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2009年9月

シドニアの騎士

4

アフタヌーンで連載中の弐瓶勉最新作『シドニアの騎士』
第1巻、出ましたよんheart

弐瓶さん、絵柄も作風もずいぶん変わったなぁ。
『バイオメガ』の終盤にも変化は如実にみられましたけども、『ブラム学園』の影響強し。
アクが抜けてすっきりクリーンな印象の絵。あからさまなギャグと萌え。
気に入らないファンはいっぱいいるだろうけど、私はこれはこれで好きです。

以下、めんどくさがりの私にしては珍しく、あらすじを詳しく書いてみました。
長いです。合間にコメントしてます。
これから単行本を読まれる方はご遠慮ください。

舞台は<シドニア>という名の巨大な宇宙船。
太陽系を<奇居子(ガウナ)>に滅ぼされて千年、シドニアは人類の存続をかけ航海を続けている。
奇居子とは人に似た姿の巨大な有機体(全長800km以上?触手いっぱい。お馴染みの弐瓶ワード)。
対話は不能。食べた人間のDNA情報でボディを再構築できる?らしい。
※訂正。全長800km以上もあるっぽいのは奇居子ではなく、奇居子の衆合船でした。

主人公の少年・谷風長道(たにかぜながて)は、シドニアの地下で祖父ヒロキと二人きり、外の世界を知らずに暮らしてきたが、祖父は3年前に他界。
食料も尽き、長道は祖父の遺言を破り地上へ出る。(米泥棒の結果だけど)
長道はそこで生まれて初めて、祖父以外の人間に遭遇する。
居住区で暮らすシドニアの人々は長道と違い、植物のように光合成ができ、食事は週に一回摂れば充分なのだった。
(シドニアのごはんは、おこわ、ラーメン、蕎麦など、いたって庶民的です。重力祭りではすじ塩キャベツやリンゴ飴なんかも食べられます)
米泥棒で住民登録もない長道の身元引受人になりたいという人物が現れる。
その人はどうやらシドニアの艦長。女性。ときどき不気味な面をかぶっている。

シドニアは奇居子の広大な領域から抜け出せておらず、来るべき戦いに備え<衛人(もりと)>という戦闘兵器を開発し、操縦士を育成している。
地下の衛人仮象訓練装置で何千回も孤独な訓練を続けてきた長道は、艦長の申し出を受け衛人操縦士訓練生に。

訓練生が暮らす寮の寮母がなぜか熊。またしても熊。しかも片手が!(コズロフの子孫か?)
いまひとつコミュニケーション能力に欠ける長道。日本語がおかしいです。
(長道はド天然キャラ。ずっとおじいちゃんと二人きりだったからね)
他の訓練生には「臭い」と言われイジめられる。
たったひとり友達になってくれた科戸瀬(しなとせ)イザナは、男でも女でもないらしい。(両性具有?ヒロイン?)

長道は訓練生成績トップの岐神海苔夫(くなとのりお)(いけすかないイケメン。名前が海苔夫ってダサ)らと共に初ミッション、資源確保の為の氷塊採掘任務に。
衛人用のスキンスーツは、生体尿管カテーテル付き。
(その瞬間、頬を赤らめる女子と、生まれたての子鹿のようにガクガクする長道くんhappy02
長道の搭乗機は、前の戦争で活躍したという<継衛(つぐもり)>。
古い機体だが、長道にとっては地下の訓練装置で慣れ親しんだものだった。
安全なはずのミッション。しかし氷塊切り出しのため小惑星表面に切断機を打った瞬間・・・奇居子が出現!!
訓練生たちの運命やいかに。

そんな感じのお話でっす。
少年少女が巨大なロボに乗って正体不明の敵と戦うってところが、エヴァを連想させますね。
(ロンギヌスの槍的な武器も登場)
なにげに学園モノでもあります。
各話のタイトルが<谷風長道の選択><岐神海苔夫の激昂><赤井持国の栄光>とか・・・
まるっきし『涼宮ハルヒの憂鬱』だし(笑)
しかしスケール感のトンデモなさは相変わらず弐瓶的で、そこへ『ブラム学園』で培われた萌え要素がちょうどいい匙加減で融合し、新たな弐瓶ワールドが構築されています。
状況的には緊迫しているんだけど、全体的にゆる〜くてまったりな空気が流れている。
母性本能くすぐり系の長道くん。なかなかイジり甲斐のありそうなキャラで好印象。
ごはんをいっぱい食べさせてあげたくなりますdelicious

『BLAME!』や初期の『バイオメガ』のような興奮はありませんけども、弐瓶勉というマンガ家の現在を確認しつつ、これはこれで面白いし読みやすい。
次巻が楽しみですshine

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ウルヴァリン:X-MEN ZERO

Xmenoriginswolverine

アメコミ映画は大好き。なかでもX-MENシリーズは特に好きheart
ウルヴァリンことローガンの拳からなぜにアダマンチウム合金の爪がシャキーン!と飛び出すようになったのかが本作で明らかに。
今回、画像多めですcatface

<あらすじ>

19世紀半ば。少年ローガンは父親の身に起きたある事件がきっかけで能力を覚醒させる。
兄であるビクターにも同じような能力があり、二人は力を合わせ150年余に渡り戦場を生き抜いてきた。
しかしビクターは徐々に暴力そのものに依存するようになっていた。
ある日二人は、軍人ストライカーにスカウトされ、ある特殊部隊に入る。
そこにはローガンやビクターのような、特別な能力を持った人間が揃っていた。
しかしローガンは部隊の非道なやり方が気に入らず脱退。
ビクターとも別れ、恋人ケイラと共に平和な日々を送っていた。

ウルヴァリン:X-MEN ZERO 公式サイト

なかなか良かった!ヒュー・ジャックマン、めっちゃ気合い入ってました。
なにあの筋肉。CGじゃないよね?しかも素っ裸happy02
まるでターミーシュワちゃんじゃんー
ヒュー・ジャックマンと言えば、長身だしハンサムだし、紳士なイメージが定着してますけども、ウルヴァリンを演じる時だけは野獣と化すのであった。
本作では野獣っぷりにより磨きがかかってるように見えました。

ローガンには実はよく似た能力を持つミュータントの兄がおり、二人揃って戦場で大暴れする冒頭のシーンでは、兄・ビクターが殺し合いを重ねるうちに暴力に魅入られ、ローガンとは相容れない道を歩んでいってしまう過程が、非常に分かりやすく簡潔に描かれます。

二人の形相、雄叫びは、ときどき笑っちゃうほどスゴイ(笑)

6 くるならこいやぁっ!!annoy

8 ぶっころーすっ!!!annoyannoy

5 気合いじゃあああーー!!!!!annoyannoyannoy

血管の一本や二本は普通に切れてると思うのです。
すぐに治っちゃう体質なので結果オーライだけど。

兄弟がストライカーにスカウトされて入る特殊部隊の面々も、派手さはないけど手練揃い。
活躍するシーンはちょっぴりにも関わらず、これまた非常に巧く彼らの見せ場を作ってくれてて好印象。
二刀流のウェイドがまさかあんな姿で再登場するとはねぇー
ビクターにあっさり殺られるには惜しい逸材だったので大歓迎でしたが。
ローガンとウェイドのラストバトルもかなりマンガ的で好み♪

ニューフェイスの中でいちばん光ってたのはこの人↓

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どういう能力でああいう動きをするのか、実はよく分かんなかったんだけどcoldsweats01

お馴染みのあんな人やこんな子も↓

11 モテない運命にあるとも知らず

7 キャットウーマン…ではなく。カワイイheart

まさかピカード艦長のワンショットというサービスまであるとは。
微笑みに微妙に違和感を感じたけど、あれはCG?ですよね。それこそ『T4』のあの人的な。
そういえば『ファイナルディシジョン』エンドロール後のアレって、いつか拾う気あるんでしょうか。

ローガンにはジーンよりケイラのような、骨太かつしなやかな印象の美女がお似合い。
<ウルヴァリン>という名の由来、忘れてしまったローガンの過去が、こんなにもロマンチックで切ないなんて。
そして物語はX-MEN3部作へと続くわけですが、一刻も早く『ウルヴァリン2』を観たいような気持ちにもなりました。

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隠岐島に行ってきました

シルバーウィークってことで、前々から行ってみたかった隠岐諸島へ。

このへん↓

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隠岐諸島には<島前(どうぜん)>と<島後(どうご)>があり、島前は本土に近い3つの島(西ノ島町、海士町、知夫里村)を指し、島後は島前の北東にある一番大きい島(隠岐の島町)を指します。
2泊3日で、島前、島後にそれぞれ一泊ずつしてきました。

隠岐の見どころと言えばやはり、国賀海岸をはじめとする、日本海の荒波に削られてできた他では観ることのできない絶景。

Matengai

摩天崖。写真では分かりにくいですが、水面からの高さは257メートル。
ド迫力なのです。
写ってないけど、水面にはエチゼンクラゲがいっぱい。

Kuniga

国賀海岸クルーズの途中で立ち寄った場所から撮った通天橋。
右下の海岸沿いに牛さんが3頭ほど集っているのが見えるでしょうか。

Kuniga3_2

崖の上で放牧されている牛が海岸まで降りてきていたんだけど、いったいどこをどうやって降りたのか・・・
牛さん、おそるべしtaurus
(ここで360℃動画も撮ったんだけど私の覇気のない声が入っちゃったのでNG)

Kuniga2

この写真撮った瞬間びしょ濡れになりました。水もしたたる(以下略)

Kuniga4

ダンナが撮った奇跡の一枚。
岩の先端と太陽がうまい具合に重なりました。
島後にある有名なローソク島風。(行ってないけど)

Usi

ダンナが早起きして撮ってきた朝陽の中の牛さん。(ヨメは寝てたけど)

隠岐と言えば豊富な海の幸fish

Osasimi オサシミー

Kani_2 カニー

Iwagaki_2 イワガキー

Kamenote_2 珍味!カメノテのお吸い物

カメノテと言っても本当に亀の手じゃないのよ。
岩などにくっついているフジツボの仲間です。カタチが亀さんの手に似てるのです。
わたくし瀬戸内っ子なので、子供のころ夏には島へキャンプに行きカメノテとかツブ貝とか穫って食べてた。
磯の旨味がギュッと凝縮されていて美味なのです。

ほんで隠岐と言えば巨木。

Yaosugi

樹齢二千年と言われている八百杉(やおすぎ)。
これまた写真では巨木感が出にくいですが、右下に偶然いてくれたチビたんと比べてみてください。
高さ30メートル、太さ10メートル。根元の周囲は20メートル。

Chichisugi

こちらは樹齢八百年の乳房杉(ちちすぎ)。
いったいなんでこんなカタチになったのか。杉ですよ、コレ。
『もののけ姫』に出てくる<こだま>がそこらへんでカタカタ言ってても違和感ない雰囲気。

Kodama_2 こいつらのことね

おまけ。みうらじゅんがかつて童貞だったころ訪れたという場所も偶然見つけました。

Youth

今はもうやってなくて廃墟になってた。
映画に出てくる建物はここによく似ているけれど、実際ロケで使ったのは松山のユースホステルらしいです。

最後の日はあいにくのお天気だったけど、フェリーが出るギリギリまでフィッシングを満喫。

Osakana

サビキだったので小魚ばっかりだけどいっぱい釣れましたhappy01

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名曲アニソン♪

買ったばかりのnanoをアニソンの名曲でいっぱいにしたいnotes
(これまでipodはダンナと共有だったので、私の好きなアニソンを入れるたび白い目で見られていたのでーす)

1986年に放送されていた『宇宙船サジタリウス』というアニメのエンディング曲<夢光年
影山ヒロノブさんが歌ってます。
大好きで観てたわりには内容をあまり覚えてないんだけど、この曲だけは忘れられないのだ。
オープニングの<スターダストボーイズ>ももちろん大好きshine

アニメのエンディングっていい曲が多いと思うんですが、『銀牙〜流れ星銀〜』のエンディング曲<TOMORROW>も言わずと知れた名曲です。

銀ーー!!・・・泣けるがなcrying

ちょっとオッサンぽい渋い曲が続いてしまったのでカワイイのも入れとこっと。

ときめきトゥナイト』<Super Love Lotion
やっぱりエンディングcoldsweats01
これは曲というより映像が子供心にインパクトだったのでした。
ランゼ素っ裸にマントって・・・見えそうで見えないってのがまたねぇー

最後に・・・急にテイストが変わりますが『ロードス島戦記』のOP&ED

これは中学生の頃、同級生の男子に薦められて観た記憶が。
小説は全く読んだことないし、アニメの内容もこれまたほとんど覚えてないんだけどsweat02
このクオリティ、今観ても鳥肌が立ちます。
オープニングもエンディングも素晴らしすぎる。芸術です。

名曲すぎるのでフルヴァージョンも貼っとこ。

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『アバター』trailer

ジェームズ・キャメロン監督、『タイタニック』以来劇場映画としてはなんと12年ぶりの監督作品『アバター』

先日『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』を観に行った際(感想は後日)初めてちゃんとした予告篇を観ました。

ブルーの使い方が美しい。

今まで<半魚人みたいな青い人>のイメージしかなく、どんなストーリーなのかも分からなかったけど、物語の舞台はラピュタみたいな飛行島がいっぱい浮かんだ惑星、車椅子に乗った軍人(『ターミネーター4』のサム・ワーシントン)の意識が青い人の肉体に宿り、恐ろしげなモンスターとめくるめくバトルを繰り広げる・・・みたいなお話のようですね。(拙すぎる説明sweat02
アバターって文字通りアバターなのか。ネット上ではなくリアルにアバター?なのね。

最新の技術を駆使したCG映像はド迫力。
並大抵のCG映画じゃ驚かなくなって久しいけど、これはなんだかスゴそうです。
世界観もかなり魅力的だし、空気感とか質感とか、これまでのものとは一線を画してる印象。
これが3Dになるってんだから楽しみshine
(実は3Dめがねが苦手なんだけど。かけごごちの良い3Dめがねプリーズ)

ずいぶん前から噂されていた『アバター』がようやく公開ってことで、個人的に気になるのはいよいよ今後キャメロンが本格的に取り組んでくれるはずの『Battle Angel』だす。
今のところ2011年公開予定で、立ち消えにはなってないみたい。
『アバター』のこの技術で制作されるのなら、それはもう期待は高まるばかり。
やっぱり3Dになるのかなぁ。
『Battle Angel』っていうタイトルはちょっとダサイので変えた方がいいかも?

Battleangelalita_2

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新しいnano

ビデオが撮れるnano、買っちゃいました。

Nano
Daft Punk『One More Time』再生中notes

カラーはMacBookとお揃いのブラックなんだぞー

さっそくビデオも撮ってみた。
このくらいの画質です。

あんまりカワイク撮れてないうえ途中カラスさんがカーカー鳴いてますが一応動画デビュー。
べろんべろんしてるのは、直前にじゃらしをお口に入れちゃって気持ち悪いからですsweat02

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グッド・バッド・ウィアード

Good_bad_weird

このポスターのソン・ガンホのやんちゃ坊主みたいな顔笑えるsmile
遅ればせながら韓国映画にハマりつつあるわたくし、劇場鑑賞韓国映画第二弾でございます。

<あらすじ>

1930年、満州国。
馬族のボス、パク・チャンイ(イ・ビョンホン)は、日本軍が持っているという<宝の地図>を手に入れるため荒野を疾走する列車を襲撃するが、地図は直前にコソ泥ユン・テグ(ソン・ガンホ)に奪われていた。
列車には賞金稼ぎのパク・ドウォン(チョン・ウソン)も乗っており、パク・チャンイやユン・テグを狙い発砲してくる。
結局悪運の強いユン・テグが地図を持ったまま逃げてしまうが・・・

グッド・バッド・ウィアード 公式サイト

『グッド・バッド・ウィアード』は『The Good The Bad The Weird』、つまり<良いヤツ、悪いヤツ、変なヤツ>という意味で、良いヤツ=チョン・ウソン、悪いヤツ=イ・ビョンホン、変なヤツ=ソン・ガンホ、ってことらしい。
欽ドコへのオマージュではもちろんなく、『続・夕陽のガンマン(原題:The Good, the Bad and the Ugly)』へのオマージュらしいです。
『箪笥』『甘い人生』のキム・ジウン監督による、韓国発マカロニ・ウエスタンhorse

日本では<ムチャクチャデイイノダ!>なんてキャッチコピーつけられてますけど、本当にむちゃくちゃな映画だったよー
日本軍が所持していた清朝時代の宝の地図をめぐり、野郎どもが熱いチェイスおよびバトルを繰り広げるのですが、終盤にはもう地図とか宝とかどうでもいいやって感じ。
いろんな派閥が入り乱れてなにがなにやら。
朝鮮独立派とか言ってたオジサン(お尻をアレされた人)はいったい何だったですか。

とにかくアクションシーンにハンパなく気合いが入ってて見応え満点!なんだけど長過ぎで、さすがに最後の方はちょっと飽きてしまったsweat02
俳優さんは存在感抜群なメンツが揃ってるうえ笑いもそこかしこにあったりするので、まあそれなりに楽しめましたけども。

3人の中でいちばん光ってたのは<悪いヤツ>ことイ・ビョンホンかなぁ。
『GIジョー』に続き悪役です。似合うなぁ、悪役。
<良いヤツ>ことチョン・ウソンは長身でハンサムで、そりゃもうホレボレするほどイイ男なのだけど、ビョンホンさんの黒いオーラにちょっと霞んでしまったかしら。
しかしお二方とも、私が目視した限りではスタントではなく本当に銃をぐりんぐりん回しながらお馬さんに乗ってるように見えてすげぇーー!!と思いました。
しかも周囲ではどっかんどっかん爆発しまくってるし。おそるべし韓流スター。
んで<変なヤツ>ことソン・ガンホも、そんなカッコ良過ぎる二人に全然負けてないんだからさすが。
むしろ手玉に取ってる感じ?
コミカルな演技に笑わされたり、冷酷なまなざしにゾッとさせられたり。
底の見えない役者さんですね。

ユン・テグが期待するような類いの金銀財宝ではなさそう・・・というのは早い段階でなんとなく察しがつきますが、それはそれとして終わり方がなんだか微妙。
<死>って書かれちゃった人にも実は生きててほしいです。

:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+ 追記 +*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:

公式サイトであるクイズに答えると<日本では公開されなかった別バージョンのエンディング>ってのが観られるんだけど、そっちの方がちゃんとオチがついててスッキリしますた。
でもそれだとあの方の死は確実。なのでちょっと悲しいweep

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愛のむきだし

Mukidasi

DVDで観た映画の感想って滅多なことじゃ書かないのだけど、これは書いておきたいです。
劇場公開時に見のがして以来、ずっと心に引っかかってた作品。
園子温って、つい最近まで<えんしおん>だと思ってた。<そのしおん>さんだったのねsweat02
<むきだしの愛>ではなくて、<愛のむきだし>ってところがまずイイと思う。

<あらすじ>

ユウ(西島隆弘)は敬虔なクリスチャンの家庭に生まれた。
幼い頃に母を亡くしたユウは、「マリアさまのような人を見つけなさい」という母の言葉を胸に、神父である父テツ(渡部篤郎)と二人つつましやかに暮らしていた。
ある時カオリ(渡辺真紀子)という女がテツの愛人になり家庭に入り込んでくるが、カオリはたった3ヶ月でテツを捨て若い男と去ってしまう。
それ以来優しかった父は変わってしまい、ユウに懺悔を強要するようになる。
ユウは懺悔するために罪を作る。
罪はエスカレートし、ケンカ、万引きを経て女性の股間ばかりを狙う<盗撮>に。
盗撮を懺悔したとき、それまで息子のどんな罪にも無反応だった父は顔色を変え、ユウを殴る。
それを愛だと感じたユウは、ますます盗撮にのめり込んでいくのだった。
そしてある日、<奇跡>は起きる。

愛のむきだし 公式サイト

先日『インスタント沼』を観た後、久しぶりに『時効警察』が観たくなり、手持ちのDVDBOXで観まくってたんだけど、園子温が監督した回って改めてつくづく異色だなと思い(オダジョー監督の回ほどじゃないけどcoldsweats01)、そうそう『愛のむきだし』観なきゃ!ってな流れでレンタルしてみました。

上映時間なんと4時間。DVDでは上下巻の2枚組。
なんていうかこの映画、映画製作に対する、このバカバカしくも美しい愛の物語に対する、監督スタッフ及び役者陣の並々ならぬ本気が漲っています。
『チェイサー』を観たとき「この熱さ日本映画にはないなー」なんて思ったけど、あるじゃんここに。
韓国映画に負けない情熱が。

ユウ、ヨーコ、コイケ、物語の中心となる3名を演じる若手俳優たちがそれぞれスゴすぎる。
宗教のハナシだったりするわけですが、お三方とも演技が神懸かってます。
まずはユウ役・AAA(トリプルエー)西島隆弘。
映画初出演かつ初主演にして、従来の爽やかなイメージからはあまりにもかけ離れた過激な役です。
なんせクリスチャンでありながら盗撮のプロ。
時には女装し、ユウにとってのマリア・ヨーコのパンチラを思い浮かべては勃起する役ですからねぇ。
盗撮シーンにおける決めポーズ、決め顔とか最高すぎる。
パンチラを盗撮というセコい犯罪にも関わらず、西島くん、なんでそんなに爽やかなのさ。
女装も似合いすぎ。『女囚さそり』が観たくなってしまった。
なんでもAAAって<Attack All Around>の頭文字を取ったグループ名で、<すべてのことに挑戦する>という意味だそうですが・・・
むちゃくちゃ挑戦してるよ。アッパレだよ。まさに♪いーじゃんすげーじゃん♪だよー

それからヨーコ役・満島ひかり。初登場シーンのなんと鮮烈なことか。
アクションはむちゃくちゃ決まってるし、パンチラを恥じらう姿はやたら可愛いし、時折とてつもなくエロいし、彼女のめまぐるしく変わる表情に魅了されない人はいないでしょう。
新約聖書のコリント第13章を叫ぶように暗唱するシーンの、怖いくらいキラキラと輝く瞳が忘れられません。
マジに神が降臨してます。

そして新興宗教ゼロ教会の幹部コイケ役・安藤サクラ。
奥田瑛二、安藤和津ご夫妻の娘さんです。お母さんに似てるかな?
『罪とか罰とか』で初めて彼女の存在を知りましたが、若いのに恐ろしいくらいの演技派。
男性が観たらトラウマになりそうなエログロシーンもサマになりすぎ。
こんだけ狂気と血しぶきが似合う人もなかなかいないと思います。

どちらかというと、3人のヒトトナリが紹介される前半の方が面白かったなーとは思うんですが、メインのお話はやはり、ヨーコがゼロ教会に捕われてからなんだよね。
そもそもこの映画って「園監督の知り合いの盗撮のプロが妹を新興宗教から救った」という実話をもとに作られているらしいし。
愛を知らずに育った子供たち。
涙、汗、血、叫び・・・ありとあらゆるものを噴出しながら、全身全霊で<むきだす>姿から一瞬たりとも目が離せない。
いやー、スゴイもん観ちゃいました。

音楽もすっごく良かった。
<愛のむきだし>と<ゆらゆら帝国>は切っても切り離せないです。
『空洞です』が頭から離れない。めっちゃ良い曲です。

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ココ・シャネル

Coco_chanel

そんなこんなでココ・シャネル。
後日リベンジして、ようやっと観てきました。

<あらすじ>

1954年、パリ。
15年の沈黙を破りコレクションを発表したココ・シャネル(シャーリー・マクレーン)。
しかし周囲の反応は芳しくない。
ココは孤児だった自分が今の地位を築くまでの困難な道のりに思いを馳せる。

ココ・シャネル 公式サイト

観賞後に知りましたが、イタリア・フランス・アメリカ合作のこの作品、日本では劇場公開してるけど実は映画ではなくテレビドラマだったのね。
映画会社のロゴが出ずいきなり本編が始まったり、エンドロールがやけに短かかったりしたのはそのせいか。
作品から受ける印象が、なんとなーく時々野暮ったくもあったし・・・
(ファッションはもちろんオシャレなんだけど。過去のエピソードのとき映像に古びた加工を施すのとかちょっとあか抜けないなと思ってしまったsweat02

でもまあ面白かったですshine
いわゆるシャネル革命というものが、たった一人の女性の特別な感性により為されていく過程は興味深かった。
恥ずかしながらわたくし、シャネルさんてもうちょっと現代の方かと思ってて、「戦争って・・・ん?第二次じゃなくて第一次?」ってなレベルでしてcoldsweats01
帰宅後ウィキってみたら、ココ・シャネルは1883年生まれで亡くなったのは1971年。
うちの祖父母よりずっと上なんだなぁ。

女性がコルセットで身体を締め付け、鳥の巣みたいなデカい帽子をかぶり、ズボンを履くのなんてありえなかった時代に、誰も思いつかなかった素材と斬新なデザインで女性の心と身体を解き放ったココ。
物語はココが「生涯愛したのは彼だけ」だと語るイギリス人実業家ボーイとの恋愛を軸に進みます。
女性の自立なんて考えられなかった時代。
俗な言い方だけど、彼がスポンサーになってキッカケを与えてくれなければ、きっとココの成功の道は開けなかったでしょう。
共に人生を歩んで行くことをお互いがようやく決意した矢先の悲劇も含め、特別な運命の星のもとに生まれた人ってのはやっぱいるのだなぁとしみじみ思いました。
シャネルと言えば、ツイードのスーツだったりパールのネックレスだったりキルティングのバッグだったり・・・すぐに思いつくアイテムがいっぱいあるけど、それが一時期の流行ではなく世界中の女性の定番のスタイルとして愛され続けているって改めてスゴイことですね。
知性と強い意志と、なんとも言えない寂しさをたたえたココのまなざし。
これからはシャネルを見るたび思い出しちゃうなぁ。

それからなんといってもシャーリー・マクレーン!
登場シーンはけして多くないのに、さすがの存在感というかオーラがハンパなかったです。
パーティーに出かける姪っ子のドレスをビリビリやぶってシャネルスタイルにしていくシーンは快感。
現代のパートナー・マルクを演じたのはなんと『時計じかけのオレンジ』マルコム・マクダウェル。
いやー、久々にお姿を拝見しました。すっかりおじいちゃんheart
若かりしココ役の女優さんもとても魅力的に演じてらっしゃいましたが、個人的に気に入ったのはココの最初の恋人・エチエンヌの元愛人の女性(名前忘れた。バラバラになったパールを拾ってた人)。
ココとは違うやり方で、彼女もまた男社会と闘ってたんじゃないかな。
同じ男性をめぐって対立する関係でありながら、ココとはいい友達になれそうな雰囲気もあったりするのが良かったです。

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女の子ものがたり

Onnanoko

母も映画好きなので、観たい映画がカブる時はたまに一緒に観たりするんですが、今回『ココ・シャネル』を観に行ったらえらく混雑してて入れなくて、急きょ次の回の『女の子ものがたり』を観ることに。
いまどき流行りの<30代女子自分探しストーリー>かと思ったらちょっと違った。
どこまで続くか分からない女の子の道は時に、想像した以上に重くてつらいのです。

<あらすじ>

スランプから抜け出せないマンガ家、高原菜津美(深津絵里)。
新人編集者の財前(福士誠治)にも呆れられるが、なかなかやる気は出ない。
菜津美は、少女時代を田舎で共に過ごした親友たちのことを思い出していた。

女の子ものがたり 公式サイト

原作は未読ですが、西原理恵子さんは故郷が愛媛県なんでしょうか。
実はうちの母の出身も愛媛。
主人公なつみの少女時代のエピソードで<ここは愛媛です>という説明があるわけではないんだけど、最初の方のシーンで母はすぐに<愛媛県の大洲>であることが分かったそうで(私は車のナンバーでようやく)、母にとっては懐かしく嬉しいサプライズだったようです。
だからって映画の途中に私をつついて「この映画の舞台、愛媛!愛媛!」って話しかけるのはやめてぇ~!おばちゃあん!!coldsweats01

ま、それはさておき・・・
いやー、泣いてしまった。幾度となく。
マンガ家としてプロデビューして、それなりに評価もされているのに、なんでそんなにやる気ない感じなのか。
それが単なるマンガ家先生のワガママではないと分かったときは切なかった。
かつての親友に会いに行く決心をしたのは、年下の編集者ぜんざい君に発破かけられたのがキッカケなのかもしれないけど、なつみはなつみなりにずーーーっと考えてて、心の整理ができないままでいたんでしょうね。

なつみ現在、小学校時代、高校時代と、全体通して映画の色はパステルカラーで女の子らしく可愛らしいのですが、彼女たちが抱える現実は大人に近づくにつれどんどん深刻になっていきます。
平々凡々な少女時代を過ごし、大したトラブルもなく今にいたる私は正直なところこの物語のすべてを飲み込めたわけではないのだけど、小さな女の子に「私はしあわせ。私はかわいがられてる」なんて呪文を唱えさせるなよ!大人!とは思いました。
女性に平気で暴力をふるう男ってのがいちばんダメだとも思うよー

深津絵里さんは相変わらず透明感があってステキだったけど、なつみ少女時代の森迫永依ちゃん(ちびまる子ちゃん大きくなった!)、大後寿々花ちゃんも素晴らしかったです。
それからきいちゃんの高校時代を演じた波瑠さん(若いんだけどちゃん付けするには大人っぽい雰囲気)も良かったな。
『山形スクリーム』でチェンソー振り回してた子かー
美しい自然を背景にした少女時代はとにかく瑞々しくてきらきらしてた。
ブラジャーを買いにいくエピソードとかいいなぁ(笑)
シンプルな言葉がやけに沁みたりもしました。「上手だね」「ありがとう」

女の子って、女の子同士のつながりがすごく密な時期ってのがある。
でもずっと一緒にはいられなくて、だんだん離れてく。
何年も連絡を取ってなくても、ふとしたきっかけで久しぶりに会ったとき、会った瞬間少女時代に戻れるような、会わなかった期間のブランクを全く感じさせないような、そういう友達がいるって幸せなことです。

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グーグルが!

今日はドラえもんnotes

1

9月3日はドラえもんの誕生日なんだそうです。

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20世紀少年<最終章>ぼくらの旗

20thboys3_2

ともだち最終章。

<あらすじ>

西暦2017年にあたる<ともだち暦3年>。神となったともだちが支配する世界。
殺人ウイルスが蔓延し、巨大な壁で囲われた東京で、窮屈な生活を強いられる人々。
ヨシツネが<ゲンジ一派>を率いてレジスタンス活動を続ける一方で、カンナは<氷の女王>と呼ばれゲンジ一派よりも過激なグループのリーダーとなっていた。
やがてともだちは、8月20日に世界が終わると予言する。

20世紀少年<最終章>ぼくらの旗 公式サイト

原作イメージ通りのキャスティングに大喜びだった前2作ですが、なんせ飽きっぽい性格なもんで、3作目ともなるとモチベーションがあんまり上がらないというか既にどうでもよくなっちゃってる今日この頃coldsweats01

しかし噂によれば、映画には原作とは違うラストが用意されているとのこと。
完成披露試写会でも、情報漏れを防ぐためにラスト10分をカットした特別編集版が上映されたとか。
そこまでやるなら・・・と、私みたいに飽きっぽく薄情なファンも、劇場に足を運ばざるをえないってわけ。
映画館の人が「エンドロール後に10分間続きがあるので席を立たないでください」と親切に教えてくれましたが、ぶっちゃけその10分のためだけに観に行ったようなもんです。

以下、大したことは書いてませんが、これからご覧になる方はご遠慮くださいまし。

正直言って、エンドロールに至るまでの本編に関しては3作の中でいちばん退屈だったと思います。。。
説明的な描写が多いぶん淡々としているんですね。何度か睡魔に襲われましたsweat02
原作とは違うラストってのを常に意識しながら観てたおかげで、ともだちがマスクを取る瞬間もそれなりにドキドキできたけど。

原作とは違うラスト・・・もしかしてともだちの正体がアイツじゃないとか?
観る前にいろいろ想像したけど、確かに触れ込み通り原作とは違ってました。
何書いてもネタバレになっちゃいそうですが・・・個人的には原作よりもずっと納得のいく結末に満足したし、原作にはない<掘り下げ>にしんみりしてしまった。
エンドロールである人物の名前に目が止まり、そんな人出てたっけ?気付かんかったなぁーとか思ってたら案の定・・・そういうことか。ってなんのことやら。
しかしこのささやかな感動は、原作を最後まで読んだあげくのあの脱力感を味わった人でないと得られないような気もします。
私がしんみりした気持ちで映画館を出たところで、とあるカップルが「こんなにつまらん映画は久しぶりだ!」という会話で盛り上がってるのが聞こえてきてちょっとヘコみました。

ともだちランドにある、ケンヂ達の子供時代を再現したバーチャルアトラクションの物語への絡み方って賛否あると思うのだけど、実はこのバーチャルアトラクション内のエピソードがけっこう好きだったりします。
登場人物が子供時代の自分と会話したり、埋もれていた記憶が呼び覚まされたり、ゲームというよりはほとんどタイムスリップで、スコシフシギでシュールで面白い。
バーチャル空間で何をどうしようと、ともだちが人類史上最悪の男であることに変わりはないんだけど、この装置の中でのみ永遠に続く20世紀は奇妙に心地良く、また少年時代を誰よりも憎み、求め過ぎてしまったともだちの底知れない孤独が感じられるような気がして切なかったです。

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