« 十三人の刺客 | トップページ | ぼくのエリ 200歳の少女 »

武士の家計簿

Bushinokakeibo

続きましての時代劇は、刀をそろばんに持ち替え家族を守った武士のお話。
観る予定には入れてなかったやつだけど、おともだちに誘われて2回目の八丁座に行ってきました。

<あらすじ>

江戸時代後半。
御算用者として代々加賀藩に仕える猪山家の八代目・直之(堺雅人)は、周囲にそろばんバカと言われるほど実直な男。
直之はお駒(仲間由紀恵)という娘を嫁にもらい、やがて出世も果たす。
子供も生まれ順風満帆だったが、あるとき猪山家に莫大な借金があることに気付く。
直之は家財道具を売り払い借金返済にあて、また武家としての世間体を顧みることなく家族全員で倹約生活をすることを決意する。

武士の家計簿 公式サイト

御算用場という、今でいう役所の経理係的ポジションが当時の武家社会にあったことすら知らなかったし、そこにスポットを当てた時代劇ってだけで物珍しい。
大部屋にずらりと机を並べて、ひたすらそろばんをパチパチとはじき続ける地味〜で生真面目な光景は、ちょっと前の現代ニッポン、働くお父さんたちを連想させる。
お給料はけして高くないらしいし、間違いを指摘すれば上司にけむたがられるし、あげく左遷されそうにもなったりと、マジメな者が損をするやるせなさは日本人的共感ポイント、でしょうか。

結局のところ危機一髪、左遷はまぬがれ転じて昇進することになる主人公、猪山直之。
そのタイミングで、実は家計が火の車であることが判明する。
どうせなら左遷されたあげくの借金まみれの方が、物語的にはおもしろいと思うんだけど・・・それって鬼?
『ゲゲゲの女房』くらい徹底した貧乏を描いたうえで、借金を返済するための工夫をこらした日々の暮らし・・・ってのを期待していたんだけどな。
どちらかといえば、後半は父と息子のお話がメインでした。

父が唯一、息子に教えることができた生きる術、それは刀ではなくそろばんを用いた武士道だった。
結果としてそれが激動の時代、息子の将来に役立った、ということなのかもですが、どうも直之の性分としてお金にきっちりしてないとがまんならないがゆえに、必要以上に息子に辛くあたっているようにしか見えなくて。
実を申しますと終盤、成長した息子が出てきたあたりから睡魔におそわれたりもして、結末もあやふやsweat02
父の葬式の日に、父と同じようにそろばんをはじく息子がラストカット・・・だった?

そんなこんなでちゃんと映画を観てない私、文句を言える立場ではないのですが。
つまんなかったわけじゃないけど、ちょっと物足りなかった。そんな感じ。
達者な役者さんたちの思わず微笑んでしまうやり取りは楽しいし、時代劇としてのディティールはさすがちゃんとしてるし、なにより堺雅人さんが醸し出す不思議な存在感が物語をひっぱっていたと思います。

|

« 十三人の刺客 | トップページ | ぼくのエリ 200歳の少女 »

映画」カテゴリの記事

コメント

お久しぶりです♪


この記事には関係ないんですが・・・
シドニア4巻発売されましたよ♪

投稿: leiva115 | 2010年12月24日 (金) 08時39分

leiva115様

おひさしぶりですー!xmas

シドニア4巻、昨日買いましたshine
で、さっき読んだばかり。
もう毎回おどろかされる。ちょっとまだ飲み込めてない新事実等あるので
1巻から通して読みなおしたいです。

投稿: kenko | 2010年12月24日 (金) 20時20分

こんばんは!
わぁ~~、全くの同感です。
わたしなんか大好きな堺さんの舞台挨拶までついてる
試写会でみせてもらったにも拘らず、ラスト前は意識が遠のきhappy02
 
少し前に「爆笑学問」に、原作者の磯田先生が出てらしたんですが
そのお話は、メチャクチャ面白かったです。

投稿: ほし★ママ。 | 2010年12月24日 (金) 22時03分

ほし★ママ。様

うわーん!レスが超おくれてごめんなさい!!bearing

ほしママさんも意識遠のいちゃいました?ふふふ(笑)
実は一緒に観た友人もです。よかった、仲間がいてcatface
私も堺さんはけっこう好きで、『クヒオ大佐』の堺さんが特に好きheart
舞台挨拶うらやましいなー

爆笑学問に原作者の方が出てらしたんですね〜
このお話自体は興味深いし、原作の方がおもしろいかもですね。

投稿: kenko | 2010年12月27日 (月) 20時18分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/108178/38129399

この記事へのトラックバック一覧です: 武士の家計簿:

» 「武士の家計簿」 できることをちゃんとやる [はらやんの映画徒然草]
「願いましてーは!」 なんか懐かしい。 母親が珠算教室をやっていたもので、本作の [続きを読む]

受信: 2011年7月24日 (日) 09時10分

« 十三人の刺客 | トップページ | ぼくのエリ 200歳の少女 »