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2010年4月

アリス・イン・ワンダーランド

Alice_in_wonderland

ルイス・キャロルの児童文学『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』の世界をティム・バートン的に映像化。
2D字幕で観てきました。

<あらすじ>

7歳のころ不思議な冒険をしたアリス(ミア・ワシコウスカ)も19歳。
ある日、母に連れられてきたパーティーで、大勢が見守る中、好きでもない相手から求婚される。
プレッシャーに耐えきれずその場を逃げ出したアリスは、いつかの冒険の始まりのように服を着たウサギを追いかけ、飛び込んだ穴をどこまでも落ちていった。
辿り着いたのはかつて訪れたワンダーランド。
しかしアリスはワンダーランドでの記憶をすっかり無くしていたのだった。

アリス・イン・ワンダーランド 公式サイト

昨年末くらいから、映画館に行くたび予告を目にしていた『アリス・イン・ワンダーランド』がようやく公開。
アリス的なお話には好きなものが多いし、予告を観る限りいかにもティム・バートンらしいぶっ飛んだ世界観だしでけっこう楽しみにしていたのですが・・・
まあまあおもしろかったけど、期待したほどではなかった・・・というのが正直な感想。

ウサギを追いかけ穴に落っこちて、辿り着いたのは奇想天外な夢の国。
小さくなったり大きくなったり、ニヤニヤ笑いのチェシャネコをはじめとした奇妙な生き物に出会ったり・・・
誰もが知ってるアリスのお話を基本としつつ、『不思議の国』『鏡の国』から12年経ち19歳になったアリスを主人公としたオリジナルストーリー。
映画を観たあと、いろいろ忘れているところが気になって原作を読みなおしてみたのですが、こんなにも狂ったお話だったっけ?とちょっと驚きました。
わけのわからないキャラクターたちによる成り立たない会話、エピソードが延々続く。
子供のころ読んだときは、これをすんなり受け入れていたんだよねsweat02

映画は原作のそうした狂ったエッセンスを適度に取り入れながらも、わりとスタンダードな女の子成長物語になっていました。
ワンダーランドことアンダーランドへ、現実から逃げてきた19歳のアリス。
3度目の冒険を経て、人とは違う自分自身および夢の世界を受け入れると同時に決別し、未来を見据え現実を力強く生きていく。大雑把に言うとそんな感じ。
それならそれで、もっとアリスというキャラクターに寄り添うことができたら、クライマックスのモンスターとのバトルも盛り上がれたのかもしれないけど・・・
いかんせん気持ちは本作のいちおう悪役、ヘレナ・ボナム=カーター演じる赤の女王の方にありまして。

大きすぎる顔、美しい妹、コンプレックスは彼女の心を孤独にした。
親にも愛されず民衆には憎まれ、最終的には愛する人にも裏切られ・・・赤の女王、可哀想すぎです!
あるシーンでぽつりと呟く「やっぱり恐れられるほうがいい」というセリフが忘れられません。
ヘンテコメイクで大きな顔にCG処理されたヘレナ・ボナム=カーターを初めて見たときは、いくらなんでもマンガチックに加工しすぎなんじゃ・・・監督のパートナーとはいえそれでいいのかヘレナボナム!と思ったけど、こういうキャラとして描くならなるほど納得。
アウトランドに追放って言ってたから、もしかして芋虫さんが蝶々になったように赤の女王も転生した姿で・・・と期待したけど、現世ではアリスの求婚者のお母さんみたいだしそれはないか。

アリス役ミア・ワシコウスカ(グヴィネス・バルトロウ似)はクラシカルかつ現代的なビジュアルで雰囲気あったし、ジョニー・デップのマッドハッターはいかにもティムバートン作品におけるジョニデって感じではあるけどキュートでよかったです。
CGキャラクターの中ではネコでもウサギでもなく、赤の女王の名もなき家来であるカエルとサカナがお気に入りfish

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ウルフマン

The_wolfman

けっこう前から楽しみにしていたベニチオ・デル・トロの『ウルフマン』がようやっと日本公開!
張り切って初日に観てきました。

<あらすじ>

19世紀。アメリカで舞台俳優として活躍するローレンス・タルボット(ベニチオ・デル・トロ)はある日、兄の婚約者であるグエン・コンリフ(エミリー・ブラント)から兄が行方不明になったという手紙を受け取り、25年ぶりに英国ブラックムーアへ帰郷する。
しかしローレンスがタルボット城に着いたとき、既に兄は無惨な死体となって発見されており、ローレンスは自ら犯人を突き止めることを決意するのだった。
ブラックムーアには満月の夜に現れるという異常者の伝説があり、村人は殺人事件をこの伝説と結びつけて噂していた。
満月の夜、ローレンスが事件を調べるため訪ねた流浪民のキャンプが襲撃され、ローレンスは重傷を追ってしまう。
一命を取りとめたローレンスの身体に、やがて異変が起きはじめる。

ウルフマン 公式サイト

これまで幾度となく映像化されてきた狼男伝説。
個人的にはニール・ジョーダン監督『狼の血族』と、ジャック・ニコルソン主演『ウルフ』がお気に入りですが、今回のは1941年の古典ホラー『狼男』のリメイクゆえか、かなり正統派狼男な印象。

とくにそう感じたのが、どこか懐かしくて味わい深い、見ようによっては愛嬌もある狼男のビジュアル。
本作の最大の見どころはやはり、『狼男アメリカン』などで知られる特殊メイク界の重鎮リック・ベイカーが手掛ける、CGに頼り切らないコダワリの本物メイク&デザインと思われますが、ベイカー氏はオリジナルに敬意を払い、可能な限りそれに近い造型を心がけたのだそうです。
ぶっちゃけ完全に変身した姿よりも、グロテスクかつリアリスティックな変身過程の方にときめいてしまったけど、41年『狼男』のファンにはそれこそ懐かしの狼男なのかも。
(未見なので比べられませんが)

骨がゴキュゴキュ変形していく感じは斬新!
明るい場所でたっぷりと見せてくれて満足。

The_wolfman2_2

狼男が村人を惨殺していくシーンも、思った以上に血沸き肉踊るスプラッタでよかったです。
カメオ出演ベイカー氏も瞬殺!

Rick_baker

とまあ、ビジュアル面はかなり満足だったのですが。
お話の方がなんだかいまひとつ、というか登場人物のやってることが時々よく分からなくて、どうもスッキリしませんでしたsweat02
たとえばアンソニー・ホプキンス演じるローレンス父。
「王国を継いでほしかった」らしいけど・・・なぜにそんな回りくどいやり方を?
エミリー・ブラント演じるヒロインが呪いを解く方法をジプシーの人にわざわざ聞きに行ってたけど、結局そんな方法なかったってこと?
最後の彼女の行動こそが、ある意味、愛の力で彼を呪いから解き放った、ということなのかもしれないけど、解き放つのならいっそ野生の本能を解き放ってほしかったです。
(で、ガブリといってほしかった)
ヒューゴ・ウィービング演じるアバライン警部がビックリするほど役立たず・・・なのはまーいいとしても(最後に一応お役目あったし)、切り裂きジャック事件のアバラインが実は狼男も追っていた!という映画ならではのコラボを喜ぼうにも、いかんせん描き方が中途半端な気がしました。

辛口っぽくなっちゃいましたが、とにかく変身シーンだけは何度でも見たい!
がっつりツボにハマることはなかったものの、全体的にはそこそこ楽しめました。

おまけ。ベニチオウルフマンに襲われるリック・ベイカー↓

Rick_baker2

おちゃめなふたり(笑)てゆーかベニチオさん、ほぼノーメイク?たのしそうcatface

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シャッターアイランド

Shutter_island

マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオのコンビによる4作目。
原作は『ミスティック・リバー』のデニス・ルヘイン。
特に楽しみにしていた映画じゃないのですが、図書館でたまたま目についたので事前に原作も読んでみました。
孤島の精神病院、密室から消えた女、残された暗号、さらには嵐。
本格ミステリど真ん中なキーワードがこれでもかと散りばめられていて、そのつもりで読み進めていくんだけど、次第に「この物語はなんなんだろう」という違和感がどんどん大きくなっていく。
そして終盤、世界はひっくりかえる。

<あらすじ>

連邦保安官のテディ(レオナルド・ディカプリオ)と相棒のチャック(マーク・ラファロ)は、ボストンの遥か沖に浮かぶ孤島<シャッターアイランド>へ向かっている。
目的は、島にある精神を病んだ犯罪者ばかりを収容する病院で、女性患者が行方不明になった事件を捜査することだった。
島に到着した二人はさっそく職員や患者へ聞き込みを始めるが、どうやら彼らを何かを隠している。
またテディには、表向きとは別の目的があった。

シャッターアイランド 公式サイト

既に指摘されまくっていることではありますが、映画の宣伝で<謎解き>をヘンに強調しすぎ。
目の錯覚テストみたいなのを出して、あなたは脳に騙されている!とか、映画が始まる直前にもしつこく「目線やセリフに注意してください」とかってどうなの?
いったいどんなドンデン返しで驚かせてくれるのかと過度に期待してしまい、結果ガッカリする人が多いんじゃないでしょうか。

原作を読んで思ったのは、これは本格ミステリというより悲劇のラブストーリーであるということ。
オチが予想の範囲内であることはどうでもよく、あまりに哀しすぎる真実に胸がしめつけられたのでした。

映画そのものは、原作を読んでて浮かぶ光景やテディが見る悪夢や幻視、妄想と現実が入り交じる感じが見事にビジュアル化されていて、すごくよかったです。
(よかっただけに・・・的外れな宣伝のやり方がますます残念sweat02
かぐわしいほどに残酷で美しい死のイメージ、容赦ない暴力描写もバッチリ。さすがスコセッシ!
真実を知る前と後では、まったく違う顔を見せる物語ですが、むしろ知ってから観る方が楽しめるのかも。
あちこちにヒントが仕掛けられているのが手に取るように分かっておもしろかった。
そして原作と違うラスト。なるほど・・・と思いました。こっちの方が好き。

キャスティングもすばらしく、熱演ディカプリオやマーク・ラファロ、ベン・キングスレーはもちろんのこと、『ウォッチメン』でロールシャッハを演じたジャッキー・アール・ヘイリー、『エクソシスト』メリン神父のマックス・フォン・シドー、『羊たちの沈黙』バファロービルことテッド・レヴィンなど、いい役者さんがなにげにいっぱい出てました。
なんていうか、狂気と暴力がよく似合う、怪しさ満点な人ばかりcoldsweats01
テッド・レヴィンなんて出演シーンちょっとなのに異様な存在感。

欲を言えばテディとドロレスの出会いのエピソードを、二人がいかに運命的に出会い恋に落ち愛し合ったかを、もう少し描いてほしかったです。

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第9地区

District9

ピーター・ジャクソンが全面バックアップとはいえ、有名俳優はひとりも出てない、新人監督のSF映画が全米で大ヒット!
作品賞含めアカデミー4部門ノミネートという話題作。
ウワサに違わず、めっちゃくちゃおもしろかったです!!ベスト入り決定shine

<あらすじ>

ある日、ヨハネスブルグ上空に巨大な宇宙船が飛来。
宇宙船の中には大勢の衰弱したエイリアンがおり、人間は彼らを難民として受け入れることにした。
宇宙船は故障しており、エイリアンたちはどこにも行けず<第9地区>に隔離されたまま20年の歳月が過ぎる。
人間とエイリアンの共同居住区・第9地区はスラム化し、超国家機関MNUはエイリアンを新たな居住区へ強制的に移動させる計画を実行に移す。
リーダーに抜擢されたMNU社員ヴィカス(シャールト・コプリー)は、作戦の途中、エイリアンの住居で謎の黒い液体を浴びてしまう。
やがてヴィカスの身体に異変が起きはじめる。

第9地区 公式サイト

 あんまりネタバレしてないつもりだけど、なるべく情報入れず観たほうがいいと思うので
 いちおう以下ネタバレ警告danger

低予算というけれど、キャストのギャラにお金がかかってないだけでSF的表現にはしっかりお金をかけてあるんですね。
南アフリカ・ヨハネスブルグ上空に当たり前のように浮かぶ巨大な宇宙船、人間がエビと呼ぶ、昆虫や甲殻類のパーツが合体したような生理的にかなりおぞましい姿のエイリアンなど(でもけっこうカワイイ)、SF作品としてのビジュアルへのこだわりがひしひしと感じられます。
ドキュメンタリー的作風もあいまって非常にリアルな見せ方。
国家を超えた巨大企業が幅を利かせてるってのもいい。弐瓶っぽくて。(またそれか)

舞台は南ア、黒人をエイリアンに置きかえてあるだけでまんまアパルトヘイトじゃん!というシニカルかつ斬新な設定で、ドキュメント風ってことでドライな一面もあるのですが、そうしたアイデアだけに留まらないところがこの映画の素晴らしいところ。
脚本が圧倒的に、映画的におもしろい!
人種差別うんぬんを小難しく考える余地を与えない、後半の怒濤の娯楽映画っぷりに燃えまくりました。
何度か鳥肌が立ち、何度か泣きそうになり、そして何度か笑ったsmile

スター俳優がまったく出てないのも、ヘンな先入観を持たなくてすむのでいい。
主人公ヴィカスを演じるシャールト・コプリーはそもそも役者ではなく、南アで活躍するクリエイターでニール・ブロンカンプ監督の友人。長編映画は初主演なんだそうです。
(『第9地区』の元ネタとなった短編『Alive in Joberg』のプロデューサーであり出演もしてる。
動画リンクしてます)
本作での熱演が評価され、『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』にも抜擢されたんだとか。

ヴィカスはエイリアン移住計画のリーダーに任命されるMNU社員ですが、特別正義感が強いわけでも、ずば抜けて頭がいいわけでもない、ある意味ごく普通の男。
人当たりよく見せかけつつエイリアンに対しては高圧的で、映画を観てる側としては眉をひそめてしまうような、鬼畜同然の行動をとったりもします。
しかしだからといって彼は悪人じゃない。極めて一般的な人間のひとりに過ぎない。
だってこの世界の人々にとって、エイリアンは虫けら同然なのだから。
という描き方が絶妙で、そういう男を主人公に据えるってのがおもしろいなと思いました。
世界が注目する逃亡者となってしまったヴィカスの行動には、あんたなんか死んで当然!と毒づきたくなったり、あんなことになってあんな目にあったら(何のことやら)そりゃ自分のことしか考えられなくなるかも・・・とうっかり同情してしまったり、見ていて気持ちが揺れ動く。

とはいえ物語が進むにつれ、そんなヴィカス含め人間の残虐かつ救いがたく愚かな一面がこれでもかとクローズアップされていくので、最終的には「人間なんかもー全員死んじまえ!とにかくエイリアン親子、生き延びてぇ!」という方向に気持ちはガッツリ傾いていくのですが、最後の最後で!人間だって時に、正しい選択をすることができるのだ、という映画的な救いが。
母船に帰っていく船を、人間の目とエイリアンの目とで見つめるシーンが印象的でした。

ギャングに捕われたヴィカスが今にも・・・というシーンで、危機一髪エイリアンのパワードスーツが起動してドーン!!とか燃えたわぁー
そういう、とにかく理屈抜きに燃える、熱いシーンがいっぱい!
これは2回3回と観てしまいそうです。

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“Splice”trailer

気になる映画“Splice”の予告篇。

いちばんの気になるポイントは、製作総指揮にギレルモ・デル・トロが名を連ねていること。

監督はヴィンチェンゾ・ナタリ(『CUBE』)、出演はエイドリアン・ブロディ(『戦場のピアニスト』)とサラ・ポーリー(『ドーン・オブ・ザ・デッド』)。
ヴィンチェンゾ・ナタリは『パリ・ジュテーム』の中の一本を監督していたり、2005年に『Getting Gilliam』という映画を撮っているようだけど日本では公開されていないし、長編映画はかなりお久しぶりって感じ。
エイドリアン・ブロディは『プレデターズ』にも出てるし、SFづいてますね。

科学者カップルが動物と人間の遺伝子が融合した生物を生み出してしまう・・・という、おおまかなあらすじだけ聞くとSFホラーとしてはベタなお話ですが、予告篇を観る限り、その新生物のビジュアルがとっても魅力的。
美しくて不気味で、どこかかわいらしくもあり、イノセントな色気と凶暴さ、みたいなものを感じます。

Splice
生まれてすぐはこんな。

Splice4
成長して美しい女性に?

Splice2
ネコちゃんをだっこしてダッシュ!ネコ好き?

独特のクリーチャーデザインはやはりギレルモ・デル・トロゆえか?と思ってしまいます。
エイドリアン&サラカップルのオタクっぽいインテリアセンスも↓

Splice3

あちらでの公開は6月。
日本公開はまだ決まってないようですが話題作だしきっと公開されるでしょう!

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山陰ツーリング②(鳥取砂丘)

境港から日本海沿いの国道を約2時間走り、鳥取市へ。

Tottriroad

この日は鳥取市内泊。
夜テキトーに入ったお店がとっても美味しかったdelicious

Osasimi 新鮮オサシミ盛りあわせ

Nodoguro のどぐろ香草焼き

Pasta 白魚と菜の花とアサリのペペロンチーノ

Osake なみなみ♪

翌日は、これまたずーっと前から行ってみたかった鳥取砂丘へ!

Dune1
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! tottori sand dune!!!!!

砂丘といえばラクダさん。

Rakuda11
ヒトコブラクダのエイキチ君に乗らせてもらいました♪
エイキチ君、いい表情。

Rakuda22
こちらはフタコブラクダのチェリーちゃん。
チェリーちゃんはツバをペッと吐くクセがあるらしく、お口にマスクをしています。
色白フカフカでかわいい♪

Dune2
砂はサラサラshine 裸足で歩くときもちいいです。
遠くの人がアリンコのよう。

Dune3
砂漠のオアシス・・・てゆーか水たまり?

Dune7
砂丘のむこうは日本海!何時間でもぼーっとしていられそう。

砂丘を心ゆくまで彷徨ったあと、海岸沿いを自転車で走るダンナを車で追う。

Touring
自転車じゃなくて車・・・すいません、ズルしました。ダメじゃん、私!

さらに南下しまして、岡山県津山市名物のB級グルメ・ホルモンうどんでしめ♪

Udon_2

また自転車のっけてどっか行きたいです。
しまなみ海道とかいいかもshine

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山陰ツーリング①(水木しげるロード)

ずいぶん前に「自転車はじめました!」みたいな記事を書いてから、かれこれ数ヶ月。
その後2度ほど走ってみたりはしたのだけどそれっきり・・・典型的な三日坊主ですsweat02

しかしこのたび!
わたくしの愛車イエローマーチちゃんに自転車用のキャリーを装着することになりまして!

March

このようなスタイルで、車で遠征&ツーリング♪ができるようになったのでーす♪

自宅スタートで何十キロも走るのは限界があるけど、これなら可能性が広がる。
ドライブした先でちょこっとツーリング♪できたら、楽しくないですか!

というわけでさっそく、1泊2日のプチツーリング旅行へしゅっぱぁーつ♪

最初の目的地は、鳥取県境港市。
前から行ってみたかった、水木しげるロード&水木しげる記念館へ。

いやー水木しげるロードって、想像以上の妖怪づくしで超たのしーshine

街灯は目玉だし、

Medama

妖怪神社だし、

Yokaijinja

妖怪列車(ねずみ男バージョン)も走っている。

Yokaidensha

そしていたるところに妖怪がいる。

Sakurakitaro
鬼太郎親子&桜(&カメラマン)

Nezumiotoko
ねずみ男もお花見cherryblossom

Nurikabe
ぬーりーかーべー

TenomePale_man
『パンズ・ラビリンス』のペイルマンに似ている手の目

Takekiridanuki
ダンナが「なんかかわいい」と言って撮影していた竹切狸
(竹を切る音を立てて人を化かす古狸だそうな)

Betobeto
『ゲゲゲの女房』第1話に出てきたべとべとさん
NHKの連続テレビ小説ってあんまりちゃんと観たことなかったけど『ゲゲゲの女房』は観てます!
星野源ちゃんや平岩紙さんも出てるし。

Kitaromizuki
4月4日に設置されたばかりの鬼太郎親子と水木先生
水木さんのルーツとされる島根県隠岐島に向かう鬼太郎親子と水木さんをかたどっているらしい。
水木ロードで私たちを出迎えてくれる妖怪ブロンズ像は、なんと現在136体。

水木ロードの最終地点には水木しげる記念館があります。

Sigerukinenkan

ねずみ男、大人気。
平日にも関わらず、けっこうお客さんがいました。
展示内容は水木しげる的ウィットに富んでいて笑っちゃうcatface
京極夏彦先生プロデュースによる中庭(妖界)もあります。
目には見えないけどきっといる、怖いけどきっと友達になれる、それが妖怪!

Toilet
トイレの表示もカワイイ♡

その後、水木ロードから港方面へちょこっとツーリング。
ツーリング後の乾いた喉は猫娘汁でうるおす。

Nekomusumejiru りんごはちみつ味だニャ

(続く)

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冒険野郎伝説アヴァンチュリエ

Aventuriers

『冒険野郎伝説アヴァンチュリエ』という一風変わったマンガをジャケ買いしてみました。
以前はIKKIコミックスをよく買ってたけど、最近はビームコミックスが多いです。

日本のマンガとヨーロッパのマンガが混じり合ったようなフシギな作風。
それもそのはず、作者のクリストフ・クリタさんは日本人とフランス人のハーフなんだそうな。
日本生まれの日本育ちで、現在は日本に拠点を置かれているようですが、フランスBDでも活躍したりあっちとこっちを行き来されてるんですね。

マンガというよりアニメーションのような躍動感や遠近感があって、調べてみたらクリストフさんはアニメ制作に携わっていたりもするらしい。なるほど納得。

初めてのような懐かしいような、何とも言えない感情が沸き上がる、冒険野郎たちの知られざる伝説。
宮崎アニメのような、手塚治虫のSFのような。。。
でもそこには確かに、ヨーロッパの風が吹いているんです。
これはきっと、クリストフさんにしか描けないマンガなんだろうな。

ちなみに表紙に描かれている男は、本編には出てこない。
そこにはまた別の物語があるのでしょう。

講談社のオンライン漫画サイト<ミチャオ!>で、『ディアボリカ』というフランスの妖怪のはなしを連載されてもいたようですが、今このサイトに行ってみると更新が終了しているsweat02
オンラインの漫画サイトってやっぱりまだまだキビシイんでしょうか。

でもこの『ディアボリカ』すっごくおもしろそう。単行本出てほしい。フルカラーで!

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ニュー・シネマ・パラダイス(午前十時の映画祭)

Cinema_paradiso

エレナとのその後が描かれるディレクターズ・カット版ではなく、劇場公開版。

午前十時の映画祭 公式サイト

多くの人が生涯ベストに挙げるであろうこの名作について、語ることはあまりありません。
何度も観ている映画だけれど、最後に観てから10年は経っていると思います。
むかし観たときには気がつかなかった、細かな演出が散りばめられていることに気づく。
ハンカチ握りしめて観ましたが、ラストを知っているがゆえに、アルフレードがウインクするだけで泣けてくる。
てゆーか、例の音楽が流れるだけで泣ける。
条件反射ってやつですね。私はパブロフの犬か!
泣けばいいってもんじゃないですが、涙と鼻水が止まらないんだからしかたないです。

大騒ぎしながら映画を楽しむ村人たち。そこはまさにパラダイス。
私語厳禁でお行儀よく鑑賞することが今や当たり前のマナーだけれど、そんなのどーでもいいじゃないかと思えてきます。(いやよくないです)
村人がみーんないいんだよね。
神父さん、サッカーくじを当てたナポリ人の新館長、「ここは俺の広場だ!」と主張し続けるおじさん。
アルフレードのお葬式で、大人になったトトにかつての館長が敬語で話しますが、「なぜ私に敬語で話すんです?」というトトに「立派になられたので昔のようにはいきません。でもどうしてもというなら・・・トト!」と言ってニコリと笑うシーンが好きです!
ノスタルジーに惑わされるな!とアルフレードは言うけれど、惑わされますって。
愛と笑いと郷愁。溢れんばかりの映画愛。
映画を見続けることを信じていられる。
映画館でふたたびCinema Paradisoに出会えて、しあわせ。


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抱擁のかけら

Losabrazosrotos

美しすぎる女、ペネロペ・クルス。
ペドロ・アルモドバル監督の映画の中で、ひときわ輝くペネロペが見たい!

<あらすじ>

ハリー・ケイン(ルイス・オマール)はかつて映画監督であった頃マテオ・ブランコだったが、14年前のある事件で視力を失い、以来ハリー・ケインと名乗り脚本家になった。
ある日ライX(ルーベン・オチャンディアーノ)という怪しい男がハリーの家を訪れ、ハリーと共に脚本を書きたいと申し出るが、ライXが語る本の内容は14年前の事件を彷彿とさせるものだった。
ハリーはライXが、大富豪エルネスト・マルテル(ホセ・ルイス・ゴメス)の息子であると気づく。
14年前ハリーはレナ(ペネロペ・クルス)という女性を愛したが、彼女はエルネストの愛人だった。

抱擁のかけら 公式サイト

うーーーん。どうしましょう。
わたくしこの映画を観始めて最初の部分で、登場人物の設定においてある勘違いをしてしまいまして、ちょっと(いやかなり)間違った見方をしてしまいました。
終盤のジュディットのセリフにポカーン。。。
なので今回、マトモな映画の感想になりません。(いつもマトモなものなんて書いてないけど)
ただの勘違いの記録ですsweat02

んーと、まず盲目の元映画監督ハリー・ケインと、彼が道でナンパした美女との非常に官能的なシーンから始まります。
そこへ登場する年配の女性ジュディット。
美女の存在にちょっぴり驚き、ハリーに「いつか痛い目を見るわよ」などとクギを刺しつつも、サバサバと仕事の話を進める。
ここで私、ジュディットはかつてハリーの妻だったけど、今は元夫の世話をしつつも一緒に仕事をする間柄なんだなーと思ってしまったんですね。
元妻としては元夫の女性関係は気持ちのいいものじゃないけど、それはそれ、仕事は仕事で割り切って接しているのだ、と。
そんなこと、劇中で誰もひとことも言わないのに。
というわけで、ディエゴはハリーの息子であると始めから思い込んでしまっていたのでした。
ディエゴはハリーのことをけして「お父さん」とは呼びませんが、とうの昔に両親が離婚したディエゴにとってハリーは父というよりも「監督」なんだろな、と。
こういう家族のカタチもあるだろう、と自己完結。

なぜハリーは視力を失い、かつての名前マテオ・ブランコを捨てることになったのか、エルネスト・マルテルとは何者か、14年前なにがあったのか・・・
現在と過去を行ったり来たりしながら進むストーリーはミステリアスでとっても引き込まれたのですが、なんせ14年前のハリー(マテオ。名前がふたつでややこしい)とジュディットは夫婦だと思い込んでいるので、ペネロペ演じるレナとマテオの愛の逃避行も「この二人ずいぶん堂々と不倫するなぁ。つーかいくらエルネストじいさんが変態だとしても自分勝手すぎない?」などと思ったりcoldsweats01
ジュディットはずいぶん我慢強いなぁとも。
なのでジュディットからディエゴへの告白「ハリーはあなたのお父さんなのよ。ハリーとは80年代に付き合っていたの」に、ポカーン。
お父さんって・・・そんなの始めから知ってましたけど?
付き合ってた?ケッコンしてた、じゃなくて??
われながら救い難いです。

しかし映画がつまんなかったわけではけしてありません。
ペネロペの最近の出演作はどれも素晴らしいけど、アルモドバル映画におけるペネロペの美しさは格別。
印象的なシーンもたくさんある。
エルネストの息子が撮影したざらついた映像の中の最後のレナを、盲目のハリーが両手でなぞるシーンは切なかった。
エルネストの復讐で台無しにされてしまった『謎の鞄と女たち』、ハリーが編集しなおしたものを全編観てみたい!と思ったし、ディエゴが献血センターのポスターからヒントを得たヴァンパイア映画もすごくおもしろそうで、映画の中の映画、登場人物それぞれの物語が交錯する複雑さが魅力的なお話だったのでした。
はぁ・・・もう一回観たほうがいいかなsweat02

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ビッグ・バグズ・パニック

Infestation2

巨大昆虫が人間を襲う!
におうぞ!おバカB級ホラー臭。くだらなそーでおもしろそーsmile

<あらすじ>

何をやってもダメな青年クーパー(クリス・マークエット)は、父のコネで入った会社を2週間でクビになってしまう。
しかし上司にクビを宣告されたその瞬間、耳をつんざく怪奇音が鳴り響き気を失う。
目覚めると全身を白い繭のようなものに覆われており、世界は巨大な昆虫に支配されていた。

ビッグ・バグズ・パニック 公式サイト

昔はアリさんやピラニアさんや、なんだか分からないものや、いわゆるモンスターパニック映画っていうの?いっぱい作られていた時代がありましたよね。
そういう映画をこよなく愛する人たちによるマニアックなホラーコメディ?と思いきや、そこまでマニアな感じでもなく、そこそこおバカでふつーに楽しめるパニック虫映画。

もとはHDで撮影される超低予算映画になる予定だったというこちらの作品、監督のカイル・ランキンが脚本を『トロピックサンダー』のプロデューサーのところへ持ち込んだところ、『ブレイブハート』や『スターシップトゥルーパーズ』などの一流スタッフが集められ予算もつき、結果としてくだらなさと妙にちゃんとした部分とが絶妙に混じり合った作品になったんだそーです。

この映画を観てて思い出されるのは、『ミスト』と『ショーン・オブ・ザ・デッド』
巨大な昆虫に襲われるシチュエーションは『ミスト』だし、非日常における主人公たちのなんだかなーな対応は『ショーン・オブ・ザ・デッド』のゆるーいテイストによく似てる。
とはいえCGっぽさがチープな虫はただデカイだけであんまり気持ち悪さはなく、殺しても牛乳みたいな白い液がぐちゃっと出るだけだし、笑うべきところもあんまり笑えないし、この映画いったい何がしたいんだろう・・・と途中までは思ってたんだけど、空気読めねーお天気お姉さんのキャラクターにまずは惹かれました。

この非常事態にお化粧したり、断固としてハイヒールを脱がなかったり。
しまいにゃ冴えない主人公クーパーにおっぱい出して言い寄る始末。なんで?(笑)
いやー、こういう人がいてくれるとお話が盛り上がりますね。
彼女の虫人間おっぱいバージョン見たかったのに・・・突然の退場で残念だったなー。
退場の仕方も意外なものでおもしろかったですが。
お姉さんの兄として初登場の、ゾンビフェイスの虫人間がまた、なんとも哀愁漂う珍妙なビジュアルでナイス!
きっと彼、いいひとだったと思うよ。繭に包まれたお友達を大切そうに運んでたし。

Infestation3 あにいもうと

お姉さんの抜けた穴を埋めてくれるのが、元軍人のクーパー父。
この父がまた・・・軍人らしい狂気を孕みつつの頑固オヤジで愛犬家。
第一印象はとっても扱いづらそうなお父さんなのだけど、「危機的状況を楽しむ性質」である彼のクライマックスへ向けての活躍はなかなかどうしてカッコよかったです。
いろいろテンコモリな中、父と息子の絆まで描いてしまうという。
クーパーとサラの恋バナも同時進行だったりするのだけど、電話番号のエピソードをサラが虫に連れていかれた後で明かしてしんみりさせてみたり、意外に凝ってる脚本なのです。

昭和の特撮映画のような虫の巣爆破シーンもよかったんですが・・・
ラストに絶句!なにあれは!?
エンドロールのあとなんかやってくれるかと思って律儀に待ったけど何もなし。。。
いくらなんでもそれはヒドくないですかぁーcoldsweats01

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