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ヨーロッパ企画「曲がれ!スプーン」

Magare

ヨーロッパ企画の第28回公演『曲がれ!スプーン』
広島公演に行ってきました!

昨年、本広克行監督、長澤まさみ主演で映画化された『冬のユリゲラー』の4回目の公演で(初演は2000年。2002年の東京初公演で再演、2007年の<バックトゥ2000シリーズ>で再々演)、タイトルも映画に合わせ『曲がれ!スプーン』に変更。
本広監督からの映画化オファーは、2007年の3回目の公演の時だったらしいです。

※ネタバレあります!名古屋、福岡、大阪公演に行かれる方はご遠慮ください※

ヨーロッパ企画という劇団の歴史と共にあった『冬のユリゲラー』改め『曲がれ!スプーン』
おんなじお芝居でも、毎回舞台セットも役者も違うし、セリフも演出も微妙に違います。
映画の要素も取り入れられているし、作・演出の上田誠さんはじめ、舞台を作り上げる皆さんそれぞれの経験や積み重ね、変化が垣間見えるところがおもしろい。
と言いつつ、全体的には<そのまんま>な印象もあり、そこがまたいいところでもあります。
あとやっぱり何度も上演しているお芝居だからか、いつにも増して役者さんが自由にのびのびと演じているようにも感じられました。
ものすごくどーでもいいネタをやたら引っ張ったりとか(それっていつも通り?)、サイコキネシス河岡がカメハメ破をやたら連発したりとか。
河岡を演じる諏訪さんは最高。大好きheart
カレーが似合うふとっちょキャラですが、もしかしてちょっと痩せた?
「殺しますよ!」というストレートにバイオレンスなセリフが似合わなすぎて笑えます。

2007年の公演では細男役は土佐さんでしたが、今回は永野さん。
もともと永野さんであて書きした役だったんだそうで、言われてみればハマリ役。
小柄で細身ってのもあるけど、みんなによってたかっていじめられるという立ち位置にものすごくハマるんですよね。
土佐さんは今回へっちゃら男で、へっちゃら男には実は妹がおり、それが西村直子さん。
オープニングとエンディングに登場するこのエスパー兄妹が、これまでの舞台とは大きく違うところです。(本筋とはほとんど関係ないけど)
桜井米に関するラストのしんみりしたオチも微妙にテイストが変わってて、そういうの映画で思いっきりやっちゃってるから、逆にそうじゃない方向にしたかったのかなと思いました。

カーテンコールには上田誠登場!
「始まって1時間くらいずっと登場人物の自己紹介で、しかも小山が出てきてからもう一回自己紹介なのに、最後まで観てくださってありがとうございます」
とかおっしゃってました。確かに(笑)でもそれがおもしろいの。
なんと4月からのフジテレビ深夜アニメ枠<ノイタミナ>で、『四畳半神話大系』シリーズの構成・脚本を担当されるそうで、これはみのがせない!
石田剛太さんは「DVDの宣伝もしちゃったし・・・来週は阿佐ヶ谷スパイダースさんの公演もあるらしいので、そちらも観に行ってください」なんて他劇団の告知までしててウケました。(行きますよん)

毎号買わせていただいてる諏訪編集長の<ヨロッパ通信>は、すみずみまで劇団員の皆さんの日常ネタで埋め尽くされていて、ファンにはたまらないおもしろさ。
なんと長澤まさみが出てる!米役・山脇唯さんとの対談!スゴイスゴイ!
<上田誠が語る失敗伏線集>は3つとも全く気付いてなかったなぁsweat02
しかも今回の公演、「言い訳し続けるインド人」「マスターの恩人のエスパーが実は細男だった」さらには「へっちゃら男」まで、メインと言ってもいい伏線の回収が会場の空気からしてあんまり伝わってない気がしたのは気のせい?
他ではむちゃくちゃウケてましたけども。

元秀康のカバーイラストも毎号楽しみで、今回これがツボ↓

Honda テレポーテーション中の小山こと本多力

そっくり!そしてカワイイ!!

次回公演も8月に決まってて、タイトルは『サーフィンUSB(仮)』だそうです。楽しみshine

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コメント

kenkoさん

おぉ広島最近だったんですね!
確かにずっと自己紹介ですよね、でそこが面白いと思います!
「へっちゃら男」はユリゲラーのDVDにオマケでついてた日替わりゲストのビデオの印象が強くてかったもんで、劇団員全員出ためにはとあそこは仕方なしかなーと思いました。個人的には土佐さんの細男もらしくて良かったので今回出番少なくて勿体ないかもと思ったり^^
ヨロッパ通信は学生向けの食堂に行ってどれだけ食えるかという企画が
お気に入りです(笑)今回あったかなぁそういえば。
次回作はプレビューのときはアナウンスなかったです!
「サーフィンUSA」ですか!どんなだろう??USAもサーフィンも
ヨーロッパ企画らしくないような・・・。^^
ビーチボーイズの曲名ですよね。

投稿: kazupon | 2010年2月15日 (月) 20時18分

kazupon様

言われてみれば確かにずっと自己紹介ですよね(笑)
しかもリピートするし。でもそこがおもしろい!

へっちゃら男は映画ではああいう感じだったし、
『冬のユリゲラー』を観たことある人にとっては最後の「へっちゃらです!」はお馴染みすぎるので、ああいう形にしたのかなーと思いました。
最後に土佐さんが出るまで、もしかして上田さんがへっちゃら男だったりして・・・と思ってましたもん私coldsweats01
あと劇団員全員出すためにも。
そういうところもヨーロッパ企画のいいところですよね。

永野さんの細男よかったけど、私もDVDの土佐さんのイメージが強いので
出番少なくてちょっと残念でしたよー。

ヨロッパ通信の学生食堂は今回なかったです!
私のお気に入りは角田さんの「条件写生」かな。地味ですがsweat02

次回作のタイトル、USAじゃなくてUSBですよ(笑)『サーフィンUSB(仮)』ネットサーフィン的な?ヨーロッパらしく。
でも仮だから、変わるかもですね。

今日はこれから阿佐ヶ谷スパイダースに行ってきます!

投稿: kenko | 2010年2月16日 (火) 18時15分

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ヨーロッパ企画 第28回公演 「曲がれ!スプーン」 プレビュー公演 栗東芸術文化会館さきら 中ホール ヨーロッパ企画の舞台の映画化「サマータイムマシン・ブルース」同様、 元々は「冬のユリゲラー」というタイトルで上演されていた オリジナルの舞台を映画の公開に合わせての凱旋公演。 初日として栗東であったプレビュー公演に行ってきました。 「冬のユリゲラー」は公演過去作のDVDを観たなかでも 1、2を争うくらい面白かった作品で、数日差で同公演を 見る機会を逃していたこともあって、再演は嬉しかったで... [続きを読む]

受信: 2010年2月15日 (月) 20時20分

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