« ピラニア リターンズ | トップページ | 裏切りのサーカス »

ミラノ、愛に生きる

Io_sono_lamore

↑タイトルでスウィントン以外の登場人物の顔を隠すポスターのデザイン斬新でおもしろい。

気がつけば2カ月に1回更新ブログになってますが、30本近く溜めこんでいる劇場鑑賞未レビュー作品の中で、気が向いたのからボツボツUPしていこうかなーーと思います・・・

ティルダ・スウィントンが大富豪のマダムで、息子の親友と恋に落ちるイタリア映画。
予想に反してヘンな映画でしたがおもしろかったです。

ミラノ、愛に生きる 公式サイト

映像の質感も音楽も字体も、クラシカルなヨーロッパ映画を思わせるオープニングタイトルが素敵。
格調高さにときめきます。

イタリア、ミラノの洗練された街並みを背景に、ジル・サンダーやフェンディの衣装に身を包んだ正真正銘お金持ちな人たちの、表面的にはお上品なのだけど実はそれぞれ内に秘めたあれこれがレッキ家おじいさまのお誕生会にて繰り広げられるのですが、そこには一般庶民にとっての家族の食卓からは想像もできない緊迫感があって、ただのお誕生会でないことはお給仕する人の本気度からも伝わってきます。

家族経営の繊維会社、現社長であるおじいさまが引退するにあたり、お誕生会にて後継者を発表。
おじいさまは本当は孫のエドにすべてを託したかったんだろなーと思いますが、それでは息子のタンクレディも他の者も納得しないだろうから、ふたりを後継者に任命したのかなと。
おじいさまもエバってるようで、上に立つ者としていろいろ気を遣って大変。

ティルダ・スウィントン演じるエンマ夫人は、そうした面倒くさい上流社会で、一見そつなく振舞っているように見えるんだけど、本当はやはり息苦しい思いをしていた。
継母もちょいちょいイジわるっぽいこと言うし。
ああいうの積み重なるとね。(そこは庶民も金持ちも同じだ)
もともとロシア人で庶民の出、タンクレディに見初められてミラノへ嫁にきたエンマは、ほんとうの自分を押し殺して生きてきた。
そんなエンマについに運命の瞬間が訪れる。
息子の親友のシェフ、アントニオの料理を食べたとき・・・エンマの中で官能的に何かが変わったのであった!!

て、なんで???と頭の中にクエスチョンマークがいくつも浮かびましたがsweat02
美しいエンマに若いアントニオが熱烈に恋をして、とかじゃなく、アントニオの料理を食べて。なのね。
本能である食と性、通じるものがあるってこと?よく分かりません、まだまだ修行が足りません・・・
なぜか伊丹十三監督『たんぽぽ』を思い出したりして。

アントニオのことが忘れられないエンマ。
実はレズビアンである娘がニースで写真の個展をやるんだけど、ミラノからニースへ行くにはサンレモ経由で行く。
サンレモにはアントニオの畑がある・・・エンマの中で瞬時に結びつくあれこれ。
サンレモに行ったからってアントニオに会えるとは限らないのに。
てゆーか普通に考えたらまず会えない。
それでもエンマはサンレモへ・・・で、偶然街角でアントニオ発見!!
アントニオをストーキングするエンマ。
いくつになっても恋する女はまるで少女のようで、動揺して書店でお金も払わず本持って出ちゃったりするエンマがもうかわいいやらおかしいやら。

そこから二人はアントニオの畑へ行き、ついにキッスをするのですが・・・なんで肝心なとこふわーっとボカす??笑
サンレモの別荘に帰ったエンマは興奮状態で、放尿しながら顔ニヤけちゃってるし、二人が愛を交わすシーンの演出や、音楽の使い方や、極めつけは怒涛のラスト。
なんかいろいろ不意打ちで、けして笑わせようとはしてるわけではないんだろうけどちょいちょい笑ってしまいました。

息子の事故は不幸だけれど、息子がいなければアントニオには出会ってないだろうし、事故がおきなければエンマはすべてを捨てる決断もできなかったかもしれない。
いやどうかな・・・最後のパーティーにおけるエンマの様子では、時間の問題だったかもですが。
てかそもそもタンクレディに見初められてミラノにこなければ・・・ってことよね。
自分を殺して生きた数十年のその先に、ほんとうの人生が待っていたのでしょうか。

ティルダ・スウィントンは51歳とは思えないスレンダーで美しい身体を惜しげもなく披露。
ハイソな衣装もそりゃもう似合ってますし。
アントニオがひげもじゃの冴えないビジュアルである点だけが残念。

|

« ピラニア リターンズ | トップページ | 裏切りのサーカス »

映画」カテゴリの記事

コメント

きゃ~、kenkoさん!私これ、つい2,3日前に見ました~^^
他の映画を見て、予告編につられて借りてみました。
これはお義母さんと一緒じゃまずかろうと、深夜こっそりと(爆)

で、見てみたらなんというか、芸術的?っていうのでしょうか^^;
アントニオの料理を食べて・・あたりから(笑)
抑圧されていた本能が解放されちゃったんでしょうかね~confident
ティルダ・ウィンストン、51歳なんですか~w(゚o゚)w
美し過ぎます、同じ50代としてジェラシー覚えます(笑)
映像も音楽も衣装も、とっても凝りに凝ってて、映画的には面白かったですね。
ただ私もアントニオには惹かれませんでしたが--;
ビジュアルは関係なかったんですかね~、あの料理作った人なら(爆)

投稿: ちー | 2012年8月 5日 (日) 20時49分

ちー様

わー!わー!
ごめんなさい、返信がありえないほど遅くなって・・・bearing

これ観たのかなり前なんだけど、ちーさんがたまたまレンタルして観た
数日前に記事をアップしていたとは、すごい偶然!気が合いますね♪

ちょっと想像したのとは違う映画だったけど・・・
そこがおもしろかったですよね?
時々ギャグっぽく見えたりもしたけどsweat02
美しきマダム、スウィントンをあそこまで惚れさせる料理って
どんなものなのか、食べてみたいですー!
胃袋つかまれちゃったんでしょうかね??

投稿: kenko | 2012年8月18日 (土) 17時25分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/108178/44540742

この記事へのトラックバック一覧です: ミラノ、愛に生きる:

« ピラニア リターンズ | トップページ | 裏切りのサーカス »