっぱり読めない予告篇がイイっすねぇ。そこはかとなく漂うB級の香りがこれまたツボっぽいぞぅ。

<あらすじ>

不運続きの青年スレヴン(ジョシュ・ハートネット)は、友人ニックを頼ってニューヨークへ。しかしニックは不在で、スレヴンは隣人の女性リンジー(ルーシー・リュー)と共にニックの行方を捜すことに・・・?ラッキーナンバー7公式サイト

もっとスピーディでバカっぽい映画かと思いきや、案外マジメなお話なのね。スカっとするどころか、けっこう後味悪かったです。なんかシェイクスピア劇みたい?セリフがくどかったり、復讐劇であったりする点が・・・って、よく知りませんけど勝手なイメージです、すいません。あらすじを全く予習せず臨んだため序盤ちょっぴり混乱しましたが、ややこしい脚本なのに鑑賞中の頭の中はわりとスッキリ整理整頓されていました。なぜでしょう。

おそらく、テンポ良く進んでくれればうまいこと翻弄されてハラハラしたと思うんですけど、意外とまったりした展開だったり、途中親切にストーリーを復習させてくれたり、ルーシー・リューとのラヴラヴシーンを見せつけられたりしたせいで、思考回路がサスペンスについて行けてしまったからだと思われます。ニューヨークのとってもオサレなインテリアやら、タオルを巻く位置が低すぎるジョシュ・ハートネットやらがステキ過ぎただけに、結果としてイマイチのれないまま終わってしまったことが口惜しい限り。アレっていわゆるドンデン返し・・・ですよね?ちっともビックリしなかったんですけど・・・ションボリ。

かと言って、あんな風に丁寧かつキッチリとした説明を劇中でしてくれなければ、それはそれで頭の中には?がいっぱい飛び交うことも間違いなく。じゃあいったいどうしろっていうのさ!知りませんよ、そんなの!(←誰としゃべってんの?)

でももういいの、そんなことは。セクシーなジョシュを堪能しまくったから。花柄タオルにスリッパ姿のジョシュもイイけれど、寝癖がとってもキュートだったりアーガイル柄のニットがお似合いだったりするジョシュもまた良し。銃をかまえる姿もとってもクール♪妖精がもっとイケメン君であったなら、さらに妄想が広がってもう言うことなしっ

観る前に期待し過ぎると、大概こういうパターンに陥ります。反省。。。

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リトル・ミス・サンシャイン

Littlemisssunshine

東京国際映画祭では三冠、その他多くの映画祭や映画ブログ様達の間でも大変評判の良い『リトル・ミス・サンシャイン』、満員御礼のミニシアターで、ようやく観ることができたのは最終日の最終回。あぶなっ!早目に行かなきゃ座れなかったよ。

<あらすじ>

アリゾナ州に住むフーヴァー家は、家族それぞれに問題を抱え崩壊寸前。パパ・リチャード(グレッグ・ギニア)は独自の成功論を振りかざし、長男ドウェーン(ポール・ダノ)はニーチェにかぶれて沈黙を続ける。9歳の娘オリーヴは無謀なミスコン優勝を夢見、ヘロイン常習者のグランパ(アラン・アーキン)は言いたい放題。ママ・シェリル(トニ・コレット)の溜息は尽きないのだった。さらにそこへ、自殺未遂をしたゲイの叔父フランク(スティーブ・カレル)までもが加わったある日、オリーヴに念願のミスコン出場のチャンスが訪れる。一家はオンボロバスに乗り込み、開催地のカリフォルニアに向け出発するのだが・・・リトル・ミス・サンシャイン公式サイト

変人ぞろいのフーヴァー家。家族だと知らなければ一体何の集まりですか?って感じ。彼らの交わす会話はあまりに過激かつ一方通行な上、ディナーのメニューはチキンとサラダとスプライトとチョコバー・・・。若干9歳のオリーヴちゃんの先行きがとても心配になってしまいます。しかしこのオリーヴちゃん、9ヶ月間一言も口をきかないお兄ちゃんのようにひねくれ始めていてもよさそうなもんなのですが、意外にも大変素直で天真爛漫なカワイイ子。

なんでかと思ったら、家庭崩壊寸前みたいに見えるこの家族、それぞれに一筋縄ではいかない問題を抱え路頭に迷ってはいるものの、家族への愛がないわけではけしてないんですね。旅の途中のレストランでの”ア・ラ・モーディ”をめぐるやりとりや、クラッチのいかれたオンボロバスを発進させる為のチームワーク、どん底の息子を励ます優しいグランパのシーンなどを観て納得いたしました。ちゃんとあるんじゃん、家族の絆。

愛すべき数々のシーンの中でも、特にお気に入りはドウェーンがついに沈黙を破るシーン。彼が劇中初めて口にするセリフがアレだなんて!映画やドラマなどではよく耳にする「○○○○!」だけれど、こんなにも心にガツンと響いてきたのは初めてです。正に魂の叫び。それにお兄ちゃんを説得するオリーヴちゃんのなんとまぁ可愛らしいこと。青い空、黄色いバス、真っ赤なウエスタンブーツを履いたオリーヴ。絵的にも素晴らしかった。

とにかくですね、あんな奇妙奇天烈なチビっ子ミスコンで優勝なんかしなくたって、グランパ指導のダンスを踊りまくるオリーヴちゃんはサイコーなワケで、はたから見てどんなに負け犬でも、エキセントリックでも、頑固で協調性がなくても、そんなこたぁどうだっていいの。こんな家族、あってもいいんです。この先またフーヴァー家に家庭崩壊の危機が訪れることがあったとしても、オリーヴちゃんはきっと伸び伸びすくすく育っていくんだろうなぁ!と思いました。

出演しているのは、フーヴァー家の面々を演じるにふさわしい味のある俳優さんばかり。特にママ役のトニ・コレットが出ている映画って、彼女を基準に選んでいるわけでもないのに気に入る場合が多い気がします。中でも特に印象的なのはヒュー・グラントがダメな独身男を演じた『アバウト・ア・ボーイ』。音楽もとても好みで、珍しくサントラ買っちゃったのでした。あとやっぱりドウェーン役のポール・ダノ、今回初めて見たのですがとっても気になる存在!

”家族再生の道のりを笑いと感動で綴るロードムービー!”なんて言われると、ありがちなファミリー向けコメディを想像してしまいますが、それってとんでもない思い込み。数多のそれ系作品とは一線を画す、ブラックなんだけど素直に笑って泣ける良作でした。劇場で観られて良かった☆

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敬愛なるベートーヴェン

Copying_beethoven

2007年1本目☆

クラシック → のだめ?・・・程度のことしか思いつかないミーハー者ですが、鳥肌モノの第九を体感すべく行ってまいりました。

<あらすじ>

1824年ウィーン。第九の初演を4日後に控え、未だ合唱パートが完成していないベートーヴェン(エド・ハリス)のもとに、作曲家を志す若き女性アンナ(ダイアン・クルーガー)が写譜師として送り込まれる。ベートーヴェンの音楽を深く理解するアンナは、苦悩するベートーヴェンを力強くサポートしていく。そしてついに迎えた第九初演の日、難聴のため指揮することに怯えるベートーヴェンだったが・・・敬愛なるベートーヴェン公式サイト

手掛けたのはアニエスカ・ホランドというポーランド出身の女性監督。過去の作品で観たことあるのは、『太陽と月に背いて』だけだなぁ。あの頃のディカプリオは良かった。。。今作では、思ったよりも実験的なカメラワークが印象的でした。

病に苦しむ写譜師のおじさんが弾く古いピアノの音色や、「ウィーン中が待ち望むベートーヴェンの新曲を誰よりも早く聴くことができるんですもの。引っ越すなんてとんでもない!」と言って微笑むおばあちゃんのシーンが好き。

意外と早目にやってきた第九のシーンはウワサ通りの圧巻!演奏者も、飲み屋のおじさんも、そして叔父が天才であるが故に苦しむカールも、みな魂を激しく揺さぶられているのに、神の声を解き放った張本人のベートーヴェンだけが、アンナの合図を必死で見ながらまるでひとごとみたいに指揮棒を振っているように私には見えました。演奏中、難聴であるベートーヴェンには彼の内なる音楽がちゃんと再現されているかどうかきっと分からないわけで・・・エド・ハリスはそこら辺をリアルに演じたのかしら。第九に酔いしれる美しいアンナの姿はどこか官能的。そしてそんな彼女を見つめるベートーヴェン・・・

しかし結局、彼の音楽は多くの人に讃えられ愛されても、彼自身を愛してくれる人は誰もいないのだ。だってベートヴェンってば、とても粗野でデリカシーがなくて不潔なんですもの。正直私も、大きな声で怒鳴ったりする人は苦手です。天才は孤独。その行動は純粋に愛を求めるあまり自己中心的で子供っぽい。それでも彼の才能や時折静かに話す言葉は光り輝いていて若いアンナも惹かれるけれど、けして一線を越えることはありません。でも・・・男女、師弟、親娘、いや母子?二人の強い結び付きは運命的で複雑なのです。

ところで。神の声・第九に感涙しふと連想したのは、学生時代バックパッカーを気取ってヨーロッパを旅した時に訪れた、バチカン市国内にあるサン・ピエトロ大聖堂だったのでした。歴史的、宗教的背景などボンヤリとしか知らず、ガイドさんがいてくれたわけでもなかったのですが、大迫力の建築美に圧倒されわけも分からず泣きそうになっちゃいまして。おそらく、神の仕事としか思えない彫刻や、あるいはそれらを造り上げた当時の芸術家達の強い信仰心に、日本からなんとなく来てみただけの無宗教な一婦女子は不意打ちを喰らってしまったのだと思われます。ベートーヴェンとは時代もお国も違うし「いったい何の話?」とツッコまれるかもしれませんが、すっかり忘れていたことをせっかく思い出したのでちょっと書いてみました次第です。なんだそりゃ。

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攻殻機動隊SAC Solid State Society

Sss 

【solid-state】

空間利用の真空管に対して、固体の性質を利用した半導体素子の電気回路。トランジスタ・ダイオード・ICの種類。(大辞林より)

やたら高いし、全然買う予定ではなかったのです。

関連記事はコチラコチラに。

ある日セルDVDのコーナーへふと行ってみたらば、なんかね、フツーにね、初回限定版がね、1コだけ置いてあったんですよ。 一応ダンナ殿にお伺いをたててみたところ、「そんなに欲しいんだったら買ってあげてもいいよ」って言うの。ママママジで?!そんなこと言って買った後でお説教する気では(甘い言葉にすぐに乗ってはいけません、とかなんとか言って~)・・・などと密かに疑るのも束の間、気が付いたらレジに向かっておったワケです。わーい

つかめっちゃ分厚くて重いよ、初回版。見た目はこんなの↓

  Sss_1

このクールなデザインのハコの中に、上の画像がパッケージになっているDVDと(メインディスク&特典ディスク)、SSSの絵コンテ及び設定資料集が収録された『STORYBOARD&SETTING DATA BOOK』なるものが入っておりました。この絵コンテがまぁおもしろくて。

アニメの絵コンテなんてそんなに目を通す機会がないので、本来どういったものがスタンダードなのか分からないのですが、SSSはA,B,C,Dの4つのパートに分かれており、監督の神山健治氏とCパートの演出を行った吉原正行氏によって描かれています。お二人とも当然のごとく絵がとても上手いし、攻殻シリーズは他のTVアニメではありえない時間をかけて(1stはなんと2年!)脚本をよくよく練ってから絵コンテにとりかかる、というスタイルであるせいか非常に完成度が高い上、カットされたシーンや監督の一言演出などもそのまま載せられていてファンとしてはとってもありがたい特典でございました。

例えば貴腐老人の部屋のシーン。”たそがれ清兵衛 参”と書かれています。おそらく『たそがれ清兵衛』の画面の暗さを参考にしろ、ということではないかと。神山監督ってスタッフに自分のイメージを伝えるのにいろんな映画を観せたりするらしく、TV版攻殻にはいかにも映画的なシーンやお話がいっぱい登場するのです。(2ndには『ベルリン天使の詩』そのまんまのお話もアリ)今回の攻殻で「映画だな~」と感じたのは、ときおり画面が揺れ動く”主観カメラ”と、バトーが頭を抱えてひざまづくあのシーン!

正直そんじょそこらの映画よりかよっぽどハイクオリティなこの社会派SFサスペンス。いかにもなパッケージに騙されず、コアな映画ファンの皆様にこそ観てほしい一品です。てゆーか大画面&大音響の劇場で観たいよ!知的エンタテイメントなんてよく言われていますが、ちょっとアレな私でも充分楽しめますし、集中力を総動員し、スピード感溢れる攻殻の世界にどっぷり109分間浸れば、脳ミソを使いまくって素晴らしい脚本に酔いしれる快感を味わえること間違いなし!でございます。そして鑑賞後は、あーでもないこーでもないといくらでも議論できるのが攻殻の楽しいところ♪

私なんかもう、冒頭の素子ダイブの時点でいきなりノックアウト。クロマ姉さんに萌えつつ恍惚の電脳空間を漂い、タチコマちゃん復活に狂気乱舞し、全編に散りばめられた原作や押井版へのオマージュにニヤつきながら、攻殻が提起してくれたけして遠い未来の話ではない社会問題に足りないアタマを使って思いを巡らせる・・・って感じ?(←かるく変態?)

TVシリーズの攻殻を愛していますもので、手放しで褒めまくっちゃいました。SSSをいつでも観られて幸せー・・・つか3rdを激しく望むっ

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2006年劇場公開映画ベストテン

よその映画ブログ様を見習って、いっちょまえに2006年劇場公開映画の個人的ベストテンを挙げてみようと思います。

と言っても、私が昨年劇場で観た映画の中で勝手に決めるベストですので何の参考にもなりませぬ。未見のもいっぱいあるし~

でも決めちゃうの。えへ♪

① 『父親たちの星条旗』  『硫黄島からの手紙』

Flagsofourfathers_1 Lettersfromiwojima_1

硫黄島二部作。どちらとも決められないので、二つで一作品として選出しちゃいます。大好きな作品・・・とは言いがたいほど重く心にのしかかる二部作でしたが、映画としてのデキはもちろんのこと、イーストウッド監督が二部作として硫黄島の戦いを描ききったことの意義など、様々な点においてこの作品を選ばないワケにはいかないのです。

② 『ナイロビの蜂』

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最近観た映画の方がどうしても印象が強くなってしまいがちだけど、上半期に観た中でこの作品だけはいつまでも強く心に残っています。レイチェル・ワイズの笑顔、アフリカの子ども達、そして広漠とした大地を一人歩く姿がなんだかよく似合う男、レイフ・ファインズ。

③ 『トゥモロー・ワールド』

Childrenofmen_1

突き放されて、そそられました。何度観ても新たな発見がありそうな作品。鳥肌モノのシーンがいっぱい!

もう一度観に行きたい!と思いつつ、結局行けなかったぁ・・・ショボン。

④ 『鉄コン筋クリート』

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スバラシイ!!!

⑤ 『ゆれる』

Yureru

『時効警察』のDVDボックス買っちゃった♪

⑥ 『スーパーマンリターンズ』

Superman_1

メガネ男子クラーク・ケントに萌え。こちらもDVDお買い上げ。

⑦ 『もしも昨日が選べたら』

Click

いっぱい笑っていっぱい泣きました。

⑧ 『007/カジノ・ロワイヤル』

Royale

モンスターバンザイ!!!

⑨ 『16ブロック』

16blocks

モス・デフが出演している『銀河ヒッチハイク・ガイド』、最近になってようやく観ました。おちゃらけているようで実はきちんとSFなのね。イルカのうたと超巨大宇宙船サイコー!

⑩ 『パプリカ』

Paprika2_1

これまでの今敏作品の中では一番好き。

・・・てな感じです☆

今年も素敵な映画にたくさん出会えるといいなぁ!

※追記

2006年1月公開の『ホテル・ルワンダ』、ベストテンに入れるべき作品なのにすっかり忘れちゃってました。なぜならば。『ホテル~』を鑑賞した時にはまだブログやってなかったから。そもそもブログを始めた理由のひとつとして、観っぱなしですぐに忘れちゃう大好きな映画たちのことをせっかくなので書きとめてみましょう、というのもあり、『ホテル・ルワンダ』のような傑作でさえ、ね?案の定忘れておったワケです。この健忘症が~

『ホテル・ルワンダ』は、ルワンダ大量虐殺事件という凄惨な事実を描きながら、映画としてしっかりエンタテイメントであることが稀有な作品。硫黄島二部作同様、恥ずかしながら映画に学ばされました。

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☆A HAPPY NEW 亥ヤー2007☆

20071   

昨年5月にふと始めたこの『C note』

皆様のおかげさまでとってもとってもハッピーなブログライフを送ることができました。

今年もいっぱい映画を観て、いっぱいマンガを読み、張り切って更新していきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます♪

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