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2009年7月

チョコレート・ファイター

Chocolate_fighter_2

『マッハ!』『トム・ヤム・クン!』のプラッチャヤー・ピンゲーオ監督の新作!
しかし今度の主演はトニー・ジャーではなくて、ジージャーという新人の女の子ribbon
もともとテコンドーの選手だったという彼女、その身体能力と美貌を見込まれ、なんと4年もの歳月をかけこの映画のためだけに猛特訓!
ストーリーなんぞ正直言ってどうでもよろし。
アイドルのなんちゃってアクションなんかじゃない、美少女ファイター・ジージャーのリアルアクションだけで大満足の一本なのだshine

<あらすじ>

日本人ヤクザの父マサシ(阿部寛)と、タイ人の母ジン(アマラー・シリポン)のもと生まれたゼン(ジージャー)。
生まれる前に父は日本へ帰り、母は女手ひとつで自閉症である彼女を育ててくれた。
ある日、母の白血病が発覚。治療費に充てるため、ゼンと幼馴染みの少年ムン(タポン・ポップワンディー)は母の昔の手帳を見て借金の取り立てに行くのだが・・・

チョコレート・ファイター 公式サイト

冒頭、主人公ゼンのママとパパが、どういう経緯で出会い結ばれることになったか・・・が、ゼンパパ・マサシ役阿部寛のナレーションを織り交ぜつつざっくり語られます。
シノギを削るタイマフィアと日本ヤクザ。愛し合ってはいけない二人。
ゼンママ・ジンはタイマフィアボスの愛人。マサシとのことが許されるはずもない。
お互いのため二人は別れることを決意するが、ジンのお腹の中には既に愛の証である命が宿っていたのであった・・・

全体通してやや浮いた存在である阿部寛ですが、ジンとの濡れ場など身体張ってがんばってます。
お尻を出した子、一等賞♪

日本人であるマサシの血を引く子供は、ゼン(禅)と名付けられた。
ゼンには自閉症という障害があったが、聴覚が抜群に良く、また人間の動きを目視しただけで完コピできる特別な能力を持っていた。
幼い頃から誰に導かれるでもなく格闘技に興味を示し、ブルース・リーやトニー・ジャーの映画を繰り返し観るうち、彼女の網膜と脳みそには偉大なアクションスター達の華麗な技の数々が刻み込まれていったのであった・・・

ぼさぼさロングヘアで足首まであるスカートを履き、パパのお人形を持ったゼンが、劇中で初めてそのキレ味鋭い動きを披露するシーン(ナイフを投げたチンピラを蹴散らすシーン)はもう鳥肌が立つくらいシビれました。
ジージャー、かっこよすぎsign03happy02
こんだけカワイイ女の子が、こんなにも立ち回れるってだけで超感動。
おかっぱ、サルエルパンツのゼンもいいけど、この時のビジュアルがいちばん萌えますたheart

ママの病気の治療費に充てるために、昔ママに借金をしたまま未払いの人たちのところへ無謀な取り立てをしに行くゼンと幼馴染みのぽっちゃり君。
案の定二人は撃沈して帰りますが、その後たったひとりでもう一度乗り込んでゆくゼン・・・
(ここのアニメパートといい、なんちゃって日本描写といい『キル・ビル』っぽい)
そしてオッサンども相手に、ゼンの秘められた能力がついに炸裂!!
怪鳥音キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!! ホワチョオオオオオ!!!!!
・・・ジージャーのはなんかかわいいすcatface

製氷工場、倉庫、精肉屋など、まるで対戦型バトルゲームのようにステージごとに特徴あるセットが用意されていてワクワク。
襲いかかってくるザコキャラを次々ボコるゼンの勇姿は爽快だけど、できればそろそろ強敵に出てきてほしいなぁ・・・とか思い始めたあたりでまたまたキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
坊主頭で黒メガネ、上下ジャージでヘンテコな動きをする中ボス君♪
彼かなりいい味出してました。あっさり退場しちゃったのがもったいなかったくらい。
ラスボス(だよね?一応)のグラサンロンゲは、単に打たれ強いだけの人だったからのう・・・
しかしジャッキー映画を彷彿とさせるラストバトルは見応え十分。
上から下までほんとに人が落っこちてるように見えた・・・ジージャーもスゴイけど、やられ役の人たちはもっと大変ですねsweat02ご苦労さまです。

ゼンの大好物がチョコレートという女の子ならではの設定にもそそられたんですが、やけに気合いの入った食べ方をするわりに物語に大して絡んでこなかったのはちょい残念。
てっきり、仙豆的役割を果たすもんだとばかり思ってたんだけど。
ピンチの時にチョコ食べて復活!!みたいな。

この映画で一躍大スターになり、すっかり洗練された彼女↓

3 ショートもいいlovely

次回作は『Raging Phoenix』というタイトルのアクションロマンスコメディ、だそうな。楽しみ♪

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家畜人ヤプー

ちょい久しぶりの更新なのに、こんなネタですみません・・・

人から薦められる本って、自分ではけしてチョイスしない本だったりするだけに新鮮で面白くて、新しい世界が拓けたような気がして楽しいもの。

前々からとある知り合いの方に、「kenkoさんにぜひ読んでほしい」と何度も言われていたのがコレ↓

Yapoo 沼正三『家畜人ヤプー』

ヤフーでもヤホーでもなくヤプー。
タイトルは聞いたことあったもののこれまで御縁がなく、詳しい内容をほとんど知らなかった私に、「女性が男性を人間椅子にする話です」と笑顔で薦めてくださいました。

調べてみると、『ヤプー』はこれまでいろんな出版社からいろんなバージョンで出版されており、amazonでは幻冬舎から出ている全5巻(5巻もあるのぉsign02coldsweats02)の文庫版がいちばん手に入れやすそうだったので、とりあえず1巻だけポチっとしてみました。(上の画像は3巻だけど)

読み始めてすぐに思いましたとも。
「女性が男性を人間椅子にする話」だなんて、オブラートで何重にも包んだような、ずいぶんやんわりな言い方をしてくれたもんだわね・・・

物語の舞台は今から約二千年後、宇宙帝国イースが支配する世界。
そこでは白色人種だけが「人間」であり「神」、黒色人種は「半人間」、黄色人種は日本人だけが存在しており「ヤプー」と呼ばれ、知性ある「家畜」として「白人=人間」のため、ありとあらゆる用途(肉体改造を施された生体家具、畜人馬、畜人犬、人体を12分の1に縮めた生きた玩具・倭人(ピグミー)などshock)に使用・利用されていた。
またイースは男女の立場が逆転した「女権主義」の国であり、服装も女性がズボン、男性がスカートで、政治や軍事などは完全に女性が取り仕切っていた。

196X年のある夏の日、西独の山腹で仲睦まじく乗馬に興じていた日本人とドイツ人のカップル、麟一郎とクララの前に、UFOとしか思えない巨大な物体が轟音と共に落下する。
恐る恐る中に入ってみると、そこには素晴らしく美しい北欧系の白人女性が倒れていた。
女性はイース貴族ポーリーン・ジャンセン、UFOは未来からやってきた航時遊歩艇(タイム・ヨット)で、様々な偶然やハプニング、不運や勘違いにより、麟一郎とクララは未来世界へ誘われることに・・・

『家畜人ヤプー』は、昭和30年ごろ『奇譚クラブ』という雑誌で連載され、三島由紀夫らに絶賛され大ベストセラーとなり、「戦後最大の奇書」と称された伝説のSF・SM小説。
石ノ森章太郎、江川達也の手により二度もマンガ化されてるし(どっちも評判はいまひとつ)、舞台にもなってるし、近々映画化の話もあるらしい・・・
極めてサディスティックかつエロチックな内容の本書、読んでてビジュアル的に連想したのは、H.R.ギーガーの絵とかルネ・ラルーのアニメーション。

2_2 こんなのとか、

Rene こんなの。

三分の一ほど読んだ時点で既にいろんな意味で「お腹いっぱい」だったんですが、それでも読み進めるうちに奇妙に楽しくなってきて・・・
てゆーかすべてがギャグに思えてきて、第2章<語解OSHICK>では畳み掛けるOSHICK使用例に、つい吹いてしまいました。

<倭人種の歴史と現状>のあたりなんてエログロというよりファンタジーだし、不快感はある程度感じるもののそれよりも面白さの方が勝るというか、作者の凄まじい妄想力にただただ感心するばかり。。。

カニリンガ、セッチンといったキャッチーな造語の数々が妾(アタシ)の脳裏に焼き付いて離れない・・・どうしてくれる!!!

物語はまだまだ序盤。
クララと麟一郎のこの先の運命を見届けるべきか否か・・・
内容が内容だけに少々悩むところではありますが中途半端はアレですし・・・読むべきかなぁsweat02

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いきてみれば、わかるとおもう

NHKBS『小公女セーラ』の放送が、ついに最終回を迎えました。

(関連記事はこちら

毎回なにかと涙を滲ませつつ観ていた『小公女セーラ』ですが、特に印象深かったエピソードを2つだけ挙げてみたいと思います。

まずは第18話『悲しいメイポール祭』でのエピソード。
カーマイケル弁護士の息子ドナルドが、お腹をすかしてボロボロのセーラを街で目撃し、「可哀想な人には親切にしてあげるようにってママから言われているんだ」と言って銀貨を差し出します。
自分よりも小さな子供に憐れみを受けるような身分になってしまったことに心底打ちのめされ、屋根裏部屋で泣き崩れるセーラ。
ドナルド少年の無垢な行動が、ミンチンやラビニアのいじめなんかよりなんぼか深くセーラの心を傷つけたのでした。
セーラだってかつては、少年と同じように貧しさを知らない子供だっただけに辛いweep

第23話『親切なパン屋さん』の回も秀逸でございました。
セーラの一般人には理解し難い天使っぷりが際立ったエピソードです。
何食分も食事を抜かれ、お腹ぺこぺこの状態でお使いに行かされるセーラ。
いい匂いが漂ってくるパン屋さんの前で、銀貨を拾います。(また銀貨だ)
それでパンを買えばいいのに、「お客様の落とし物かもしれないから」と言ってパン屋のおばさんに預けようとするセーラ。
おばさんはそんなセーラに「その銀貨はあんたのものだから、パンを買って食べなさい」と言いますが、セーラは黙ってコインを握りしめ店を出、今度はなんと教会へ向かい、司祭様に「このお金を寄付したい」などと言うΣ( ̄ロ ̄lll)
司祭様には「それは神様の落とし物だから自由に使いなさい」と言われ、パン屋の前まで戻ると、そこには明らかに自分よりもお腹をすかしてそうなみすぼらしい女の子が。
ついにパンを買うセーラ。おばさんが1コおまけしてくれたので、全部でパンは5つ。
4つを女の子にあげて、1つだけ屋根裏部屋に持ち帰りベッキーと半分こして食べたセーラは、幸せをみんなで分け合うことができたような気がして、満ち足りた気持ちに。
パン屋のおばさんはセーラのあまりにも清い行動に心を打たれ、ラスト近くで明かされることですが女の子を引き取り面倒をみることにしたのでしたcrying
私だったら速攻でパン買ってむさぼり食ってるわ・・・

そんな調子でセーラの苦行は続いていくわけなんですが。
インドから越してきたおとなりさんが実は亡くなったセーラの父の親友で、遺産を相続させるべく一人娘を探していたことが分かり、ようやっと屋根裏部屋の少女がセーラであることが認識されついにダイヤモンドプリンセス復活crown(はよ気付けよ、お互いに)

いわゆる大団円shineなわけなのだけど、一概にハッピーエンドとも言い切れない後味の悪さもちょっと感じてしまった。
人の心の黒く卑しい部分がこれまで以上に透けて見えるラストだったなぁ・・・なんて思ってしまうのは、私がひねくれた大人になってしまったからでしょうかsweat02
何不自由ない生活から一気にどん底に突き落とされ、苦労を味わい尽くし、そしてまた唐突に超セレブリティになったセーラ。
いろいろ複雑な思いがあって当然と思うのですが、そんなものおくびにも出さず、美しいドレスを着たプリンセスセーラは、崩れ折れるミンチン院長に優しく微笑みかけます。
学院に大金を寄付して、以前のように生徒として勉学に励みたいだなんて・・・それでいいんかセーラ!?
(まぁ結局はお船でインドに行っちゃいましたけど)
ミンチンからしてみれば、立場が逆転したにも関わらずこれまでの仕打ちを全く責めないセーラって、理解不能でおそろしい存在なのかもしれません。気の毒な人です。
(放火の疑いをかけられて学院を追放されることになったセーラの「院長先生は一度だって私に親切にしてくださったことはありません」は良かった。スカっとしました)

なんだか長くなってしまったsweat02
自分でもそんなにハマるとは思いませんでした。
セーラおそるべし。名作劇場おそるべしなのだ。

1 また会う日まで・・・

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皆既日食!

Dsr_0485_2

広島からだとこんな感じ。部分日食ですね。
けっこう欠けてます。

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マイ本棚

ブログの右側のいちばん下に貼っていた、しりあがり寿のブログバーツに飽きてきたので、なんか違うものを貼ってやろうってことで<マイ棚>なるものを設置してみました。

こんなの↓

1

今日は一日中雨だったし体調悪いしで引きこもってたとはいえ、この作業にずいぶんムダな時間をかけました。
やり始めたら止まらなくて・・・何やってんだかsweat02
1コ1コつまらんコメントをつけてます。
クリックするとアマゾンです。

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ディア・ドクター

Dear_doctor

広島出身で全国的にも非常に評価の高い若手監督、西川美和さんの新作ということで、地元広島では大プッシュの必見映画でございますshine

<あらすじ>

長らく無医村だった集落の診療所に着任し、村人から絶大な信頼を得ていた医師・伊野治(笑福亭鶴瓶)が失踪した。
刑事たち(松重豊、岩松了)は伊野の行方を探るため、村人や診療所の看護婦(余貴美子)、研修生の相馬(瑛太)などに聞き込みをするのだが・・・

ディア・ドクター 公式サイト

西川美和監督って写真などで拝見する限り、華奢で小柄だし“女の子”と言ってもいいくらい可愛らしい雰囲気のある人。
『ゆれる』で初めて西川さんの映画を観て、その後デビュー作である『蛇イチゴ』も観ましたが、本人から受ける可憐な印象と、人間の深層心理の黒い部分を描いた作品とのギャップが凄くあります。
映画の原作を含む短編集が直木賞候補になるほどの文才の持ち主でもあり、本当に才能豊かで聡明な方なのだろうと想像。

かつて無医村だったとある山間の集落で、神様仏様と崇められていた医者・伊野治が行方不明になったところから物語は始まります。
村人および関係者に話を聞き始める刑事。
やがて伊野のある重大な秘密が明らかになってくる・・・

映画の冒頭で伊野に「◯◯ないねん」(運転◯◯のことだけどね)というセリフを言わせていることからも明らかですが、予告を観ただけでも容易に察しがつく、医者の秘密そのものがメインなのではありません。

描いているのは善と悪のボーダーライン、人間の心の曖昧な部分、もしくは本能的な部分・・・
伊野失踪後、聞き込みをしてまわる刑事のシーンと、伊野と村人たちのエピソードを交互に映し出しながら、言葉では俄に言い表し難いものを、西川監督は怖いくらいに繊細かつスリリングな演出で鮮やかに抉り出します。

なんというか、観る側を強烈に引き付ける何かがひとつひとつのシーンやセリフに宿ってる。
見事としか言いようがないです。
ひっくり返ってジタバタしていたカナブンがふいに飛び立ったり、台所のシンクに放置されたアイスキャンデーが溶け出したり・・・
登場人物の心情を詩的に表現する細やかな演出がニクイ。

西川さんの書く文章は読んだことがないので比べられないけど、きっとそれぞれ小説にしかできない表現、映像ならではの表現がなされているんじゃないかなぁ。
一見地味だけれど、けして独りよがりなんかではなく、言いたいことはまっすぐ伝わってくるし映画としてきっちりエンタテイメントになっているところが素晴らしいです。

笑福亭鶴瓶が映画初主演であることでも話題ですが、もう演技なのか何なのか分かんないくらいハマリ役。
『鶴瓶の家族に乾杯!』とか観てると、鶴瓶って田舎のコミュニティの中に溶け込むのが天才的に上手くて、この番組における彼のイメージから今回抜擢されたのかも?などと思ったり。
伊野という謎めいた人物の、柔和な細い目の奥にある闇・・・それがふと垣間見える瞬間が忘れられません。
(ちなみに伊野の最初のイメージは『殺人の記憶』のソン・ガンホだったとか)
「伊野は自分自身」というのは監督の言葉ですけど、『ゆれる』以降の監督としてのプレッシャーと、村人から医者として過剰なまでに頼られる伊野のプレッシャーにはどこか通じるものがあるのでしょう。
勝手な想像だけど、井川遥の役も監督の心情に近いものがあるんじゃないかとも思いました。

瑛太、八千草薫、余貴美子、香川照之など、脇を固める役者さんもそれぞれ名演。
そのほか腕の立つ演技派がなにげにたくさん出演していて、濃密な人間ドラマをがっつり支えています。

ラストはもしかしたら賛否あるかもしれないけど、私は好きです。
あれは伊野の良心だと思う。
だって彼は、鳥飼かづ子と約束したんだもの。“引き受ける”って。

人の心の不可解さ、僻地医療の現実、生と死、そして家族・・・
様々な事柄に思いを馳せ、余韻にひたることのできる傑作でした。

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ワイルドマウンテン6巻と7巻

ひさびさのマンガ2scissorsなのだーーー!!!
(『ハリポタ』はまだ観てないのだーー)

本秀康さんの『ワイルドマウンテン』は大好きなマンガなのですが、ずいぶん前に5巻が出たっきり音沙汰がなく、もしかして打ち切り!?とか思ってたら・・・
(『俺と悪魔のブルーズ』は打ち切りみたい・・・ブルーーズーー!!crying
先日、6巻と7巻が同時に発売されておりました。

Wild6Wild7

<香港編>の上下巻、という位置づけらしい。
舞台はワイルドマウンテン町を離れ香港へshine

本秀康的不思議キャラてんこもり♪
ナレーション担当のワニグチ開夫氏、いい味出してます。
アタマ・ヒラベッターも好きだわん。
本秀康さんの描くキャラクターって、なんでこんなにキュートで楽しいんでしょう。
カワイイだけじゃなくちょっとイジワルだったりするところがたまらなくツボです。

でもやっぱり菅彦が活躍しないとちょっと物足りないかな・・・とか思いつつ読みすすめていたら、7巻の後半で大ドンデン返しが。
そういうことでしたか。だから2巻同時発売なのね。
ずいぶん長い前ふりでしたsweat02

次回よりワイルドマウンテンの物語は最終章に入るとのこと・・・
個人的にはエノキ君の復活を信じてやみません。
妄想パンダにもまた出てきてほしいなー

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BILLY BAT(ビリーバット)

ひさびさのマンガなのだーーー!!!

『PLUTO』の最終巻が出たばかりの浦沢直樹氏、去年の10月からモーニングでこんなん連載してたんですね・・・

Billybat1_2

雑誌は読まないもんで・・・知らんかったです。

1949年、アメリカ。
『スーパーマン』『ワンダーウーマン』と並ぶヒットシリーズ
『ビリーバット』を描く日系人気漫画家ケヴィン・ヤマガタ。
彼の前に、以前同じキャラクターを日本で見たという人物が現れる。
ケヴィンは、真偽を確かめるため、戦争の傷癒えぬ日本へと向かう・・・

(1巻オビより)

そんなお話でやんす。

いきなりその劇中劇、ケヴィンが描く『ビリーバット』から物語は始まります。
ビリーバットはコウモリをデフォルメしたキャラクターで、職業は探偵。
バットマンとノラクロと、『ユーロマンガ』で読んだ『ブラックサッド』を足して割ったような・・・
アメコミと日本のマンガとヨーロッパのマンガをミックスしたような、そんな感じ。
ビリーバット以外の登場人物もすべて動物(主に犬)です。
『ビリーバット』の部分はフルカラーだし、日に焼けたようなレトロな加工が施してあってかなり凝ってる。
第1話はまるまるこの『ビリーバット』なので、モーニングで読んだ人は、浦沢さん今回は本気でこの路線でいくのかと思ったかもしれないなぁー

ケヴィンがコウモリ探しに日本へやってきてから、下山事件やら古文書やら白州次郎やらが絡んで二転三転・・・
ラストカットは「えぇっ!?」ってところで終わります。
例のごとく、たった1巻で既にものすごく複雑なデカイ話になってきてる・・・
新たな浦沢ミステリーが、また始まったんですねぇ。しみじみ。
『モンスター』『20世紀少年』『PLUTO』と読んできて、もはや最後がどんなオチだろうと腹が立たなくなったっていうか、「次が読みたくてたまらない」という途中経過が楽しめればそれで満足なので、今後も楽しみです。(なんじゃそりゃ)

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それでも恋するバルセロナ

Vickycristinabarcelona

凡人には一生訪れないであろう愛のカタチを、かるーいノリで疑似体験♪
愛憎入り乱れて泥沼化してもおかしくない状況なのに、あくまでさらりとしたラブコメ風なのは、こーんな恋バナあったとさ♪ってなノリの軽妙なナレーションのおかげ?
さすがウディ・アレンというべきでしょうか。
『ノーカントリー』のおかっぱ男ハピエル・バルデムを中心に、スカーレット・ヨハンソン、ペネロペ・クルス、レベッカ・ホールというタイプの違う美女3人が四角関係だなんて・・・なんちゅう濃いメンツcoldsweats01
スペインはむかーし一度だけ旅行したことがあるけど、ガウディの建築はおとぎの国みたいでカワイイから好き。

<あらすじ>

バカンスを楽しむためにバルセロナへやってきたヴィッキー(レベッカ・ホール)とクリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)は親友同士だが、恋愛に対する価値観は正反対。
ヴィッキーは真面目な彼と婚約中だし、クリスティーナは常に刺激的な恋を求めている。
ある日二人はセクシーなスペインの画家、フアン・アントニオ(ハピエル・バルデム)に出会う。
クリスティーナは一目でフアンを気に入り、ヴィッキーは戸惑いながらもやがてフアンに惹かれていくのだが・・・

それでも恋するバルセロナ 公式サイト

ハピエル・バルデムが個人的に好みのタイプかどうかは別として、異様なまでのフェロモンを息苦しいほどに発散していることだけは、スクリーン越しにも伝わってきます。
単なるイケメンじゃあ、美女3人をトリコにする男として説得力ないしね。

初対面の女子2名に対し、今から僕と旅行してセックスしませんか?なーんて一般常識からすればとんでもないことを言っとるのだけど、そこが深夜のバルセロナのレストランで、そして相手が妙に自然体のラテン系の男なら、ちょっと一瞬クラっとしちゃう・・・かなぁ。どうでしょう。
スカちゃん演じる奔放娘クリスティーナとレベッカ演じる知的美人ヴィッキー、正反対のリアクションなのが面白い。
「私は保護者役よ」なんて言いながら、実はヴィッキーも最初からフアンに惹かれていたとみたcatface
レベッカ・ホールは美人だけど、『フロスト×ニクソン』の時の方がもっとキレイに見えた気がします。

『マッチポイント』『タロットカード殺人事件』に続きウディ映画出演3作目のスカちゃんは、もはや定番となりつつあるエロカワイイキャラ。
せっくすする気満々だった自分よりも先に、ヴィッキーがフアンと寝てしまったことに全く気付かず延々言い訳し続けるスカちゃん・・・
才能ある画家の恋人になれてウキウキのスカちゃん・・・
画家の元妻登場で超異例のシチュエーションにも関わらず、やたらと環境適応能力の高いスカちゃん・・・
端から見ればトンデモ娘なのだけど、何か策略があるわけじゃなく、自分自身の奔放さに振り回されてるわけでもない。
とにかく本能の赴くままに行動するスカちゃんが、エロいだけでなく妙に可愛らしくて、憎めないのです。
最初は敵視されてたマリア・エレーナに、最終的には愛ゆえに本気で怒られるのもなんだか快感じゃないか。
刺激的なバカンスを思う存分満喫して、写真の腕も磨かせてもらって、なんだかんだで勝ち逃げ。
ハピ&ペネという大物カップルすらあっさり袖にするクリスティーナの飽きっぽさ、清々しくてキライじゃないのだ。
衝撃の恋バナ聞かされてる時の、ヴィッキー夫のポカンとした顔には笑った。

エキセントリックな天才肌の画家マリア・エレーナを演じたペネロペ・クルスは、この役でアカデミーも受賞してるし、途中参戦にもかかわらずさすがの存在感でした。
まくしたてるスペイン語が見事。迫力あります。彼女の美貌と才能はスペシャルcrown

しかしどんなに魅惑的な恋も命には代えられないってことで・・・
「一夏の恋だったの。もう終わったのよ」・・・さいですか(笑)ちゃんちゃん♪

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使徒襲来

広島県三次市での生活もはや3ヶ月。
のんびりとした田舎町でなかなか良いところなのですが、ひとつだけ困ったことが。
緑豊かであるがゆえに・・・・・・虫が多いっ

毎日毎日、今まで見たこともないような種類の虫を目撃します。
どっちかってぇと虫とか平気な方だけど、こう数が多いとさすがにうっとおしいです。

昨晩、玄関先にこんなのがいたので捕獲してみた。

Kuwa めっちゃ怒ってるsweat02

クワガタさん。女の子です。
おもちゃみたいに見えるけどホンモノです。
さっそく、虫が大好きなうちのネコさんと対面させてみました。

Rum15 見てます

Rum13

Rum10

Rum11 気のないフリして・・・

Rum12

Rum14

ビーストモードが本格的に発動される前に、クワガタさんは解放してあげました♪

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検索ワードが・・・

エヴァだらけ( ̄▽ ̄)

2

数日前のやつですが。
しかし10位だけなぜかカジノロワイヤル・・・・・・惜しいっbearing

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山形スクリーム

Yamagatascream

落ち武者ゾンビキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ホラー☆−20%、コメディ☆120%!?
竹中直人監督、成海璃子ちゃん主演のエンタメホラームービー『山形スクリーム』
(アイスクリームじゃないのよ)
試写会で観てきました♪

<あらすじ>

都内の女子校に通う岡垣内美香代(成海璃子)は、所属する歴史研究会のメンバー3人と引率の教師・勝海子(マイコ)と共に、合宿のため山形県の御釈々部村にきていた。
村には、源氏に追われた平家の侍頭・葛貫忠経(沢村一樹)が、愛する光笛(成海璃子)という官女ともに流れつき落ち武者狩りにあったという伝説の祠があり、美香代たちは落ち武者のコスプレをした村人たちに連れられて祠へ向かうが、祠のある広場では祠倒しというイベントの真っ最中。
代々祠を守ってきたという与藻須賀家の三太郎(AKIRA)は、祠を倒すと忠経様のたたりがあるといって祠倒しを止めようとするが・・・

山形スクリーム 公式サイト

エキセントリックなギャグのイメージがまず先行しますけども、役者としてはコメディからシリアスまでこなす演技派、ミュージシャン、作家・・・多方面に渡り活躍し続ける竹中直人氏。
映画監督としては、これまで『無能の人』や『東京日和』など、評価の高い作品も何作か撮られてきてますが、意外なことにここまで完全にコメディと言えるものって今回が初らしい。

女子高生が主人公のホラー映画、というお題をプロデューサーに与えられ、だったら女子高生VS落ち武者で舞台は山形県!!というはちゃめちゃなアイデアのもと、本気でバカバカしい映画にするべくメガホンを取ったという竹中監督。
これはきっと、これまでの日本映画にはないぶっ飛んだ笑いを提供してくれるに違いないと、とにかく笑う気満々で観に行ったのだけど・・・
あんまし笑えなかったよぅー。くすんweep

ニヤニヤとは笑えるし、ツボったギャグもいくつかあるし、思ったほど笑わせてもらえなかったからと言ってこの映画がつまらないとかキライだとかいうわけでもないのだけれど(むしろ好きなんだけど)、思いっきり笑いたい!という欲求に反してストーリーがあまりにも奇想天外で、最初から最後まで竹中的ギャグが炸裂しているため、凡人にはなかなかついていきにくいものがあり・・・結果としてさほど笑えず、びみょーにストレスが溜まってしまったんだと思いますsweat02
なんだか煮え切らない言い方でごめんなさい。
万人にはオススメできないけれど、根っからの竹中直人ファンにはたまらない映画なんじゃないかなぁ。。。

この映画の広報写真としてよく見かける、思いっきりシャイニングな竹中さん↓

Takenakanaoto

本編観なくても、竹中さんのこのジャック顔だけで笑えるのに。
撮影中は時には落ち武者のかっこうで監督業もこなしたりしていたのだろうか・・・とか想像するだけでも面白いのに。
こういうシュールなコメディは大好きでとても楽しみにしていただけに、ちょっと残念だったのでした。
(しかも上の写真のシーンって本編中にはなかったような)

竹中コネクションによるものなのか、キャストがむちゃくちゃ豪華で意外な人物があちこち出演しているのは楽しかったです。
落ち武者はセクスィー部長だし、温水洋一は温水洋一役だし、岩松了さんの奥さんはクリスタル・ケイだし。
成海璃子ちゃん含めた歴史研究会の女子4名は知らない子ばかりでしたが、落ち武者ゾンビたちから逃げ惑い闘う中でそれぞれにちゃんと個性を生かした見せ場があるのは良かった。

それから随所に盛り込まれた、竹中さんが愛する映画たちへのオマージュ。
『ブレードランナー』『死霊のはらわた』『ボディ・スナッチャー』など・・・特に、落ち武者さんたちがコンビニでお買い物をしてる時の音楽が『シャイニング』のオープニングの曲だったのには笑いました。絶妙shine

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レスラー

Wrestler

ずいぶん前に観てたんだけど、エヴァに興奮しすぎて遅なりますたsweat02
<あらすじ>

80年代に人気を博したプロレスラー、ランディ“ザ・ラム”ロビンソン(ミッキー・ローク)。
今や身体はボロボロでレスラーとしては落ち目だが、平日スーパーで働き、週末に興行試合をしてなんとか暮らしていた。
ある日ランディは過激な試合を終えた直後、薬物の過剰摂取により心臓発作を起こし倒れてしまう。

レスラー 公式サイト

ミッキー・ロークの出演作と言えば、個人的にはアラン・パーカーの『エンゼル・ハート』。
大っっっ好きな映画です。
例のごとく後味の悪いオカルトホラーなのだけど、あの頃のミッキー・ロークは渋くて色っぽくてハンサムで、そこはかとなくワルな感じで・・・本っ当に、カッコ良かったんす。
映画雑誌を買えばミッキーのポスターとかついてることもあったし、アイドル俳優・・・という年齢では既になかったとは思いますがほとんどそのような扱いで、当時10代の乙女であった私にとっては憧れの存在だったのでした。

こうだもん↓

Mickeyrourke2 lovely

しかしその後、猫パンチやら整形失敗やらいろいろあり、ハリウッドにもファンにも見放され、完全に落ちぶれてしまったミッキー。
最近では『シン・シティ』のマーヴが最高にハマリ役で、これまたお気に入りの映画なのだけど、特殊メイクでほとんど素顔が分からないばかりか三話オムニバスのうちの一編の主役に過ぎなかったから、一般的にはあれがミッキーの復活とはみなされていなかったのでしょうか。
今回この『レスラー』で、作品そのものとミッキーの演技がこんなにも高く評価され、役者として今度こそ本当に復活したのだと思うと、しみじみと感慨深いものがあります。

今やこうなりました↓

Mickeyrourke3 happy02

すっかり厳ついオッサンになってしまい、かつてのイケメンの面影は微塵もございませんが、インタビュー番組なんかで見る彼はおちゃめで憎めないエロ親父って感じで、それはそれでまた好きだったりもcatface

とにかくランディ・ロビンソンは、今のミッキー・ロークだからこそ、リアル人生における栄光と挫折があったからこそ、奇跡のように巡り会い、演じることができたのであろう役。
観る側としては、俳優としてのミッキーと物語の中のランディの生き様を重ね合わせずにはいられず、悲哀を帯びた背中をひたすらに追うドキュメンタリー風のカメラワークも相俟って、不思議な相乗効果でランディにどんどん感情移入してしまうのでした。
なんでも元はニコラス・ケイジにいく予定の役だったそうですが、監督のダーレン・アロノフスキーが「ミッキー・ロークじゃないとやだ!!」と言い張ったんだとか・・・
監督、大正解!!ニコちゃんなんてありえない。
ミッキー=ランディ、ってなくらいハマリ役です。

また、レスリング界の内幕が赤裸々に描かれている部分には興味津々。
リング上で激しくどつき合うもの同士、舞台裏ではあんな風に細かく段取りを決めてるなんて。
後輩レスラーたちは、見た目はコワイけど実は気のいいヤツらばかりで、ランディを偉大なレスラーとして尊敬しているし、ランディもそんな仲間たちの功績を讃え励まします。
そして観客はそんな彼らの体を張ったパフォーマンスに喜び、熱い声援を送ってくれる。
ランディはレスラーとして落ち目だし、プライベートでは孤独だけれど、リングの上にいる限りけしてミジメではないのです。
しかしボロボロの肉体をどんなに酷使しても、もらえるギャラはわずか・・・
トレーラーハウスの家賃すら払えず、平日はスーパーで働いてしのぐしかない。
限界を感じたランディはついに引退を決意し、リングの外での居場所を探しますが、今さら生き方を変えることはできず・・・

ランディが想いを寄せるストリッパー役のマリサ・トメイがまたイイ。
なんと御年44歳!?ビックリ!!超キレイ!!・・・・・・がんばろう。(何を?)
娘役のエヴァン・レイチェル・ウッドは、『アクロス・ザ・ユニバース』や『ダイアナの選択』の時とはまた全く違う雰囲気で好演。
最近気になる女優さんです。
そしてこの映画の一番グッとくるところは、彼女たちとのほのかな心の触れ合いすらも断ち切って(娘には断ち切られたわけですが)、ランディが身ひとつでリングへ帰っていくところ。
もう誰も、あんたを止めない。止めることなんてできないよ・・・

エンドロールの歌がまたねぇ。素晴らしいんですわ。ブルース・スプリングスティーン。
足が一本しかない犬を見たら、それは俺だ。

くぅ〜〜。泣けるぜcrying

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