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あしたのパスタはアルデンテ

Mine_vaganti

原題は“Mine vaganti”「爆弾」とか、そのような意味らしいです。
家族の食卓での爆弾発言、からきてるのかな。
あ、違うか、確かおばあちゃんが・・・
とにかく、邦題には全くそそられない本作、たまたま予告を観たら案外おもしろそうで、観るリストに入れてました。

あしたのバスタはアルデンテ 公式サイト

家族団欒の食卓で、ゲイであることを告白して、頑固オヤジに勘当されてやろうと企むトンマーゾ。
そうすれば、家族経営のパスタ製造会社に関わることもなく、ローマで作家になるという夢を追いながら恋人と偽りのない人生を送ることができる。
弟トンマーゾのそんなプランを聞いた兄アントニオ。
弟は知るよしもなかった、まさか兄もゲイだったなんて。
ゲイであることを隠して虚しい人生を送ってきたアントニオは、トンマーゾのプランを横取りしてしまう。
アントニオの告白に怒り狂い、ショックで倒れてしまう父。
なにも言い出せなくなったトンマーゾ・・・
この家族、どうなる??

という話で、てか父よ、息子がゲイだなんて思ってもみなくてビックリしちゃったんだろうけど、それにしてもイマドキ頑固すぎじゃね?とツッコミたくなってしまうのですが、イタリアの田舎の方にはまだまだあんな感じの人がいるということなんでしょうかね。
父さえ受け入れてくれたら、万事解決なのにね。

家族構成が俄に把握しづらい大家族の物語、また、おばあちゃんがキーパーソンという点、『サマーウォーズ』を連想させたりもします。
『サマーウォーズ』は最後まで、家族構成をカンペキには把握しきれなかったのですが、本作はひとりひとりにちゃんとスポットが当たるエピソードがあったりで最終的にはきちんと把握できるようになってる。
主人公はいちおうトンマーゾなのだけど、すべての登場人物がそうとも言えるなと。
誰もが自分の人生においては主人公で、それぞれのドラマが交錯している世界。
心から望むものを手にすることができる人もいれば、どうしたってできない人もいる。
おばあちゃんは、トンマーゾやアントニオに、偽らない人生を送ってほしいと願ったのでしょう。
しかしアルバには、叶わぬ想いを受け入れて生きることを教えた。
なんていうか、もっとハッピーエンディングな分かりやすいコメディと思って観てたのですが、意外にも複雑な余韻を残すオトナのドラマでありました。
分かりやすく割り切れないのが人生。
過去と未来がクロスする、ファンタジックなラストが素敵。
トンマーゾのゲイ友がやってくるところは、完全に『フルモンティ』的なコメディのノリで爆笑なんですけどね。

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