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クローズZERO

Crows0

日本のマンガ文化において、今や伝統と言ってもさしつかえないヤンキー漫画。マンガ好きを名乗ってはばからない私ですが実はヤンキー漫画だけは苦手で、私たち世代なら知らない人はいないであろう『ビーパップハイスクール』すらまともに読んだことありましぇん。そんな私がなんでこれを観たのかと言うと、毎度のことではありますがブロガーさんたちの評判がとっても良かったから。面白い映画を教えてもらえてちゃんと映画館で観ることができて、いつも助かりまくっているのです。

<あらすじ>

最強・最悪の不良たちの抗争渦巻く鈴蘭男子高等学校。ヤクザの息子である滝谷源治(小栗旬)は、父親(岸谷五朗)に「鈴蘭のてっぺんを獲ったら組を譲る」と言われ鈴蘭に転入。一匹狼の源治だったが、“鈴蘭のてっぺんに最も近い男”芹沢多摩雄(山田孝之)を倒すため、チンピラ片桐拳(やべきょうすけ)の協力のもとジワジワと勢力を増やしていくのだが・・・クローズZERO公式サイト

まるで深窓のお嬢様学校みたいな名前なのに、見事に悪そうなのばっかり揃った鈴蘭高校。「鈴蘭のてっぺんをとる」っていったいどういうことなのか、校舎の屋上を占拠するだけではダメなのか、映画が始まってしばらくはよく分からなかったんだけど(マジです)、三度の飯よりケンカ好きな野郎どもの熱い抗争に、気がついたらすっかり夢中になっていました。

先に観たお友達が「8割はどつき合い」って言ってて正にその通りだったのですが、仁義や人情やユーモアもふんだんに盛り込まれていたのが良かったです。とにかく強いヤツと闘って勝つことが、なによりの喜びであり誇りであるピュアなバガボンドたち。オトナの作ったルールにはけして従わないけど、自分たちのルールにはわりと忠実でちゃんと筋も通す姿を見て、ケンカしにでも学校来てるだけマシなのかもしれんと思いました。 目標があるって大事なことですね。

主演は『キサラギ』以来けっこう気になる若手俳優のひとりである小栗旬。ヤンキー役というのはいまいちイメージではないなぁ・・・と観る前は勝手に思っていたんだけど、尖ったナイフのような源治のキャラと、小栗旬本人が持つ母性本能くすぐり系のキャラがいい感じに融合しており、予想外に胸キュンしてしまいましたです。えへ。泣いちゃうシーンとかズルイよ~かわいいよ~。なんでもエキストラの中には現役の不良さんなんかもいたらしく、「なんか言われたら殴ってやる」くらいのイキオイで役に入り込んでたという小栗君。どうりで迫力の熱演でした。

それからこの映画、報告しないではいられないほど客層が特殊でおもろかったです。とりあえず前1列は学ランの男子高校生がズラリ。左隣りは女子高生二人組、後ろも女子高生、右隣りはヤンキー風カップル。映画に対するリアクションが非常によろしい皆さんに取り囲まれた状況に、ついうっかりテンションが上がってしまう私。

特に左側の女子高生さんたちがどうやらそれぞれ小栗旬、山田孝之のファンらしく、彼らがスクリーンに映るたびに「バリカッコイイ~!!」を連発。(「バリ」→訳:ものすごく。「ギザカワユス」の「ギザ」にあたる広島弁。『バリバリ伝説』のバリ、かもしれない)STREET BEATSのLIVEシーンでは一緒になってオイオイ言ってたし。普段だったら映画中のおしゃべりってちょっとした迷惑行為に感じてしまうところですが、今回に限っては不思議とおもろいBGMになってくれてました。

ラストすっかり忘れたころに出てきたパーカー野郎リンダマン。男子高校生が言うには「マンガのリンダマンにバリ似とる」らしい。ほうかね。原作もちょっとだけ読んでみたくなりましたー

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映画」カテゴリの記事

コメント

これ、予告編を見て「おもろそう」って思ってたんですよね。退院したら行きたい候補のひとつかな。
私もあまりヤンキー系映画は・・・と思いつつ、ビーバップの第1作は劇場で観たのでした。同時上映はナンノ版スケバン刑事。歳も取るはずです。

投稿: かげさん | 2007年11月17日 (土) 14時07分

かげさん様

私ヤンキーはダメとか言いつつ、そういえばスケバンは大好きだったんでした。
それも特にナンノが。ヨーヨー持ってたし(笑)

ビーバップのマンガは読んだことないけど映画は観た記憶があるので、
スケバン刑事と同時上映だったなら私も映画館で観たのかもしれません。

かげさん退院したらぜひ観に行ってください。オススメです☆

投稿: kenko | 2007年11月17日 (土) 15時27分

kenkoさん、こんばんは☆
おぐりしゅん担当です(笑)
いつもは笑っちゃうくらいアクセス数の少ない
うちのブログも、最近大活躍な彼のお陰でアクセス数上昇中です(爆)
そうそう、でしょ?
尖ったナイフキャラの源治なのに、可愛いところもある、っていうのは小栗くんならではだと
思うんですー。
泣きながら踏ん張ってる(?)姿はもろに
ストライクでした、はい。可愛すぎます。
この映画の特殊な観客層の話は良く聞きますねー。
私は舞台挨拶だったから普通でしたが(笑)
そんな客席も新鮮ですね!

投稿: sally | 2007年11月19日 (月) 19時14分

kenkoさん

ほー自分が見たときもそんな
客層でしたよ!
いやいや自分が見たときは女子ほとんど
いなかったなぁ。バリかっこいいも
ギザカワユスも聞けませんでしたが。
なんかやたらお祭りに地元ヤンが集まる
感じに似てるというか(笑)たまたまそんな
映画観てないのか、これが特別なのかちょっと判りませんが。
小栗旬君さほど意識してなかったですが、
テレビ一方通行のタレントが多い中、
キサラギと本作みたいな面白映画に
出てくれてるので高感度上がってます。

投稿: kazupon | 2007年11月20日 (火) 12時54分

おぐりしゅん担当様

じゃなくてsallyさま。お返事どうもでございます~

アクセス数の少なさではたぶん負けてませんが、
クローズの記事UPしたとたんやっぱりそれ関係でヒットして来られる方がちょっと増えました。
うちに来てもろくな小栗旬情報は用意していないので申し訳ないくらいです。

小栗くん可愛かったですよぅ~こんな気持ちかなり久々かも♪
先日の情熱大陸もつい一生懸命見てしまいました。

劇場に入ったとたん思わずのけぞってしまうくらいの客層でしたが、
ほんと新鮮で楽しかったです。
こういうのも劇場に足を運んで映画を観ることの醍醐味かもしれませんね。

投稿: kenko | 2007年11月20日 (火) 18時46分

kazupon様

kazuponさんがご覧になった時もそんな客層だったんですねー
そういう子たちに囲まれたど真ん中だったので
最初はちょっとビビってしまったものの、
映画を素直に楽しんでる様子はなんだか微笑ましくもありました。

お祭りに集まるヤンキー!ははは。確かにそんな感じかも~
普段見かけないのに、お祭りになるとどこからともなく集まってくる…
仁義なき広島の地にはまだまだそんな風習があります(笑)

小栗君カッコイイばかりでなく面白い映画にもたくさん出てくれるという点で、
男性からの好感度も急上昇なのかもしれませんね。

投稿: kenko | 2007年11月20日 (火) 19時32分

こんにちわ。

『サル山の大将』っすよね、ぶっちゃけ(笑)。てっぺんっつったって、所詮サル山なんですよ(爆笑)。なのにねえ・・・やたらアツい映画でバリ白熱してしまいました(笑)

それにしても方言の解説がかなり面白くてバカウケしちゃいましたよ。ちなみに岩手弁だとバリやギザにあたる方言は「たんだ」と言います。

例:「この映画、たんだおもしぇがったべ~」
「小栗旬、たんだかっこえがべ~」

バリバリ伝説⇒たんだたんだ伝説

です。あ・・・何も面白みがなくてすみません。バリやギザの方がカッコいいっす。

投稿: 睦月 | 2007年11月21日 (水) 12時27分

睦月様

さっそく「バリ」を活用してくださりありがとうございます(笑)
そーなんですよね、しょせん猿山の大将どもなんですけど、
見ているうちにこんな青春の1ページもありかもねと思えました。

ほほー岩手では「たんだ」と言うですか。
なんか「だっふんだ」みたいで面白いですね(←かなりムリがある)
たんだたんだ伝説…ぷぷぷ(笑)
広島ではバリとほぼ同じニュアンスで「ブチ」というのもあります。
クローズな広島男児風に言うと「ブチかっこええのう!!」って感じ☆

投稿: kenko | 2007年11月22日 (木) 19時02分

kenkoさん、こんばんは。
そうでした。
kenkoさんは漫画がお好きでしたよね。

いろいろなブロガーさんが「客層が面白かった」と仰ってますけど、
スワロが見た劇場はいたって普通の客層でした。
仕事帰りのサラリーマンがポップコーンを食べながら見る、そんな感じです。

スワロも『キサラギ』以来小栗君が好きですが、
今回の小栗君にたいしては「バリカッコイイ~!!」とか
「ギザカワユス~」とか思えませんでした。
ダメなのよ、剃り込みは!!
アツイのはいいけど暑苦しいのはダメなのよ!!

投稿: swallow tail | 2007年12月20日 (木) 23時17分

swallow tail様

スワロさんこんばんは☆

そうなんです、実はマンガは大好物で、
もともとブログもマンガ中心のつもりで始めたのですが、
最近は映画の感想書くだけでいっぱいいっぱいになってしまっております。
マンガもたくさん読んでいるんですけどねぇー

>仕事帰りのサラリーマンがポップコーンを食べながら

いやいや、一見フツーのサラリーマンも、実はかつてのヤンチャ君かもしれませんよ(笑)

>ダメなのよ、剃り込みは!!

だ、だめですかぁ~
確かにリアルに剃り込みを入れてるボーイはタイプじゃないけど、
小栗くんの剃り込みならOK♪だったりするのはだめですかぁ~

投稿: kenko | 2007年12月21日 (金) 20時51分

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作品情報 タイトル:クローズZERO 制作:2007年・日本 監督:三池崇史 出演:小栗旬、やべきょうすけ、黒木メイサ、桐谷健太、高橋努、鈴之助、遠藤要、上地雄輔、高岡蒼甫、山田孝之 あらすじ:偏差値最低、品性最悪の不良学生が集まる鈴蘭高校では、多数の派閥が覇権をめぐって勢力争いを繰り広げていた。現在の最大勢力は、3年の芹沢多摩雄(山田孝之)率いる“芹沢軍団”だった。そこへ、鈴蘭制覇を本気で狙う滝谷源治(小栗旬)が転入、鈴蘭OBで早秋一家矢崎組のチンピラ片桐(やべきょうすけ)と友人になり、勢力を拡大... [続きを読む]

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