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ユーロマンガ vol.1

Euromanga1

今年も残すことろあとわずか!
弐瓶以外のマンガネタを書かなくなって幾久しいですが・・・
話題の雑誌『ユーロマンガ』創刊号。読んでみましたshine

ユーロマンガとはすなわち、バンド・デシネのこと。
主にフランス、ベルギーを中心としたフランス語圏のマンガのことです。

「私たちは、BDあるいはバンド・デシネという言葉を大事にしたいと思っているが、あえてここでは『EUROMANGA』というタイトルを採用している。これはBDを日本に紹介する本であると同時に、日本マンガとマンガ読者へのラブレターなのだ。本書がマンガとBDをつなぐきっかけとなれば幸いである。」

とは、翻訳者のひとり、原正人氏のお言葉。なるほど。

BDで読んだことがあるのは、エンキ・ビラルくらい。
あと『タンタンの冒険』とか・・・観てないけど、去年映像化された『ペルセポリス』なんかもそうなのかな。
日本のマンガはどんどん翻訳されて輸出されているのに、ヨーロッパのマンガって確かに、圧倒的に目にする機会が少ない。
そんなBDの代表的な作品が4篇も収録されて1500円ですから、かなりお買い得。
雑誌と言ってもイイ紙だし、フルカラーだし。
今後も半年に一度は刊行していく予定らしく、なかなかステキな試みだと言えます。

まず1コ目は、表紙にもなっているカネパ&バルブッチ『SKY.DOLL』
Skydoll_2

これはかなり読みやすく親しみやすい。
BDと言えばエンキ・ビラルみたいなのばっかりだと思ってたので、こういうのもあるんだ!と驚きました。
カネパ氏もバルブッチ氏も、もとはディズニーでお仕事をされていたそうで、いかにもディズニーっぽい分かりやすさと、ふたりが大好きだという日本のマンガ・アニメのテイスト、そして伝統的なBDの手法とがうまく溶け合ってハイブリッドな世界を作り出している、その代表格みたいな作品なのかなぁと思いました。
ポップな色使い、キャラクターはちょっぴりセクシーでキュートheart
「スカイドールの中には、ラムちゃんの皮肉っぽいセクシーさやオスカルの物憂い魅力、ヱヴァンゲリオンのヒューマニズムや哲学的SFも入ってます」(byカネパ&バルブッチ)
なんて言われたら、ますます親近感を抱いてしまいますねcatface

二つ目は、マリーニ&デュフォー『RAPACES』
Rapaces

どうやらバンパイアのお話らしい。
スタンダードで硬派な絵柄。
新旧バンパイア対決?ちょっと『ブレイド』を連想させるような展開です。
ほかが個性的すぎるのか、4作品の中ではいちばん印象薄いかもsweat02

三つ目。ガルニド&カナレス『BLACKSAD 3』
Blacksad3

すでに1巻2巻は邦訳されて出版されているそうで、待望の第3巻(前半だけだけど)らしいです。
作画のガルニド氏はこれまたディズニー出身ってことで、絵柄に顕著に特徴があらわれているように思います。
主人公の探偵ブラックサッドをはじめ、登場キャラはみんな動物の顔をしており、セピア調の色使いといい、宮崎アニメの『名探偵ホームズ』を連想させる。
しかしながら内容はオトナの社会派ハードボイルド。黒猫さんシブイ!カッコイイ〜lovely

そして最後は、ニコラ・ド・クレシー『BIBENDUM CELESTE』
Bibendum_celeste

これが今回の目玉なんじゃないかと。
「伝説のBD界最高のビジュアルショック!」とありますが、キャッチコピーに偽りなし。
非常にシュールで難解な内容ですが、キャラクターの造型といい、絵画的で斬新な色使いといい、凄まじいビジュアルイメージです。
語り部はナゾの太った生首、主人公は人間になりたいアザラシ。
そして舞台は、汗と鉄くずでできた町、ニューヨーク=シュル=ロワール。

どれも1巻の前半部分が収録されているだけなので、続きがとっても気になる!
vol.2は来年3月発売予定とのこと。楽しみnotes

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