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ゴーストライター

The_ghost_writer

主人公はゴーストライター。
映画終わってから気付いたけど、役名がなかったんですね。
自己紹介のときも「ゴーストです」とか言ってたもんね。
やめときゃいいのに、好奇心で事件に首を突っ込んでしまう主人公。
ゴーストというと草薙素子を思い出してしまう私ですが、おそらく彼の中のゴーストが囁いたのだと思います。

ゴーストライター 公式サイト

正統で上質な大人のミステリ。
ロマン・ポランスキー監督の名匠たる手腕がいかんなく発揮されており、クラシカルなサスペンス映画を思わせますが、古くさい感じはまったくしない。
テンポがよく心地良い語り口。
浜辺に打ち上げられた溺死体、寂しい孤島のモダンな屋敷、シチュエーションも完璧な、本格ミステリの風格。
キャストの顔ぶれもそう、誰も彼もが一見普通だったり感じよかったりするんだけど、実は腹にいちもつあるっぽい感じが絶妙で、そんなメンツの中に、我らがサマンサ、キム・キャトラルがいるってのもSATCファンとして嬉しいです。
あと会話がたのしい。こわーい話ですが、会話は最初から最後までユーモラスで気が利いてる。

とにかくみんな怪しくて、首相夫人とか最初から怪しいんですよ。
「アダムに電話するから携帯貸して」とか言って主人公の携帯さわったとき、絶対発信履歴見てたし。
愛想のない家政婦さんは絶対夫人にチクってたよね。
それでも物語がかなり佳境に入るまで、真相は一向に見えてこない。
誰がほんとの曲者で、何を隠してるのか。

クライマックスで主人公がひらめいて、余計なメモを渡してしまうのは、そうせずにはいられなかったのだろうと思います。彼のキャラならやりかねない。
ラストシーンがまた鳥肌立つくらい粋で完璧、かっこいい。
若い監督さんにはなかなかできない幕の下ろし方のような気もしました。拍手したくなる。
結局、真実を知っているのは映画を観ている私たちだけ、というパターンなのだけど、正直に言えば、分かったような分からんような。
どこまでが仕組まれたことなのか。
偶然でなきゃ、説明できないようなこともけっこうあるような。

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元英国首相アダム・ラング(ピアース・プロスナン)の自叙伝を書いていた男が謎の死を [続きを読む]

受信: 2012年1月14日 (土) 08時54分

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