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ウォーター・ホース

Thewaterhorse

ほんとは『ラスト、コーション』が観たかったのだけど・・・わけあって、全く観る予定ではなかったこちらをセレクト。
ネス湖のほとりでおじいちゃんが語ってくれる“ほんとうにあったお話”です。

<あらすじ>

第二次大戦下のスコットランド。母や姉と暮らしながら、出征中の父の帰りを待ち焦がれるアンガス(アレックス・エテル)はある日、“潮溜まり”で青い卵を見つける。やがて卵から生まれた見たこともない生き物にアンガスはクルーソーと名付け、密かに面倒を見るのだったが・・・ウォーター・ホース公式サイト

いわゆるよくある“ボーイ・ミーツ・モンスター”な物語。
孤独な少年が特別な友達と出会い、友情を育み、大人に邪魔されながらも障害を乗り越える・・・みたいな。
それ以上の展開になることはけしてないのだけど・・・予想通りのお話だからこそ、安心して楽しめることもあるっ!のです。
なんせ私、生涯ベストワンに挙げるほど『E.T.』が大大大好きで。
こういうお話にはやっぱり弱いんだなーとしみじみ実感しました。

舞台は第二次大戦中のスコットランド。
エミリー・ワトソンを始めとしたイギリス出身の役者さんが出演しているし、美しい自然の中に佇む苔むした洋館など、いかにもスコットランドっぽい雰囲気が出ているように感じたので(行ったこともないのになんですが)、てっきりヨーロッパ系の映画かと思ったられっきとしたアメリカ映画だったんですねぇ。ちょっと意外。

この手のファンタジーにおいてモンスターの造型やキャラ描写はかなり重要と思うのですが、ケルト民族の伝説の海獣ウォーターホースでネス湖のネッシーでハラペコ大将でもあるクルーソーちゃんは、キュートでユーモアたっぷり、なかなか魅力的に描かれていました。
生まれたては正直、生めかしくてちょっとコワイ・・・と思ってしまったんだけど、あっという間にバスタブがよく似合う、オットセイ的な仕草が可愛いサイズに。

しかし『エラゴン』のサフィラちゃんがそうであったように、恐竜系モンスターはとにかくデカくなって背中に少年を乗せてなんぼ!
乗せたはいいが調子に乗ってそのまま水中にもぐってしまうのがクルーソーのちょっとお茶目なところでもあり・・・
そんなヤンチャなクルーソーをしっかり乗りこなし、見た目によらない逞しさを見せつけてくれたアンガス君。
澄んだ瞳とソバカスが印象的でした。
湖が怖いと同時になぜか惹かれるのにも、いつも無表情なのにも、悲しい理由があったのだね・・・

よく知りもしない相手を恐怖のあまり“モンスター”だと決めつけ、無闇と攻撃を仕掛けるマヌケな大人の代表である兵隊さんたち。
戦争が傷つけるものはいつだって結局、“無垢なる存在”や“かけがいのないもの”なんだよね。

そんな悲しい現実を乗り越えて、広い世界で生きていくクルーソーの姿に、素直に感動することができました。

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コメント

こんにちは。まだ観てないんですが予告編を観ると「ドラえもん のび太と恐竜」に似てるのかなぁって感じました。もういい中年にさしかかってきましたがこういう夢のある映画も大好きです。

投稿: しぽ | 2008年2月 7日 (木) 15時36分

しぽ様

「のび太と恐竜」!!
ズバリ!!そんなお話です(笑)

これまでどこかで見聞きしたようなお話であることは
間違いないですが、
普遍的で心温まる物語って時々恋しくなるんですよねぇ〜
ゾンビも好きだけど、夢のある映画も同じく大好きです♡

投稿: kenko | 2008年2月 7日 (木) 22時14分

こんばんわ(^◇^)
そういえばETを観た事が無い事に気が付きました(>_<)。

これでは遺憾ですね、ツタヤが半額セールになったら借りてみますね(^o^)丿

投稿: コン猿君 | 2008年2月 9日 (土) 19時22分

コン猿君様

お返事が遅れてごめんなさい!
どうやらノロウィルスにやられたみたいでぶっ倒れてました・・・
コン猿君さんもお気をつけくださいね〜

ETを観たことがないですと?!
名作ですよ〜ぜひぜひご覧になって下さいまし。
ツタヤ半額セールの時に(笑)
お子さんも一緒に楽しめると思うなぁ♪

投稿: kenko | 2008年2月12日 (火) 14時59分

こんにちは♪
kenkoさんは、この映画を楽しまれたようですね。
私、全然ダメでした。残念。
もね、ココロがカサカサにかわいててこういうタイプの映画を楽しむことができなくなっているんだと思うのです。
一番やってはいけないあら捜しをやっちゃって散々でした。トホホ・・・。
グチオンリーの記事ですが、TBさせていただきますね。

投稿: AnneMarie | 2008年2月15日 (金) 11時04分

AnneMarie様

こんにちは!

アンマリーさん、全然ダメでしたかぁ〜(泣)
私の場合、もともと観るつもりなかったし、前もって不評も聞いていたりで
全く期待せず観たのが良かったのかもしれません。。。
絶賛ってほどではないけど思ったより良かった♪って感じで。
アラも探そうと思えばいくらでも探せそうですけどね(苦)

投稿: kenko | 2008年2月15日 (金) 13時57分

kenkoさん

「サマー」の記事に温かいコメントありがとうございました。結構テンパってます;;
でも映画も結構観はじめました!^^
死んでしまいますから。(苦笑)
自分もラストコーション観たかったけど
たまたま見れるときの選択でコレに
なりました。でも気に入りましたよ!
あっ自分もベスト1じゃないけどE.T
大好きで、E.Tのリバイバル上映を観て
涙したシネコンでコレを観ました。涙は
しなかったけど、なんかこう胡散臭い
軍がいて、クルーソーとアンガスそして
あの使用人の関係がいいなぁと思いました。
湖がキレイでしたね!

投稿: kazupon | 2008年2月16日 (土) 19時31分

kazupon様

お仕事おつかれさまです〜
kazuponさんが死んでしまう前に(笑)、
映画を観始めることができて良かった♡

もともと完全スルーの予定だったし
ブロガーさんの酷評も事前にあちこちで見てて
どうなのかな・・・とおそるおそるの鑑賞でしたが
「それほどダメでもないじゃん」って感じでなかなか楽しめました。
kazuponさんも気に入られたようで嬉しいです♪
以前からかなりしつこく言ってる気がしますが、
E.T.は私の中ではキラッキラの宝物のような
特別な作品なんですよ〜

胡散臭いばっかりでどこかマヌケな軍とか、
ほとりに古城のある湖もとても雰囲気があって良かったです。

投稿: kenko | 2008年2月17日 (日) 20時42分

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