星匠
表紙からしてブルーというより藍色、夜のイメージだけど、中の印刷カラーもすべて青であるところがいいですね。
美しいスクリーントーン画がより映える。
読んでて思い出したのは、むかーーしハマって読んだ長野まゆみさんの小説。
あと坂田靖子さんの『パパゲーノ』という短編集。
坂田さんのマンガはこれしか読んだことありませんが。
かわいらしい絵で、そのままポストカードにできそうなくらいオシャレで、メインキャストがほぼメンズであるせいか、オシャレBLマンガ家オノナツメさんの作品も連想させます。
特に「ネムノキ」という作品・・・途中までてっきりそっち系だと思ってたわ
現実世界とあっちの世界の境界線をさらりと越える独特の作風は、最初はとまどったけれど慣れてしまえば心地良い。
とくに「一夏」という話がお気に入り。
ある日、部屋の中にみっしりひょうたんが生えて、ひょうたんの中からひょうたん小僧が出てくるという・・・(笑)
それをなんとなく受け入れ暮らしてしまう主人公。
日本の妖怪話みたいなノリなんですね。水木的。
ほんわかした話に油断していると、ふっとコワイ世界に連れていかれたりする。
そういうところも好きです。
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