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グーグーだって猫である

Goodgood

グーグーはかわいい。でもどっちかというとサバなんである。

<あらすじ>

吉祥寺に暮らす天才漫画家、小島麻子(小泉今日子)。締め切りに追われ、ようやく原稿を仕上げた日の朝、13年間ともに暮らしてきた愛猫・サバは静かに息を引き取っていた。悲しみのあまり、仕事が手につかなくなってしまった麻子。彼女を気遣うアシスタントたち。そんなある日、麻子はペットショップでアメリカンショートヘアの子猫と出会い、グーグーと名付けて飼い始めることに。グーグーだって猫である公式サイト

大島弓子先生のマンガを一冊たりとも読んだことないばかりか、犬童一心監督の映画も、フィルモグラフィーをみる限りどうやら全く観たことがない私。
小泉今日子、上野樹里、加瀬亮といった今をときめく俳優さんたちが、アメリカンショートヘアーのネコちゃんと戯れる映像にほのぼのできればそれでいいshineと思い、観に行ってみました。

とーこーろーがーー!!
いやぁ・・・ほのぼのどころか。泣いた。泣きました。号泣しました。
そのシーンは、病床の麻子先生が見る夢?か現か・・・とにかく、物語の終盤にやってきます。
いったいあんた誰やねん!!と不審に思っていた謎の外人の正体。
そこはまるで、麻子先生(=大島弓子)が描く作品世界に迷いこんでしまったかのような(読んだことないけどsweat02)、穏やかだけど、恐ろしいくらいに孤独な場所。
人間の三倍のスピードで生き、この世を去り、そして人間の少女の姿になって麻子の前に現れたサバ。
彼女は、麻子と過ごした日々の思い出を静かに語ります。
「ある日私は、あなたの年齢を追い越した。あなたは気づかなかったけど」

・・・うわーん。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
ひじょーに静かなシーンなので、漏れそうになる嗚咽をこらえるのが大変でした。
まわりに誰もいなかったら、きっと声を上げてわんわん泣いてたと思いますsweat02
麻子先生の作品を初めて読んだ日のナオミみたいに。

人によっては、もしかしたら人間サイドの傲慢なファンタジーにしか見えないかもしれない・・・
しかしネコを飼い、ネコを愛している者にとっては・・・あれはたまらんとですcrying
ネコに限らず「ペットを飼う」ということは、いつか必ず別れがやってくるということ。
どんなにつらくても、最期まで見届けなくてはならない。
“その時”の喪失感は、想像するだけでも胸がしめつけられるようで・・・ちょっと耐えられません。

そんなわけで。
この映画を冷静に評価するのは難しいんですが・・・
思ったよりネコの登場シーンは少なかったけど、立派にネコ映画だった!とは思います。
「ネコはすべてを見ている。人間が思う以上に、真実を知っている。」と、常日頃から思ってるんだけど、それが冒頭のサバのシーンだけでもすごく感じられて良かったです。
いい映画だと思うのに、あからさまにスポンサーの広告が入ってしまうのは惜しいなぁ。
まぁ、エリザベスカラーをつけたグーグーはやっぱりカワイイってことで許すとしましょうcat

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コメント

原作、家宝です!大島弓子先生の作品を読める時代に
産まれてきて良かったと思います。先生が生きていて
下さるだけで、どれ程救われる女の子や元女の子が
いることでしょう。「ダイエット」の嫌な思い出を
じゃがいもの様に掘り出して磨くことで心のバランス
を取っているヒロイン・・・。あと「サバ」シリーズに
「ダリアの帯」に、もう書き切れません。
先生はグーグー以外にも捨て猫を見つけるとみーんな
お助けしてしまうんですよ。

投稿: 奈良の亀母 | 2008年10月 8日 (水) 20時24分

奈良の亀母様

か、家宝ですか!
少女マンガ(という枠でくくるべきではないとは思いますが)にはとんと疎くて
じぇんじぇん読んだことないんですsweat02
私も読んで救われたい!
映画の中に出てきた「小島麻子作品全集」というものが現実にもあるなら
GETして家宝にしたいです。

原作では、グーグー以外にもたくさんネコちゃんが登場するらしいですね。
私がこの映画にこんなに感情移入してしまったのは
やっぱり原作が持つ魅力ゆえなのかも(読んだことないけど)・・・
と、なんとなく思っていますcoldsweats01

投稿: kenko | 2008年10月 8日 (水) 22時52分

家宝とか大げさに書いてすみません。
でもこの頃、出版物の絶版サイクルが
メチャクチャ速くなり、すぐに入手不可能に
なるのです。あの憎いバーコードがくっつく
前の本の装丁は本当に美しくお宝に思えます。
自分と主人は本フェチというか活字中毒なんですが
娘や他の親族は違うんで、何かあった時にお宝本の
コレクションはゴミとして処分されそうで怖い。
せめて専門の古書店に引き取ってもらってエエエ!
アッ、帯を破ったら値段がガタ落ちになるのに!
とか考え出すと心配でたまらなくなります。
最悪なのは雨の日に外に雨ざらしにされて
もう誰も読めないホントのゴミになってしまうこと。
こんな心配をしてる自分は病気ですわ。

投稿: 奈良の亀母 | 2008年10月 9日 (木) 00時00分

奈良の亀母様

確かに最近、いつのまにか絶版になってる本が
増えてるような気はしますねdespair
引っ越すたびに、たくさんの本やマンガを処分してしまいましたけど、
バーコード以前で今も持ってるお宝マンガ本と言えば
私の場合はますむらひろしさんの作品群かなぁ。(やっぱりネコ)
あれだけは手放せませんです。
なんていうか、読むだけでいい本と、読んだ後も大切に持っておきたい本とがあるんですよね。

亀母さんちはご主人も本がお好きなんですね。
亀母さんが教えてくださる本やマンガにはいつも興味津々ですcatface
(実は最近、ケッチャムを読みあさっています・・・)
うちは兄がかなりの本フェチなのですが、
3人目の子が生まれた際、強制的に大量の本を処分させられてましたsweat02

外で雨ざらしはひどい~~
そんな残酷なことってあるんですかweep

投稿: kenko | 2008年10月 9日 (木) 14時42分

こちらは近所でやってくれたのにとうとう見れずじまいでした・・

「猫好き、失格」
「わたしは完全に猫好きではなくなりました」

明日から犬好きになろうと思います

こないだ例によって『映画秘宝』を読んでいたら、犬童監督のインタビューが出てました
彼は学生時代、『悪魔のいけにえ』で大興奮した直後に大島漫画を読んで涙するような、そんな青春時代を送っていたそうです。どんな野郎だ(笑)
ただ監督に言わせると大島漫画とホラーは紙一重なんだそうで。確かにkenkoさんの記事読んでると、うなずけるところもありますね~

投稿: SGA屋伍一 | 2008年10月11日 (土) 11時47分

P.S

記事とは全然関係ないんですけど

今日の検索キーワード第1位が「ゆれる キタキマユ」となってますね
9位が「キタキマユ ゆれる」

なんなの? コレcoldsweats01 謎の言葉だ・・・

投稿: SGA屋伍一 | 2008年10月11日 (土) 11時52分

SGA屋伍一様

えー!
ネコ好きやめちゃダメpout
ワンコを愛でるのはかまいませんが、ニャンコのことも好きであり続けてください。

この映画、私はすごく感情移入してしまったんですけど
世の中の評判はなんだかビミョーですsweat02
見逃しても良かったかも・・・しれませんよcoldsweats01

>『悪魔のいけにえ』で大興奮した直後に大島漫画を読んで涙する

ほほう。犬童監督のそんな青春時代に激しく共感!
私もそういう両極端なところあるから。。。
大島作品を読んだことはありませんが、映画を観る限り
「ホラーと紙一重」な匂いを感じなくもないです。

>「ゆれる キタキマユ」

ほんとだ(笑)今日はなぜか一位になってますね〜
確か、映画『ゆれる』にキタキマユさんが出てたんですよ。
この間、BSで『ゆれる』を放送していたからかも(笑)
謎が解決しちゃった?

投稿: kenko | 2008年10月11日 (土) 23時06分

謎、解決しました

実は自分、「風もないのにぶーらぶら」ってアレのことかと思っちゃって・・・ こないだkenkoさんも連発してたし・・・


     ごめんなさい


『アクロス・ザ・ユニバース』、こちらでは来週からようやく公開となります。楽しみです

投稿: SGA屋伍一 | 2008年10月14日 (火) 22時20分

catfaceSGA屋伍一様

こんにちは( ^ω^ )

ははは(笑)確かに私、金・・・あの言葉を連呼してましたもんねぇ。
検索フレーズってけっこう面白いですねcatface

SGAさんも「アクロスザユニバース」観に行く予定なんですね!
楽しみにしてます♪
てゆーか「アイアンマン」も「ウォンテッド」もずいぶん前に観たのに感想書いてないし・・・

昨日「電王」観に行ったんですよheart
さいこーに楽しかったですけど、最後しんみりしましたweep

投稿: kenko | 2008年10月15日 (水) 12時00分

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□作品オフィシャルサイト 「グーグーだって猫である」□監督・脚本 犬童一心 □原作 大島弓子「グーグーだって猫である」(角川書店刊) □キャスト 小泉今日子、上野樹里、加瀬亮、林直次郎、伊阪達也、大島美幸、村上知子、黒沢かずこ、高部あい、田中哲司、でんでん、山本浩司、江口のりこ、マーティ・フリードマン、大後寿々花、楳図かずお、松原智恵子■鑑賞日 9月13日(土)■劇場 109CINEMAS川崎■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)<感想> キョンキョンの持っている特性を犬童監督が最大限... [続きを読む]

受信: 2008年10月 8日 (水) 21時27分

» 映画「グーグーだって猫である」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
大島弓子と言えば少女漫画界の巨星ということなんですけど残念にも作品を読んだことはありません、でも大の猫好きで今では猫13匹と暮らしているという~ 物語の舞台は大島弓子巨匠も住む吉祥寺、井の頭公園に、今も健在の象のはな子さんも登場するし、最初のほうではほと... [続きを読む]

受信: 2008年10月 9日 (木) 00時38分

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