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2013年劇場公開映画ベスト

おひさしぶりでございます・・・やる気にムラがありすぎるkenkoです。
月ごとにまとめる計画も3月までしかやってないし、唐突に更新したかと思いきやまたストップしてるし。
いただいたコメントやトラックバックも数ヶ月放置・・・ごめんなさい。
こんなC noteですが、今年も出遅れまくりのベストムービーを発表します。
昨年は自宅で海外ドラマやアニメばっか観てて、映画館へあまり行っていないような気がしてたけど、とっておいた映画の半券で集計してみたら、劇場鑑賞回数は82回。
うち2回観たのが3本あって、旧作も9本ありましたので、新作映画は70本。
ほぼ例年通りの鑑賞数でした。
せめて100本くらいは観たいなーと思うけど、私にはこれくらいがちょうどいいペースなのかも。

過去のベストはこちら↓

2006映画ベスト
2007映画ベスト
2008映画ベスト
2009映画ベスト
2010映画ベスト
2011映画ベスト
2012映画ベスト

8回目。。。
では、行きまーす。

10位!
Kagyahime_2

かぐや姫の物語

光る竹から生まれた小さなひとが、翁(かわいい)に発見されて、嫗が「私達の子として育てましょう」と口にした瞬間、乳児の姿になる。
その乳児を抱えて乳をもらいに行ってる途中で、嫗がふと立ち止まり、「わたし乳が出るのよ」とおもむろに乳房を出し、乳をやりはじめる。
なんでしょう、この序盤の展開・・・まるで日本むかし話のホラー回でも観てるようで、ぞくぞくしました。
姫には地上で生きるという強い意志があって、みるみる成長する。
周囲の意志(というか欲望)に反応しているようにも見える。
お話は思ったよりスタンダードに竹取物語だったけど、かぐや姫のキャラクターは蟲愛づる姫君で、ジブリ的でした。
捨丸にいちゃんとの例のシーンにはポカーン、お迎えのシーンはこれまたホラーじみてて良かった。
ぐにぐに動く水彩画風の一見朴訥として実は狂気じみた作画はただもう見ちゃう。

9位!
Gravity

ゼロ・グラビティ

すごいすごいとは聞いていたけれど、ほんとうにすごい映画でしたね。。。
初見は普通の3D吹き替えで観たのですが、観た人が口を揃えてIMAX3Dでないと意味ないみたいなことを言うもんだからだんだん悔しくなってきて、中四国地方で唯一のIMAXシアター、愛媛県松山市のシネマサンシャイン衣山まで足を運んだわたくしです。
うーん、確かに迫力あったけど、ふつうの3Dでもじゅうぶんすごかったよ。
それとも都会のIMAXとはまた違うとか言うんか。キリないじゃん。
いいかげん地元にもできろやIMAX。
そしたら、IMAXで観ないと意味ない系の映画が公開された際には、必ずIMAXで観ますから。

・・・で、映画の感想ですが、冒頭から映像があまりにすばらしいやら美しいやらで、セリフがほとんど頭に入ってこなかったけど問題なかったです。お話が究極的にシンプルだから。
一難去ってまた一難にもほどがあるとんでもない災難映画で、最後まで気が抜けない。
声の出演のぞいて(なにげにエド・ハリス出てる)役者はサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーのみというのも潔くていいですね。
ジョージ・クルーニー演じるコワルスキー、イケメンすぎ。
やっぱ宇宙飛行士ってあれくらいできた人でないとダメなのかね。
無重力空間における炎の表現や、サンドラ・ブロック演じるストーンの涙のシーン、消火器の使い方、なるほどー!と思うシーンがたくさんありました。
こういうの、これまでの宇宙を舞台とした映画では、あんまりなかったですね?
まるで太古の海の生物が地上にあがる進化の瞬間を見ているかのような、ラストも完璧。

8位!
Pacificrim

パシフィック・リム

パシリムーー!!
大好きなギレルモ・デル・トロが、日本大好きをこんなにも盛り込んだお祭り映画、そりゃもう最高だったのですが、意外にも8位なのは、ロボットアニメや特撮映画にはそこまで思い入れないから。
ジプシー・デンジャーの初登場シーンとか(超あがる音楽!)、香港戦とか最高ですし泣きましたよ。
怪獣翼バッサー!!からの、チェーンソード!!ヒャッハー!!ですよ。
でもどちらかといえば、パンズラ的なデルトロ作品のほうがやっぱり好きなのだった。
なのでパシリム観てて嬉しくなるのは、ふたりの博士と、ロン・パールマン演じるハンニバル・チャウが出てるシーン。
チャウが集めてる怪獣の肉片や怪獣付属物に萌えまくるニュート、そもそも怪獣の脳とドリフトするという発想が変態じみててステキ。
細かいところでは、序盤ナイフヘッドとの戦闘でやられたローリーを発見するのが老人と少年だったりとか、テンドーの蝶ネクタイとか。ぽいなと。
苦言を呈しているわけじゃなく最高の映画であることに間違いはないので、続編も超たのしみです。

7位!
Madokamagica

魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語

はいはい、まどマギだよーー!!
ちなみに画像は私が一回目に観たときにもらった特典フィルムをスキャナで読み込んだもの。
前から興味はあったのですが、新作映画が話題だし観てみようかなーと軽い気持ちで今更ながらテレビ版観はじめたらハマったハマった・・・
全12話しかないし、観ちゃうよねー、あっという間に。
なにも知らずにリアルタイムで観てた人はさぞかし・・・!!と思いました。
あんまり萌えっとした絵は得意じゃないけど、まどマギの絵はぜんぜんイケますし、戦闘シーンのキモかわいいアートな空間と日本のアニメ的キャラクターの融合が斬新だしすばらしい。
音楽もいい。少女たちの希望と絶望の物語に感動し、すっかりファンになりました。

で、叛逆の物語。
魔法少女そろいぶみ変身シーンで泣いたー!
かわいいやら美しいやらかっこいいやら、最高すぎます、そろいぶみシーン。
あとマミさんとさやかちゃんのガン=カタアクションね。アニメーションならではの表現で、すばらしかった。
この二つのシーンがあるだけで満足っちゃ満足なのですが、きれいに終わってるTVシリーズに対して蛇足にも思われるお話も、ちゃんと筋が通ってるのがすごいと思いました。
要するに暁美ほむらは、まどかを救うため悪魔になった。
まどかの無意識の本心を知ってしまったから。
大体、概念となったまどかが、「これからはずっといっしょだよ・・・」とか言ってお迎えに来るの、怖いと思ってたんですよ。
エンドクレジットのアニメーションも好き。続編ありそうだけどどうなんでしょ。
虚淵玄氏が脚本担当してるというのと、フルーツ+ライダーというぶっ飛びすぎてる発想に驚いて、ひさしく観てなかった平成ライダーもまた観はじめました。
最近ようやく、らしい展開になってきましたよ・・・いひひ。

6位!
Kazetachinu

風立ちぬ

公開前に映画館で何度も流れてた4分間の予告編で既にさんざん泣かされてましたけど、本編でも泣いた泣いた・・・
ひさしぶりに宮崎駿監督作品がずっしりきました。
ひさしぶりっていうか、考えてみたらこんな風にあからさまに悲劇で終わる全く子供向けでない宮崎駿作品は、これまでにないか。
伝わってくるものがありすぎてですね・・・
冒頭、二郎少年の夢のシーンからしてすばらしかった。
空を飛ぶことに憧れた少年の夢が視力によってあっさり絶たれたことが映像だけで見事に描かれています。
けれど二郎はそのことで卑屈になるような子供ではなく、いじめられている子がいれば迷いなく助けるようなそんな子供。
目上の人に対するきちんとした態度、話し方とか、二郎の少年時代の描写に限ったことでなく、映画全体に失われた日本人の美的感覚というか・・・そういうものに満ちていることがまず気持ちがよかったです。

庵野英明氏の第一声はまあぎょっとしましたけれど、すぐに慣れたし、観てるとなるほど堀越二郎という人と庵野さんのイメージって重なるものがあり合ってるかもと。
SEをすべて人の声でやっていると聞いて、さすがに無理あるだろと思ってたけど、震災のシーンの異様な迫力に納得。
人の声だからこそ、まるで巨大な生物に襲われているかのような恐ろしさを感じました。
戦闘機も生物っぽく感じられる。
残骸を見下ろす二郎の後ろ姿、というカットがありますが、まるで死体を見下ろしているみたいでぞっとします。(ラピュタではロボット兵で似たシーンがある)

で、堀越二郎の零戦物語と同時に描かれる、菜穂子さんとのラブストーリー。
これがもうたまらんものがありまして・・・
結核を患っている菜穂子さんは、二郎と生きたいと願ったからこそお山へ行った。
けれどそこで、死を悟った。ならば残された時間、愛する人のそばで暮らしたいと。
具合の悪い菜穂子さんの横でタバコを吸う二郎ひどい!みたいな感想も目にしたけど、全くそんな風には思わなくて、布団に横になっている自分のそばでタバコを吸いながら仕事をする二郎を見つめて暮らすことこそが菜穂子さんの幸せだったと思うんです。
菜穂子さんのそんな思いを二郎は受け止めた。というか、すべてが当たり前のように分かっていた。
それこそ他の人には分からない、愛しあう二人には言葉にせずとも分かること。
菜穂子さん吐血の報を受けて、泣きじゃくり慌てて畳の上で転倒したりしながら一張羅に着替えて菜穂子さんちへ向かう二郎、裏庭から菜穂子さんの寝室に駆けつけたり、菜穂子さんを駅で迎えるシーンとか、こそばゆくなりそうなくらいベタなのにむちゃくちゃ良いと思いました。
ここにもやはり、失われた美しさがあるなあと。

とりとめもなく長くなってますが・・・
ラストシーン。自分の進む道の先に悲劇しかないと分かっていて、それでもやらざるをえなかった、そういう男の話だったのかなと。
それはほとんど呪いみたいなもので。でも二郎には分かっていたことだから、言い訳はしない。
子供の頃の正義感をずっと持ち続けながら、自分が魅了されたものを追わざるをえなかった、そんな二郎を菜穂子さんは好きだったんですね。
エンドクレジットの『ひこうき雲』にて、物語は完璧に幕を下ろす。今でもこの曲聴くと、反射的に涙腺がゆるみます・・・

気持ちを切り替えまして・・・
5位!
Djangounchained

ジャンゴ 繋がれざる者

ジャンゴーー!!ジャンゴさいこうーー!!
タラちゃんの映画は3時間と言わず4時間でも5時間でも観ていたい。
どのシーンも楽しくてわくわくしますが、ジャンゴが青い服着て鬼畜な白人を鞭打つシーンが特に最高でした!
これぞまさしく、アメリカンコミックのヒーローじゃん!!と。
ジェイミー・フォックスを初めてかっこいいと思った。
虐げられていた黒人奴隷たちの、ジャンゴを見つめる熱いまなざしに観ているこちらも熱くなる。
クリストフ・ヴァルツさんのすばらしさは言わずもがなだし、変わった役ばかりやる最近のディカプも好き。

4位!
Theplacebeyondthepines

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命

デハーーン!!ゴズリングはじめ出てる人みんな良いけど、やっぱデハーーン!です。
(右の髪の毛くしゃっとしてる子)
デイン・デハーン君はライアン・ゴズリング演じるルークの息子役で出演していて、暗くて美しい目が印象的。
彼を初めて見たのは『リンカーン』の冒頭のシーン、名も無き白人兵士役でした。
ちょっとした役にもいい顔した役者さんをチョイスしているわね・・・さすがスピ様!とか思ってたら彼こそデハーンだった。
その後『クロニクル』や『欲望のヴァージニア』で観て。
これから公開される映画では『アメイジング・スパイダーマン2』にも出てるし、ほぼブレイク間違いなしの役者さん。
そんなデハーン演じるジェイソンが、自らの意志で宿命を断ち切るお話。
バイクに乗った少年が遠ざかっていく、美しいラストシーンがじわじわきます。

3位!
Thelaststand

ラストスタンド

シューワちゃーーーん!!
シュワちゃん全盛期、大ファンだったわたくし。
政治家になって映画界からは遠ざかり、最近またちょくちょく出るようになって喜んではいたけれど、ぶっちゃけ政治家時代のイメージはいいものではないし、俳優としてのブランクも長いし、はたしてほんとにちゃんと復活できるのかどうか・・・半信半疑でありました。
なのでぶっちゃけ、『ラストスタンド』もあまり期待はせず観ました。
が!どっこい!さいこうだよ!ラストスタンド!!
やってくれたねキム・ジウン!!
老いたシュワちゃん見てるだけで泣けてくるんだけど、そんなシュワ主演であの頃の匂いを感じさせつつバージョンアップしてちゃんとおもしろいこんなアクション映画がいま観られる喜び。
過去のシュワちゃん主演作品と比べてみても、かなり上位に食い込みそうなほどよかった!
先日観たスタローンとの夢の共演映画『大脱出』のシュワちゃんもよかったですし、今後の出演作もたのしみだー!

2位!
Wreckitralph

シュガー・ラッシュ

シューガラーーッシュ!!大好きー!!
観る予定ではなかったけど、評判いいので観てみたらむちゃくちゃよかった!
アイデア、脚本が素晴らしいです。
これは感想をちょっとだけ書いてるので・・・リンク貼っとこ。
3月に観た映画

そして第1位はー!
Dredd

ジャッジ・ドレッド

2013年を振り返ってまっさきに浮かぶ映画がこれ。てことはこれでしょ。(2012年と同じこと言ってる)
これもリンク
2月に観た映画

ドレッドとヒロインの師弟関係における絆みたいなものが、けしてウェットでなく、でもしっかりと描かれている点もよかった。ドライなんだけど熱いんです!


以上、アニメが4本、上位が男くさいベストとなりました。

以下、今日はランク外だけど、明日になったらベストと入れ替わる可能性おおいに有りのお気に入りムービーたちを未練がましく挙げておきます。

アルゴ
2012年の映画という印象が強いというだけで外しましたが、むちゃくちゃおもしろかったです。
いろんな人に薦めやすいおもしろさ。

愛、アムール
ハネケっぽくないような気がしてたけど、やっぱりハネケはハネケでした。

世界にひとつのプレイブック
観た人みんな、ジェニファー・ローレンス演じるティファニーに恋しちゃうね。

ウルヴァリン:SAMURAI
大好きなのに!ベストムービーとなるとはずしてしまった私!ごめんなさい!

凶悪
現在と過去のつなぎ方が映画的かつスマートでよかったけれど、同じように善と悪の垣根などどこにもない。
リリー・フランキー演じる死の錬金術士に胸元小突かれた気分。

クロニクル
デハーーン!!

キャプテン・フィリップス
ゼロ・グラビティとどっちが心臓に悪いかと言えば、こっちかもしれません。

きりがないのでこのへんで・・・
2013年は特に、いい映画にたくさん出会えた年だった気がします。
今年は意識してもうちょっと多く映画を観たいなー

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コメント

一番乗りだぜひゃっほー
っていうかうかがうの久しぶりですね。すいません

>アニメが4本、上位が男くさいベストとなりました。

そんなkenkoさんが好きです… そしてこの10本、『ラストスタンド』以外全部観てるというね
『ジャッジ・ドレッド』が1位とは読めなかった… 1位と2位、そして『まどマギ』はめくるめく色彩感覚が特に印象に残っております!

投稿: SGA屋伍一 | 2014年1月26日 (日) 21時20分

SGA屋伍一様

わーい!!一番乗りありがとうー!!
こちらではおひさしぶりですが、私自身、自分のブログのぞくのがおひさしぶりなんだから
どうしょーもないです。。。

ジャッジ・ドレッド1位読めなかったですかー。うふふ!
ラストスタンドはシュワファンでなくてもおもしろいので、機会があればぜひ。
まどマギ見事にハマっちゃったなー。あとピングドラム。

投稿: kenko | 2014年1月26日 (日) 21時42分

一年空いたって、構いません!御主人とラムさんとホッコリ暮らしておられるのを垣間見るだけで幸せです。そしていつも通り映画愛に溢れる切れの良い文章!レンタルになったら観たい作品ばかりですが、町内のレンタルビデオ店が閉店してしまい、国道沿いまで車で遠出しないと。書店とブックオフすら撤退しました。頼みの綱は図書館と熱帯雨林のみ。
まどマギはテレビで映画版前後編一挙放映を録画し、消去ロックかけて永久保存してあります。

投稿: 奈良の亀母 | 2014年2月 3日 (月) 15時03分

奈良の亀母様

亀母さん・・・・・・お元気ですかー!
本当に1年あいてしまってごめんなさい。
主人のブログに時々コメントをくださってるようで、ありがとうございます。
そういえば、うちの近所のレンタル店もなくなってしまいました。
今は自宅での映画鑑賞はもっぱらネットレンタルやHuluなどで楽しんでいます。
Huluでは海外ドラマばかり観てて、最近はマッツ・ミケルセン主演『ハンニバル』にハマっています!

投稿: kenko | 2015年1月25日 (日) 19時50分

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» 2013年 この映画がアレだ!! 幕内編 [SGA屋物語紹介所]
さて… それではひっそりとまとめますかね。本年度の映画ベスト30弱(ハンパだ)。 [続きを読む]

受信: 2014年1月26日 (日) 21時23分

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