« マチェーテ | トップページ | トロン:レガシー »

小さな村の小さなダンサー

Maos_last_dancer

更新サボりすぎな今日この頃。
サボりぐせがついて、そのままフェイドアウトしたくなっちゃったり・・・は、しません!
なかなかゆっくりPCに向かう時間がなく。
おともだちブログにはiPhoneからおじゃましています。

さて。先月広島市内にオープンしたばかりの八丁座で観てきたオーストラリア映画。
中国出身のバレエダンサー、リー・ツンシンの自伝を映画化。
中国版『リトルダンサー』なんて言われているけど?

<あらすじ>

1961年、中国三東省の貧しい村で生まれたリー・ツンシン。
ある日、毛沢東の妻・江青が始めた文化政策により村に視察団がやってきて、バレエダンサーになる素質がある子供としてツンシンが選ばれ、北京にある舞踏学校に通うことになる。
来る日も来る日も練習に明け暮れる毎日。
成り行きで始めたバレエだったが、成長したツンシンはやがて踊ることに夢中になる。
時代は流れ、ツンシンはアメリカからやってきたバレエ団の目にとまり、アメリカへ短期間のバレエ研修に行くことに。
自国とは全く違うアメリカでの生活に戸惑うツンシンだったが・・・

小さな村の小さなダンサー 公式サイト

映画の感想の前に八丁座について。

広島市で単館系の映画が観られるのは、サロンシネマとシネツインのおかげ。(もちろん横川シネマも)
街の中心部から昔ながらの映画館が次々と消えていく中、サロンシネマ&シネツインを経営する地元で有名な女社長がこれではいかん!と立ち上がり、福屋八丁堀にあった松竹東洋座、広島名画座を買い取って新たな映画館をオープンさせるというニュースを聞いたときは、さすが!やっるぅ!と心躍りました。

ほんとはオープンイベントに会社休んで行きたかったくらいだけど、先週土曜日にようやく行けた。
芝居小屋をイメージしたという八丁座。
こだわりの<広島力>は細部にいたるまで手抜きなく、映画愛に溢れ、なんかもう広島人として映画ファンとして誇らしい。
フードもシネコンの高いばっかりで美味しくないのとは全然違って美味しいし。オシャレカフェもあるし。
シートは地元の家具メーカー、マルニ木工に特注した超ゆったりゴージャスシートでリラックス。
入り口でまず出迎えてくれる、東映京都撮影所から譲り受けたというふすま絵もステキなのです。

Fusma

このふすまが最後に映画に登場したのは、三池崇史監督『十三人の刺客』なんだとか。
(この時点では『十三人の刺客』観てなかったんだけど、翌日故あって劇場鑑賞が叶いました。感想は後日。っていつになるやら)

広島人はもちろん、来広の際にはぜひ立ち寄ってみてほしいすばらしい映画館shine
八丁座の公式サイトはこちら → 序破急

で、八丁座初鑑賞映画『小さな村の小さなダンサー』
観る予定にはしてなかったやつだけど、中国版『リトルダンサー』とも言える感動作と聞き、『リトルダンサー』大好きだし八丁座行きたいし、観てみてもいいかなーって感じでチョイス。

感動作と言われている映画にケチつけるのは気が引けるし、せっかくの八丁座初鑑賞ではあるけど、ぶっちゃけ個人的には期待はずれだったなぁ。
日本版ポスター、宣伝、キャッチコピーもろもろにすっかりダマされました。

だってこのポスター↓

Maos_last_dancer_2

このかわいい少年が、故郷のお父さんお母さんのために、ビリー・エリオットのごとくバレエにかける熱い情熱でもって踊りまくるのかと思うじゃん。
少年、すぐに大きくなっちゃうし。
原題は『毛沢東の最後のダンサー』で、つまりはそういう映画なのですよ。
青年期の役者さん(てゆーかダンサーさん)もまあまあステキだし、ダンスシーンはそりゃもうすばらしいのだけど(ダンスシーンの無意味なエフェクトはいらんと思うけど)、全体的にあかぬけない印象も気になり、あまり映画的エモーションを感じることができなかったです。

唯一ちょっとだけグッときたのは、北京の舞踏学校を追放されてしまうチュン先生(だったっけ役名)からたくされたバリシニコフのビデオテープを、ツンシンが学校側に隠れて仲間内でこそっと観るシーン。
踊らずにはいられなかったビリー・エリオットとは違い、好きでバレエをやってるわけじゃなかったツンシンにとって、それは衝撃だった。
このとき初めてツンシンのなかにバレエへの情熱が生まれ、バリシニコフのごとく飛翔するための個人的猛特訓が始まる。
しかしながら物語はそっち方面ではあまり盛り上がらず、アメリカへ3ヶ月間バレエ留学したツンシンがあっという間に資本主義に魅せられて、中国に帰りたくなくなって・・・という方向へ進んでいく。
カタコト英語でかわいいアメリカンガールを口説くツンシンがおもしろいっちゃおもしろいんだけどね。
(「ちょっと待ってツンシン。私したことないの」「なに?」「だから・・・セックスをしたことないの。初めてなの」「ワン、ツー、スリー・・・シックス?」「うふふ♪ ツンシンったら・・・まあいいわ♡」ってなんじゃそれー!笑 純朴キャラずるい!)

アメリカに留まるため、彼女と一緒にいたいからムチャな手段に出たのか、それとも純粋に自由の国でバレエをやりたくなったのか、まあどっちもだろうし、若すぎる彼らの結婚がなんか子供っぽく終わってしまうのもよくある話だけど、そのへんの展開あんまりノレなかったです。
自伝が原作だから仕方ないとは思いますが。実際にあったことなんだろうし。
中国へ帰ることを許されないツンシンはただひたすらに踊り続け、やがてバレエダンサーとして名を馳せる。
しかし心の奥にはずっと、安否すらしれない家族への想いがあった。
ラスト思わぬ形で両親と再会を果たすツンシン、それはもう感動のラストシーンのはずなんだけど・・・
やっぱり『リトルダンサー』の、客席で幕が上がるまえから涙ぐむお父さん、そして成長したビリーが美しく力強く跳ぶカットで終わる。のほうが好き。

あ、あとツンシンが踊る演目の中では、政治的演出で江青が大喜びしてたやつ、正直いちばんおもしろかったですcatface

|

« マチェーテ | トップページ | トロン:レガシー »

映画」カテゴリの記事

コメント

すっかりご無沙汰しています。
もうずっと前に記事は読ませてもらったんだけど
『十三人の刺客』をご覧になったと書いてあったので
最初は、レビューを待っていたんだよぉ~~

新しい映画館が開館したんですね。
しかもすごく感じがよさそう。
「序破急」って聞いたことがあるなぁ~と
八丁座のサイトも覗いてきました。
いいですねぇ~。

ミニシアターかと思ったら、メジャーな作品も掛るみたいだし。
近かったら通い詰めるのになぁ。
ところで、「序破急」はエヴァかと思ったら雅楽から来てるんですね。
初めて聞いた言葉でしたが、覚えておこう!

投稿: ほし★ママ。 | 2010年12月17日 (金) 18時33分

ほし★ママ様

ほしママさま〜〜!!ご無沙汰です!
更新を怠って閑散としていく我がブログ・・・コメントいただけて嬉しいですcrying

>レビューを待っていたんだよぉ~~

ああーー!すみませぬ (;;;´Д`)
『十三人の刺客』まだ一文字も感想書いてない・・・
他にもいろいろ、書いてないのがいっぱい。
今日『バーレスク』と『トロンレガシー』を観てきて
もしかしたらそっちを先に書いちゃうかもだけど
『十三人の刺客』も近いうちにきっと書きます!

そうなんです、すごくいい感じの映画館がオープンしたんですよー
姉妹館の方はミニシアター系がメインだけど
こちらはメジャーな作品もかけていくみたい。
先日もこちら八丁座で、『武士の家計簿』観てきましたshine
序破急と言えば、同じくエヴァで知った言葉(笑)
そういえば『Q』はまだなのかなぁ〜

投稿: kenko | 2010年12月18日 (土) 21時32分

「特攻野郎~」の下にこちらも発見したので。で、kenkoさんの感想が面白くて(笑)
私も「リトルダンサー」に凄く感動したので、この映画レンタルして観たのでした^^;
で、感想はkenkoさんと一緒(笑)
映画自体は実話だし、まあまあ面白ろかったけど、
ちょっとがっかりの感が強かったです(爆)
一緒に観たお義母さんは、最後泣いてたけど・・・私は全く泣けなくて^^;
やっぱり俳優さんの好みの問題かなぁ、私の場合(爆)

投稿: ちー | 2012年1月22日 (日) 23時16分

ちー様

こちらにもどうもです!

あ、私、この映画悪く書きすぎたかなーと思ってたのですが
ちーさんも同じ感想でよかった(笑)
たぶん、リトルダンサーを期待して観たのがいけなかったのかなーと・・・
ダンスシーンとか、ちゃんとほんとのダンサーさんが踊っていて
素晴らしかったんですけどね。

最後も泣けなかった・・・sweat02

投稿: kenko | 2012年1月23日 (月) 20時02分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/108178/37982715

この記事へのトラックバック一覧です: 小さな村の小さなダンサー:

« マチェーテ | トップページ | トロン:レガシー »