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魍魎の匣

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年末に観たのに感想書くのずっとほったらかしてました。よく行くシネコンの「6回観たら1回タダ」というサービスが無くなっちゃってショック!

<あらすじ>
1952年。探偵・榎木津礼次郎(阿部寛)は、元映画女優の柚木陽子(黒木瞳)から、失踪した娘・加菜子(寺島咲)の捜索を依頼される。また同じ頃、売れない作家・関口巽(椎名桔平)は、雑誌記者の鳥口(マギー)から少女バラバラ殺人事件の記事を書くよう依頼される。鳥口はバラバラ殺人と新興宗教“深秘御箱教”が関係しているとにらんでおり、関口と関口の友人・中禅寺秋彦(堤真一)の妹である敦子(田中麗奈)を連れて、御匣教に潜入する・・・魍魎の匣公式サイト

あらすじ書くのややこしいわぁー

お弁当箱みたいな分厚さが特徴のひとつである“京極堂シリーズ”には昔ハマって、確か『絡新婦の理』までは読んだと思います。
もう10年くらい前のことなので細かいところはだいぶ忘れてしまいましたが、本筋に関係あるのかないのか分からない中禅寺のウンチクからしてまず面白く、ページ数の多さなんておかまいなしに一気読みせずにはいられないシリーズでした。

シリーズ1作目である『姑獲鳥の夏』の映画版は、オチがオチなだけに映像ではキビしそうな気がしてなんとなく観ていないんですけど、2作目『魍魎の匣』は、自分が読んだ中では一番のお気に入りだったというのもあって観てみることに。
“匣の中にはみっしりと若い娘が・・・娘は「ほう」と言った”という奇妙に耽美なビジュアルイメージだけでもたいへん魅惑的で、ゾクゾクとそそられるお話です。
これって今後も出版された順序通りに次々映画化していく予定なのかな?

まずセットや衣装などの雰囲気作りは最高で、観ごたえ満点でした。どうやら上海ロケしているらしいことを後で知って納得。アジアンミックスないかがわしさがいいっすねぇ。

キャスティングも大変豪華で、『姑獲鳥の夏』のメンバーほぼ引き継ぎなんだけど、関口巽役だけが永瀬正敏さんから椎名桔平さんに変更になっている模様。
椎名さんが関口ってイメージ的にちょっと違うような気がしてましたが、実際観てみるとやっぱりお上手でこれはこれで全然アリだなと思いました。中禅寺=堤真一、関口=椎名桔平、榎木津=阿部ちゃんという、渋くて愉快な仲間たちのバラバラ会話劇が笑える〜。『姑獲鳥の夏』もこんな楽しいノリなの?
クドカン始め荒川良々、池津祥子たんなど、ひいきの劇団の俳優さんが映画やドラマにちょい役でも出演してると、なぜかそれだけで得した気分になるチョロい私。ある雑誌で原田監督が「宮藤くんは美青年だと思う」とおっしゃってましたが、久保を演じたクドカンは確かに妖しげな色気を醸し出しておりました。最終形態にはビックリ。

前半時間軸がやたら前後するのと、濃いキャラ満載なわりに人物描写控えめだったりして分かりにくくなってる部分はありますが、思いがけずいっぱい笑わせてもらいつつ楽しく観ることができました。最後を“アレ”でしめるってのも良かったです。

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コメント

前作が「ちょっと・・・」だったので、今回はやめておこうと思ってましたが、今回の方が評判よさそうですね。

椎名さんが関口役とは!
(個人的には木場修のイメージだったので、ビックリです。
どんな関口くんなんだろう・・・。
しかも池津さんと荒川さんが出てるんですね~。
う~ん、見たくなってきました(笑)

投稿: kurosui | 2008年1月 7日 (月) 21時58分

kurosui様

kurosuiさま、コメントどうもでございます。

kurosuiさんももしや京極好き?そして大人計画好き?
前作ってやっぱり「ちょっと・・・」なんですね・・・
世間の評判もよろしくなかったみたいだし。
今回のが楽しかったので、前作も観てみたくなってるんだけどなぁ〜

椎名さんが関口役ってやっぱイメージ違いますよね。
だって全然気が弱そうじゃないんだもん(笑)
でも椎名さんてこの時代の雰囲気になんとなくマッチしてて、
意外とアリかもって思えました。

もしご覧になることがあれば、kurosuiさんの感想もお聞きしてみたいです☆

投稿: kenko | 2008年1月 8日 (火) 16時10分

トラコメどうもでした。
これは京極堂シリーズで一番好きな作品なのも同じです。
>“匣の中にはみっしりと若い娘が・・・娘は「ほう」と言った”
ここの映像を楽しみにしてたのにイメージ違ってました・・・それが残念。
まあ前作よりは映画的楽しみは増えてました。

投稿: くまんちゅう | 2008年1月 8日 (火) 20時26分

くまんちゅう様


やっぱりこの『魍魎の匣』がいちばん人気なんですね。

私も「ほう」のシーンをかなり楽しみにしてて
なかなか出てこないなーと思ったら・・・
最後の最後で用意してありました。

前作ってよっぽどダメダメなんですね・・・

投稿: kenko | 2008年1月 8日 (火) 23時09分

こんにちは。

>『姑獲鳥の夏』もこんな楽しいノリなの?
いえいえまったく(^^;
前作はダメダメと言うよりは、逆に、より世界観は近かったと思いますよ。
けれど実相寺監督の世界観は独特ですからねぇ。
いずれにしても、京極堂シリーズは映像化には向かないんでしょうね。

けれど、私も愉快な仲間たちに楽しませてもらいました(^^)

投稿: たいむ | 2008年1月11日 (金) 18時03分

たいむ様

ほぼおんなじメンバーでも、前作はここまで楽しく仕上がってはいないんですね。
『姑獲鳥〜』は特に映像化はむいていない気がするし・・・
機会があったら、あんまり期待せず観てみようと思いまーす♪

投稿: kenko | 2008年1月11日 (金) 23時12分

こんにちは!
隠れ京極ファンなので、このシリーズは全作読んでいますが、中でも匣のお話は面白かった記憶があります。
でも結構内容を忘れていて(汗)、今回の鑑賞でちょっと混乱しました(大汗)
構成が分かり難かったですよね~
まぁ~テンポは良かったので、退屈せずに観れましたが。
前作よりは面白かったですが、やっぱりこのシリーズは映像化には向いていないかも・・・と思いました。

投稿: 由香 | 2008年1月15日 (火) 08時14分

由香様

由香さんはシリーズ全て読まれてるんですね!
私の場合、じょろうぐもまでは読んだのですが・・・
その後のやつが上下巻に分かれているのを見て
なんとなく気持ちが萎えてしまったような記憶が・・・(汗)

匣はいちばん好きなお話でしたが同じく内容はうろ覚えであったため、
混乱した部分も多々ありました。
ましてや未読の方は大混乱だったかもしれませんね。

雰囲気はバッチリだったけど・・・やっぱり映像化は難しいのかなぁー

投稿: kenko | 2008年1月15日 (火) 11時47分

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受信: 2008年1月 8日 (火) 01時28分

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受信: 2008年1月14日 (月) 16時52分

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