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グリーン・ランタン

Greenlantern

今年はアメコミ映画がいっぱい公開されますね。
そのうちの一本。DCコミックスのヒーロー、グリーンランタン!
ぶっちゃけ、なんとなくダサそうだけど・・・どうなのか。
『ウルヴァリン』にも出てたライアン・レイノルズがランタンですよ。

グリーン・ランタン 公式サイト

イマドキのリアル路線ヒーローとは違う、いかにもマンガちっくな世界観。
紫の人や赤い人、魚のような人、タコのような人、ようするに宇宙人が、わんさか出てきます。
まるでスタトレのような、ちょい懐かしくすらあるSFものなんですねこれ。

宇宙は大体三千いくつかのセクターに分かれていて、それぞれのセクター担当のグリーンランタンがいる。
つまりグリーンランタンというヒーローはひとりではない。いっぱいいるのです。
観る前ぜんぜん知らなかったし、そういうヒーロー初めてで、ちょっとした衝撃。
そしてグリーンパワーとは意志の力。
使う人の想像力と意志の強さでなんでもできる、それこそ神のような万能の力です。
当然、空だって飛べるし。
対する恐怖の力の色はイエローで、グリーン対イエローというとても分かりやすい構図。

で、グリーンパワーがランタンとなる者を選ぶのですが、ライアン・レイノルズ演じるあまり人格者とは言えないタイプのお調子者系男子ハルがなぜか選ばれてしまう。
地球人のような未熟な種族というだけでも、ランタンの人たちにとってはなんで?という感じっぽいのに、よりによってハルのような男。
ですが、見るからに宇宙船が不時着していて、見るからに紫色の宇宙人が瀕死の状態という現場を目の当たりにしたとき、全く迷いなく即座に駆け寄り助けようとするあたり、ハルにはやはりヒーローとしての素質があると思われる。
その後も次から次へとありえない現象がハルを襲いますが、ハルってその都度、とても順応性が高い。
ハルのそういうあっけらかんとしたところ、また想像力によるグリーンパワーがとても男の子らしいところとか、なんだか好感が持てます。

ピーター・サースガード演じる悪役ヘクター博士もよかった。
オデコ禿げ上がりメイクで、一瞬だれだか分かりませんでしたけども・・・
ヘクターはそもそも特別悪人でもなかったのですが、イエローパワーのせいで彼の中にある恐怖、嫉妬心などが増大されバケモノのような姿になってしまう。
彼もまたある意味、イエローパワーに選ばれてしまったということなのか。
紫の人に対面したときのヘクターは、ほんとうにとても嬉しそうだったのに、気の毒としか言いようがない。
増大された彼の暗い感情は、誰の中にもあるもの。
「なぜ僕だけがこんな姿に・・・」まったくその通り。かわいそうです。
しかしながらバットマンに登場する悪役たちのように、ダークサイドに堕ちてしまったのにはやむを得ない事情がある、ただ分かりやすくワルではないところが、ヒーロー映画の悪役として正しく魅力的。
柔和な目元が特徴的なピーター・サースガードという配役はなんとも絶妙で、ティム・ロビンスもだけど、演技派な役者さんが出てると作品に深みが増すような気がしますね。

ヒーローというのはいつだって、正体を隠して好きな女のバルコニーに舞い降ります。
ヒーローの正体がまさか、自分がよく知るあの男とは知らずウットリするヒロイン・・・といういつものパターンかと思いきや・・・「あなたハルね!ほお骨で分かるわよ!」には笑っちゃいました。
グリーンランタンみたいな目元だけ隠すマスク、ヒーローがよく付けてるけど、それってすぐ正体バレるでしょーと実は思ってただけに(笑)

エンドロールにて、赤い人が案の定イエローリングを・・・続編たのしみです!

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コメント

こんばんはー 猫育てお疲れ様です。
やっぱり多種多様な宇宙人たちがおんなじ制服着て、同じ組織に属しているというのが面白いですよね。わたしが前読んだ短編では「惑星型宇宙人」というとんでもないメンバーまで出てきました(笑) 今回はもっぱらおハルさんの一人舞台だったので、なんとかして他のメンバーの活躍も映像で観たい・・・ところ・・・ですが・・・

そうそう、ティム・ロビンスも出てたましたね。ショーシャンクのころに比べるとずいぶん老けました。最近のアメコミ映画ってなぜか演技派を必ずそろえてきますが、特にこの映画はその点無駄に豪華だったような(笑)

正体バレのシーンは目も当てられませんでしたが、キック・アスくんに比べればまだマシかしらー

投稿: SGA屋伍一 | 2011年9月30日 (金) 20時43分

SGA屋伍一様

ありがとうございます。猫育て、なんとかなってます。猫元気。

まさかグリーンランタンこんなに大勢いるとは、ぜんぜん知らなかったし新鮮でした。
しかもいろんな宇宙人。惑星型宇宙人のランタン?斬新ですねー(笑)
しかし本国でもあまりいい評判でないんだなぁ。
近年のアメコミ映画って、どこまでが近年なんですかね・・・
私的には、近年のではインクレディブルじゃない方のハルクがイマイチだったですけど。
あとデアデビル。

ピーター・サースガードはまだしも、ティム・ロビンスという豪華さはちょっと無駄だったかもですねぇ・・・

そうか、キックアスの方がもっとヒドかった・・・そういえばbearing

投稿: kenko | 2011年9月30日 (金) 21時24分

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受信: 2011年9月30日 (金) 20時44分

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受信: 2011年10月 1日 (土) 11時07分

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