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2008年5月

アフタースクール

Afterschool

けして油断はしていなかったんだけど、それでもきっちり騙されました。

<あらすじ>

母校で働く中学教師、神野(大泉洋)。同級生の木村(堺雅人)は一流企業で働くエリートサラリーマン。ある日神野は産気づいた木村の妻(常磐貴子)に呼び出され、木村の代わりに病院まで連れていく。彼女は無事出産するが、いくら携帯に電話をしても木村はなかなかつかまらない。そんな折、神野の中学に同級生だと名乗る男・島崎(佐々木蔵之介)がやってきた。アフタースクール公式サイト

内田けんじ監督のデビュー作『運命じゃない人』は、実はつい先日観たばかり。
カンヌで4冠とか評判はいろいろ聞いていたものの、内容に関する前知識は全くないまま観たので、その予想もしないあまりにも意外な展開にビックリ。
地味〜な人間ドラマかと思いきや、むちゃくちゃエンタテイメントなんですねぇ。
脚本って大切だなぁとしみじみ実感いたしました。

で、『運命じゃない人』があまりにも面白かっただけに、どうしてもハードルが高くなってしまう待望の2作目『アフタースクール』。
キャストもすっかり豪華になって、無名の俳優さんばかりだった1作目のVシネっぽさ(それがまたいいんだけどcoldsweats01)は微塵もございません。
観る側はみんな“騙される快感”を期待しているし、監督かなりのプレッシャーを抱えての2作目だったんじゃないでしょうか。
プロモーションでも“二転三転するストーリー”とか言っちゃってるし。

だがしかし!期待値が高過ぎてつまんなく感じてしまう、という悲しい結果に落ち着くことはけしてなく、今回も練りに練られた脚本でたいへん面白かったですshine
同じく脚本がイケてる邦画として連想される『キサラギ』みたいなテンションの高さはないんだけど、この淡々とした感じがまたイイのだgood

ネタバレ厳禁なお話なので、あまり多くは語れませんが・・・
難点と言えば“やや練り過ぎ”で、“だまされポイント”がちょいと分かりづらい・・・ということくらいでしょうか。
随分と贅沢な言い分だわ・・・てゆーかそんなのワタシだけだったりして?

とにかく、「アレってああいうことだったんだよね?」(なんのことやらsweat02)と自分なりに理解したつもりではあるものの、なんだか自信の持てない箇所もけっこうあったりして、エンドロールが始まったとたんすぐさま最初から観直したくなってしまったのですよ。
監督の術中にまんまとハマっちゃってる?私?

脚本は凝っていても、笑いのセンスはさらっとしてて、なにげに人情深いオチだったりするところも好きheart
笑いに関しては、大泉洋というそこにいるだけでどうしても面白い人を主演にキャスティングした時点で、既にツカミはオッケーだと思うのです。
堺雅人さんもいいですねぇ。出演作続々。
『ジャージの二人』と『クライマーズハイ』が観たいなぁ。
チョイ役ながらオイシイ役どころで、ムロツヨシ、村岡希美、中山裕一朗という舞台方面等で御ひいきの俳優さんが出ていたりするのにも、毎度のことながらご満悦なのでした。

最後に、大泉先生のさりげない乱入が微笑ましいエンディング曲、monobright“あの透明感と少年”のPVを貼っときます。

こんな先生いたら楽しいなnotes


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ミスト

Stephenkingsthemist

映画史上かつてない、震撼のラスト15分 —

この大変よくありがちなキャッチコピー。
ガッカリするのもありがちだけど、本当に“震撼”させてもらえたのは久々だぁ〜

<あらすじ>

嵐が町を襲った翌日、湖には不思議な霧が立ち込めていた。デヴィッド(トーマス・ジェーン)は妻を自宅に残し、息子と共にスーパーマーケットへ買い出しに出かける。店内は同じように買い出しに来た顔見知り客で混雑していた。するとそこに、霧の中のなにかに襲われたという血だらけの男が飛び込んできた。やがて湖でデヴィッドが見た濃い霧がスーパーマーケットを覆い、人々は店内に閉じ込められてしまう。ミスト公式サイト

山ほどあるスティーブン・キング原作映画。
評判も良かったり悪かったりと様々ですが、昔からSFホラーじみたお話が大好物であるせいか、個人的にはけっこうお気に入りなのが多いです。

なんといってもイチバンは『シャイニング』。
しかしこれはキングというよりキューブリックなので別格というか別物として・・・
『キャリー』『ペットセメタリー』『デッドゾーン』『黙秘』『ダークハーフ』『バトルランナー』とか・・・、最近では散々言われていた『ドリームキャッチャー』なんかもかなり好きでした。

で、今回の『ミスト』。監督を務めたのはキング本人からも評価の高い、『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』のフランク・ダラボン氏。

いやー。もんのすごかったです、この映画。
文句なく、キング映画殿堂入りshineなんじゃないでしょうか。
なんでも原作にはないオリジナルな結末らしいんだけど、これがまぁほんとに容赦ないというか、これ以上ないくらいに絶望的で・・・
観終わった後、ヒザの上になんか乗っかってるみたいにズーンと重くて、なかなか立ち上がれなかったほどです。

最初タコ足みたいのがにゅ〜っと出てきた時は、タコ系宇宙人に地球侵略系?みたいなオチだったらぶっちゃけビミョーsweat02って思ったんだけど、そーんな甘っちょろいお話ではないのですよ。

嵐の後の霧がもたらしたのは、この世に存在してはならないはずのものだけでなく、恐怖のあまり理性を失った人間の本性。
かろうじて安全地帯であったはずのお店の中ですらいつのまにか地獄に・・・怖いよ〜

登場人物たちを襲う危機的状況は、かなり非現実的なものなのだけど、そこで繰り広げられる人間模様はやたらとリアル。
役者さんも上手い方ばかりで、キャラがそれぞれちゃんと立ってるだけに、より一層怖さに拍車がかかります。

「ギャー!!」とか叫んでるヒマがあったらとっとと逃げろや!!と心の中で叫びまくっていた私ですが、まー自分なら真っ先に腰抜かしてクモさんのエサになってるだろうな・・・とも思う。
あぁ想像するだけでおぞましい・・・そんな死に方イヤァッshock

予想以上に盛りだくさんなクリーチャーたちも、どれもなかなか魅力的だったように思います。(いつぞやのクローバーさんに比べると・・・)
特に霧の中をのっしのっしと歩く巨大なアイツ。
タコ系宇宙人?とか思っちゃったのがなんだか畏れ多いくらい、神性すら感じる圧倒的なビジュアル。

ミセス・カーモディのようには決してなりたくないのに、人間の愚かさと、神様の残酷さを思わずにはいられないラストでした。

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夕焼けニャンニャン☆

今日、こんな写真集を買いました。

Chityukainoneko岩合光昭『地中海の猫』

おなじミックスキャットでも、あちらのネコちゃんはそこはかとなくヨーロピアンなお顔立ち。
岩合さんのネコ写真集、ぜんぶ集めたいぃぃ〜〜
つーか地中海行きてぇぇぇ〜〜〜

とゆーわけで。
広島のザ・地中海(?)、元宇品に再び行ってまいりました。

夕暮れが近づくとどこからともなく現れ、海辺でたそがれるノラニャンたち。

Yuyake1_3
なかよし三兄弟はいつもいっしょ。

Yuyake5
撮ってくれと言わんばかりの、ビューティフル猫背。

Yuyake3
これから家路につくのかな。磯をとぼとぼと歩くネコ。

Yuyake4
夕焼けを背景に・・・ちゅっheart

元宇品にはいーっぱいノラニャンがいるのですが、人間を怖がらず近づいてくる子が多いです。
また会いに行こっとshine

Yuyake2いつでもウェルカムにゃcat

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