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ヨーロッパ企画「ボス・イン・ザ・スカイ」

京都の劇団、ヨーロッパ企画の第27回公演『ボス・イン・ザ・スカイ』。
5月20日、NTTクレドホールにて、観てきました!

Bossinthesky

出演はいつものヨーロッパメンバー10名で、ヨーロッパ企画では初の円形舞台。
だからいつものアステールプラザじゃなくて、NTTクレドホールなのね。

会場に入ると、中央に高さのある円形舞台がそびえ立っており、周囲にぐるりと客席が設置してある。
まるで工事現場の足場のような無骨な作りの舞台ですが、どの方向からでもよく見えるように配慮してあるんだろうなーと思いました。
まるで巨大な現代アートのよう。
そして天井ギリギリの一番高いところに、とぐろを巻いて横たわるドラゴン!!
(実はお芝居が始まってから、それがドラゴンだと気付いたんだけどsweat02

『あんなに優しかったゴーレム』では、舞台を地上、地下と上下に分けるというアイデアが面白かったけど、今回のは前回以上に上下の空間をめいっぱい使ってる感じで、ここを役者さんが登ったり降りたりしながらドタバタ劇を繰り広げるのを想像するだけでもワクワクしてしまいます。
こういう楽しさって舞台ならではshine
開演前、舞台を眺めながら想像する時間がけっこう好き。

舞台が円形ってことは、普通なら両端にあるはずの舞台袖がないわけで、役者さんはいったいどこから出てくるのだろう、と思っていたら、舞台の床から登場。
誰が誰なのかも分からない、消防士のような出で立ちの彼らは<光の戦士>。
神妙な面持ちでドラゴンに近づいていき、手に持った<さすまた>(剣とかではなく)でドラゴンを一撃!!
で、一瞬のうちにドラゴン捕獲終了(笑)
「いやー、あっけなかったねー」
「じゃー次、クリスタルいきますんでー。2名、下に来てくださーい」

RPGゲームをモチーフにしたお芝居なんですが、ノリはあくまでもゆるゆる。
世界の歪み<デーモンズゲート>から現れたというドラゴンを捕獲し、クリスタルの力でゲートに転送するのが、彼ら<光の戦士>のお仕事なんですが、かつて英雄としてもてはやされた時代はあったものの、今ではドラゴンのことを知らない若者も少なくない、そんな設定。
『ドラクエ』や『FF』全盛期にゲームをやりまくっていた世代としてはニマニマしてしまいますが、
逆にそうしたゲームをやったことのない、例えば年配のお客さんなんておいてけぼりかもしれない・・・とちょっぴり思ったけれど、まぁほとんどが若いお客さんだからあんまり関係ないかな。

RPGと言っても、『ロード・オブ・ザ・リング』のようなファンタジックで壮大なストーリー、ではけしてなく(笑)、極めて庶民的な会話劇にファンタジーという非日常をうまく盛り込んでるところが、ヨーロッパ企画らしい笑いを生みます。
「このクリスタル手に入れるの大変だったんだよ。洞窟のいっちばん奥にあってさぁ。
ドワーフとエルフの対立を俺たちが仲裁して・・・・って全部うそ。
業者から買うの。一個7000円で」とか、終始そんな調子(笑)
『ゴーレム』にも出てきた<たべっこどうぶつ>ネタにもウケました。

で、なぜかロックフェスにライバル意識を持ちつつ、本心では行ってみたくてしょうがない光の戦士のみなさん。
なんでそこでロックフェスなのかが、ちょっとよく分からなかったんですけどcoldsweats01
最後はもうひとひねりありそう・・・なところで、終わった感じだったなー。
19時開演で終わってみたらまだ21時前だったから、けっこう短めだったんですね。

次回の公演は2月だそうで、お題も既に決定。
『冬のユリゲラー』が『サマータイムマシンブルース』の本広監督のもと映画化されるってことで(長澤まさみ主演で11月公開予定。諏訪さん、中川さんも出演)、そちらに合わせ『ユリゲラー』を再演するんですね。
タイトルも映画に合わせて『曲がれ!スプーン』。
DVDでしか観たことないから楽しみ♪もちろん映画も。
贔屓の劇団が広島に立ち寄ってくれる流れができつつあるのは、とっても嬉しいことです。

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舞台・演劇」カテゴリの記事

コメント

おはようございます
ヨーロッパから劇団が来るなんて、広島はやっぱり都会だなあ・・・と思ったら、京都出身かよ! だまされた!

でもまあ近くにこんな面白そうな小屋?があっていいですね。kenkoさんは映画やサブカルだけはなくて、こういう個性的な舞台もチェックしてるからすごいなあ
わたしなんか最後に舞台見たのいつか思い出せないよ(笑) 教育テレビで見た三谷幸喜作品だったか? 死ぬまでに『ライオンキング』くらいは見ときたいもんです

>『冬のユリ・ゲラー』

それ本人にちゃんと許可とってあるんだよね・・・ じゃないとまたポケモンみたく怒られちゃうよ・・・

関係ないけど弐瓶さんがアフターヌーンで連載始めてましたね。ちょっと絵柄変わったかな?

投稿: SGA屋伍一 | 2009年5月26日 (火) 08時14分

SGA屋伍一様

お芝居の記事なのに、コメントありがとうございます♪

ははは(笑)またもやだまされましたね〜。SGAさん。
そういえば、なんでヨーロッパなんだろう?
ファンのくせに、名前の由来を知らないわ。。。

SGAさんなんて映画を観によく東京方面に行かれているみたいだし、
私からすればお芝居も観ようと思ったら見放題の環境で羨ましいくらいですよ。
私も死ぬまでに「ライオンキング」観てみたいです。あと「CATS」もcat

ユリゲラーに許可は・・・取ってないんじゃないかなぁcoldsweats01
そのへんの絡みで、映画版と再演のタイトル変えたのかもsign02

そうそう!弐瓶さんの新連載始まってるんですよねー。
アフタヌーン最初だけ買おうかなーと思いつつ、結局買ってないや。
しかし作風が相当変わってるというウワサはちらほら・・・despair
単行本を気長に待とうと思います。

投稿: kenko | 2009年5月26日 (火) 10時57分

kenkoさん

めちゃくちゃ遅くなってしまいました;;ちょっと忙しくなりごめんなさい。ヨーロッパも広島定番になってきてる感じですね!
舞台、金網鉄骨な作りだったのは、考えたら透けてないと高さがある
から場所によっては見えなくなりますもんね。となると「現場」って
いう物語が一番しっくりきたんだろうなって思いました。
クリスタルで転送!とかまぁ近い未来でもまだありえなそうなことが
リーマン的職業に描かれてたのが面白かったというか、時代考証ムチャクチャ(どう考えてもコンビニとかロックフェスは今の感じだったし)
だと思ったり(笑)でもいつ見てもほんわか楽しい劇団ですよね。
そうそう、大阪でご覧になると書かれてた「R2C2」も観たんですけど、感想はもっと後になりそうですー。

投稿: kazupon | 2009年6月 7日 (日) 20時20分

kazupon様

いえいえ、ぜんっぜんいいんですよー。
ヨーロッパが広島定番になってきてほんとうれしいです♪

今回、高さのある円形舞台という特殊な条件で、
お客さんにうまく見せるのって相当大変だったんじゃないかなと思いました。
ドラゴンとかクリスタルの話なのに、ノリは相変わらずヨーロッパ的で
ほんわか日常なのが可笑しかったです。
でも、今回の舞台が初ヨーロッパだった人はもしかしたら
イマイチって思っちゃったかもしれないなーとも思ったけどsweat02
NHKで放送があるらしいから楽しみ♪

「R2C2」は9日の昼公演に行きます!
kazuponさんはもうご覧になったんですね。
サダヲちゃん主演だし、テンション特に高そうな予感shine

投稿: kenko | 2009年6月 8日 (月) 00時15分

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» ヨーロッパ企画「ボス・イン・ザ・スカイ」@京都アルティホール [It's a Wonderful Life]
ヨーロッパ企画第27回公演「ボス・イン・ザ・スカイ」 作・演出/上田 誠 出演/石田剛太 酒井善史 諏訪雅 角田貴志 土佐和成 中川晴樹 永野宗典 西村直子 本多力 山脇唯 京都公演 京都府立府民ホール アルティ 京都の劇団、ヨーロッパ企画の地元公演。 なんとなくいつも先に公演があるので京都に行ってしまい ますが、今回はいつもと違う会場ラインナップで、 どうも舞台周りに座席が作れる円形舞台が出来る 会場ばかりとのこと。東京は青山円形劇場。 以外にも広島、福岡... [続きを読む]

受信: 2009年6月 7日 (日) 20時14分

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