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抱擁のかけら

Losabrazosrotos

美しすぎる女、ペネロペ・クルス。
ペドロ・アルモドバル監督の映画の中で、ひときわ輝くペネロペが見たい!

<あらすじ>

ハリー・ケイン(ルイス・オマール)はかつて映画監督であった頃マテオ・ブランコだったが、14年前のある事件で視力を失い、以来ハリー・ケインと名乗り脚本家になった。
ある日ライX(ルーベン・オチャンディアーノ)という怪しい男がハリーの家を訪れ、ハリーと共に脚本を書きたいと申し出るが、ライXが語る本の内容は14年前の事件を彷彿とさせるものだった。
ハリーはライXが、大富豪エルネスト・マルテル(ホセ・ルイス・ゴメス)の息子であると気づく。
14年前ハリーはレナ(ペネロペ・クルス)という女性を愛したが、彼女はエルネストの愛人だった。

抱擁のかけら 公式サイト

うーーーん。どうしましょう。
わたくしこの映画を観始めて最初の部分で、登場人物の設定においてある勘違いをしてしまいまして、ちょっと(いやかなり)間違った見方をしてしまいました。
終盤のジュディットのセリフにポカーン。。。
なので今回、マトモな映画の感想になりません。(いつもマトモなものなんて書いてないけど)
ただの勘違いの記録ですsweat02

んーと、まず盲目の元映画監督ハリー・ケインと、彼が道でナンパした美女との非常に官能的なシーンから始まります。
そこへ登場する年配の女性ジュディット。
美女の存在にちょっぴり驚き、ハリーに「いつか痛い目を見るわよ」などとクギを刺しつつも、サバサバと仕事の話を進める。
ここで私、ジュディットはかつてハリーの妻だったけど、今は元夫の世話をしつつも一緒に仕事をする間柄なんだなーと思ってしまったんですね。
元妻としては元夫の女性関係は気持ちのいいものじゃないけど、それはそれ、仕事は仕事で割り切って接しているのだ、と。
そんなこと、劇中で誰もひとことも言わないのに。
というわけで、ディエゴはハリーの息子であると始めから思い込んでしまっていたのでした。
ディエゴはハリーのことをけして「お父さん」とは呼びませんが、とうの昔に両親が離婚したディエゴにとってハリーは父というよりも「監督」なんだろな、と。
こういう家族のカタチもあるだろう、と自己完結。

なぜハリーは視力を失い、かつての名前マテオ・ブランコを捨てることになったのか、エルネスト・マルテルとは何者か、14年前なにがあったのか・・・
現在と過去を行ったり来たりしながら進むストーリーはミステリアスでとっても引き込まれたのですが、なんせ14年前のハリー(マテオ。名前がふたつでややこしい)とジュディットは夫婦だと思い込んでいるので、ペネロペ演じるレナとマテオの愛の逃避行も「この二人ずいぶん堂々と不倫するなぁ。つーかいくらエルネストじいさんが変態だとしても自分勝手すぎない?」などと思ったりcoldsweats01
ジュディットはずいぶん我慢強いなぁとも。
なのでジュディットからディエゴへの告白「ハリーはあなたのお父さんなのよ。ハリーとは80年代に付き合っていたの」に、ポカーン。
お父さんって・・・そんなの始めから知ってましたけど?
付き合ってた?ケッコンしてた、じゃなくて??
われながら救い難いです。

しかし映画がつまんなかったわけではけしてありません。
ペネロペの最近の出演作はどれも素晴らしいけど、アルモドバル映画におけるペネロペの美しさは格別。
印象的なシーンもたくさんある。
エルネストの息子が撮影したざらついた映像の中の最後のレナを、盲目のハリーが両手でなぞるシーンは切なかった。
エルネストの復讐で台無しにされてしまった『謎の鞄と女たち』、ハリーが編集しなおしたものを全編観てみたい!と思ったし、ディエゴが献血センターのポスターからヒントを得たヴァンパイア映画もすごくおもしろそうで、映画の中の映画、登場人物それぞれの物語が交錯する複雑さが魅力的なお話だったのでした。
はぁ・・・もう一回観たほうがいいかなsweat02

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コメント

こんばんは★kenkoさん、ぽかんってなっちゃいましたか


私、今思うと☆8って多く付けすぎた気もするけど
ペネがやってると好きポイントついちゃうんですよね〜(笑)

アルモドバルの作品も好きなので高評価です♪
ぜひもう一回観て下さいネ〜♪happy01

投稿: mig | 2010年4月 9日 (金) 21時15分

mig様

ああ!migさん!
アホ丸だしの記事にコメントありがとうございますぅーcrying(号泣)

そうなんです・・・ぽかんてなっちゃったんです・・・
いい映画なのに、もったいないことしました!
アルモドバル監督の映画、大して観てるわけじゃないんですが
前作の「ボルベール」がすごくよかったです。
もう一回アタマを真っ白にして観たいと思います!

投稿: kenko | 2010年4月 9日 (金) 21時51分

アルモバドルさんという方の作品はなんとなく興味対象外なので、この映画も見ないと思うのですが(近場でやってくれるにも関わらず)
ペネロペさんについて少し
先日『Gフォース』というお子様向け動物映画を見ました。日本では吹替え版しかやってないのですが、エンドロールを見たら、オリジナルではヒロインのお色気ネズミの声を、ペネロペさんがあてているじゃないですか!
お高くとまった女優さんだと勝手な偏見を抱いていましたが、見直したぜ・・・ペネロぺ

そういえば彼女の出てる映画ってあまり見たことない。『ヴァニラ・スカイ』くらいかな。あれは好きです

投稿: SGA屋伍一 | 2010年4月14日 (水) 07時25分

SGA屋伍一様

私も、実は特別アルモドバルファンってわけじゃないんですがsweat02
ペネロペ・クルスは好き♪

へぇー!「Gフォース」にペネロペ出てるんですね!
予告編観てネズミがかわいいし、あのテーマソングが妙に気になってはいました。
と言いつつ観に行く予定はないけどcatface
DVDが出たら観てみようかな。
「ヴァニラスカイ」も好きな映画です〜
元になった「オープンユアアイズ」よりも実は好き。

そういえばSGAさんが教えてくださったシネマハスラーをさっそく聞いてみたんですが
まーおもしろくて、すっかりはまってしまいました。
家事しながらずっと聴いてます♪

投稿: kenko | 2010年4月15日 (木) 00時36分

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受信: 2010年8月 2日 (月) 21時19分

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