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2008年2月

AGAPE store「からっぽの湖」

Agapestore

観に行こうかどうしようかずーっと迷ってて、結局当日券買って観てきました。
けっこうな豪華キャストなのに、当日券が残っているという奇跡shine

作・演出および出演者は下記の通り。

 作:枡野幸宏 演出:G2

出演:松尾貴史/片桐仁/坂田聡/菅原永二/ぼくもとさきこ
   久保酎吉/田中美里

お話は、謎の生物“ノッシー”が生息するという野間口湖の湖畔に訳ありの7人の男女が集まってきて、ゆる〜くて可笑しな時間を過ごすうちに、それぞれが抱える闇が浮かび上がってくる・・・みたいな感じ。

ネス湖のネッシーをモチーフにした『ウォーター・ホース』も観たばかりだし、なんだか“謎の生物”づいてる今日この頃です。

G2と松尾貴史さんのユニット“AGAPE store”にも、脚本の枡野幸宏さんにも全く免疫はないのですが、ほどよい笑いと秘密と上映時間、役者さんも巧い方ばかりで全体的に安心して観ていられました。
お腹を抱えるほど笑いのツボにハマることはなかったけれど、野間口湖でのほのぼの会話劇の合間に、たたまれた白いコートが投げ込まれるのを合図に始まる、登場人物たちの過去の“秘密”のシーンが良かったです。
中央のスクリーンや小道具、照明を効果的に使った、空間的制限のある舞台ならではのとても粋な演出でした。

しかしひとりひとり順番に秘密が明かされていく中、ファンシーペンションのオーナーで森の妖精さんである松尾貴史さんのシーンだけなかったような?
そんなはずないと思うんだけど・・・寝てた?私sweat02

舞台から観て客席が“野間口湖”である設定も面白いなと思いました。
ときどき湖で魚が跳ねて、ノッシーの出現を待つ登場人物全員に観客が見つめられちゃうのです。
からっぽの湖・・・とか言いつつ、実はノッシー=観客?
彼らのやり取りを、ノッシーたちはクスクス笑いながらこっそり見守っているのかもねconfident

やたらとサービス満点のカーテンコールも楽しかったsign03
さすが松尾貴史さん・・・お話がむちゃくちゃ上手だわー。腰低いし。
で、なぜかラーメンズ片桐仁氏が、おもむろにマトリョーシカに入ったテルミンで「コンドルは飛んでいく」を演奏notes
「明日、僕のテルミンの師匠の“テルミン学習帳”という本が発売されます」・・・って微妙に宣伝?
いやいや・・・面白けりゃなんでもOKっすhappy02
つかマトリョーシカテルミンかわいい!欲しい!!こんなの↓

Matoryominマトリョミンheart

ケラさん御一行も先の公演で立ち寄られていた“中ちゃん”に行きたがってた坂田聡さんは、無事に辿り着けたかしらbeer

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宮島ふたたび

作品賞は『ノーカントリー』かー。んー・・・早く観たーいhappy02

さて、春間近の日本三景・宮島へ、ふたたび行ってまいりました。

Ume2ビューティフル紅梅

桟橋を降りてまず出迎えてくれたのは、なぜかこちらのおふたりさま↓

AvpAVP?

“旅館 宮島館”の正面玄関前で、お客さんの来訪を拒むかのようにエイリアンさん対プレデターさんのガチンコ勝負が勃発impact

旅館のおじさんが言うには、こちらのオブジェすべてバイクの部品等でできているそうです。
スゴイsign01カッコイイsign03
でもなんでそれを玄関に??んー・・・ナゾですsweat02

気を取り直しまして・・・宮島と言えばやっぱり鹿heart

Shika1にっこりshineよう来たねー

五重塔の塔近くで出会った子鹿のバンビちゃんは、どうやら宮島のノラニャンちゃんとお友達になりたい様子chick

鹿:あそぼうよー

Shikaneko1 猫1:ダメーいま忙しいのっ

Shikaneko2 鹿:どこがだよー。つまんないの・・・

Neko3

猫1:やっと行ってくれたか。こちとらあなご屋の看板ネコ業で忙しいっちゅうねん

鹿:ねぇねぇあそぼー

Shikaneko3 猫2:・・・・・・

Shikaneko4 猫2:ふぃ〜あのデカイやつ行った?

Shikaneko5 猫2:ほんとに行った?(狙われてます)

種を越えた友情が成立する日はやってくるのでしょうか。

Shika4あ・そ・ぼheart

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20世紀少年

昨日は嵐のような春一番が吹き荒れたかと思ったら、夕方には雪がsnow
わっけわかんねッス。。。

さて、今更感ありまくりなのですが、『20世紀少年』&『21世紀少年』を全巻一気読みしました。

Twentiethcenturyboys

以前10巻くらいまでは読んだんだけど、そのあと続きが出てもなんとなーくほったらかしにしてて・・・
しかし『21世紀少年』も出てなんとか完結したようだし、今年は堤監督の映画もあるので、思い切ってオトナ買いすることに・・・つってもブックオフですがcoldsweats01

いやもー覚悟はしていたけれど、読み始めたが最後、やめられない止まらない〜ですよ。
伏線張りまくり&あおりまくりで読者を引き付けるやり方は、『MONSTER』で既に完成されており、『PLUTO』でもお馴染み。
ただし『MONSTER』よりもとっちらかってて乱暴な印象は確かにあります・・・
それでもやっぱり、実質24巻までそのやり方で引っ張ってってくれる浦沢さんてスゴイと思うんす。
完結したものをこうして一気読みする分にはいいけんど、毎週スピリッツで読んでた人や、コミックの新刊が出るのを心待ちにしていた人はたまんなかったでしょうねぇー
『20世紀少年』として終わって、『21世紀少年』が始まるまでの間も相当なもんだったことでしょうよ・・・

これは浦沢さんが子供の頃に夢中になったであろう、かつての愛すべき少年漫画の世界を、浦沢的リアル路線でマンガ化したものなのかなーと思いました。
次から次へのトンデモ展開はもちろん定番だし、ヒーローがけして死なないのもそう。
浦沢さん自身ロック少年だったらしいし、個人的な思い入れが特に深そうな作品ですね。
ノスタルジーは強く感じるけれど、さすがに万博世代ではないので、そこらへんの描写は想像でしか味わえないのがちょっと悔しいbearing
プロローグのカンナのシーンが、クライマックス近くで繋がったのはかっこ良くってシビれましたわー

堤監督による実写映画は三部作なんだそうで。
今のところ、ケンヂ=唐沢寿明、オッチョ=豊川悦司、ユキジ=常磐貴子、というキャスティングのみ発表されてます。
例えばのだめ=上野樹里、千秋先輩=玉木宏、とか、L=松山ケンイチくん(観てないけどsweat02)のような、完璧にイメージ通りの配役ってなかなかないとは思いますが・・・楽しみにしてまっすmovie

さらに浦沢さんは、『MONSTER』もハリウッドでの実写映画化が決まってるらしい。
こちらはもともとハリウッド映画みたいなエピソードやら、ハリウッドスターそっくりな人やらいっぱい登場するマンガだし・・・期待できるかな?
その他『ドラゴンボール』、『寄生獣』、『AKIRA』など・・・馴染み深いマンガたちの実写映画化話が続々sign03
大好きな作品ばかりなので、映画としていいものに仕上がってくれるよう祈るばかりですconfident

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にゃんにゃんにゃんの日☆

さきほどkurosuiさんちにお邪魔して気がつきました・・・
2月22日は“にゃんにゃんにゃんの日”だったのだcat
もう日を越えちゃったのになんですが、いつも『毛だらけ部屋』でくすぶっているうちのニャンを、たまにはメインステージに呼んでみたいと思いますfish

秘技sign01ニャンダンスsign03

Nyan5アニャーン

Nyan4_2オニャーン

Nyan2パクン

Nyan3ペロッ

以上、ねこじゃらしにまんまと操られて必死のニャンコさんでしたshine

Nyan6またねheart

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エリザベス:ゴールデン・エイジ

Elizabeththegoldenage

前作『エリザベス』は観たような気がしてたけど、どうやら未見だったみたいsweat02
歴史ドラマで、監督もキャストも一緒で続編ってあんまりないような。

<あらすじ>

1585年、エリザベス1世(ケイト・ブランシェット)はプロテスタントの女王として英国を統治していた。しかし、当時の世界最強国家であるスペインの王フェリペ2世(ジョルディ・モリャ)は、カトリックの国として欧州全土を支配するべくエリザベスの暗殺を目論む。その頃エリザベスは、新世界を旅してきた冒険家ウォルター・ローリー(クライヴ・オーウェン)に密かに心惹かれていた。エリザベス:ゴールデン・エイジ公式サイト

なんと言ってもこの作品の一番の見所は、ケイト・ブランシェットの圧倒的な女王っぷりにつきます。
スクリーンの中に彼女が佇んでいるだけで、なんと絵になることか。
絢爛豪華な衣装やメイク、ヨーロッパ各地の教会などでロケーションしたという背景が、ケイトの強烈な存在感をよりいっそう引き立てていてもう溜め息が出ちゃうheart

アマルダの海戦にのぞむ際のキラッキラの甲冑姿はむちゃくちゃカッコイイし。
男前〜!!
その神々しいまでのカリスマ性たるや、まるで『ベルセルク』の白い鷹ことグリフィスですよshine
・・・ってどうしても頭の中がマンガですんませんsweat02
カツラを取ったあとの弱々しくて無垢な、まるで少年のような姿もまた美しかったです。

そしてこの物語には女王の忠実な侍女としてもうひとり“エリザベス”が登場します。通称ベス。
彼女はまるで女王の分身のように、女王が密かに想いを寄せる男と親密な関係になっていきます。
「お前は私ができない冒険をするのだ」女王はそう言って、ウォルターと踊るベスの姿に自分自身を重ね合わせたりもしていたけれど、リアルに二人の愛を知ってしまったら、そりゃ取り乱すわね・・・despair
何事にも屈しない存在のように見えても、女王だって人間だし女なのだ。
そこらへんの複雑で微妙な心理を、さすがケイト・ブランシェットは完璧に演じていました。

スコットランド女王メアリー役のサマンサ・モートンも良かったです。
なーんか不気味で。
死刑執行の際の怖いくらいに堂々とした姿は圧巻sign03
彼女もまた、“神に選ばれた女王”だったんでしょうねぇ〜

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バイオメガ4巻/プラモデル付初回限定版

きーーーたーーー!!!

引きこもり主婦をますます引きこもりにさせかねないアイテムが、amazonさんより到着いたしましたheart

今度の『バイオメガ』は、なんとなんと!造一くんのバイクプラモ付きなのじゃ〜dash

Biomega4hako

いやーここまで正統派プラモなパッケージで来るとは全く思ってなかったです。
届く前は、プラモよりフィギュアの方がいいのになーと思ってたけど、これはこれで遊び心があって楽しいかも。
まーぶっちゃけもったいなくて組み立てられないですけどねー

待ちに待った『バイオメガ』4巻、本編の方ですが・・・
これがまた。もんっのすんっごいことになっておりますcoldsweats02

Biomega4

表紙は一瞬「誰これ?」って思ってしまったけど、ニアルディだったのね。
いつもヘンなお面つけてるニアたん・・・ほんとは美少女なのだheart
毎回女性キャラが表紙を飾るというこの流れでいくと、次巻は新キャラの“ヤー”かな?

もしかしてそろそろクライマックスなの??と思わせるほどの盛り上がりを見せつけまくっておいて、後半の怒濤の新章突入っぷりは見事shine
近未来スプラッタゾンビSF(なんじゃそりゃ)だったはずなのに、すっかり違うジャンルのマンガになりつつあります・・・
でもこれは、個人的にはものすごーくワックワクnotesのたまらん展開!!
なぜならば!こういう凡人の予想をはるかに超えるSF的な展開あってこそ!の弐瓶マンガだと思うから。

それから“大永久生命”ナレインさんのイケメンっぷりも、見のがすわけにはまいりません。

Narein1ナレイン壱(ジャバザハットVr.)

Narein2ナレイン弐(大永久生命Vr.)

でもそんなクリーチャーな彼も若い頃は・・・

Narein3立派なイケメンだったのでーすheart

何があったのか知らないけど、いくらなんでも面影なくなり過ぎなんじゃ・・・sweat02
でも敵ながらちょっと見直したheart造一くん負けとうよー

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ラスト、コーション

Lastcaution

アン・リー監督と言えば『ブロークバック・マウンテン』。
ヒース・レジャーの突然の訃報は本当にショックでした。
いま最もノリにノッてる俳優さんのひとりでまだまだこれからだったのに・・・
ブラッド・レンフロ、ロイ・シャイダー、そして市川崑監督・・・
ここ最近、悲しいニュースがあまりにも立て続けで涙が乾くことがありません・・・

<あらすじ>

1942年、日本軍占領下の上海。女子大生チアチー(タン・ウェイ)は、抗日運動に熱中するクァン(ワン・リーホン)らと行動を共にする中で、クァンが思いついたイー(トニー・レオン)暗殺計画のもと、マイ夫人という偽りの身分を演じてイー夫妻に近づく。用心深いイーを誘惑することにチアチーは成功するが・・・ラスト、コーション公式サイト

抗日運動に身を投じる中で、学生だけで暗殺計画ってあまりにも無謀すぎるように思えるけれど、当時はあんな学生さんがいっぱいいたのだろうか・・・なんて相変わらず勉強不足な私。。。

しかしタン・ウェイ演じるチアチーには元々確固とした信念があったわけではなく、その中心にほのかな恋心を抱くクァンがいたからこそ、だったように見えたし、
映画が好きで女優としての才能もあった彼女は、舞台の上で演じることに純粋な喜びを感じていたんじゃなかろうか・・・最初は。

戦争じゃなかったら、彼らが愚かな道を突き進むことは無かっただろうし、チアチーは素晴らしい女優さんになれていたかもしれない、と思うとあまりにも哀しいです。

チアチーにとっては暗殺計画の成功うんぬんより、屈辱的で取り返しのつかない“暗殺計画の準備”の方がよっぽど重要で、女性としてむちゃくちゃ傷ついたに違いないですよ・・・
クァンあんた・・・無駄にオトコマエなばっかりで頼りないにも程があるんだっつのっ

オーディションで大抜擢されたという新人タン・ウェイの体を張った演技もなにかと話題ですが、ウワサに違わぬ熱演でした。
どちらというと可愛らしい顔立ちだし、すとんとしたスレンダーボディなのに、いったい何事ですか、あのフェロモンは。お色気は。
コンパクトななで肩によく似合うチャイナドレス。洋装もキュート!
帽子のつばが強調する彼女の、力強く美しい目元に釘付け!
スッピンとバッチリメイク時のギャップもGOODです。

問題のベッドシーンは確かに過激で、タン・ウェイに負けないトニー・レオンの熱演にもビックリしましたけども、エロティックな感じはなぜかあんまりしなかったんですよねぇ。
どちらかというと愛に対して不器用で幼い二人・・・といった感じが痛々しくて、ちょっと滑稽にすら思えてしまった。
でも・・・偽りから始まり、複雑な感情が交錯する中で生まれた、言葉では伝えられない真実や激しい想いを、二人はああいったカタチでぶつけ合っていたのかもしれないな・・・とも思いましたです。よく分かんないけど。

かなりの長尺でしたが、最初から最後まで綱渡りをしているかのような緊張感が途絶えることはなく、特殊な状況下で出会ってしまった男女の哀しい駆け引きに引き込まれた158分でした。

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デクスター 〜警察官は殺人鬼

Dexter

America's Favorite Serial Killer!!

FOXCRIMEで絶賛放送中の『デクスター 〜警察官は殺人鬼』が、おもしろいっ

TVドラマって、自分がどんくさいばっかりに大抵見逃したり、せっかく見始めても根気が続かなくてリタイアしたり・・・というパターンが多いんだけど、これは久々にハマりそう♪

マイアミ警察殺人課の血痕分析官(そんな仕事があるんすね)であるデクスター・モーガンの誰にも言えない趣味・・・

それは、一風変わった殺害方法により人を殺し、殺した人間の血液をコレクションすること♡

といっても手当たり次第に殺してるわけではなく、4歳で孤児となったデクスターの育ての親で、警察官でもあったハリーの掟によって、「法の目をすり抜けた凶悪犯」のみをターゲットとしているのです。

ハリーは、血に異常な興味を示す幼きデクスターの内なる衝動を認め、どうせ殺すなら法で裁けない凶悪殺人犯どもを標的にするよう彼を導いたのであった・・・

正義の味方であるはずの警察官が実はシリアルキラーとは、これまた直球ど真ん中にアメリカンなドラマが始まったもんだ・・・くらいにしか最初は思ってなくて、そんなに観る気はなかったんですが。

先日シーズン1の最終話をたまったま観て、すっかり引き込まれちゃいました。
最終話だったんで、いつにも増して気合いの入った作りだったのかも?
とにかく、これまでチェックしてこなかったことを激しく後悔。。。
陰惨な内容なのに陽気なラテン系ミュージックを印象的に使用するセンスや、ときどき妙にコミカルだったりするところも気に入りました。
シーズン1は各動画サイトでも既にことごとくサクジョされており後の祭り・・・再放送してぇ〜〜

おぞましさと美しさが融合したオープニングからしてむちゃくちゃイイです。
デクスターがただ髭剃ったり、あさごはん食べたりしてるだけなのに・・・なんなのこの生理的不快感は。
でも好き♡みたいな。こんなの↓

title credits for dexter

デクスター役のマイケル・C・ホールがまた素晴らしくハマリ役で巧いんですわ〜
彼が大ブレイクしたというドラマ『シックス・フィート・アンダー』は観てないけんど、どっかで見た顔だなーと思ったら『ペイ・チェック 消された記憶』に出てた人だったんですね。

『デクスター 〜警察官は殺人鬼』・・・シーズン2は絶対みのがさないぞぅ〜

Dexter1 I ♡ DEXTER

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ガス燈(1944)

Gaslight

珍しくこんなクラシカルな映画の感想を書いてみたりするのは、昨日BSでやってたのをうちのママリンと一緒に観たからです。

私が映画をよく観るようになったのにはママリンの影響が少なからずあり、そしてやっぱりママリンの影響でクラシカルな映画もけっこう観るようになりました。

だってママリンてば、子供だった私に対して「あんた『カサブランカ』も観たことないの〜?」とさも「おっくれってるぅ〜」とでも言わんばかりにバカにした態度で言い放つんだもの。

しょ・・・しょうがないじゃん〜 その時代生まれてないんだからぁ〜〜

子供心にママリンの態度に理不尽さを感じつつも、なんとなく悔しいので観てみる、面白くて満足する・・・といったパターンで、多くの名作を教えていただいたのでした。

そんなこんなで『ガス燈』。

イングリッド・バーグマンが・・・やっぱりむちゃくちゃ美しいです。

Gaslight1

左はジョセフ・コットン。ウブであるが故に悪い男に騙される美しきバーグマンを助ける刑事さんの役で登場します。

その悪い男ってのが上の縦に長いポスターの人(シャルル・ボワイエ)なんですが、なんつーかもう出てきた瞬間いかにも怪しい・・・というか、その北村一輝似のお顔からして怪しいです。
そして予想通り、バーグマンをヨメにもらったとたんに豹変し、ネチネチネチネチジワジワジワジワと・・・彼女を精神的に追いつめていきます。

で、追いつめられるバーグマンがやっぱりどうしても美しいが故に、鬼気迫る演技もよけいに鬼気迫ってくるんですよねぇ。

しかし観てて一番ビックリしたのは、シャルル・ボワイエに雇われるメイドさんの役でなにげに出演している、下の写真の右端の人の存在↓

Al_gaslight

その横顔、背格好・・・貴女もしかして・・・あのジェシカおばさんでは?!

Al2素敵なマダ〜ム♡

ジェシカおばさんことアンジェラ・ランズベリー・・・
私の中では最初っから「おばあちゃん」だったので、若々しい姿はとっても新鮮でした。
『ガス燈』に出てるなんて全然知らなかったなぁ〜
当時17歳の映画デビュー作だったんですねぇ〜

Al1顔ちっさー

バーグマンに負けじとビューティフル♡

ママリンが『ガス燈』を観るのは初めてではなかったはずだけど、ジェシカおばさんの存在には今回初めて気がつかれたらしく、
「やっぱり声も似てるねぇ〜」
とかおっしゃってました。
そりゃ似てるでしょ・・・本人なんだから(笑)
つか『ジェシカおばさんの事件簿』は吹き替えでしか観たことないので、声までは分かりましぇんっ

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ウォーター・ホース

Thewaterhorse

ほんとは『ラスト、コーション』が観たかったのだけど・・・わけあって、全く観る予定ではなかったこちらをセレクト。
ネス湖のほとりでおじいちゃんが語ってくれる“ほんとうにあったお話”です。

<あらすじ>

第二次大戦下のスコットランド。母や姉と暮らしながら、出征中の父の帰りを待ち焦がれるアンガス(アレックス・エテル)はある日、“潮溜まり”で青い卵を見つける。やがて卵から生まれた見たこともない生き物にアンガスはクルーソーと名付け、密かに面倒を見るのだったが・・・ウォーター・ホース公式サイト

いわゆるよくある“ボーイ・ミーツ・モンスター”な物語。
孤独な少年が特別な友達と出会い、友情を育み、大人に邪魔されながらも障害を乗り越える・・・みたいな。
それ以上の展開になることはけしてないのだけど・・・予想通りのお話だからこそ、安心して楽しめることもあるっ!のです。
なんせ私、生涯ベストワンに挙げるほど『E.T.』が大大大好きで。
こういうお話にはやっぱり弱いんだなーとしみじみ実感しました。

舞台は第二次大戦中のスコットランド。
エミリー・ワトソンを始めとしたイギリス出身の役者さんが出演しているし、美しい自然の中に佇む苔むした洋館など、いかにもスコットランドっぽい雰囲気が出ているように感じたので(行ったこともないのになんですが)、てっきりヨーロッパ系の映画かと思ったられっきとしたアメリカ映画だったんですねぇ。ちょっと意外。

この手のファンタジーにおいてモンスターの造型やキャラ描写はかなり重要と思うのですが、ケルト民族の伝説の海獣ウォーターホースでネス湖のネッシーでハラペコ大将でもあるクルーソーちゃんは、キュートでユーモアたっぷり、なかなか魅力的に描かれていました。
生まれたては正直、生めかしくてちょっとコワイ・・・と思ってしまったんだけど、あっという間にバスタブがよく似合う、オットセイ的な仕草が可愛いサイズに。

しかし『エラゴン』のサフィラちゃんがそうであったように、恐竜系モンスターはとにかくデカくなって背中に少年を乗せてなんぼ!
乗せたはいいが調子に乗ってそのまま水中にもぐってしまうのがクルーソーのちょっとお茶目なところでもあり・・・
そんなヤンチャなクルーソーをしっかり乗りこなし、見た目によらない逞しさを見せつけてくれたアンガス君。
澄んだ瞳とソバカスが印象的でした。
湖が怖いと同時になぜか惹かれるのにも、いつも無表情なのにも、悲しい理由があったのだね・・・

よく知りもしない相手を恐怖のあまり“モンスター”だと決めつけ、無闇と攻撃を仕掛けるマヌケな大人の代表である兵隊さんたち。
戦争が傷つけるものはいつだって結局、“無垢なる存在”や“かけがいのないもの”なんだよね。

そんな悲しい現実を乗り越えて、広い世界で生きていくクルーソーの姿に、素直に感動することができました。

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28週後・・・

28weekslater

ダニー・ボイル監督のイギリス製ゾンビホラー映画『28日後・・・』の続編です。
ボイル監督の特別ファンてわけではないですが、『28日後・・・』は面白かったし、かなりお気に入りの作品。
昨年公開されたボイル的SF映画『サンシャイン2057』も、評判はイマイチだったけどなぜか好きだったなぁ。

<あらすじ>

感染すると凶暴になり人間を襲うようになるレイジウイルスの発生から28週後のイギリス。感染者たちは食料不足によりほぼ餓死し、NATO軍の派遣により街は復興しつつあった。なんとか生き延びてきたドン(ロバート・カーライル)も、他国にいた子供たちと無事に再会する。ドンから「母アリス(キャサリン・マコーミック)は襲われて死んだ」と聞かされた子供たちは、母親の写真を取りに元住んでいた家へ行くが、なんとそこには死んだはずのアリスがいた。そしてアリスは感染しながらも特殊な遺伝子により症状が出ない“保菌者”であることが判明する。28週後・・・公式サイト

今回ボイル氏に代わってメガホンを取ったのは、ファン・カルロス・フレスナディージョというスペイン人の監督さん。
ボイル氏はあくまでもエグゼグティブプロデューサーとして参加しておられる模様。
続編っていうと大抵一作目に比べてつまんなくなるパターンが多いかと思いますが、これはむちゃくちゃ面白かった!なかなかやりよるのぅ〜カルロス〜

襲う人目線なのか、襲われる人目線なのかすら判別できないアグレッシヴなカメラワークとか、極限下における人間の衝撃的な裏切り行為とか、しょっぱなからいきなりテンション高めです。ガッツリ引き込まれます。
つかレイジウィルスの感染力が・・・前作以上にスピーディーになってる?
ガブリとされたら2秒でゾンビ・・・くらいのイキオイですよ。襲う方も悠長にモグモグしていられないよ。

映像とか音楽は、監督が代わってもやっぱりオサレでかっこ良かったです。
まるでハリウッド映画のようなド派手なシーンも盛り込みつつ、シニカルさもバリバリ健在。
基本的にゾンビさんにはヨタヨタしていてほしい方ではあるけれど、この映画に関しては「全速力で走る感染者」というのには意味があり、感染者と感染してない一般ピープルと軍の人、という三角関係の中で巧く生かされていて、なるほどなーと思いました。
キッスで感染ってのも新鮮だったり皮肉だったりでいいですね。
なんかもう男女間の微妙で複雑な感情がぐるんぐるん渦巻いています。
感染後の姿こそが、人間の本性なのかもね・・・と思わずにはいられません。

ロバート・カーライル以外はあまり馴染みのない俳優さんばかりでしたが、『サンシャイン2057』にも出てた軍医役のローズ・バーンとか、お姉ちゃん役の子とか、女優さんの個性が光っているなとも思いました。
特にお姉ちゃんの顔が好きで。おいくつなのか分かりませんがとても大人びていて、雰囲気のある美人さんなの♪

次回はやっぱり28ヶ月後?でもってヨーロッパ全滅・・・してなきゃいいけど。

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アメリカン・ギャングスター

Americangangster

巨匠リドリー・スコットが監督として手掛ける最新作は・・・デンゼル・ワシントンVSラッセル・クロウ!!ひゃっほー

<あらすじ>

1968年ニューヨーク。ギャングのボス・バンピーに仕えてきたフランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)は、彼亡き後、独自に上質のヘロインを入手するルートを開拓し、暗黒街の麻薬王として君臨する。一方刑事リッチー・ロバーツ(ラッセル・クロウ)は、汚職が当たり前だった警察内で一人潔癖な仕事を貫き通し、周囲からのけ者にされていた。やがて彼は、新たに立ち上がった麻薬捜査班のリーダーに抜擢される。アメリカン・ギャングスター公式サイト

音楽含めむちゃくちゃカッコイイ予告篇に期待は高まり・・・公開初日映画の日、張り切って行ってきました♪
いやーなんというか、漢VS漢、正統派のギャング映画!といった趣きで、もちろんスリリングなお話なんだけどなんだか安心して観ていられた感じ。
終わってみたら3時間近く経っててビックリしました。観応えありましたわぁ〜

デンゼル・ワシントンもラッセル・クロウもどちらも主役級だと思っていたのですが、これは完全にデンゼル・ワシントン演じるフランク・ルーカスの物語だったのね。

60年代から70年代にかけてハーレムを牛耳っていたという麻薬王フランク・ルーカスは実在の人物。
自分を育ててくれたバンピーのやり方に敬意を払いながらも、彼が最も憎んだ現代的な方法でのし上がっていく様はアッパレ!見事です。
間違いなくホンモノのワルなんだけども、デンゼル・ワシントンが演じるとなぜかそんな風に見えない。
どうしても実はイイ人なんだと思ってしまって、時々唐突に見せる狂気にビビりまくってしまいました。
映画の流れ的にも観る側がフランクに感情移入するようになってるし。
どうしても許せないのはやっぱり、『プラネットテラー』のDVオヤジ、ジョシュ・ブローリン演じる悪徳刑事。
コーエン兄弟の最新作『ノーカントリー』にもメインの役で出演してるらしく、なにげに旬の俳優さんなんですね。『ノーカントリー』も楽しみだな。

ファッションとか車とか音楽とか、総じて70年代風味に味付けしてあるのだけど、あまりその時代の空気感を感じられなかったのは私だけでしょうか。
どうしても現代的というか、洗練されているというか・・・デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウという大物ハリウッドスターの醸し出す雰囲気のせい?かなぁ。
でも音楽はやっぱりかっこ良かった!特に『Across 110th Street』が流れた時「ジャッキーブラウンの曲〜!!」ってテンション上がりました。
あの曲も『ジャッキー・ブラウン』も大好き♡もとは『110番街交差点』という映画の主題歌らしい。

なんの映画の感想か分かんなくなってきたついでに、『ジャッキー・ブラウン』の超クールなオープニングの動画はっとこ♪

Bobby Womack - Across 110th Street

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大奥

Ooku1

『大奥』と聞くと、私のようなミーハー主婦はすぐさまテレビドラマの方を連想してしまうわけなんですが。
ファンの人には申し訳ないけんど、テレビに映画に大奥大奥・・・猫も杓子も大奥大奥・・・の大奥フィーバーにはぶっちゃけお腹いっぱい・・・とか言いつつ、毎週木曜夜9時からは米倉涼子さま主演『黒革の手帖』を、10時からは松下由樹さま主演『大奥〜第一章〜』を、キャッキャ言いながらやっぱり観ていた時もあったなぁ〜(なんじゃそりゃ)
木曜の夜は2時間たっぷり女のドロドロ劇場・・・うふふふふ
そりゃ仕事で疲れて帰ってきたダンナも「ドロドロはもういいよ・・・」ってゲンナリするわ・・・

まーそんなのはさておき。こちらはよしながふみ作、マンガ版『大奥』。
大奥は大奥でも・・・男女逆転大奥!!ですよ。
将軍様はまごうことなき女の子。
そしてそんな将軍様のためだけに、大奥には3000人とも言われる選りすぐりの美男たちが、常時スタンバっているのです。
まずその大胆かつ挑戦的な発想が素晴らしい。
てゆーか女子の立場として、そんな大奥に熱烈ウェルカム♡(アホ)

完全なるパラレルワールドとして描かれているのかと思いきや、なぜ男女が逆転することになったのか、史実との矛盾がないようにスキなく理由付けされた大変緻密な構成になっていることにも驚きました。
もしかしたらあり得るかも・・・と思えるのよ。すげーですわ。

また吉宗篇の水野といい、家光篇の有功といい、物語の中心となる男子たちのなんと麗しいこと。
扉絵の構図などいちいち官能的で、溜め息が出ちゃいます。
よしながふみさんと言えばドラマ化もされた『西洋骨董洋菓子店』が代表作らしいですが、もともとはBLのひとであったと知り、どうりで!!と深く頷きました。

こんなに面白いのになんで1年に1回しか刊行されんのかと思ったら、連載誌が隔月刊なんですねぇ。
んんんん〜〜〜〜・・・一刻も早く、続きプリーズ!!

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