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乱暴と待機

Ranbototaiki

2週間以上、放置してました。すみませんm(_ _)m
1月に観た映画は、『乱暴と待機』『ソーシャル・ネットワーク』『グリーン・ホーネット』
まずは『乱暴と待機』の感想から。

本谷有希子さんのことを知ったのは、松尾スズキ監修の文芸誌『hon-nin』の連載『ほんたにちゃん』で。
本谷さんの文章は、痛々しいほど激しくて笑いのセンスはピカイチで、男前なようでとことん女で。
『hon-nin』の連載小説の中ではいちばんお気に入りでした。
と言いつつ最後まで読んでないけど、その後『生きてるだけで、愛。』など読んでみたり。
本谷さんのお芝居、観てみたいなーと思いつつ、いまんとこ機会にはめぐまれず、映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』がめっぽうよかったので、映画化二本目である本作も楽しみにしてました。

乱暴と待機 公式サイト

うーん。ちょっとこれは、意外と好きじゃなかったsweat02
結局、山根と奈々瀬というヘンなカップルの、当人たちにしか分からない一風変わった愛のカタチ、ということなのかもですが・・・ぶっちゃけよく分かんなかったです。
周囲を巻き込んでいろいろあったけど、二人が幸せならそれでいいじゃない!とゆうことなのだろう・・・とは思いますが。
奈々瀬は剥いたリンゴを「食べる?」と差し出してもけして食べようとしない、つまり自分の身体を求めてこない山根だからこそ好きなのかなーとか・・・いろいろ思うところはあるし、まったくつまんなかったわけじゃないけど期待したほどには楽しめなかった。
『腑抜けども』の方がずっと好き。

山根といい奈々瀬といい、キャラ設定がちょっと、映画としてはあまりに極端すぎるような気がします。
山根を演じる浅野さんのヘンなしゃべり方は、「少年漫画の主人公のような話し方」を監督が指導したそうですが、そんな演出いる?あんまり笑えない上ずっと違和感だったし。
舞台ならあれでいいかもだけど。
奈々瀬もなー、すっぴんメガネでおさげで上下スウェットというスタイルが、隙だらけで逆にエロい、というのは分かるのですが、いい大人なのに人前でお漏らししちゃうようなヘンな女、いくら素顔が美貌でも口説きたいと思うかね普通。
これは普通じゃない人たちのお話だからと言われればそれまでだけど。
奈々瀬初登場シーンの「なにこの女」という印象は最後までぬぐえず、山田孝之さん演じる番上が奈々瀬に対してよからぬ下心を抱いている風なそぶりを見せるのがあまりに唐突に感じられた。
まあ番上は女とあらば誰でもというキャラっぽかったですが、奈々瀬は昔から周囲の男たちのそうした対象であり続けてきたようだし、奈々瀬自身にもっと滲み出るエロスを感じることができれば納得できたのかもです。
美波さん、お尻はかわいかったですけど、タイプとしてはクールビューティーすぎるというか、女子から好かれる顔立ち。
それこそ「お兄ちゃん」というワードがピッタリな、ふにゃっとしたカワイコちゃんの方が・・・そそられると同時に心からムカつくことができたろう。なんて、私の勝手な好み。

女の子を軟禁したうえ天井から覗き見るという、せっかくのイケナイ設定をあまり生かせてないような気もしたし。
あと、なんで菜々瀬は小池栄子さん演じるあずさにそんなに嫌われてるのかとか、山根と奈々瀬の過去に何があったのかとか、観てる側がいちばん気になる部分をもったいぶったあげくふわっと明かしすぎと思いました。

山田孝之さん、小池栄子さんはすごくよかった。
奈々瀬にはあんまりエロを感じられなかったけど、番上のずるい理屈で女を言いくるめるリアルな男っぷり、腹立つんだけど非常にエロかったです。
小池栄子さんはサイコーに当たり役だし。
あずさは『パーマネント野ばら』のみっちゃんを連想させる元ヤンキー風キャラで、かっぱらった自転車ぶん投げたり破水してるのにおかまいなしだったりとそりゃもう激しいのですが、妊婦であることが一層、あずさの最強っぷりに拍車をかけててすばらしいと思いました。
大きなお腹で奈々瀬を圧迫するシーンも最高catface
奈々瀬のことを全力で憎みながらも、ようやく奈々瀬の本音を聞いたあずさの満足げな表情からは優しさが感じられるし、あずさはやっぱり、奈々瀬の唯一のともだちだったのかも。

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コメント

そっか、イマイチ合わなかったのね。
私は、こう言うのが好きで~happy02
もう笑いっぱなしでした。

映画を観る前に、ノベライズを読んだので
少し足りない分が補完済みだったのかもしれませんね。
本の方では、お兄ちゃんがちゃんと仕事をしていて
番上と一緒に、保険所で犬猫を処分をしています。
なので、最初から番上は先輩宅と知ってて
挨拶に行ったことになってるのよね。
 
でも、やっぱりこれは舞台で観るのが一番面白いと思います。

投稿: ほし★ママ。 | 2011年1月30日 (日) 10時25分

ほし★ママ。様

そうなんですー、いまいち合わず。
こういうのは好きなはず・・・という思いがあっただけに
なんとなく消化不良で。。。

確かにいろいろ足りなく感じました。
舞台なら気にならない強引な設定も、映画だとなんとなく
無理があるように感じてしまうことってあります。
舞台では奈々瀬役を、馬渕英里何さんが演じたそうで。
そっちの方がおもしろそうだなーと思ってしまったsweat02
DVDで観てみようかな。
ノベライズも読んでみたいです!

投稿: kenko | 2011年1月30日 (日) 16時54分

お久しぶりです♪

ワタシもこれはちょっとついていけなかったです。
全く同じ印象で、よくぞここまでワタシの思ったことを書いてくださった!という感じです。

なんか中途半端に「ヘン」で、ヘンだったらヘンでもっとやればいいのに・・・とか思ったり。

舞台、観てみたいです。

投稿: とも | 2011年2月 2日 (水) 22時30分

とも様

おひさしぶりです!

全く同じ印象とは嬉しいですhappy02
ちょっと言い過ぎたかなーと反省しかけてたけど・・・よかったshine
基本的にヘンなお話は好きなんだけど、ヘンならなんでもいいわけではなく。
中途半端にヘンだから、ずっと違和感だったのかもしれないですね。

舞台観てみたいですね〜
再演しないかな。そして近所に来てくれたら嬉しい。
DVDの予告映像だけちらりと観たけどおもしろそうでした!

投稿: kenko | 2011年2月 3日 (木) 20時47分

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予告編を見て、公開を楽しみにしていた作品。 何たって山田孝之くんに小池栄子さん[E:lovely] このお二人が夫婦役な [続きを読む]

受信: 2011年1月30日 (日) 10時26分

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