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2007年7月

トランスフォーマー

Transformers

久々に行かせていただいた試写会は、たいへん立派なバカ映画。もち褒めてます。

<あらすじ>

ある日、カタールの米軍基地が何者かに襲撃され通信が途切れてしまう。襲ったのは実は何にでも姿を変えることのできる謎の金属生命体で、既に様々な機器に姿を変えある目的のため人間社会に侵入していた。一方高校生のサム・ウィトウィッキー(シャイア・ラブーフ)は、初めての車としておんぼろカマロを父に買ってもらうが、その車は実は・・・トランスフォーマー公式サイト

日本で販売されていたおもちゃがアメリカでも発売され大ヒット。あちらでアニメ化、コミック化されたものが日本に逆輸入されこれまたヒット。そんな一風変わった歴史を持つトランスフォーマーシリーズ。

私くらいの世代の人にとっては、80年代に放映されたアニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』あたりが最も馴染み深いのでしょうか・・・私自身は実はあまり熱心に観た記憶がなく、すでに立派にオトナであった90年代後半のビーストウォーズシリーズの方が印象が強かったりします。ビーストウォーズでは、車ではなくてなんと動物がロボットに変身。当時は珍しかったフルCGの絵に、ちょっとビックリしちゃうくらいコミカルなアフレコがずば抜けて異色な作品でした。あ、なんかいきなり話が逸れたよーな・・・まーいっか。

ロボットアニメと言えば、ロボットの中にアムロ・レイとか碇シンジ君とかが乗って操縦するのが世の常ですが、このトランスフォーマーでは、変身前がトレーラーだろうがゴリラだろうが、とにかく中に少年は入りません。マシンそのものが人格のある生命体である点が、他とはちょっと違うところかなーと思います。で、その人格ってのがかなーりユーモラスで、人間以上に人間味溢れちゃってたりするところがこれまた面白いところ。

映画の予告篇を観る限り、映像ばかりが派手で内容は・・・・・・だった『ハリウッド版ゴジラ』みたいな作品をつい連想してしまいちょびっと心配だったんですが・・・観てみてビックリ。めっちゃおもろいやん!!ノイジーな音を発しながら、男の子の大好きな車や戦闘機がトランスフォームする瞬間のこの胸の高揚感・・・いったいなんと表現したらよいのでしょう。でかい図体してたった5分もじっとしてられない愛すべき金属生命体たちにもうメロメロなのだ。

目の前で非日常的な出来事が起こった時に、即座に目を輝かせる子供たちやオタク君たちも良いし、サムのパパ&ママはナイスキャラだし、実戦でもちゃんと役に立つ国防長官役のジョン・ヴォイトや、マヌケな秘密捜査官役ジョン・タトゥーロもイイ感じ。復活した時にいちいち「俺様は・・・メガトロン!」と自己紹介してくれるメガトロッちに拍手を送ってあげたくなる。日本では絶対に作れそうにもない、お金をかけまくり洗練された超仰天映像でありながら、このシリーズ独特の暖かみのあるアナログな持ち味もきちんと受け継いでいる、素晴らしい作品だと思いました。

スピさんが手掛けるSFものって、宇宙からやってくる謎の生命体に対する愛を感じることが多いんですよね。恐怖するんではなくて、お友達になる。だから大好きなの。一応悪役であるデストロン軍団でさえ、あのラジカセくんとか妙にかわいくて憎めないんだもん。

まさかあのトランスフォーマーを、将来こんなカタチで楽しむことになるとは・・・スピさん&マイケル・ベイ、いい仕事してくれました。

日本のことも時々いい風に言ってくれてどうもありがとうー☆

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マル秘読み切りって…

もしかして・・・・・・コレのことかッ

Blameacademy

7月25日発売の、アフタヌーン9月号に予告が載っておりました。

てゆーか!まさかまさかまさか!まさかの『BLAME学園』ですよっ

『BLAME学園』とは、『BLAME!』連載終了後にアフタヌーン誌にてたった一度だけ掲載された、まぼろしのセルフパロディ作品。

単行本には収録されてませんが、実は世の中にはこのようなサイトがありまして・・・

http://groups.msn.com/UndergroundManga/blameacademy.msnw

読むことができちゃいます・・・

たぶんやっちゃイケナイことだと思うけど。セリフはすべて英語ですが、もともとセリフの少ないマンガなのでノープロブレム。

超本格ハードSFと謳われるあの大傑作『BLAME!』が。

なんと弐瓶勉本人の手により学園モノに(笑)

BLAME!ファンならば爆笑必至の内容です。

で、このたび、DVD『プロローグ・オブ・BLAME!』の発売を記念して、アフタヌーンに奇跡の帰還をとげることに相成ったのだそうで。

うーん、それはさすがに予想もつかんかったなぁ~

『BLAME学園~京都奈良相合い傘~』!!

8月25日発売のアフタヌーン10月号!!オールカラー8P!!

楽しみじゃあああぁぁぁ~~~

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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

Phoenix

先日テレビで、「ハリポタ4時間スペシャル」とか言って2作目『秘密の部屋』を夕方くらいから延々やってたのをつい観てしまったんですが、最新作を観た後だとあの頃の彼らのチビたんぶりにびっくらこいてしまいますね。ほんの数年前まであんなに愛くるしかった御子たちが、今やいっぱしのラヴシーンなんかもこなしてしまう年齢に・・・。なんだか感慨深いです。

<あらすじ>

ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)も魔法学校5年生。ある日人間界でやむを得ず魔法を使ってしまい、ボグワーツ退学の危機にさらされるがダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)の助けでなんとか免れる。ヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)の復活を恐怖のあまり信じたくない魔法省は、ハリーやダンブルドアを目のかたきにしているのだった。魔法省から派遣された新しい先生が魔法を教えてくれないことに危機感を感じたハリーたちは、生徒だけで「ダンブルドア軍団」を立ち上げヴォルデモートとの対決に備えるのだったが・・・ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団公式サイト

などとちょっと遠い目をしてみましたが、実はこちらのシリーズにはそんなに思い入れはありません。(なんじゃそりゃ)公開当時、1作目2作目にはあまり乗れず、急に楽しくなってきたのはアルフォンソ・キュアロン監督の3作目『アズカバンの囚人』あたりから。時間移動ものに弱いんす。あ、でもあらためて観たら『秘密の部屋』もけっこうおもしろかった。(←すごいテキトー)

そんなこんなで(どんな?)最新作『不死鳥の騎士団』。前作『炎のゴブレット』の時よりもさらに逞しさを増し、ものすごいイキオイでオトナの階段を駆け上がりつつあるハリー君の成長ぶりに目を見張ってしまいます。見た目にはもはや少年というよりすっかり青年・・・一応15歳という設定ですが、思ってたよりラドクリフ君の成長率高し。しかし内面的にはまだまだお子ちゃまな部分もあり、ヴォルデモート卿とのご対面以後、悪夢や周囲の疑いの目に苦しむ様子は見ていて気の毒になるほどでした。楽しかったはずの魔法学校もずいぶん様変わりしたもんです・・・

今回のお話でメインとなるのは、そんなハリー君が悶々と悩む姿と、新しい先生によるストレスのたまるイジメと、生徒たちがコツコツと魔法の練習をする光景だったりするので、全体的に派手な魔法合戦が少なく地味で暗いです。ハリー君たちの成長と共に、内容もどんどん大人向けになっているみたい。大人的には嬉しいし充分楽しめましたけど、子供的にはどうなんでしょ?

ラスト、ヴォルデモートとダンブルドアの対決には度肝を抜かれました。二人とも強ッ。ハリー君、なんとかパトローナムだけじゃあちょっと無理かも?人に教えてる場合じゃないよ~修行じゃ修行!!

ヴォルデモートとハリー君の関係に星戦争サーガ的なオチを匂わせるのもなんだか気になります。まさかねー

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傷だらけの男たち

Kizu

『インファナル・アフェア』のスタッフ再集結ってことで話題の本作。インファのようなあっと驚く結末をつい期待してしまいましたが、ちょっと・・・いやだいぶ違ってた。香港の夜景の美しさとか、主演俳優二人の美しさとかを堪能。

<あらすじ>

2003年クリスマス。刑事ポン(金城武)と彼の上司ヘイ(トニー・レオン)は、かねてから追っていた連続暴行殺人犯をついに逮捕する。しかしその夜ポンが帰宅すると、実は身篭っていた恋人がベッドで自殺していた。3年後、酒浸りになったポンは私立探偵に転職、ヘイは香港一の富豪チャウ(ユエ・ホア)の娘スクツァン(シュー・ジンレイ)と結婚し幸せな日々を送っていた。そんなある日、チャウと執事が自宅で強盗に襲われ惨殺。事件を不審に思ったスクツァンは、ポンに捜査を依頼する。傷だらけの男たち公式サイト

トニー嫁のパパリンとその執事を殺した犯人は誰か?をスリリングに追っていく映画なのかと思いきや、真犯人を含めた事件の表面的な部分は最初から観客にはバレバレなんで、どうやらそういう映画ではないらしい・・・というのは序盤ですぐに分かります。

いやでも待てよ、そう思わせといて実はこうでした!というパターンでは・・・などといろいろ勘ぐってもみましたが、結局最後までメインの謎が覆されることななく。まったりノワールなハードボイルドな空気はインファっぽくてとてもカッコイイのだけど、娯楽的要素は思ってたより少なめ。期待していた分、その点ではちょっと物足りなかったかも。

ともかくトニー・レオンと金城武のイイ男っぷりは全開です。今回、飲んで飲まれて飲みまくる金城武。酔いどれても酔いどれても男前キープな金城武。特別ファンではなかったにもかかわらず、すっかり口元半開きで見とれてしまいました。キレイなお顔~。声もいいよねぇ~。トニー・レオンはというと、一見優しげなメガネ男子なんだけど、まるで感情をなくしてしまったかのような冷徹さ、でも心の奥には深い悲しみや怒りを秘めていそうな表情が、むちゃくちゃ良かったです。さすがです。

トニー嫁役の女優さんにはあまり魅力を感じませんでしたが、ビールの売り子?役の彼女はとってもキュートでした。スタイル抜群だし。

あとこれは私だけだと思いますが、名前と顔がなかなか一致しなかったせいか、かなりシンプルなストーリーなのに時々???ってなっちゃいまして・・・。一緒に観たうちのママリンに「ところどころ分かんなかった」って後で正直に話したらアホ扱いされました・・・ショボーン・・・

ハリウッド映画なら親切に説明してくれてそうな部分を、わりとザックリ端折ってあるようにも感じました。インファに続きまたもやレオ様主演でリメイク決定とのことですが、なんとなくそっちの方が私のどんくさい脳みそ向きに仕上がってそうな予感もします。

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バイオメガ3巻発売決定♪

いつも希少な弐瓶情報を仕入れさせてもらっているMhz blogにて朗報。

待ちに待ちまくったバイオメガ第3巻、来月発売決定!!!

ですってよ。

そろそろのはず~とは思ってましたが・・・きましたね~キッチリと。

ちなみに発売日は8月17日

なおかつ!

某誌にてマル秘読み切り掲載!!!

なんてのも、あるんですってよ。奥様。

某って。秘って。思わせぶりな。気になる気になるぅ~~早く読みたいぃ~~

弐瓶さんは単行本未収録の読み切り作品や連載のつもりが第1話で終わっちゃってるのや・・・いろいろあるので、こうして書きためた読み切り作品がいつの日か単行本化されることを切に願ってやみません。

来月8月17日はバイオメガの日。

9月7日はBLAME!の日。

今からあついあつーい残暑に想いを馳せております・・・

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パリ、ジュテーム

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検索すると何種類も出てくるポスター画像が、どれもこれもオシャレでかわゆうて捨て難いのでいっぱい貼ってみました。日本版のもかわいい♪

パリ、ジュテーム公式サイト

この作品1編が約5分、全18編からなるオムニバスもの。観る前は、たった5分でいったいどんな物語が?とちょっとだけ思ったけれど・・・観てみて納得の胸キュゥン。たった5分でも。ドラマは起こりうるのです。だってそこは特別な街パリ。パリのありとあらゆる街角で、今この瞬間もきっと、小さな出会いやドラマが繰り広げられているのでしょう。

テーマはずばりパリ!というこのキュートな企画に参加した映画監督の数、なんと総勢21名(1編につき監督2人ってのもあるので)。出演している俳優陣も大変豪華な顔ぶれでお得感満点です。あまり馴染みのない監督さん俳優さんもけっこういるし、とても心に残った作品、ちょっと意味が分かんなかった作品などいろいろでしたが、18編全部の感想書くのもアレなので特に気に入ったやつだけピックアップ。

セーヌ河岸

監督:グリンダ・チャーダ、ポール・マエダ・バージェス(『ベッカムに恋して』)

出演:レイラ・ベクティ、シリラ・デクール

若人の直感的で胸キュンな恋のはじまりを、無条件に応援したくなります。二人とも知らない俳優さんだったけどなんともまぁ爽やかで。おじいちゃんも案外いい人でよかったね。

チュイルリー

監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン(『ファーゴ』)

出演:スティーブ・ブシェミ

コーエン兄弟の手にかかるとパリもこんなブラックなコメディに。ブシェミが妙に愛らしく見えたのは私だけでしょうか・・・てゆーかブシェミ、セリフあった?

ヴィクトワール広場

監督:諏訪敦彦(『M/OTHER』)

出演:ジュリエット・ビノシュ、ウィレム・デフォー

ジュリエット・ビノシュとウィレム・デフォーという名女優&名怪優を、日本人監督諏訪敦彦が贅沢に起用しています。カウボーイ登場シーンはあまりにも美しく感動的。悲しいお話なのですが、一番気に入ったかも。

エッフェル塔

監督:シルヴァン・ショメ(『ベルヴィル・ランデブー』)

出演:ヨランド・モロー、ポール・パドナー

単純にパントマイムが楽しかった。シルヴァン・ショメ監督の過去作品『ベルヴィル・ランデブー』というアニメーションがかなり評価高いみたいなので観てみたいです。

ピガール

監督:リチャード・ラグラヴェネーズ(『マディソン郡の橋』脚本)

出演:ファニー・アルダン、ボブ・ホスキンス

ファニー・アルダンとボブ・ホスキンスという組み合わせが、なんだかオトナでいいですね。

フォブール・サ・ドニ

監督:トム・ティグヴァ(『パフューム/ある人殺しの物語』)

出演:ナタリー・ポートマン、メルキオール・ベスロン

盲目の青年役メルキオーズ・ベスロンの繊細な演技に引き込まれました。「セーヌ河岸」の二人に続き、応援したいカップル。

カルチェラタン

監督:フレデリック・オービュルダン、ジェラール・ドバルデュー(『あるいは裏切りという名の犬』出演)

出演:ジーナ・ローランズ、ベン・ギャザラ、ジェラール・ドバルデュー

オトナだ。これまたオトナなのだ。ちょっと複雑だけどみんな幸せ・・・ってそんなんアリ?アリかもね。ジェラール・ドバルデューの役回りも超シブイっす。

14区

監督:アレクサンダー・ペイン(『アバウト・シュミット』)

出演:マーゴ・マーティンデイル

最後にこういうお話をもってくるとは・・・やられました。「言葉では表現できないできごと」が、私の中でも起こってしまった感じです。心を開きさえすれば、どんな悲しみも喜びも受け止めてくれる街パリ。あぁ・・・パリに会いたい。

他にも良かったのいっぱいあるけどこれくらいにしておこう・・・

芸術の都パリ、恋人たちの街パリ。パリのイメージって総じて華やかなもの。しかしこの映画で描かれているのは、いかにもラヴィアンローズな大袈裟なパリではけしてないところが、いいなと思いました。ラストのまとめ方もグッジョブ。どのエピソードもキラキラと輝いている、ステキな映画でした。

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鈴木先生

Suzuki3

気がつけばブログの更新が週一ペースになってしまっている今日この頃・・・

これまたひときわ可笑しなマンガに出会ってしまいました。

だって見てこの3巻表紙。鈴木先生、とびっきりの狼狽フェイス。

『鈴木先生』は・・・

とある中学校、2-Aの担任を受け持つ鈴木先生。繊細で悩み多き生徒たちが巻き起こす事件に苦悩させられる日々。小川蘇美への想いを胸に秘め、鈴木先生は今日も生徒たちを全力で導く!

そんな感じの、文芸漫画家(って何?)武富健治渾身の一作。漫画アクション誌にて不定期連載中です。

「このマンガがすごい!2007・オトコ版第4位」だの、「このマンガを読め!2007第6位」だの、既にあちこちでマンガランキングベストテン入りを果たしているらしい『鈴木先生』。(1巻オビより)

しかしついうっかり『鈴木先生』を手に取ってしまったのは、そんな1巻オビのどこまでも中途半端なあおり文句にあおられたワケではけしてなく・・・なんと言ってもこの狼狽顔のせい。今時珍しいにもほどがある、ボタンダウンシャツ&ループタイのせい。ループタイなんて、うちのおじいちゃんですら20年くらい前にしていたかどうか・・・

ありとあらゆるディティールが確信犯的に生真面目に古臭かったり、イマドキの中学生教師の実情を真剣に描きたいのかそれとも笑わせたいのかよく分からんかったり(どちらかというと笑っちゃいますが)、とにかく掴み所のないマンガです。

げ○みそ事件にしろ酢豚事件にしろ、「事件」自体はぶっちゃけどうでもいいことなのに、なんだかよく分からない怒涛のハイテンション、鈴木先生の小川萌え、数々の名セリフなどが奇妙にツボにハマってしまい、たやすくスルーさせてくれません。

一見ステレオタイプのようにも見える「絵」にも強烈な個性を感じます。特にキャラクターの表情。みなさん大変良い表情をしていらっしゃる。

Izumi 給食中のゲ○ミソ発言を鈴木先生に注意されたときの出水くん

Yamasaki_1 「不人気教師ランキング」見事1位に輝いてしまったときの山崎先生

Taketi ブチキレちゃって手のつけられない竹地くん。ほとんどホラーです

なんだろうこの中学。ヘンな中学だ。しかし鈴木先生禁断の恋の行方や、みんな気になる小川さんの想い人、竹地とカーベー・・・などなど、3巻の時点で放ってはおけないあれこれが山積み・・・続きを見届けないわけにはまいりません。武富健治先生が今後も読者を全力で導いてくれることに期待。握りこぶしで待ってます。

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キサラギ

Kisaragi

ブロガーさんたちの評判がとってもいいので慌てて観に行った次第でございます。小栗旬とか小出恵介とか、そこらへんのキャストだけ見てスルーしかけてた・・・みんなスーツ着てるし、なんかホスト絡みの映画かと思って。スーツはスーツでも喪服だったのかぁ~ごめんちゃい。

<あらすじ>

C級アイドル、如月ミキが謎の自殺を遂げてから1年。ファンサイトに集う面々で彼女の一周忌オフ会を開くことになった。参加者は、ファンサイトの管理人・家元(小栗旬)、スネーク(小出恵介)、オダユージ(ユースケ・サンタマリア)、安男(塚地武雄)、いちご娘(香川照之)の5名。初めて顔を合わし盛り上がる5人だったが、オダユージの「彼女は自殺ではなく殺された」という発言を境に雲行きはあやしくなっていく・・・キサラギ公式サイト

以下ネタバレご注意ください↓

いやはやこれまた評判通りの面白さで大満足。鑑賞後は誰かとあれこれ語り合いたくなるような、非常によくできた密室劇でした。2転3転4転・・・5転?くらいはあるミステリ仕立てですが、謎解きに慣れっこな人もそうでもない人も、皆平等にしっかり笑わせながら最後まで引っ張って行ってくれる親切さがなんだか好印象で、お客さんの満足度もかなり高いんではないかと。最後ホロリもあるし。もちろんわたくしも案の定泣かされました・・・

ワンシチュエーション、演じるのはたった5人の男たち。限られた設定だからこそ、工夫を凝らした脚本や演出、役者の持ち味や気の利いた演技が生きてきます。冒頭とあるビルの一室に、ひとりまたひとりとメンツが揃っていくあたりで既にとってもワクワク・・・。登場人物の紹介をきちんとこなしつつ、これから始まる濃密な会話劇に期待を持たせてグッと惹きつける上手い導入部分ですね。

5人ともそれぞれハマリ役だったと思いますけど、中でもやはり香川照之さんがインパクト大ですねぇ。オダユージに意味不明な目力攻撃しかけてみたりだとか、なんつーかもうコワイくらいにめちゃんこ演技細かいの。んでそのオダユージ役をユースケ・サンタマリアに振っちゃうところがこれまたナイス。ほぼネタなんだけど冴えてます。

いちご娘さんのキモさがより際立つ、回想シーンの紙芝居風味な映像もステキだし、家元のパーフェクトコレクションとか、カチューシャとか、重要なアイテムに何度も出番があるところもムダがなくてイイ。

ラストのプラネタリウムな演出はちょっと唐突な気もしましたが、閉塞感のある設定なので最後なんとかして観る側に開放感を与えたいという、作り手側の不器用な優しさが伝わってきてなんだか微笑ましいのでオッケイ。それにこの時点では、登場人物たちへの愛が私の中にすっかり満ち溢れちゃってて、エンドロール以降のあれこれ含めすべてをニコニコ顔で許せる域に到達しておりました。

『舞妓Haaaan!!!!』はもしかしたら人を選ぶかもしれないけど、これは万人が安心して楽しめる作品なんじゃないかなぁ~ほんとおもしろかった♪

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ダイ・ハード4.0

Livefreeordiehard

基本的に吹き替えはノーサンキューなのですが、野沢那智さんの江戸っ子マクレーンだけは別格。いつぞやの日曜洋画劇場40周年記念版『ダイ・ハード』観たぁ?もうねぇ~大興奮っすよ!DVDではけして聞くことのできないまごうことなきナッチーボイスが、私の血となり肉となっておるのをしみじみ実感いたしました。改めて『ダイ・ハード』最高!那智さんの奇跡と言ってもいいヤンチャな仕事っぷりも最高!!とかなんとか一人で勝手に身悶えていたらぬわんと!『ダイ・ハード4.0』のマクレーンは那智さんが吹き替えていらっしゃるというではありませんか。ぬぅおおおぉぉぉ~あらがえん~!・・・てなワケで、あえて日本語吹き替え版をセレクトー♪

<あらすじ>

アメリカ独立記念日前夜。娘ルーシー(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)の後をつけニュージャージー州までやってきていたジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)は、たまたまそこにいたばかりに、上司から「近くに住むマット・ファレル(ジャスティン・ロング)というハッカーをワシントンDCのFBI本部まで連行せよ」との命令を仰せつかってしまう。マクレーンは仕方なくファレルのアパートに向かうが・・・ダイ・ハード4.0公式サイト

久々のナッチーマクレーンがどうたったのかは最後の方に書くとして・・・

いや~おもしろかった!むちゃくちゃおもしろかったよぅ~

アクション映画たるもの、こうでなくてはいけません。

今やアクションシーンのネタなんて世に出尽くしていて、目新しいものには滅多に出会えないけれど、この『4.0』にはこれまで観たこともないような工夫を凝らしたド派手アクションがてんこもり。久々度肝を抜きました。CG使いまくってんだろうけど、どの部分がそうなんだか全く分からんし。とにかくありえないシーンの連続なのですが、ジョン・マクレーンならありうるか・・・と妙に納得できちゃうから不思議。ヤツが「死なない男」であることを、シリーズ中最も強く感じましたです。

今回マクレーンの相方となるのが、いかにも現代っ子なIT系オタク君である点も良かった。ダイハードファンならば、マクレーンの最高に運の悪い一日に一生に一度は同伴してみたい!と誰しもが夢見ますよね。(←そうか?)自らの身体能力なんて顧みない、そんな一般ピープルのささやかな夢を叶えてくれたようなファレル君・・・眩しかったです。これはレン・ワイズマン監督の夢でもあるかもしれないと勝手に想像。

悪役が魅力的なのもシリーズの特徴のひとつですが、今回の大ボス・ガブリエルは残念ながらいまひとつインパクトに欠けたかな。その代わりと言っちゃなんだけど、エキゾチック美女マギー・Q演じるマイちゃんが、マクレーンにボコられるのも含めていい仕事してました。それと終盤登場し、マクレーンに「ハムスター野郎!!」と罵られていた(字幕ではどうだか分かりませんが)ものすごく身のこなしの軽い人の動きもスゴかった。彼いったい何者かと調べてみたところ、これまで主にリュック・ベッソン監督作のスタントマンとして活躍してきた方なんだそうで。へぇ~どうりでねぇ~。主演作『アルティメット』、ぜひとも観てみたいです。

んでようやくナッチー。

散々ナチナチ言っといてなんですが、正直ちょびっと不安もありました。ふさふさだった頃のマクレーンに比べ、つるつるマクレーンは見た目的にも雰囲気的にもすっかり落ち着いた感じの渋いオジサマになってしまっているため、那智さんのあの声はもしかしたら違和感があるかもしれないなと。しかーし!第一声を聞いてそんな不安は吹き飛びましたです。那智さんてばサービス満点なんだもの。ファンの気持ちをよ~く分かっていらっしゃる。那智さんのジョン・マクレーンへの愛すら感じる、素晴らしい吹き替えだったのでした。

エレベーターシャフト内での大爆発、ジョンソン捜査官、イビカイエなどなど、1作目へのオマージュやら小ネタやらがあちこち散りばめてあったのも楽しかったなぁ~。

やっぱ『ダイ・ハード』大好きだー

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