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2007年4月

ぴんく☆フラワーズ

わけあって先日、たくさんのお花をいただきました。

どのお花もあまりにもビューーーティフルだったので、ダンナ殿のカメラをお借りして激写しまくってみた。

Photo cute!!!

Photo_2 gorgeous!!!

Photo_3 お花畑~♪♪♪

しかし油断は禁物。お花はニャンコの大好物なのです。

Photo_4 コラッ

わけあって・・・と言うかなんと言うか、ぶっちゃけますと長年お世話になった会社を退職したからなんですけど・・・

お花を下さったみなさま、ホントにホントにありがとうございました!!!

そしてこれからもどうぞヨロシクです☆

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ハンニバルライジング

Hannibalrising

なぬ!ハンニバル・レクター博士、誕生の秘密~!?レクターファンとしては、知りたいような知りたくないような、複雑な気持ち・・・。

<あらすじ>

1944年リトアニア。レクター伯爵の息子ハンニバルは戦禍で両親を亡くし、幼い妹ミーシャと共に山小屋に隠れ住んでいた。ある日残忍な逃亡兵グループに山小屋を乗っ取られ、彼らにミーシャの命を奪われてしまう。心を閉ざしたまま成長したハンニバル(ギャスパー・ウリエル)は、唯一の親類を求めパリに行き、そこで亡き叔父の妻レディ・ムラサキ(コン・リー)に出会う。ハンニバルライジング公式サイト

ハンニバル・レクターは映画史上、最も紳士でインテリジェンスに溢れた人食い殺人鬼。彼は神か悪魔か、それともただの人間か。生まれながらに人肉がお好みなのか、それとも何かのキッカケで味をしめたのか・・・。そこらへんの答えは明かされないまま、もしくは一般ピープルには理解不能なままであった方がいいような気がしないでもありません。でも最近よく観るいわゆる”ビギニングもの”が、大好きなハンニバルシリーズにおいても作られてしまったのだもの、観ないわけにはいかんでしょ。

ビギニングの成功例は少ないし、前評判もそんなに良くはなかったので、はなから過度な期待はせず、外伝もしくはファンへのサービス?くらいの気持ちで臨むことにしました。

ところがどっこい!観てみてビックリ!これが思った以上に良かった。面白かったです。監督のピーター・ウェーバーが『真珠の耳飾りの少女』を手掛けたお方だと知り納得。おとぎ話のようなヨーロッパの風景や、残虐描写を必要最低限にとどめた上品な作り、そして美しき叔母と狂気の甥という禁じられた愛の描かれ方も過不足ない感じで、意外にも哀しく残酷なラブストーリーを心ゆくまで堪能してしまいました。脚本も原作者トマス・ハリスが自ら書いただけあって、妙に説得力あるし。あまりにも不幸な少年期の記憶を持つレクターに同情し過ぎることなく、レクターがモンスターになっていく過程を無理なく理解することができました。

若き日のレクターを演じたおフランスの美青年、ギャスパー・ウリエルもすごくイイ。彼の色白で細面なビジュアルはちょっとイメージと違うし、あまりにも鮮烈なアンソニー・ホプキンスの名怪演を引き継ぐのはさぞかしプレッシャーであったろうと想像するのですが、その佇まいも動作も心の奥底まで見透かされそうな瞳も、「レクターの青年期はこうであったかもしれない」と思わせるに足る熱演でございました。

レクターの叔母であるクールビューティー、レディ・ムラサキのキャラクターがこれまたツボで。(ネーミングはちょっとアレですが)甥に対する複雑な感情を胸に秘めた、一見もの静かな印象の彼女。殺人を繰り返す甥から逃げることなく、ここぞという時には非常に大胆かつクレバーな行動で密かに彼を助けるのですが、これがまーなんともカッコ良いのです。さっすが、武将の末裔!よっ!ヤマトナデシコの鏡!惚れますわ~。

ハンニバル・レクター。彼は弱者に対する理不尽な暴力への復讐者。弱肉強食のピラミッドの頂点に立ってしまったからには、もう後戻りはできないのです。

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サンシャイン2057

Sunshine

宇宙―そこは最後のフロンティア・・・であるからして、何が起こっても不思議ではないのです、きっと。

<あらすじ>

地球上のすべての生命の源である太陽の活動が終焉を迎えようとしている50年後の未来・・・。人類に残された最後の望みは、太陽を再生させるための核爆弾を積んだ宇宙船イカロス2号。船長のカネダ(真田広之)をはじめとした男女8名のクルー達は、命がけのミッションに挑もうとしていた。サンシャイン2057公式サイト

ダニー・ボイル監督、キリアン・マーフィー主演の『28日後・・・』は、ゾンビものでありながら爽やか青春風味な後味が独特で結構気に入っている作品。きっと今回もフツーのSFではないんだろうなーとは予測していたけれど、案の定、フツーじゃなかった。(←こういうタイトルのダニー・ボイル作品もありましたね。だから何?)完全文系人間のアタマでは多少理解しにくいところもありましたが、それでも私、このちょっと不思議なSF映画が好きです。『28日後・・・』以上に気に入りました。

だって映像がとっても美しいの。特に人が死ぬシーンの映像が。宇宙空間でバキバキに凍った人体がガラスのように砕け散ったり、自殺した人間の背景に、はばたく鳥のホログラム映像がリピートされていたり、埃だらけのイカロス1号で身を寄せ合って息絶えていたクルーの白骨化した姿でさえ、不気味というよりはなぜか美しく感じました。

”絶望感漂うSF”というのもイイ。おそらく地球には戻れないことを無意識に予感していたであろう8名のクルー達が、絶望と、孤独と、ほんの少しの希望とがせめぎ合う極限状態のイカロス2号の中であがくドラマは、緊迫感に満ちけっこう手に汗にぎります。

灼熱だったり極寒だったり、空気もなかったりする宇宙。放り出されたら最後、人間なんてあっという間にチリと化してしまうその途方もない空間で、儚く散っていく登場人物たちを眺めていると、燃えさかる太陽からちょうどいい距離にあり、その恩恵を受けながら我々が繁栄することのできる地球という星は、正に奇跡そのものなのだと改めて感じました。

主演のキリアン・マーフィーは今最も気になる映画俳優の一人ではあるものの、大変評判の良い彼の主演作『麦の穂を揺らす風』や『プルートで朝食を』は観てません!エーン!そんな私の一番のお気に入りは、『バットマンビギンズ』の悪役、スケアクロウを演じた彼。神経質そうなビジュアル、麻袋から覗く狂気の目、小柄な身体に細身のスーツを纏ったそのお姿は、サイコーにパンクでカッコよかった!!今回の物理学者キャパ役は、中性的で思わず守ってあげたくなるような雰囲気がナイスでした。

「5人目は誰だ?」の後の展開は、真田さんのちょい早目の退場と並ぶちょっとしたサプライズ。イカロスが「5人目はワタシです」とか言い出すんじゃないかとハラハラしたけれど、そんな2001年宇宙の旅的なことにはなりませんでしたね。

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ユメ十夜

Yume

夏目漱石と聞くと、いまだに斉藤由貴さんを連想してしまいます。

あらすじ・・・は書けないので、この作品のコンセプト及び概要。

「こんな夢を見た」という言葉で始まる、夏目漱石の短編小説『夢十夜』。不条理で幻想的な10の夢を描いたこの作品は、漱石自身の内面を描いた傑作である。「この作品が理解されるのは100年後だろう」という漱石の予言からちょうど100年目の2006年、日本映画界を代表する10人の監督が漱石先生からの挑戦状に果敢に挑む!!ユメ十夜公式サイト

いや~わけわかんなかった!でもスッゴクおもしろかった!!

漱石せんせーの夢なのだもの、わけわかんなくて当然。日本が誇る映画人てんこもりなんだもの、おもしろくて当然ですわね。

第一夜から順に、監督名、出演者、監督の最近の代表作を一応書いておきます。

第一夜 : 実相寺昭雄 /小泉今日子 松尾スズキ/ 『姑獲鳥の夏』

第二夜 : 市川崑 /うじきつよし 中村梅之助/ 『犬神家の一族』

第三夜 : 清水崇 /堀部圭亮 香椎由宇/ 『呪怨』

第四夜 : 清水厚 /山本耕史 菅野莉央/ 『イヌゴエ』

第五夜 : 豊島圭介 /市川美和子 大倉孝二/ 『怪談新耳袋 ノブヒロさん』

第六夜 : 松尾スズキ /阿部サダヲ TOZAWA 石原良純/ 『恋の門』

第七夜 : 天野喜孝 河原真明 / 『天使のたまご』原案

第八夜 : 山下敦弘 /藤岡弘、/ 『リンダリンダリンダ』

第九夜 : 西川美和 /緒川たまき ピエール瀧/ 『ゆれる』

第十夜 : 山口雄大 /松山ケンイチ 本上まなみ/ 『魁!!クロマティ高校』

すべての感想を述べるのもアレなので、特に気に入ったのだけ・・・

まずは第一夜。キョンキョンの顔といい、唐突に鳴り響く大音響の効果音といい、やたらめったらコワかったです。まるでつげ義春のマンガみたいな雰囲気。てゆーか松尾スズキ大好きっ子の私としたことが、あの旦那役が松尾さんであったとはエンドロールを見るまで全く気がつかなかったのです。くやしー

第六夜。やはりコレが何よりの楽しみであったワケで。黒澤風オープニング、でも名前はデタラメ(でしたよね?)な時点で既に最高♪ストーリーはわりと原作に忠実なのに、セリフがなぜか2ちゃん風!木彫りの熊!!オチは良純!!!爆笑でした。

第七夜。観る前から「天野喜孝が監督??」と興味津々。数多くのアニメやゲームのキャラクターデザインを手掛けることはあっても、映画監督にチャレンジするのはお初なのでは?しかしまーこれが、鳥肌が立つほどに素晴らしい映像体験で。もっともっと観ていたかった~!しかし英語能力中学生以下の自分としては、セリフは日本語でも良かったと思う。だって字幕読むヒマがあったら映像を眺めていたいんだもーん。

第八夜。わたくし、藤岡弘、(、が付くのね)さんが画面に登場するだけでなぜか笑ってしまうのです。「何使ったの?」「ちくわ」の、リピートにもヤラれた。

第十夜。冒頭「漫☆画太郎 脚色」と出た瞬間、「ちょ、ちょっと聞いてないよ!」と慌てて居住まいを正さずにはいられませんでした。確かに漫☆画太郎に脚色されてた(笑)本上まなみさんの熱演も良かったです。

どの夢も総じて、監督さんが好き勝手に楽しく撮っている印象を受けました。漱石せんせー、素敵なお題をどうもありがとう☆

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Mhz vol.3

Mhz

今更ですが、『Mhz』ももうvol.3なのだ。今回の表紙はトーフ親子。かわいー♪♪

vol.2では、巻頭特集があまりにディープ過ぎて正直ついていけなかったりもしたのですが・・・

今回はそんな私でも楽しめたり、新たな発見もあったりで盛りだくさん☆

まず表紙めくってすぐのところがいきなりコレ↓

Danshi

この鼻からイカを出す男子小学生写真は、昨年の秋にファースト写真集『うめめ』を発売したばかりの写真家、梅佳代さんの代表作”小学生男子のおとぼけ写真”の1枚。梅佳代さんはキャノンが主催する写真コンクール”写真新世紀”で立て続けに佳作を受賞したことがキッカケで、アラーキーを始め多くの著名人に支持されている写真家さんなんだそうで。

おぉ!写真新世紀!!去年たまたま観に行ったがな。彼女の飾り気のない作品を眺めていると、写真というのは撮る人の目線そのものなのだなと改めて感じます。普通なら素通りしてしまうようななんでもない日常のヒトコマにも、心が動くってステキだ。「なぜ写真を撮るのか」というインタビュアーの質問に、「ほめられるから。それ以外の理由思いつかん」とか答えちゃうあけっぴろげなキャラクターもいいじゃないですか。そんな梅佳代という女の子が、ヘン顔をしまくる男子小学生をゲラゲラ笑いながら撮りまくっているところを想像するとこれまた和むのです。

増版を重ねているという写真集『うめめ』、欲しくなってきた↓

Umeme

その他、我らが弐瓶勉が『BLAME!』前に半年間ほどアシスタントを務めていた高橋ツトム氏のインタビューや、『団地ともお』の小田扉とBAZRA井上鉄平のゆるゆるトーク(「~ともお」っていうタイトル、毎度担当さんにマル投げってのにウケた)、五十嵐大介ほぼ全作ガイドなどなど、非常に濃密なvol.3でございました。vol.4にも期待。もう一度、弐瓶特集でもいいよ♪

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ライチ光クラブ

Raiti

少年少女漂流記』が良かったので、古屋兎丸氏の他作品にも手を出してみることに。

古屋さんと言えば『Π(パイ)』が代表作みたいだけど、この『ライチ光クラブ』の妖しげなビジュアルに抗えず・・・例のごとくジャケ買い。

物語の始まりには、以下のような謎の言葉が。

”只今ヨリ、東京グランギニョル第3回公演「ライチ☆光クラブ」ヲ開演致シマス。”

なんのこっちゃ?古屋兎丸的お芝居風演出?意味不明だけどなんかワクワク。

『ライチ光クラブ』は、螢光中学という男子校に通う少年9名と、彼らが密かに創り上げた”ライチ”というロボット、そしてそのライチが誘拐してきた美しい少女”カノン”の物語。醜い大人になるまで生きることは罪だとする彼らの思想は狂っており、”光クラブ”の秘密を守る為なら暴力も躊躇わず行使します。

読み始めてすぐに思いました。この乱歩的耽美ワールド知ってるぞと。丸尾末広氏の作風に激似だぞと。以前、丸尾さんがどういうマンガを描く人かも知らずにやっぱりジャケ買いしてしまった『笑う吸血鬼』。美しき少年少女たちが織り成すイケナイ世界はいかんせん私には刺激が強すぎて・・・、しばらく本棚に並べておいたものの、やっぱ持ってちゃいけないような気がして結局ブックオフに売り飛ばしたという思い出が鮮明に蘇りました。あの時恐ろしくて手放したあの丸尾ワールドが、計らずもまたこうして私の手元に・・・・・・イヤァ!!!

そう、ようやく思い出しました。”グランギニョル”とは、”残酷劇”のこと。そして”東京グランギニョル”とは、19世紀頃パリに実在した大衆芝居小屋”グラン・ギニョール劇場”の精神を受け継ぎ、84年に飴屋法水氏によって旗揚げされた劇団のことだったのです。丸尾末広さんは当時、劇団の宣伝美術を担当されていたのでした。

このマンガ『ライチ光クラブ』は、古屋兎丸さんが高校生の頃に観て衝撃を受け、その後アングラ文化に傾倒していくきっかけにもなったという東京グランギニョルの第3回公演『ライチ光クラブ』をマンガ化したもの。古屋さんにとって東京グランギニョルと丸尾漫画は、”価値観の基準”とも言える特別なものであったそうで、その並々ならぬ思い入れはあとがきにて熱く綴られております。

大概の残虐描写には慣れっこの私も、さすがにこれは生理的にちょっと・・・というシーンも正直あります。ダメな人はきっと全くダメでしょう。しかし1ページ目から光クラブの妖しい魅力に引き込まれ、最後まで一気に読まされてしまったのも事実。そして丸尾マンガに激似であるにも関わらずなぜか受け入れることができるのは、古屋兎丸さんのユーモアや正義感、そして少年マンガっぽさがこのイケナイ世界を中和しているからではなかろうかと思いました。

「兎丸マンガ、ちょっと読んでみよう♪」という軽い気持ちであったのに、思いがけず随分とディープな世界に触れてしまいましたが、これもまた私の運命であったのかもしれません。(大げさ)たまにはまーこういうのもいいんじゃない?ってコトで。

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プロジェクトBB

Rob_b_hood

ユン・ピョウをスクリーンで観るのって、個人的には『孔雀王』ぶり。

<あらすじ>

ギャンブル中毒で多額の借金を抱えるサンダル(ジャッキー・チェン)、妻がいるのに金持ちの美女に貢いでばかりのフリーパス(ルイス・クー)、子供を失ったせいで心を病んでしまった妻を持つ大家(マイケル・ホイ)は、3人で組み泥棒をして生計を立てていた。ある日せっぱつまった彼らの元に、大金を稼げる大きな仕事が舞い込む。それは彼らの「誘拐、殺人、放火はしない」という信条に反し、名門一家の赤ちゃんを誘拐することだった。プロジェクトBB公式サイト

ばりばりのジャッキー世代なもんで、いつもは行かない遠くのシネコンでしか上映していなくても足を運ばないわけにはいかぬのです。ユン・ピョウが出演しているともなればなおのこと。サモハンも出ちゃえば良かったのに。ちなみに、Mr.Booことマイケル・ホイにはそんなに思い入れはありません。

「これぞジャッキー!」とジャッキーファンに大好評だった前作『香港国際警察/NEW POLICE STORY』のベニー・チャンが再びメガホンを取った今作。これまた期待に違わぬ素晴らしいジャッキー映画だったと言っていいでしょう。邦題が『プロジェクトBB』なので、あのプロジェクトシリーズ復活か?!と一瞬ドギマギしてしまいますが、そういうわけではなくって単なるこじ付け。別に腹も立たないです、よくあることだから。

ジャッキーの相変わらずの体を張ったアクションに思わず笑みがこぼれるのは当然として、しつこいようですが私が見たかったのはユン・ピョウ様のご活躍。しかしこんなに楽しみにしていたわりにはどんな役どころなのかも知らずに臨んでしまったため、ルイス・クー演じるフリーパスがユンピョウその人かととんでもない勘違いをしてしまい、そのあまりの黒さとイケメンっぷりに当初困惑いたしました。「ユンピョウ・・・整形・・・??」って。んなわけないじゃん!別人だよ~アホか私!!ユン・ピョウ様はコソドロ3人組を追う刑事役。出番は少なめだったけど、ちゃんとご健在なクンフーを披露してくれましたよ♪

吹き抜けのあるショッピングモールとか(今回は病院だったけど)遊園地とか、いかにもジャッキーが活躍できそうなロケーションで、期待通りのアクションを魅せてくれたジャッキー。ストーリー面にはそんなに期待していなかったのに、意外にも子を想う親の心情が様々なカタチで描かれており、もらい泣きせずにはいられませんでした。オーディションで監督が一目惚れしたという赤ちゃんの異常なまでの愛くるしさも必見。

エンドロールではもちろん定番のNGシーンが見られますが、スタントに失敗して痛がるジャッキー54歳の姿を見てさすがにちょっぴり心配になってしまったことに、時の流れを感じる今日この頃です。

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ブラッド・ダイヤモンド

Blooddiamond

こんなに見応えのある映画は久々です。これを観た後に、血塗られた石が欲しいと誰が思うだろうか。叶姉妹必見。

<あらすじ>

内戦が続く90年代アフリカ、シエラリオネ。漁師であるソロモン・バンディー(ジャイモン・フンスー)は、貧しいながらも愛する家族と幸せに暮らしていたが、ついに彼らの村も反政府軍組織RUFの襲撃を受け家族と引き離されてしまう。ダイヤモンド採掘場で強制労働を強いられるソロモンだったが、ある日大粒のピンクダイヤを発見し、それを彼しか知らない場所に隠す。一方ダイヤの密輸に手を染めるダニー・アーチャー(レオナルド・ディカプリオ)は、密輸に失敗して投獄された刑務所でピンクダイヤの噂を聞きつけ、家族を探す手助けをするかわりにダイヤの在りかを教えるようソロモンに持ちかける。ブラッド・ダイヤモンド公式サイト

いやもうとにかく、レオ様危機一髪シーンの連続で心臓バックバク!!一時たりとも目が離せず、143分という長さを全く感じさせませんでした。テーマがテーマだけに手放しで面白かったと言っていいのかどうか若干とまどいはありますが、でもやっぱりこれは文句なく面白かった!と言いたい作品。むちゃくちゃ面白かったです。

個人的には苦手な役者さんであったのに、『ディパーテッド』ですっかり見る目が変わってしまったレオ様。アカデミー授賞式におけるクラシカルで気品溢れるお姿にも唸りましたが、今作でも彼の堂々たる風格と素晴らしい役者っぷりを再確認いたしました。ソロモン役のジャイモン・フンスー、マディー役のジェニファー・コネリー、そしてディア役の少年も良かった!ハラハラドキドキアクションシーンの合間に彼らが交わす言葉の重みや、それぞれの痛みや苦悩を想像させる表情は、RUFの残虐非道な行為と共に鮮烈に記憶に残ります。

そして無益な争いの背後にはいつも、先進国の巨大企業という黒幕が。最近こういう映画よく観る。『シリアナ』とか『ナイロビの蜂』とか。恥ずかしながら”紛争ダイヤ”についての知識は皆無に等しく、今回もまた勉強させていただきました。「それを読んだ人が助けに来てくれるのか?」「いいえ、来ないわ」というソロモンとマディーのやりとりが胸に痛かった。

世の中のタブーに踏み込みながらもきちんとエンタテイメント。映画としてはとても大事なことだと思いました。面白くなければ誰も観ない。誰も観なければ、世の中の悪事も、その末端で暴力を強制され続ける少年兵たちのことも伝えられません。

「善悪は行為によって決まる。どんな悪人でも一瞬の愛があれば善人になれるのだ」・・・うん。私もそう信じたいです。

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団地ともお

Danti

またも素晴らしいマンガに出会ってしまいました。

『団地ともお』は・・・

木下友夫は、とある団地の29号棟に住む小学4年生。父さんは単身赴任で、母さんも姉ちゃんも怒りんぼ。親友はエロ本くんこと吉本くん。魅惑の脱力ギャグと深い味わいで大満足の、小学生団地まんが!!

だそうな。ちなみに吉本くんの名誉の為に言っておくと、彼、特にエロくはありません。

このマンガの時代設定(なんてものがあるのかどうか・・・たぶんない)は、”地上波デジタル放送”なんて言葉が登場するあたり一応現代であるようなのだけど、そこに描かれる小学4年生の日常は、30代40代の人の多くが(団地に住んだ経験のある人ならなおさら?)そこはかとなく共感できそうなもの。なんて言うと、クスクス笑かしといて強烈なノスタルジーにグスンともさせられる『のらみみ』みたいなマンガかと思われそうですが、この『団地ともお』、どうも”ノスタルジー”という言葉が似合わない。小学4年生にしてはアホ過ぎる”ともお”の発言や行動に笑わずにはいられないけれど、”美しきあの頃”を懐かしんで遠い目をする作品ではけしてないところが、その手の他作品とは違う独自の雰囲気をかもし出しています。

勉強も運動もいまひとつではっきり言ってなんの取り得もないともお。しかし彼は、遊びにも友達との約束にも、彼らのライバル4年2組との対決においてもいつだって真剣です。時にともおは、ヒマをもてあますあまり様々な事柄に思考を巡らし、その答えはごく稀に真理をついていて驚かされますが、大抵はことごとく間違っています。間違っているんだけど、まぁそれでいいんじゃない?ともお。ともおはともおなりのやり方で日々なにかしらを学び、翌日にはほとんど忘れている・・・バカボンパパじゃないけど、それでいいのだ!ともお!

主人公ともお以外の登場人物も皆さん味わい深い方ばかりですが、私のお気に入りは坂の上のお屋敷に住む高校生のお姉さん。彼女は生まれつきの病で杖なしには歩けない身ではありますが、そんな自分のことを悲観的に思っている風でもなく、坂道を元気いっぱい走っていくともおのことを勝手に”メロス”と呼んでいます。彼女が言うには、「歩くの苦手なのに家が丘の上にあるのが私の試練。そしてそんな私の為に走り続けるのがメロスの試練。」なんだそうな。

ともお達が毎週楽しみにしている”週刊スペリッツ”で連載中のマンガ『スポーツ大佐』(アニメ化もされています)の続きも気になるところです。

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ホリデイ

Theholiday

ナンシー・マイヤーズ監督の『恋愛適齢期』はだーい好きな映画だけれど、それより何よりお目当てはもちろんジャック・ブラック♪

<あらすじ>

ロンドンの新聞社に勤めるアイリス(ケイト・ウィンスレット)は、3年間想い続けている男性の婚約を知り絶望のどん底。一方ロサンジェルスで映画の予告篇製作を仕事としているアマンダ(キャメロン・ディアス)は、同棲している恋人の浮気を知り激怒、彼を自宅から追い出してしまう。傷心の二人はインターネットを通じて”ホームエクスチェンジ”をし、2週間のクリスマス休暇を取ることに・・・ホリデイ公式サイト

ホームエクスチェンジとは・・・

相互の旅行先と希望する日程を同じくする旅行者同士が、お互いの家を交換し合い旅行するという、新しい旅のかたちのこと。(Wikipediaより)

へぇ。欧米では歴史もあり、利用者も結構いるらしい。旅先での宿泊費がいらないって魅力的だし、その国及びその町の住人気分になれるというのもなんだか楽しそう。しかし、会ったこともない人にワンコのお世話までお願いしちゃうのはありえません。たぶん心配過ぎてホリデイどころじゃないですわ。

私のお目当てはジャック・ブラックだったのに、思いがけず心奪われてしまったのはジュード・ロウ。いや~、やっぱどんなに生え際がMってても美しいものは美しいんですなぁ。ある日突然、玄関ドアの前に吸い込まれそうなほどに美しい目をしたジュード・ロウが立ってたら・・・どうする?ねぇどうするよ?メガネも似合えば子供も似合う。笑顔もイイけど泣き顔もイイ。観る前は、「キャメロンにはジャックの方がお似合いなのに」と思っていたれけど、恋愛映画において、やはり美男美女というのはどうしても絵になっちゃうんですよねぇ。イイもの見させていただきました。ジャック・ブラックの方は、なんとなく予想はしていたけれど今回はそんなにトバしてなくて、出番も少なめでちょっと残念。

そんなジャックとのやや強引な印象を受けたアイリスサイドの恋模様は置いといて、元脚本家のアーサーおじいちゃんのエピソードには案の定涙・・・。彼の自宅を見た時、家というのはそこに住む人の人生そのものなのかもしれないなと思いました。アーサーのオススメ名作映画リスト、私も欲しいなぁ・・・。

ところで。「ちょっとそこ巻き戻して!」と言いたくなってしまうくらい一瞬でしたけど、レンタルビデオ店でチラっと映ったのは本物のダスティン・ホフマン?でしたよね?

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