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2009年7月 3日 (金)

レスラー

Wrestler

ずいぶん前に観てたんだけど、エヴァに興奮しすぎて遅なりますたsweat02
<あらすじ>

80年代に人気を博したプロレスラー、ランディ“ザ・ラム”ロビンソン(ミッキー・ローク)。
今や身体はボロボロでレスラーとしては落ち目だが、平日スーパーで働き、週末に興行試合をしてなんとか暮らしていた。
ある日ランディは過激な試合を終えた直後、薬物の過剰摂取により心臓発作を起こし倒れてしまう。

レスラー 公式サイト

ミッキー・ロークの出演作と言えば、個人的にはアラン・パーカーの『エンゼル・ハート』。
大っっっ好きな映画です。
例のごとく後味の悪いオカルトホラーなのだけど、あの頃のミッキー・ロークは渋くて色っぽくてハンサムで、そこはかとなくワルな感じで・・・本っ当に、カッコ良かったんす。
映画雑誌を買えばミッキーのポスターとかついてることもあったし、アイドル俳優・・・という年齢では既になかったとは思いますがほとんどそのような扱いで、当時10代の乙女であった私にとっては憧れの存在だったのでした。

こうだもん↓

Mickeyrourke2 lovely

しかしその後、猫パンチやら整形失敗やらいろいろあり、ハリウッドにもファンにも見放され、完全に落ちぶれてしまったミッキー。
最近では『シン・シティ』のマーヴが最高にハマリ役で、これまたお気に入りの映画なのだけど、特殊メイクでほとんど素顔が分からないばかりか三話オムニバスのうちの一編の主役に過ぎなかったから、一般的にはあれがミッキーの復活とはみなされていなかったのでしょうか。
今回この『レスラー』で、作品そのものとミッキーの演技がこんなにも高く評価され、役者として今度こそ本当に復活したのだと思うと、しみじみと感慨深いものがあります。

今やこうなりました↓

Mickeyrourke3 happy02

すっかり厳ついオッサンになってしまい、かつてのイケメンの面影は微塵もございませんが、インタビュー番組なんかで見る彼はおちゃめで憎めないエロ親父って感じで、それはそれでまた好きだったりもcatface

とにかくランディ・ロビンソンは、今のミッキー・ロークだからこそ、リアル人生における栄光と挫折があったからこそ、奇跡のように巡り会い、演じることができたのであろう役。
観る側としては、俳優としてのミッキーと物語の中のランディの生き様を重ね合わせずにはいられず、悲哀を帯びた背中をひたすらに追うドキュメンタリー風のカメラワークも相俟って、不思議な相乗効果でランディにどんどん感情移入してしまうのでした。
なんでも元はニコラス・ケイジにいく予定の役だったそうですが、監督のダーレン・アロノフスキーが「ミッキー・ロークじゃないとやだ!!」と言い張ったんだとか・・・
監督、大正解!!ニコちゃんなんてありえない。
ミッキー=ランディ、ってなくらいハマリ役です。

また、レスリング界の内幕が赤裸々に描かれている部分には興味津々。
リング上で激しくどつき合うもの同士、舞台裏ではあんな風に細かく段取りを決めてるなんて。
後輩レスラーたちは、見た目はコワイけど実は気のいいヤツらばかりで、ランディを偉大なレスラーとして尊敬しているし、ランディもそんな仲間たちの功績を讃え励まします。
そして観客はそんな彼らの体を張ったパフォーマンスに喜び、熱い声援を送ってくれる。
ランディはレスラーとして落ち目だし、プライベートでは孤独だけれど、リングの上にいる限りけしてミジメではないのです。
しかしボロボロの肉体をどんなに酷使しても、もらえるギャラはわずか・・・
トレーラーハウスの家賃すら払えず、平日はスーパーで働いてしのぐしかない。
限界を感じたランディはついに引退を決意し、リングの外での居場所を探しますが、今さら生き方を変えることはできず・・・

ランディが想いを寄せるストリッパー役のマリサ・トメイがまたイイ。
なんと御年44歳!?ビックリ!!超キレイ!!・・・・・・がんばろう。(何を?)
娘役のエヴァン・レイチェル・ウッドは、『アクロス・ザ・ユニバース』や『ダイアナの選択』の時とはまた全く違う雰囲気で好演。
最近気になる女優さんです。
そしてこの映画の一番グッとくるところは、彼女たちとのほのかな心の触れ合いすらも断ち切って(娘には断ち切られたわけですが)、ランディが身ひとつでリングへ帰っていくところ。
もう誰も、あんたを止めない。止めることなんてできないよ・・・

エンドロールの歌がまたねぇ。素晴らしいんですわ。ブルース・スプリングスティーン。
足が一本しかない犬を見たら、それは俺だ。

くぅ〜〜。泣けるぜcrying

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コメント

こんばんわ(^◇^)

どんなにボロボロになっても私もミッキーロークが好きなので、この映画はかみ締めながら観てみたいと思っております(^u^)

投稿: コン猿君 | 2009年7月 4日 (土) 00時19分

コン猿君様

いつもコメントありがとうございます(o‘∀‘o)

ミッキーローク、私も大好きですnotes

ランディの漢の生き様を見届けて〜〜

投稿: kenko | 2009年7月 4日 (土) 16時34分

こんにちは。「チョコレート~」に続いての投稿失礼します。
米プロレスの大ファンで「Beyond the mat」に感動した私は
当作品を「本年最高傑作」と思っています。
ちょっとしたすれ違い・不器用さ・間の悪さで、家族どころか
最後の心の拠り所である風俗嬢ともギクシャクしてしまい、
「自分が一番自分らしく輝ける場所」として死を覚悟してリングに戻る、、、
北米の冬の寂しさも伝わって、もう全編泣けて泣けて。
補聴器やボロのバンなど、小道具も憎いですね。

投稿: タンマイ屋 | 2009年8月13日 (木) 13時15分

タンマイ屋様

こちらにもありがとうございます!!とっても嬉しいです♪
気軽にどしどしコメントくださいませ〜

タンマイ屋さんは米プロレスファンでもあるのですね!
私プロレスは全然sweat02
しかしこちらの作品、ド素人なりに深く感動いたしました。
自分的に本年最高傑作かはまだ分からないけど、上位に食い込む作品であることは間違いないです。

>ちょっとしたすれ違い・不器用さ・間の悪さで、家族どころか
>最後の心の拠り所である風俗嬢ともギクシャクしてしまい、
>「自分が一番自分らしく輝ける場所」として死を覚悟してリングに戻る、、、

そう!!そうなんですよね〜
ほんと泣けた〜crying
舞台裏にかけつけたマリサ・トメイに向けた、死を覚悟した男の笑み。忘れられません。
補聴器やバンや、ボロボロのダウンジャケットなどの小道具が、年老いたレスラーの惨めで孤独な暮らしを物語っていました。

投稿: kenko | 2009年8月13日 (木) 21時04分

すみません、kenko様 お返事ありがとうございます。
どの評もストレートな表現で頼もしく、その映画を観たくなります。
私はマリサ トメイと同い年のオヤジですが、今後、貴ブログを参考にさせて
もらいながら、月一の映画選びをしようかなと思います。
何卒よろしくお願いします。

投稿: タンマイ屋 | 2009年8月16日 (日) 10時55分

タンマイ屋様

コメントありがとうございます!!
そしてお返事がありえないくらい遅くなってしまってごめんなさいぃ~crying

もったいないお言葉!光栄でございますshine
自らのボキャ貧(死語?)っぷりをひしひしと実感しながら、
こんなんでも一生懸命書いているので、そのように言っていただけるととっても嬉しいです。

タンマイ屋さんはマリサトメイと同い年かぁ。
うちの兄とほぼ一緒くらいです。
タンマイ兄ぃ♪なんて急に馴れ馴れしく呼んでみたりして・・・すみませんsweat02
こちらこそ今後もよろしくです♪

投稿: kenko | 2009年8月20日 (木) 01時04分

おはようございます。やっとこレビュー書きました
「エンゼルハート」・・・ かわいい名前の割りにおっかない映画でしたね。思えば「無精ひげが生えててもかっこい男」の皮切りとなったのがミッキー・ロークだったような・・・

このストーリーだったらやっぱりケイジよりロークの方があってると思うけど、ケイジのレスラー映画というのもまた、それはそれで面白いかもしれません。二重人格のマスクマンものとか(ありがち)

>足が一本しかない犬を見たら、それは俺だ。

そんな渋い歌詞だったのですね・・・ 泣けるわ・・・crying
一本足のワンちゃんといったら、某ホームラン王を思い出すけど

それではkenkoさんもトメイに負けずにがんばってください。わたしもたらたらがんばります(どっちやねん)

投稿: SGA屋伍一 | 2009年9月28日 (月) 07時52分

SGA屋伍一様

こんちわっす(*゚▽゚)ノ

エンゼルハートというと、シティハンター北条司のマンガみたいですよねcoldsweats01
無精髭の生えたオヤジが日本の中高生にも人気って今考えると不思議だけど
大好きでした、ミッキー・ローク。

ケイジのレスラー映画もそれはそれで違う面白さがありそうですね。
二重人格のマスクマンか(笑)B級コメディな香りがしますcatfaceでもそういうの好き。

>一本足のワンちゃんといったら、某ホームラン王

誰のことかしばらく考えてしまいましたsweat02世界の王貞治のことか。

はい!トメイに負けないよう頑張ります!!
とか言いつつ、この映画観たあと何かしたかと言うと何もしてない。
本当に頑張れないヤツなんです。。。代わりにSGAさん頑張って。

投稿: kenko | 2009年9月28日 (月) 12時53分

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