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ニュー・シネマ・パラダイス(午前十時の映画祭)

Cinema_paradiso

エレナとのその後が描かれるディレクターズ・カット版ではなく、劇場公開版。

午前十時の映画祭 公式サイト

多くの人が生涯ベストに挙げるであろうこの名作について、語ることはあまりありません。
何度も観ている映画だけれど、最後に観てから10年は経っていると思います。
むかし観たときには気がつかなかった、細かな演出が散りばめられていることに気づく。
ハンカチ握りしめて観ましたが、ラストを知っているがゆえに、アルフレードがウインクするだけで泣けてくる。
てゆーか、例の音楽が流れるだけで泣ける。
条件反射ってやつですね。私はパブロフの犬か!
泣けばいいってもんじゃないですが、涙と鼻水が止まらないんだからしかたないです。

大騒ぎしながら映画を楽しむ村人たち。そこはまさにパラダイス。
私語厳禁でお行儀よく鑑賞することが今や当たり前のマナーだけれど、そんなのどーでもいいじゃないかと思えてきます。(いやよくないです)
村人がみーんないいんだよね。
神父さん、サッカーくじを当てたナポリ人の新館長、「ここは俺の広場だ!」と主張し続けるおじさん。
アルフレードのお葬式で、大人になったトトにかつての館長が敬語で話しますが、「なぜ私に敬語で話すんです?」というトトに「立派になられたので昔のようにはいきません。でもどうしてもというなら・・・トト!」と言ってニコリと笑うシーンが好きです!
ノスタルジーに惑わされるな!とアルフレードは言うけれど、惑わされますって。
愛と笑いと郷愁。溢れんばかりの映画愛。
映画を見続けることを信じていられる。
映画館でふたたびCinema Paradisoに出会えて、しあわせ。


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映画」カテゴリの記事

コメント

いまさらながらこちらでも。私は未だに公開版でしか見てないんですよね。エレナはトトの友達の太っちょと一緒になるんでしたっけ?

この映画で印象深いのは、トト&アルフレードもさることながら、映画を見に来ている島の人々の様子
あらすじを先に言っちゃうわ、セリフをいちいち反復するわマナーが悪いことこの上ありませんねw でもそういう風にワイワイガヤガヤ映画を見ているのがとても楽しそう
続きが切れちゃって延々と待たされるエピソードも忘れがたいです

そうそう、わたしこないだまでトルナトーレ監督のことをトルトナーレだと思ってました。欧州のアート系の監督ってどうしてこうややこしい名前が多いんだろう・・・

投稿: SGA屋伍一 | 2010年4月26日 (月) 20時05分

SGA屋伍一様

こちらにもありがとうございます。いまさらながらでも嬉しいです!

そうそう、ディレクターズカット版では、トトの友達と結婚してて子供もいるエレナに
トトが会いにいくんです。
で・・・あろうことか、車の中で二人は結ばれるのです。
昔なんも知らずこのシーン観たときはもーショックでショックで。
思い出はキレイなままであれよ!と。
でもディレクターズカットなのだから、トルトナーレ・・・じゃないトルナトーレ監督の言いたいことはこっちにあるのかもしれないけど・・・
断然、劇場版派ですね。。。

ほんと映画を観にきてる人たちがいいんですよね〜 好き勝手してて笑っちゃう。
以前は映画中におしゃべりする人とか許せない方だったんですが
最近はそういう周りのリアクションも含めて、映画館で映画を観ることを
楽しめるようになりました。

私はやっぱり、広場の壁をスクリーンにして映画を映し出すアルフレードマジックのシーンが印象深いかな。

投稿: kenko | 2010年4月26日 (月) 22時14分

はじめまして。

本日(もう日付的には昨日ですが)「バベットの晩餐会」を観てきて、他の方がどう思われたのか検索していてこちらに辿りつきました。

>てゆーか、例の音楽が流れるだけで泣ける。
>条件反射ってやつですね。私はパブロフの犬か!
>泣けばいいってもんじゃないですが、涙と鼻水が止まらないんだからしかたないです。

これに反応してしまいました。

ワタシがこの映画を初めて劇場で観たのは、今日で終わりです、という閉館する映画館の最後の上映でした。
火事のシーンからずっと最後まで泣きっぱなしで。

で、その次に別の劇場のオープニングで観て、あの音楽が流れてきただけで、最初から最後まで泣いてました。

で、断然、ワタシも「劇場公開版」派です。

長々とすみません・・・。

投稿: とも | 2010年4月29日 (木) 00時15分

とも様

はじめまして!コメントありがとうございます!

>ワタシがこの映画を初めて劇場で観たのは、今日で終わりです、という閉館する映画館の最後の上映

まあ。そうなんですか。それは一層泣いてしまいますねぇ・・・
親しんだ映画館がなくなってしまうのは本当に寂しいけれど
そういう記憶や思い出も含めて、映画館で映画を観るって特別なことですね。

今回ひさしぶりに『ニューシネ』を劇場で観て、私も最初から最後まで泣きっぱなしでした。
ささやかなシーンやちょっとした演出にどうしようもなく心が揺さぶられてしまいます。

ともさんも劇場版派?
ディレクターズカットは初めて観たときの衝撃が大きすぎて受け入れられず・・・
でももしかしたら、いろんな経験を経て少しは大人になった今なら
冷静に観られるかな・・・とうっすら思ってはいるのですがsweat02

『バベットの晩餐会』もすっごくよかったですshine
あまり気乗りがしなかったんだけど、観に行ってよかった!と思いました。

投稿: kenko | 2010年4月29日 (木) 16時03分

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