家畜人ヤプー
ちょい久しぶりの更新なのに、こんなネタですみません・・・
人から薦められる本って、自分ではけしてチョイスしない本だったりするだけに新鮮で面白くて、新しい世界が拓けたような気がして楽しいもの。
前々からとある知り合いの方に、「kenkoさんにぜひ読んでほしい」と何度も言われていたのがコレ↓
ヤフーでもヤホーでもなくヤプー。
タイトルは聞いたことあったもののこれまで御縁がなく、詳しい内容をほとんど知らなかった私に、「女性が男性を人間椅子にする話です」と笑顔で薦めてくださいました。
調べてみると、『ヤプー』はこれまでいろんな出版社からいろんなバージョンで出版されており、amazonでは幻冬舎から出ている全5巻(5巻もあるのぉ![]()
)の文庫版がいちばん手に入れやすそうだったので、とりあえず1巻だけポチっとしてみました。(上の画像は3巻だけど)
読み始めてすぐに思いましたとも。
「女性が男性を人間椅子にする話」だなんて、オブラートで何重にも包んだような、ずいぶんやんわりな言い方をしてくれたもんだわね・・・
物語の舞台は今から約二千年後、宇宙帝国イースが支配する世界。
そこでは白色人種だけが「人間」であり「神」、黒色人種は「半人間」、黄色人種は日本人だけが存在しており「ヤプー」と呼ばれ、知性ある「家畜」として「白人=人間」のため、ありとあらゆる用途(肉体改造を施された生体家具、畜人馬、畜人犬、人体を12分の1に縮めた生きた玩具・倭人(ピグミー)など
)に使用・利用されていた。
またイースは男女の立場が逆転した「女権主義」の国であり、服装も女性がズボン、男性がスカートで、政治や軍事などは完全に女性が取り仕切っていた。
196X年のある夏の日、西独の山腹で仲睦まじく乗馬に興じていた日本人とドイツ人のカップル、麟一郎とクララの前に、UFOとしか思えない巨大な物体が轟音と共に落下する。
恐る恐る中に入ってみると、そこには素晴らしく美しい北欧系の白人女性が倒れていた。
女性はイース貴族ポーリーン・ジャンセン、UFOは未来からやってきた航時遊歩艇(タイム・ヨット)で、様々な偶然やハプニング、不運や勘違いにより、麟一郎とクララは未来世界へ誘われることに・・・
『家畜人ヤプー』は、昭和30年ごろ『奇譚クラブ』という雑誌で連載され、三島由紀夫らに絶賛され大ベストセラーとなり、「戦後最大の奇書」と称された伝説のSF・SM小説。
石ノ森章太郎、江川達也の手により二度もマンガ化されてるし(どっちも評判はいまひとつ)、舞台にもなってるし、近々映画化の話もあるらしい・・・
極めてサディスティックかつエロチックな内容の本書、読んでてビジュアル的に連想したのは、H.R.ギーガーの絵とかルネ・ラルーのアニメーション。
三分の一ほど読んだ時点で既にいろんな意味で「お腹いっぱい」だったんですが、それでも読み進めるうちに奇妙に楽しくなってきて・・・
てゆーかすべてがギャグに思えてきて、第2章<語解OSHICK>では畳み掛けるOSHICK使用例に、つい吹いてしまいました。
<倭人種の歴史と現状>のあたりなんてエログロというよりファンタジーだし、不快感はある程度感じるもののそれよりも面白さの方が勝るというか、作者の凄まじい妄想力にただただ感心するばかり。。。
カニリンガ、セッチンといったキャッチーな造語の数々が妾(アタシ)の脳裏に焼き付いて離れない・・・どうしてくれる!!!
物語はまだまだ序盤。
クララと麟一郎のこの先の運命を見届けるべきか否か・・・
内容が内容だけに少々悩むところではありますが中途半端はアレですし・・・読むべきかなぁ![]()
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