マンガ

2009年9月27日 (日)

シドニアの騎士

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アフタヌーンで連載中の弐瓶勉最新作『シドニアの騎士』
第1巻、出ましたよんheart

弐瓶さん、絵柄も作風もずいぶん変わったなぁ。
『バイオメガ』の終盤にも変化は如実にみられましたけども、『ブラム学園』の影響強し。
アクが抜けてすっきりクリーンな印象の絵。あからさまなギャグと萌え。
気に入らないファンはいっぱいいるだろうけど、私はこれはこれで好きです。

以下、めんどくさがりの私にしては珍しく、あらすじを詳しく書いてみました。
長いです。合間にコメントしてます。
これから単行本を読まれる方はご遠慮ください。

舞台は<シドニア>という名の巨大な宇宙船。
太陽系を<奇居子(ガウナ)>に滅ぼされて千年、シドニアは人類の存続をかけ航海を続けている。
奇居子とは人に似た姿の巨大な有機体(全長800km以上?触手いっぱい。お馴染みの弐瓶ワード)。
対話は不能。食べた人間のDNA情報でボディを再構築できる?らしい。
※訂正。全長800km以上もあるっぽいのは奇居子ではなく、奇居子の衆合船でした。

主人公の少年・谷風長道(たにかぜながて)は、シドニアの地下で祖父ヒロキと二人きり、外の世界を知らずに暮らしてきたが、祖父は3年前に他界。
食料も尽き、長道は祖父の遺言を破り地上へ出る。(米泥棒の結果だけど)
長道はそこで生まれて初めて、祖父以外の人間に遭遇する。
居住区で暮らすシドニアの人々は長道と違い、植物のように光合成ができ、食事は週に一回摂れば充分なのだった。
(シドニアのごはんは、おこわ、ラーメン、蕎麦など、いたって庶民的です。重力祭りではすじ塩キャベツやリンゴ飴なんかも食べられます)
米泥棒で住民登録もない長道の身元引受人になりたいという人物が現れる。
その人はどうやらシドニアの艦長。女性。ときどき不気味な面をかぶっている。

シドニアは奇居子の広大な領域から抜け出せておらず、来るべき戦いに備え<衛人(もりと)>という戦闘兵器を開発し、操縦士を育成している。
地下の衛人仮象訓練装置で何千回も孤独な訓練を続けてきた長道は、艦長の申し出を受け衛人操縦士訓練生に。

訓練生が暮らす寮の寮母がなぜか熊。またしても熊。しかも片手が!(コズロフの子孫か?)
いまひとつコミュニケーション能力に欠ける長道。日本語がおかしいです。
(長道はド天然キャラ。ずっとおじいちゃんと二人きりだったからね)
他の訓練生には「臭い」と言われイジめられる。
たったひとり友達になってくれた科戸瀬(しなとせ)イザナは、男でも女でもないらしい。(両性具有?ヒロイン?)

長道は訓練生成績トップの岐神海苔夫(くなとのりお)(いけすかないイケメン。名前が海苔夫ってダサ)らと共に初ミッション、資源確保の為の氷塊採掘任務に。
衛人用のスキンスーツは、生体尿管カテーテル付き。
(その瞬間、頬を赤らめる女子と、生まれたての子鹿のようにガクガクする長道くんhappy02
長道の搭乗機は、前の戦争で活躍したという<継衛(つぐもり)>。
古い機体だが、長道にとっては地下の訓練装置で慣れ親しんだものだった。
安全なはずのミッション。しかし氷塊切り出しのため小惑星表面に切断機を打った瞬間・・・奇居子が出現!!
訓練生たちの運命やいかに。

そんな感じのお話でっす。
少年少女が巨大なロボに乗って正体不明の敵と戦うってところが、エヴァを連想させますね。
(ロンギヌスの槍的な武器も登場)
なにげに学園モノでもあります。
各話のタイトルが<谷風長道の選択><岐神海苔夫の激昂><赤井持国の栄光>とか・・・
まるっきし『涼宮ハルヒの憂鬱』だし(笑)
しかしスケール感のトンデモなさは相変わらず弐瓶的で、そこへ『ブラム学園』で培われた萌え要素がちょうどいい匙加減で融合し、新たな弐瓶ワールドが構築されています。
状況的には緊迫しているんだけど、全体的にゆる〜くてまったりな空気が流れている。
母性本能くすぐり系の長道くん。なかなかイジり甲斐のありそうなキャラで好印象。
ごはんをいっぱい食べさせてあげたくなりますdelicious

『BLAME!』や初期の『バイオメガ』のような興奮はありませんけども、弐瓶勉というマンガ家の現在を確認しつつ、これはこれで面白いし読みやすい。
次巻が楽しみですshine

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2009年9月 3日 (木)

グーグルが!

今日はドラえもんnotes

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9月3日はドラえもんの誕生日なんだそうです。

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2009年8月27日 (木)

ヒーシーイット/ブランコ

5日連続更新って、ブログ開設以来初めてかもshine
夏の終わりにムダにがんばる私。

本屋さんでIKKIをチラ読みした際、気になってた『ブランコ』
作者はウィスット・ポンニミットさんと言ってなんとタイの方(愛称タムくん)。
『ブランコ』は単行本で4巻まで出てるんだけど、ナナロク社から出てた『ヒーシーイット アクア』という本がタムくん入門編として手頃な感じがしたので、試しに買って読んでみた。

Hesheit

<ヒーシーイット>ってカタカナで書くと意味が分からなくて、タイ語?とか思っちゃってたんだけど<he she it>だったんですね。
直訳すれば<彼 彼女 それ>か。なるほど。
作品の持つ雰囲気や特徴を、絶妙かつシンプルに言い表したタイトルです。

『ヒーシーイット アクア』は、タイで刊行された全8巻のヒーシーイットシリーズのうち、8巻を作者本人が日本語訳し1話ごとに解説を加えたもの。
星新一的SFものアリ、ボーイミーツガール的胸キュンものアリ。
いわゆる短編集なのですが、絵も文字もフリーハンドで、なんの制約もなく思いつくまま自由に描いてる感じが読んでて心地良いし、カワイイだけじゃなく時々とてつもなくブラックだったりするところが面白いです。
特に『貯金箱』と『部屋』が気に入りました。

『キャプテン翼』『キン肉マン』『ドラえもん』など、子供の頃から日本のマンガが大好きだったというタムくん。
あだち充なんかも好きみたいで、言われてみればタムくんの描くナチュラルキュートな女の子ってあだち充っぽい?
2003年から3年間日本に滞在し、マンガ家、アニメ作家、ミュージシャンとして活躍していたタムくんは、日本語もかなり堪能みたいだけど、自分で訳したという吹き出しのセリフは時々カタコトっぽくて、それもまた独特の味わいを醸し出しています。

タムくんってこんな人↓

Wisut なかなかカワイイじゃんかcatface

『ヒーシーイット』が気に入ったので、『ブランコ』も1、2巻だけ読んでみました。

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舞台は少しみらいの世界。
あたたかい国の海のそばで暮らすブランコという名の少女が、池と会話し、木とふれあい、人の痛みをうけおえるという力に気づいていく・・・
(1巻裏表紙より)

そんなお話です。
ぶっちゃけ、主人公ブランコの可愛らしさだけでもうノックアウトheart
大体名前がブランコって斬新すぎる。「〜子」的な感覚?
『ヒーシーイット』に比べるとちゃんと日本のマンガスタイルになってます。
1巻はちょっとお話がキレイにまとまり過ぎてる感があるけど、2巻からはパイナップル宇宙人とか手くんとか風船おばちゃんとかヘンなキャラがいっぱい出てきて楽しい。
ペアとは幼馴染みで、大きくなってからは恋人同士でもあったみたいなのに、遊園地のエピソードではまるで初対面のようで(風船おばちゃんのせいか?)・・・混乱しますが、辻褄なんて気にしないこの大らかさがなんかイイのだ。

タムくんのアニメもステキ。音楽もいい。癒されます。

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2009年8月 6日 (木)

8月6日

今日は8月6日。
64年前、広島に原子爆弾が投下された日・・・原爆の日です。

わたくし、生粋の広島県民=ネイティブ広島人なので、1945年の8月6日に何が起こったのか、子どもの頃から平和教育などで何度も教えられて育ちました。

広島市内に住んでますと、8月6日の前後って街全体に独特の雰囲気があって、外国人観光客がすごく多かったり、いたるところで平和に関するイベントが行われたり、特に意識しなくとも「今年も8月6日が来るんだな」と実感せずにはいられません。
今年はオバマ米大統領のプラハ演説(「核兵器を使用したことがある唯一の核保有国として、米国には行動する道義的責任がある。米国は核兵器のない世界の平和と安全を追求する決意である」と明言した)を受け、核廃絶の実現に向けた運動が特に盛り上がってるような気がします。

この4月からは県北三次市に住んどるわけですが、同じ広島県内でも全然モチベーションが違う・・・ってことを初めて知りました。
当たり前か。県外ならなおさらだろな。
でもやっぱり、午前8時15分には町中にサイレンが鳴り響きました。黙祷。
オバマさん、広島に来てくれるといいな。

そんなわけで。本日はハチロクに関連したマンガ作品のご紹介。(唐突ですが)

Konosekainokatasuminiこうの史代『この世界の片隅に』

上、中、下とありまして、実は中までしか読んでないのであんまし語れないんだけどsweat02(おい)
類い稀なる傑作であることは間違いないので紹介しちゃう〜

第二次大戦中、広島市から呉市に嫁いだ主人公・浦野すずと、彼女を取り巻く人々の貧しいながらも健気に生きる毎日を、ユーモアと情感たっぷりに描いている本作。
イマドキのマンガとは一線を画している、こうの史代作品の独特のテンポは、ゆったり感がなんとも新鮮で心地良いです。
シンプルな絵柄だし、ものすごく描き込んであるわけじゃないんだけど、とても絵の上手い作家さんだなーとも思う。
ひとつひとつのコマを大切に、楽しんで描いてるというのがすごく伝わってきて、絵を描くのが大好きなすずのイメージと重なります。

また読む側としては、“あの日”が刻一刻と近づいていることを知ってるだけ余計に、まるで宝石のようにキラキラしているすず達の暮らしが愛おしくてたまらず、読んでるあいだは基本的に涙腺ゆるみっぱなしcoldsweats01

目を背けたくなるような原子爆弾の恐ろしい破壊力を突きつけてくるわけじゃない。
その対局にある世界の美しさ、人間の優しさ、繊細さを描くことで、反戦・平和への思いが違和感なくすんなり心に入ってくるんですね。
こうのさんのこのアプローチの仕方は、戦争を知らない世代だからこそなのかも。非常に斬新です。
猛烈におすすめしたい作品。(つーか早く下巻を読めぃ。私)

もちろんこうのさんの代表作『夕凪の街 桜の国』もおすすめcherryblossom

ちなみに、ヒロシマを描いたマンガと言えばまず挙げられるのが『はだしのゲン』ですが、このたび金沢のボランティアグループによる全10巻の英訳が、5年の歳月をかけてようやく完成したんだそうな。
つか今まで英訳されてなかったことに驚いた。世界にはばたけ!BAREFOOT GEN!

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2009年7月21日 (火)

マイ本棚

ブログの右側のいちばん下に貼っていた、しりあがり寿のブログバーツに飽きてきたので、なんか違うものを貼ってやろうってことで<マイ棚>なるものを設置してみました。

こんなの↓

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今日は一日中雨だったし体調悪いしで引きこもってたとはいえ、この作業にずいぶんムダな時間をかけました。
やり始めたら止まらなくて・・・何やってんだかsweat02
1コ1コつまらんコメントをつけてます。
クリックするとアマゾンです。

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2009年7月16日 (木)

ワイルドマウンテン6巻と7巻

ひさびさのマンガ2scissorsなのだーーー!!!
(『ハリポタ』はまだ観てないのだーー)

本秀康さんの『ワイルドマウンテン』は大好きなマンガなのですが、ずいぶん前に5巻が出たっきり音沙汰がなく、もしかして打ち切り!?とか思ってたら・・・
(『俺と悪魔のブルーズ』は打ち切りみたい・・・ブルーーズーー!!crying
先日、6巻と7巻が同時に発売されておりました。

Wild6Wild7

<香港編>の上下巻、という位置づけらしい。
舞台はワイルドマウンテン町を離れ香港へshine

本秀康的不思議キャラてんこもり♪
ナレーション担当のワニグチ開夫氏、いい味出してます。
アタマ・ヒラベッターも好きだわん。
本秀康さんの描くキャラクターって、なんでこんなにキュートで楽しいんでしょう。
カワイイだけじゃなくちょっとイジワルだったりするところがたまらなくツボです。

でもやっぱり菅彦が活躍しないとちょっと物足りないかな・・・とか思いつつ読みすすめていたら、7巻の後半で大ドンデン返しが。
そういうことでしたか。だから2巻同時発売なのね。
ずいぶん長い前ふりでしたsweat02

次回よりワイルドマウンテンの物語は最終章に入るとのこと・・・
個人的にはエノキ君の復活を信じてやみません。
妄想パンダにもまた出てきてほしいなー

Cocolog_oekaki_2009_07_16_22_51

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2009年7月14日 (火)

BILLY BAT(ビリーバット)

ひさびさのマンガなのだーーー!!!

『PLUTO』の最終巻が出たばかりの浦沢直樹氏、去年の10月からモーニングでこんなん連載してたんですね・・・

Billybat1_2

雑誌は読まないもんで・・・知らんかったです。

1949年、アメリカ。
『スーパーマン』『ワンダーウーマン』と並ぶヒットシリーズ
『ビリーバット』を描く日系人気漫画家ケヴィン・ヤマガタ。
彼の前に、以前同じキャラクターを日本で見たという人物が現れる。
ケヴィンは、真偽を確かめるため、戦争の傷癒えぬ日本へと向かう・・・

(1巻オビより)

そんなお話でやんす。

いきなりその劇中劇、ケヴィンが描く『ビリーバット』から物語は始まります。
ビリーバットはコウモリをデフォルメしたキャラクターで、職業は探偵。
バットマンとノラクロと、『ユーロマンガ』で読んだ『ブラックサッド』を足して割ったような・・・
アメコミと日本のマンガとヨーロッパのマンガをミックスしたような、そんな感じ。
ビリーバット以外の登場人物もすべて動物(主に犬)です。
『ビリーバット』の部分はフルカラーだし、日に焼けたようなレトロな加工が施してあってかなり凝ってる。
第1話はまるまるこの『ビリーバット』なので、モーニングで読んだ人は、浦沢さん今回は本気でこの路線でいくのかと思ったかもしれないなぁー

ケヴィンがコウモリ探しに日本へやってきてから、下山事件やら古文書やら白州次郎やらが絡んで二転三転・・・
ラストカットは「えぇっ!?」ってところで終わります。
例のごとく、たった1巻で既にものすごく複雑なデカイ話になってきてる・・・
新たな浦沢ミステリーが、また始まったんですねぇ。しみじみ。
『モンスター』『20世紀少年』『PLUTO』と読んできて、もはや最後がどんなオチだろうと腹が立たなくなったっていうか、「次が読みたくてたまらない」という途中経過が楽しめればそれで満足なので、今後も楽しみです。(なんじゃそりゃ)

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2009年3月24日 (火)

バイオメガ6巻!

昨日なんの気なしに本屋さんをぶらついていたら・・・
出てるじゃないか!『バイオメガ』の6巻がっ!最終巻がぁ〜

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私としたことが・・・発売日をまったく把握しておりませんでした。んもー。バカバカ!!

宇多田ヒカルさんもおっしゃっているように、弐瓶勉のあまりの天才ぶりにほとんどの読者がおいてけぼり〜なここ最近の『バイオメガ』。
48億キロメートルの彼方までついていくには、「ついてくぞ!!」という強い意思が必要。
ぽけっとしてると、15年とか50年とか400年とか、さくっと過ぎてるしね。

最終巻を読み終えて思ったのが・・・
一見殺伐として乾いた世界のいたるところに、そこはかとなく切ない“愛”が感じられるなぁということ。
実は『バイオメガ』は、気が遠くなるほど壮大な愛の物語だったのですね。
家族愛、人類愛、母性愛、一夜限りの愛・・・じいさんなにげに現役だったしね。

でもっていいとこは結局、熊さんが持ってっちゃったような気がする。
67ページのコズロフの横顔がシブイです。
ニアルディとフニペーロの一騎打ちは、『BLAME!』におけるイヴィとセウの名勝負を彷彿とさせました。

とにもかくにも大団円!
みんなあっちこっち飛ばされちゃったけど、なんだかんだでいろいろ丸く納まったんじゃないでしょうか。

知られざるエピソードはいくらでもありそうだし、もうちょっと続けてほしかった気もするけど、これで『バイオメガ』は終了。
『ブラム学園!』で見せてくれた弐瓶さんの新境地が、5巻6巻を読む限り『バイオメガ』にも少し影響しているように感じました。

アフタヌーン2月号(買いそびれた。とほほsweat02)に掲載された弐瓶さんとギレルモ・デル・トロ氏の対談によれば、アフタヌーン6月号より“シドニアの騎士”というタイトルで“巨大ロボットの出てくる宇宙もの”を新連載予定らしいです。
それってちょっと“すずめが”を連想しちゃうなぁ。楽しみshine

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2009年1月 4日 (日)

2008年に出会ったマンガベスト

おくればせましたが皆さま・・・

Cocolog_oekaki_2009_01_04_02_05
(牛柄のつもり)

昨年末にあけおめ記事を用意しそびれてしまい、正月三が日も過ぎ去った今、なんだか雑なご挨拶で恐縮です。
こんなんですけど、今年もどうぞよろしくお願いいたします!!!

さて2009年一発目は、“2008年に出会ったマンガベスト”からいってみたいと思います。

ちなみに、2007年のマンガベストはこちら

映画&ネコ三昧なようで、マンガもぼちぼち読んでおります。
ではとっとといきます。

第10位!
Mushishi10 漆原友紀『蟲師』
“今年出会った”ではないけれど、ついに完結した『蟲師』に愛をこめて。
名作マンガには“全10巻”てのが多いと思うんです。
『BLAME!』とか『寄生獣』とか、『ハチクロ』とか『BLAME!』とか。
てゆーか全10巻って一気読みするのにお財布的にも体力的にも本棚的にもコンパクトでちょうどいいよね。

第9位!
Cesare1 惣領冬実『チェーザレ』
年末に帰省していた兄より、例のごとく「読め」と言って読まされたばかりのマンガです。
1巻だけだけど。
KYなアンジェロ君にハラハライライラしつつ、続きが気になります。

第8位!
Embrio1 小川幸辰『エンブリヲ』
年末に帰省していた兄より「読め」と言って読まされたばかりのマンガパート2。
1巻だけだけど。
こちらも続きが気になるので早く読みたいのですが、ややマイナーな作品だけにまだ入手できておりません。
自転車が駆け抜ける時の効果音「ばびゅう」で、いきなりツボりました。

第7位!
『ユーロマンガvol.1』より、
Lebibendumceleste ニコラ・ド・クレシー『天空のビバンドム』
これも先日読んだばかり。それも1巻の前半だけsweat02
ヒトコマヒトコマが芸術なのです。
ド・クラシー氏のデビュー作『フォリガット』も読んでみたいけど、邦訳されてるのかなぁ。
フランス語じゃさすがに手も足も出んよ?

第6位!
20thcenturyboy1 浦沢直樹『20世紀少年』
むかし途中まで読んでたんだけど、昨年は映画があるってことで全巻オトナ買いさせていただきました。
で、案の定寝る間も惜しんでドップリ。
こんだけ楽しませてもらえればもはや言うことなし。
映画第2章も楽しみです。

第5位!
Hakabakitaro 水木しげる『墓場鬼太郎』
国民的妖怪マンガ『ゲゲゲの鬼太郎』の原点であり、アニメ『墓場鬼太郎』の原作にあたる作品。
主人公の墓場鬼太郎くんは、けしてヒーローとは言えないちょいと薄気味悪い子供ですが、この頃の点描じゃない水木先生の絵柄は今見るとポップでかわいくて好きheart

第4位!
Ooku4 よしながふみ『大奥』
大奥は大奥でも、男女逆転大奥ですぜ。
昨年末に待望の第4巻、ついに出ました!
つーかマンガベストの画像検索してて知りました!で、今日買ってきました♪

第3位!
Hyougemono 山田芳裕『へうげもの』
これはハマった!久々に。
戦国時代がお好きな方はもちろんのこと、ひょうげた男子、数寄者な男子にオススメしたい。
『なんでも鑑定団』を毎週かかさず観ているそこのアナタにも。

第2位!
Maihime 山岸凉子『舞姫テレプシコーラ』
これもハマった!むちゃくちゃ面白い!
すっかり忘れてたけど、小学生の頃『日出処の天子』が大好きだったんす。
山岸先生のドロドロとディープな世界は健在。
現在第一部全10巻、第二部1巻が出てますが、先はまだまだ長そうなんだな。
須藤空美ちゃんの行方が激しく気になります。

そして栄えある第1位はっ!!
Andsoon 弐瓶勉『ブラム学園!アンドソーオン』
完全にえこひいきですけどそれが何か。

はふー。こうしてみると、意外と女性作家のマンガが多かったんだなぁ。

次回は“2008年映画ベスト”です!お楽しみにshine

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2008年12月26日 (金)

ユーロマンガ vol.1

Euromanga1

今年も残すことろあとわずか!
弐瓶以外のマンガネタを書かなくなって幾久しいですが・・・
話題の雑誌『ユーロマンガ』創刊号。読んでみましたshine

ユーロマンガとはすなわち、バンド・デシネのこと。
主にフランス、ベルギーを中心としたフランス語圏のマンガのことです。

「私たちは、BDあるいはバンド・デシネという言葉を大事にしたいと思っているが、あえてここでは『EUROMANGA』というタイトルを採用している。これはBDを日本に紹介する本であると同時に、日本マンガとマンガ読者へのラブレターなのだ。本書がマンガとBDをつなぐきっかけとなれば幸いである。」

とは、翻訳者のひとり、原正人氏のお言葉。なるほど。

BDで読んだことがあるのは、エンキ・ビラルくらい。
あと『タンタンの冒険』とか・・・観てないけど、去年映像化された『ペルセポリス』なんかもそうなのかな。
日本のマンガはどんどん翻訳されて輸出されているのに、ヨーロッパのマンガって確かに、圧倒的に目にする機会が少ない。
そんなBDの代表的な作品が4篇も収録されて1500円ですから、かなりお買い得。
雑誌と言ってもイイ紙だし、フルカラーだし。
今後も半年に一度は刊行していく予定らしく、なかなかステキな試みだと言えます。

まず1コ目は、表紙にもなっているカネパ&バルブッチ『SKY.DOLL』
Skydoll_2

これはかなり読みやすく親しみやすい。
BDと言えばエンキ・ビラルみたいなのばっかりだと思ってたので、こういうのもあるんだ!と驚きました。
カネパ氏もバルブッチ氏も、もとはディズニーでお仕事をされていたそうで、いかにもディズニーっぽい分かりやすさと、ふたりが大好きだという日本のマンガ・アニメのテイスト、そして伝統的なBDの手法とがうまく溶け合ってハイブリッドな世界を作り出している、その代表格みたいな作品なのかなぁと思いました。
ポップな色使い、キャラクターはちょっぴりセクシーでキュートheart
「スカイドールの中には、ラムちゃんの皮肉っぽいセクシーさやオスカルの物憂い魅力、ヱヴァンゲリオンのヒューマニズムや哲学的SFも入ってます」(byカネパ&バルブッチ)
なんて言われたら、ますます親近感を抱いてしまいますねcatface

二つ目は、マリーニ&デュフォー『RAPACES』
Rapaces

どうやらバンパイアのお話らしい。
スタンダードで硬派な絵柄。
新旧バンパイア対決?ちょっと『ブレイド』を連想させるような展開です。
ほかが個性的すぎるのか、4作品の中ではいちばん印象薄いかもsweat02

三つ目。ガルニド&カナレス『BLACKSAD 3』
Blacksad3

すでに1巻2巻は邦訳されて出版されているそうで、待望の第3巻(前半だけだけど)らしいです。
作画のガルニド氏はこれまたディズニー出身ってことで、絵柄に顕著に特徴があらわれているように思います。
主人公の探偵ブラックサッドをはじめ、登場キャラはみんな動物の顔をしており、セピア調の色使いといい、宮崎アニメの『名探偵ホームズ』を連想させる。
しかしながら内容はオトナの社会派ハードボイルド。黒猫さんシブイ!カッコイイ〜lovely

そして最後は、ニコラ・ド・クレシー『BIBENDUM CELESTE』
Bibendum_celeste

これが今回の目玉なんじゃないかと。
「伝説のBD界最高のビジュアルショック!」とありますが、キャッチコピーに偽りなし。
非常にシュールで難解な内容ですが、キャラクターの造型といい、絵画的で斬新な色使いといい、凄まじいビジュアルイメージです。
語り部はナゾの太った生首、主人公は人間になりたいアザラシ。
そして舞台は、汗と鉄くずでできた町、ニューヨーク=シュル=ロワール。

どれも1巻の前半部分が収録されているだけなので、続きがとっても気になる!
vol.2は来年3月発売予定とのこと。楽しみnotes

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