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夢師アリス

Yumeshialice

<昭和の絵師>とうたわれた故・上村一夫氏の作品を読むのはこれが初めて。
妖艶な女性のイラストは、どこかで見たことはあったけれども。

マンガは本屋さんでジャケ買いすることが多くて、こちらも表紙の美しい少女の流し目に強く惹かれるものがあったのですが、そのときは購入にはいたらず。
(上下巻で三千円越すのはけして安くないしsweat02
いつか読もう!と、amazonの購入リストに入れていたのだけど、いつのまにか<在庫あり>から<在庫切れ>になっとる・・・
しかもいつまで待っても入荷の気配なし。
先日、最初に見かけた本屋さんへ行ってみたら普通に並んでいたので、もう今ここで買うしかない!とばかりに買い上げてやりました。

『夢師アリス』が単行本化されるのは、これが初めてなのだそう。(発刊は04年)

謎の美少女アリスが紡ぐ、現世の愛憎地獄絵巻!人間の心の闇を抉る衝撃作。
俗世で欲望に溺れる人間たちのもとへ少女アリスは現れ、破滅の世界を個々に見せてゆく。
果たしてそれは天罰なのか、幻なのか。

上巻裏の一文を拝借。そんなようなお話です。
エログロなイケナイ世界って惹かれるけど、いつぞやの丸尾末広みたいに刺激が強すぎてトラウマになったらどうしよう・・・とドキドキしながらページをめくる。
結果としては大丈夫ですた。免疫がついただけ?ともかくこれはおもしろい。
たしかに少年少女の禁断のエロスもちょくちょく描かれてはいるけども、欲望にまみれた大人たちを憎しみの無限地獄に誘う、アリスの迷いなき悪意が、なんだか爽快なのです。
絶望のさきに救いがあるとか、そういう甘ったるい話じゃないところがいい。
とことんやってやれアリス!アリスを応援したくなる・・・のは私だけ?
とくに好きな話は、上巻「夢殺し」「傷つきやすい少年少女のための童話」下巻「花いちもんめ」「アリスの履歴書」あたりかな。
誰にでもオススメできるマンガではありませんが、ようやっと読めて満足です。

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