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ラースと、その彼女

Larsandtherealgirl

心優しき青年ラースが本気で恋した相手は、等身大のリアルドール。
いや、ラースにとっては“ドール”じゃないか。
彼女の名前はビアンカ。ネットで知り会った正真正銘のガールフレンドなのです。

<あらすじ>

雪の降る田舎町で暮らすラース(ライアン・ゴズリング)。いつもひとりきりでいる彼のことが、妊娠中の義理の姉カリン(エミリー・モーティマー)は心配で仕方がない。ある日「遠くからガールフレンドが来た」と言って、ラースが兄夫婦の家に連れてきたのは等身大のリアルドールだった。兄夫婦はとまどいながらも、ラースのために町中の人に協力してもらい、人形が本当の人間であるかのように接することにするが・・・ラースと、その彼女公式サイト

いいオトナがお人形ごっこを・・・なんて、萌え大国日本じゃそう珍しい話でもなく、はたまた日本でなら「キモイ!!」と一蹴されて終了するところですが、そうはならないのがこの映画の人情深いところ。
ブラックな笑いのコメディだと思って観に行ったんだけど、ちょっと違ったsweat02
これはコメディと言ってもいいのかどうか。
どっちかというとシリアスで切ないお話でした。

ビアンカを「僕の彼女ですshine」と嬉々として紹介するラースに対し、ものすごーく優しく受け入れてくれる兄夫婦、美人ドクター、町の人たち。
「あんたバカ?それ人形だよ!!」なんて言う人は一人もいません。
ラース君、お人形に恋しちゃうくらいだからさぞかしモテないのだろう・・・と思いきやそうでもなく、どうやら母性本能をくすぐるタイプ。
特に年配の女性陣の優しさには、大人の女の余裕を感じます。

ラースとビアンカの愛のカタチは、あくまでもプラトニックなイノセント・ラヴ。
それは笑えるというよりもむしろ痛々しくて見てられないほどで、なんで彼の心はこんなにも繊細で複雑になってしまったんだろう、いったい過去に何があって、いま彼の中で何が起きているんだろう・・・と、ドクターと一緒になって一生懸命考えました。

ラースを産んだことが原因で亡くなってしまったお母さんのこと。
そのショックでふさぎこんでしまった父との暮らしに嫌気がさし、早くに家を出た兄。
父と二人きりでラースはどんな少年時代を過ごしたのか。
兄嫁の妊娠にラースは母を重ね合わせ、異常なほど神経質になっている?
他人との触れ合いを心の奥底で求めつつ、そのことに過剰な拒否反応を示すラース・・・

“ビアンカ”に結びつくのかもしれないエピソードはほのめかす程度に出てくるけれど、結局謎はあきらかにされないまま・・・エンドロールに突入。えぇー

ビアンカを通じて町の人たちの優しさに触れ、悲しみを乗り越え、ラースはちょっとだけ大人になれた。
だからこれでよかったのかなぁ〜
うーん。でも正直言ってこのモヤモヤ感・・・やっぱりどうにも拭いきれんsweat02
とにかく・・・町のみんなに愛され見守られているラースが幸せものであることは間違いないなと思いましたです。

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映画」カテゴリの記事

コメント

こんばんは
この映画、それなりに興味はあるんですが、近場ではやってくれなくて、さりとて東京まで行くほどでも・・・と思ってました
そしたら5月くらいに近場でやってくれることが決まりました。やったね♪
というわけで、そのころにまたお邪魔します。もうDVD出てるかもしんないけどね・・・・

今月は『マンマ・ミーア!』『20世紀少年第二章』『アラトリステ』と見ました。『アラトリステ』がなかなか良かったです
『チェンジリング』も楽しみ

kenkoさんの鑑賞予定はどんなですか?

投稿: SGA屋伍一 | 2009年2月13日 (金) 18時28分

SGA屋伍一様

こんばんは♪

5月ですかぁ。けっこう遠いけどやってくれるのは嬉しいですね。
ラースは自分が勝手に期待していたのとちょっと違ったために
なんかイマイチ・・・みたいな感想書いちゃったんですけど
ほんわかとして温かい作品だと思います。
SGAさんのレビュー楽しみにしてますね♪

「28歳の革命」と「ベンジャミンバトン」は観ました。
「アラトリステ」はこちらでは少し前にやってて
観たかったんだけどたぶんもう終わっちゃったなぁー
「20世紀少年」は観ますよ~あと「少年メリケンサック」!
「チェンジリング」も気になりますね。
「マンマミーア」も時間が合えば観たいな。
来週末からようやく「永遠のこどもたち」をやるので
絶対行こうと思ってます!

投稿: kenko | 2009年2月13日 (金) 21時28分

というわけで見て来ました
なんであんなにヘンテコリンでエロ人形に恋しちゃっているようなラースを、若くてかわいい女の子が好きになってくれたりするんでしょう?

・・・・納得、いきませんよ! 決してねたんでるわけではありません。ちょっとしか

わたしとしてはモヤモヤ感はそれほど感じなかったけど、感動のあまり号泣というほどでもなかったです
しみじみええ話やな~と。ただこの前後にインパクトありすぎな映画ばかり見てたので、どうにも印象が薄くなってしまったのが残念です

オタクとしてはラースの同僚の机にあったフィギュアがなんだったのか気になりました。一生懸命目を凝らしてみたんだけど、なんだかわかりませんでした。たぶんこの映画のためにこさえたオリジナルのものかと思われます

そうそう、ラースがマーゴのクマさんを蘇生させるシーンはよかったですね。もてるコツはこれか!

投稿: SGA屋伍一 | 2009年5月19日 (火) 20時51分

SGA屋伍一様

お返事がものすごく遅れてしまってごめんなさいsweat01

ラースみたいな挙動不審な男子が気になってしょうがない気持ち、けっこう分かるかもsign02
なかなか心を開いてくれないからこそ、クマさんのエピソードみたいなことがあったとき
胸キュンしちゃうんですね。
SGAさんも、同虜の女の子のクマさんがピンチのときがチャンスですよ!ってそんな状況まずないか(笑)

私も号泣はしなかったけど、ときどき目頭がじんわりする感じ。
でもビアンカのために救急車呼んだり、入院したりってちょっとやりすぎちゃう?
ほんとに急を要する病人がいたらどうすんねん!ともちょっと思ってしまったんだけど
きっとそこはつっこんではいけないところなんでしょうねcoldsweats01

あのフィギュアなんだったのかなぁ〜
そこに注目するとは、さすがSGAさん。
アットホームで楽しげな職場でしたよね。

投稿: kenko | 2009年5月22日 (金) 11時34分

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» ラースと、その彼女 [今宵、サムソン・マスマスラーオの映画座で]
    = 『ラースと、その彼女』  (2007) = 雪に覆われた、小さな田舎町。 町の人たちから慕われている心優しい青年、ラース(ライアン・ゴズリング)は、純粋すぎるがゆえに、極端にシャイで、女の子とまともに話すことも出来ないでいた。 そんなラースを心配していた兄夫婦のもとに、ある日、当のラースが彼女を紹介しにやってくる。 しかしながら、その彼女とは、インターネットで購入した等身大のリアルドール、’ビアンカ’であった。 困惑する兄夫婦は、町の医師に相談し、..... [続きを読む]

受信: 2009年2月 8日 (日) 01時49分

» 『ラースと、その彼女』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「ラースと、その彼女」□監督 クレイグ・ギレスピー□脚本 ナンシー・オリヴァー□キャスト ライアン・ゴズリング、エミリー・モーティマー、ポール・シュナイダー、ケリ・ガーナー、パトリシア・クラークソン■鑑賞日 12月21日(日)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)<感想> アカデミー賞脚本賞にノミネートされたというし、極度の人間不信なラース(ライアン・ゴズリング)の恋人が何とリアルドールだったというそのシチュエーションが興味あって観に行ったのだ... [続きを読む]

受信: 2009年2月 9日 (月) 21時22分

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首都圏より四ヶ月ほど遅れて上映。もう終っちゃいましたけどね。 舞台は雪深いアメリ [続きを読む]

受信: 2009年5月19日 (火) 20時51分

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