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ザ・ウォーカー

The_book_of_eli

デンゼル・ワシントン主演のSFアクション。
少なくとも今よりはテクノロジーが発達しているであろう未来のその先で、一人の男がひたすら歩き続ける。
男が運ぶのは一冊の本。徒歩と本!そのアナログさに惹かれます。
まあ未来っつっても『マッドマックス』的な、人間の愚かな行為によってテクノロジーが失われてしまった方の未来ゆえだけど。

<あらすじ>

戦争により文明が失われてしまった未来。
男(デンゼル・ワシントン)は一冊の本をある場所に届けるため、30年間歩き続けていた。
あるとき男は独裁者カーネギー(ゲイリー・オールドマン)が支配する町に立ち寄り、その手下と一悶着おこしてしまう。
カーネギーは男の強さと知性を買い、自分に仕えることを望むが応じない。
カーネギーはある本を探しており、ふとしたことから男が持っている本こそが自分が探し求めている本であると確信する。

ザ・ウォーカー 公式サイト


danger以下ネタバレdanger

近い将来、紙媒体としての読み物はなくなるかもしれないと言われていたりする昨今なので(個人的にはいつまでも紙をめくっていたいけど)、本というものが存在しない時代のお話なのかと思ったら微妙に違ってました。

人肉を主食にしている人間もいる世界では生きるか死ぬかが一番で、文字を読める人はほとんどいないし、文化的知識としての本はもはや無価値ではあるものの、それ自体が消えてなくなったわけじゃない。
ただしウォーカーことイーライが持っている「ある本」は、わけあってこの世に一冊しか存在しない。という設定なんですね。

使い方によっては世界の支配者にもなれるというその本を、ゲイリー・オールドマン演じるカーネギーは探し続けている。
知らない人はまずいないであろうそのタイトルとは何か?というのが最初のナゾだったりしますが、これについては序盤に分かりやすいヒントをくれるので、すぐに察しがつきます。
うーん・・・やっぱりそれをめぐっての戦いには感情移入しにくいというか、それだと分かったとたん、一歩引いて冷めた目で観てしまいました。残念ながら。

しかしこの映画の最大の仕掛けに関してはまったくもって盲点で、最終的には気持ちのいいオドロキをじゅうぶん堪能することができました。
紫外線対策のグラサンはみんな掛けてるし、やたら鼻はきくし、ソードアクションはまるで日本のアレ・・・
振りかえれば腑に落ちることばかりですが、ぜーんぜん、気がつかなかったもんね。

ひたすら西を目指すイーライ。
いくら険しい道のりを徒歩とはいえ、30年もあればとっくに目的地に到着しそうなもんだけど・・・いったいどこをほっつき歩いてたの?というツッコミは置いといて。
30年間、毎日その本を読み歩き続けるという行為自体が、神がヒトに託した試練であり希望だったのかもしれません。

神懸かり的に強いデンゼル・ワシントンのアクションはなかなかキマってたし、ゲイリー・オールドマンの単なるワルじゃない悪役もよかった。
念願かなってようやく手に入れた本がまさか読めないなんて、ちょっと気の毒でもありました。

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コメント

こんばんは~♪

残念だったね、、、サッカー、、、weep
あと一歩だったんだけどなぁ~
皆さん頑張ってくれたよね~

で、、、映画ですが、、、私もイマイチだったなぁ~
やっぱり宗教絡みだとのれない時があるよね。
デンゼルはカッコ良かったけど、、、
最後のオチにもあまりハマれませんでした~

投稿: 由香 | 2010年6月30日 (水) 19時36分

由香様

こんばんは!

残念でしたねぇ。。。ほんとうにあと一歩だった!
でもむちゃくちゃ頑張りましたよね。よくぞあれだけ守りきったと思います。

由香さんもイマイチでしたか。
最初から宗教絡みだと分かってればまだ良かったのかもしれないけど・・・
SF映画を楽しむスタンスでいたからかなー あんまりノレませんでした。
でも最後のオチにはビックリしちゃった。
デンゼル・ワシントンはかっこよかったですね!

投稿: kenko | 2010年6月30日 (水) 20時42分

本当によくぞ守りきりましたよね! 三十年間一冊の本を・・・ あ、サッカーの話かcoldsweats01
わたしは原爆の作り方が書いてある本とか、そういうオチを考えてました・・・

それの正体がわかって一歩ひいてしまったというのは、ガールスカウトで無理矢理読まされた苦い記憶が甦るからでしょうか?(笑)

ああいう結末もアリかな、とは思いますが、できればデンゼルとゲイリーはキチンと決着をつけてほしかったな・・・という思いも少しあります

投稿: SGA屋伍一 | 2010年7月11日 (日) 21時18分

SGA屋伍一様

サッカーの話ですぅー
日本もイーライもよく守った!
しかしこのあいだ始まったばかりのような気がするのに今日で最後。
さびしいな・・・あ、サッカーの話ねsweat02
準々決勝あたりから放送時間が深すぎてちゃんと見てないけど。

原爆の作り方が書いてある本か。それもいいですね。
プレイメイトに負けず劣らず。
現実に存在する本だけに引いてしまったのかな・・・と思ってたんですけど、
SGAさんとこでコメント書いてるときにガールスカウトのこと思い出して、
潜在的に拒否してしまっていたのかもしれないとちょっと思いましたcoldsweats01
でももっとストレートに宗教絡みの映画はふつうに楽しく観れるんだけどな。
『パッション』とか。

そうですね、デンゼルとゲイリーの対決はちゃんと見たかったかも。

投稿: kenko | 2010年7月12日 (月) 00時07分

これ、そこそこ楽しめちゃいました。
ゲイリーの役は弱かったかなって感じもするけど、
最後のオチ読めなかったし。

で、デンゼルがめちゃカッコ良く思えました〜★bleah

投稿: mig | 2010年7月12日 (月) 01時56分

mig様

私も、文句っぽいこと書いてはいますけど
そこそこは楽しみました!
あの本にじゃっかん引きながらも(笑)
最後のオチは分かんなかったですよねぇー
うまく騙してくれましたcatface
デンゼル・ワシントンのアクションはとってもキマってたから
もっと見たかった気もします。

投稿: kenko | 2010年7月12日 (月) 17時02分

こんにちはー♪
マチェーテ堪能しましたかー?
で、本作。
音楽も含め、結構ツボだったんですよねぇ。
宗教がらみが苦手じゃないってのもありますが、それ抜きにしても80年代デストピア映画っぽい作りもツボで。

投稿: たお | 2010年11月13日 (土) 16時53分

たお様

マチェーテさん堪能しましたー!感想は後日catface

文句っぽく書いてますが、そこそこは楽しんだんですよー
本のタイトルにはちょっと引いちゃったけど、未来なのに徒歩で本を運ぶという設定は好きだし
気持ちよく騙されたし。

投稿: kenko | 2010年11月15日 (月) 19時58分

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